差動増幅プリのOPTの一次側巻線、電流と電圧を測ったのだが、ばらつきがでた。
OPTは一次側20kで使用している。
いまの5687はPhilipsECG。結構使ったやつ。
グリッドが入力側ユニットの電流0.45mAac、電圧3.414Vac、よって7.6kΩ
グリッドがアース側ユニットの電流0.38mAac、電圧3.346Vac、よって8.8kΩ
次にRAYTHEON。未使用。
グリッドが入力側ユニットの電流0.45mAac、電圧3.411Vac、よって7.6kΩ
グリッドがアース側ユニットの電流0.38mAac、電圧3.345Vac、よって8.8kΩ
なんと、ほぼ同じ?
確認のため、もう一本RAYTHEON。未使用。
いまのはPhilipsECG
グリッドが入力側ユニットの電流0.42mAac、電圧3.470Vac、よって8.3kΩ
グリッドがアース側ユニットの電流0.38mAac、電圧3.360Vac、よって8.8kΩ
未使用と言ってもたしかNOSだったはずなので何とも言えないな。
ただ、一本の真空管内のユニット間の、電流がどれも一割ほど違ってるのでそうなんだろう?
インピーダンスは4%ほどの差になるか、これなら問題ないのか?
でもこの数字を見るとちょっとね。
プリの5687の負荷として考えると、
パワーのRgを10kにしてプリのOPTを10kで使って負荷はインピーダンス8k程。
パワーのRgを5kにしてプリのOPTを20kで使って負荷はインピーダンス9k程。
そんなに変わらんと思うけど?
そしてパワーの電圧増幅段、12AX7。
最初はマツダとか中古の程度の悪いものを使ってた。
まあそれなりの音だった。特に可もなく不可もなく。
そして似非テレフォンケンのアキバフンケン。
今思うと楽器の音色が違う。
のだがなぜか心地よい音だった。
本命のダイヤマークに番号入りに交換してみる。
ダイヤマーク内の数字は一桁ではなく二桁のやつ。
これがびっくり。
多分高内部抵抗の、真空管らしい音。
黒い艶ありではなくこのプレートのような艶無しの音。
なんとも表現しづらい。
それでいて凛となる。
ただ、管球王国誌で言ってるような凄みは残念ながら感じなかった。
アキバフンケンはアナログな音
テレフンケンはデジタルな音
こんな音を出してるうちは修行が足りない?
まあ、出力管もエレハモではなく松下を使ったら・・・
ここまでにしておこう。
松下の6CA7を開封するときは来るのか?
二日ほど鳴らしている。
なんとも心地よい音だ。
相変わらず凄みは感じないが高貴な感じがする。
鮮烈な、とか音場が広いとか、オーディオ的な快感さは無い。
ただ、マンラツセブンの評価はこの真空管とA&B抵抗の音が関係しているのは納得できる。
ああ、三栄無線に有ったクラロスタットのVR買っておけばよかったと少し後悔してる。
これ以上嵌ると球ころがしになるのでそこそこでやめておこう。
20230316