初段を12AX7にしてみたパワーアンプを鳴らしてみた。
一応目標は達成した。
音量は充分。低音もそこそこ出るようになった。
けど、なんだ。
中域が古臭い。
空気感が無い。
そうだ、この音だった、最初は。
これをU7にして現代的な音になったんだ。
なんで音量が気になったんだろう?
前のECC88の時は気にならなかったんだよな?
ECC88の増幅比は33,5687のは17(だったかな)・・・
結構違うのね。
ECC88にもどそうか・・・
でもこの管4本しかないんだよな。
5687は結構集めちゃったし。
思えば電力伝送のアンプにしてからミューラード型EL34PPのウルトラリニアにした時の低音が超えられないんだよな。
MfD-7 その8 ノンNFBアンプと現在の音 - analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)
多分この記事の頃の音。
部屋を揺るがすような低音・・・
良いところまでは行くのだが、電力伝送のアンプでは超えられてないような気がする。
じゃあなぜこんなアンプに執着する?
そりゃあなた、この中音の生きの良さだよね。
大きいエネルギーでプリとパワーを繋ぐのに増幅するエネルギーが大きくなる。
これがミソだと思う。
電圧増幅のアンプはかさつくというか、薄い。三百Bアンプもそうだ。
それに対して電力伝送のアンプは肉感がある。
5687を差動で使い始めてからエネルギーが弱い感じだ。
色々試しているのだが、段々沼にはまっていくような感じ。
試聴で「良くなった」っと思ってもトランジスタアンプのヤマハAX‐1200で鳴らすとこちらの方が良かったりする。
少し頭を切り替えようと思う。
20230311