旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

NHK朝の連ドラ「カーネーション」に励まされて

2012-03-23 18:16:18 | 文化(音楽、絵画、映画)

 

 毎朝、NHKの連ドラ「カーネーション」を見て、それに励まされて起きる。主人公の小原糸子は、大正末期に生まれ昭和を生き抜き平成18年まで92歳を生きたデザイナーで、加えてコシノヒロコ、ジュンコ、ミチコという世界的デザイナー3姉妹を育て上げた小篠綾子をモデルにしているだけに、その生きざまと数々の言葉は迫力がある。
 今朝は、88歳で現役デザイナーの小原糸子が、末期のガン患者を励ますシーンがあったが、「…年寄りが元気に生きてる姿が周囲に勇気を与える。100歳の年寄りが走ってみなさい。みんな奇跡と思う。その奇跡を起こせるのはその年寄りしかいない。ガン患者が笑うのを観たら、みんな勇気を得る。その勇気を与えることができるのは末期ガン患者しかいない」というような意味のことを言っていた。これまた92歳を生きぬいた小篠綾子がモデルであるだけに説得力があった。

 また、70才代のおばあちゃんを「まあ、女学生みたいなものだ」と呼んでいた。それが何のイヤ味もなく響く。私も来月で77歳の喜寿を迎える。糸子さんの前に出れば「高校生みたいなものだ」と言われるだろう。
 実は5月に、郷里臼杵で高校同窓生の「喜寿同窓会」が開かれる。この年の同窓会となると病気と死ぬ話ばかりが続くが、今度の同窓会ばかりは、本当の高校時代に立ち返った思いでみんなに接したいものだ。


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