旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

『旅のプラズマ』について

2007-01-19 22:35:20 | 

 

 「一年に一回は海外旅行に行こう」・・・・・・
 これが第二の人生に踏み出すときの、ひそかな願いであった。あれから17年、古希を迎えて振り返るとその間に15回の海外旅行に出かけていた。思い起こせば、つまらない旅は一つもなかった。そして膨大な資料と写真と書きなぐった”旅行記”が、新鮮な印象とともに残っていた。
 アメリカ5回、イタリア3回、中国3回をはじめ何度も訪れた国もあるが、この間約20カ国、数十都市を回ってきた。もちろん、国内の旅にも数多く出かけた。
 振り返れば、思い出深き街、忘れえぬ人、心に残る言葉の数々がプラズマのように私の脳裏を浮遊する。今回、その思い出の中から外国編15、国内編2つを集め『旅のプラズマ』として出版した。読み返してみると、それは単なる記録ではなく、その間の私の成長の跡を示すものでもあるようだ。
 旅は、それほど自己の成長に大きな滋養を与えてくれるものだと思う。
 まず、以下に目次を掲げておく。

【ヨーロッパの国々で】 
  スペインと鳩         スペイン・バルセローナ
 オランダに授かった自愛   オランダ・アムステルダム
 忘れえぬ店 ヘルベルグブリッシング   
                                        ベルギー・ブルージュ
 間に合わなかった心の準備          イタリア・ミラノ   
      --ミラノでのカルチャーショック   
 街角での予期しなかった政治談議 
                                       イタリア・ヴェネツィア

 【はるかな国で】
  コスタリカのオペラハウス     コスタリカ・サンホセ
   --国の最初の儲けを投じた文化施設
 一日7センチの機織  
   --サルデーニャに息づく「島の文化」
                             サルデーニャ・モルゴンジョーリ
 シチリア、ガリバルディ、ラグザ・お玉    
                                         シチリア・パレルモ
 【お隣の国と】
 
アンニョン ハセヨ      韓国・ソウル、プサン
  上海―10年後との定点観測    中国・上海、紹興
 日米技術力の勝敗の行方     アメリカ・シカゴ

【大国のはざまを生き抜いた国々】
 マリア様は一度も助けてくれなかった  
        --ハンガリーの苦悩を語るガイド
              ハンガリー・ブダペスト 
 音楽の都の極右政権騒動  オーストリア・ウィーン
 チャスラフスカとザトペック    チェコ・プラハ
        --しなやかで強靭な国々

【海外編のむすびに代えて】
 駅に改札口のない国   フィンランド・ヘルシンキ
  --トベ・ヤンソンさんの死のそばで

【忘れえぬ旅《国内編》】
 『奥の細道』の北辺         秋田県八郎潟町
    --蕪村と子規の足跡を追って
 波の国から生まれでた調べ      高知県安芸市
    --弘田龍太郎の里を訪ねて
                        
                     以上  


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