末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

救援本部ニュース 第415号

2013-01-31 06:30:03 | #すべての原発いますぐなくそう



救援本部ニュース415号 2013.1.30

国は内部被ばくの被害を知っていて、原爆症認定を却下し続けてきた

 原爆で被爆し、その体験をつづった作品「祭りの場」で75年に芥川賞を受賞し、「原爆と原発はイコール。人間と核とは共存できない」と、その後も被爆体験を抱えて生きることの意味を問い続けてきた作家の林京子さんの思いを、1月23日付東京新聞は報じています。
*  *  *
「福島の事故が起きてから、一度はもう核のことは一切考えまいと思った。被爆者全体が裏切られたのだ、と知ったからです。もうこれほどの落胆はなかった。(長崎に原爆が投下された)8月9日以上のショックだった」。
 被爆者たちは長年、残留放射線による内部被ばくや低線量被ばくの存在を無視する国に、原爆症認定の申請を却下され続けてきた。ところが福島原発事故の記者会見を見て、政府の担当者が「内部被ばく」という言葉を使っていることに気づいた。つまり国は、内部被ばくの被害を知っていて、原爆症認定を却下し続けてきたのだ。
 放射性物質がどれだけ人びとの健康と命をおびやかすのか。作品を通じて、静かに訴え続けてきた。「私たち被爆者は、核時代のとば口に立たされた新しい人種なのだと思う。原爆と原発は同じだと訴えてきたつもりでした」。科学の進歩に人間の倫理が追いつかない―。福島原発事故での東京電力のテレビ会議映像を見てがくぜんとした…
 福島原発事故後、気力を失っていた林さんが前を向こうと思い直したきっかけは、昨年7月、東京・代々木公園で催された「さようなら原発十万人集会」に参加したことだった。杖をついた同世代の老紳士は、入院先を抜け出してきたと話した。「最後に子どもたちに何かいいことを一つだけでも残したくて」と言った。「核の問題を命の問題と捉えてやってきた人が大勢いた。ああ、核と人間の問題はここに落ちてきたと実感しました」
 米国の大学生に自らの被爆体験について講演した時、「林さん、世界はどうなると思いますか」という質問に対し、「政治家でもないし、分からない。でも、人間を信じます。あなた方を信じます」と答えた。全員が立ち上がって拍手した。「彼らは何かを信じたかったんだと思います。そして、『自分自身を信じよう』と思ったのだと思います」
「日本がこれからどうなるのか、分かりません。でも全てを金銭に置き換えようとする今の『悪い平和』は変えたいですよね」



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広州の日系東海ゴム工業で2000人のストライキ

2013-01-31 06:24:16 | 世界の闘い





■広州の日系東海ゴム工業で2000人のストライキ
前進 速報版 2013年1月30日 09:45

 1月28日正午、中国の広東省広州市夢崗区にある日系東海ゴム工業(住友グループの傘下にある)の工場で、2000人の大ストライキが爆発した。中国は2月10日より春節(日本で言う旧正月)を迎えるが、この時期は農民工にとって故郷の実家に帰る数少ない機会である。その帰郷の交通費などのために、会社は年末の報奨金を支払うのが中国の慣習である。ところが東海ゴム工業はこの年末の報奨金を支払おうとせず、労働者たちは故郷に帰れなくなろうとしており、それに抗議しての怒りのストライキである。ストライキは29日も続き、この日、大量の武装警官が動員され、労働者と激しく激突した。多数の負傷者が出て、殴られて意識を失った女性労働者もおり、十数名の逮捕者が出たといわれている。しかしストライキは不屈に現在も続いている。つづきは本文で



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