末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

原子力は「安全」とウソをついてきた原発教育許すな

2012-01-22 09:39:29 | #すべての原発いますぐなくそう
■原発教育、事故後も交付金 辞退の自治体相次ぐ
朝日新聞 2012年1月22日3時7分

 原子力の研究、利用の推進を目的に学校教育を支援する国の「原子力・エネルギー教育支援事業交付金」が、東京電力福島第一原発の事故後も、各自治体に交付されている。東北の被災地からは「県民の理解が得られない」などとして交付辞退の動きが出ているが、文部科学省は2012年度も交付額の3割以上を原子力関連にあてる方針。総額3億1千万円の交付を予定している。

 交付金は学校現場の「都道府県が実施する原子力・エネルギー教育、高校での原子力人材の育成」を支援。11年度は宮城、神奈川、愛知、大阪、香川、鹿児島など30府県に約2億7千万円が交付される。

 福島県は06年度から交付金を受け、小中学生が毎年、福島第二原発エネルギー館(富岡町、閉館)を見学。原発の内部を体感できるサイエンスシアターなどで原子力の仕組みを学んだ。11年度も交付申請していたが、震災後に取り下げた。

 今朝の朝日新聞を見て、また怒りがこみ上げてきました。
 
 文部科学省は、2012年度も「原子力・エネルギー教育支援事業交付金」を各自治体に交付する方針でいます。その総額は3億1千万円。この交付金は2002年度に設けられ、原資は電気料金に上乗せされています。予算を申請しようとすれば、3割は「原子力推進」に使わなければならない「ひもつき」予算です。いちばん被曝を強制されている子供に対して、教師は「原子力は安全だ」と教育しなければならない、こんなことが許されますか。
 
 福島の怒りを押さえ込んで、「命より金」の新自由主義を何が何でも進めるという野田政権。福島の子供たちやお母さんお父さんたちの怒りと現場教育労働者の怒りが結びついた絶対反対の闘いが始まっています。

 反原発闘争は資本主義そのものを倒す闘いです。恐怖に追い詰められた野田政権は、最後の切り札「天皇」が参加する東京集会で原発推進・首切り・大増税・労組破壊を策動しなければならないほどぐらぐらです。闘えば勝てる時代です。

 3・11福島郡山全国闘争が決定的となりました。私たちの怒りは頂点です。ここに全国から労働組合の旗をなびかせ結集し、2012年決戦を開始しましょう。



★当面する闘争スケデュール

★いまこそすべての原発なくそう!全国会議 HP