analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

真空管の銘柄

2023-03-24 00:02:58 | 真空管

差動増幅プリのOPTの一次側巻線、電流と電圧を測ったのだが、ばらつきがでた。

OPTは一次側20kで使用している。

いまの5687はPhilipsECG。結構使ったやつ。

グリッドが入力側ユニットの電流0.45mAac、電圧3.414Vac、よって7.6kΩ

グリッドがアース側ユニットの電流0.38mAac、電圧3.346Vac、よって8.8kΩ

 

次にRAYTHEON。未使用。

グリッドが入力側ユニットの電流0.45mAac、電圧3.411Vac、よって7.6kΩ

グリッドがアース側ユニットの電流0.38mAac、電圧3.345Vac、よって8.8kΩ

なんと、ほぼ同じ?

 

確認のため、もう一本RAYTHEON。未使用。

いまのはPhilipsECG

グリッドが入力側ユニットの電流0.42mAac、電圧3.470Vac、よって8.3kΩ

グリッドがアース側ユニットの電流0.38mAac、電圧3.360Vac、よって8.8kΩ

 

未使用と言ってもたしかNOSだったはずなので何とも言えないな。

ただ、一本の真空管内のユニット間の、電流がどれも一割ほど違ってるのでそうなんだろう?

インピーダンスは4%ほどの差になるか、これなら問題ないのか?

でもこの数字を見るとちょっとね。

 

プリの5687の負荷として考えると、

パワーのRgを10kにしてプリのOPTを10kで使って負荷はインピーダンス8k程。

パワーのRgを5kにしてプリのOPTを20kで使って負荷はインピーダンス9k程。

そんなに変わらんと思うけど?

 

 

そしてパワーの電圧増幅段、12AX7。

最初はマツダとか中古の程度の悪いものを使ってた。

まあそれなりの音だった。特に可もなく不可もなく。

そして似非テレフォンケンのアキバフンケン。

今思うと楽器の音色が違う。

のだがなぜか心地よい音だった。

 

 

本命のダイヤマークに番号入りに交換してみる。

ダイヤマーク内の数字は一桁ではなく二桁のやつ。

これがびっくり。

多分高内部抵抗の、真空管らしい音。

黒い艶ありではなくこのプレートのような艶無しの音。

なんとも表現しづらい。

それでいて凛となる。

ただ、管球王国誌で言ってるような凄みは残念ながら感じなかった。

アキバフンケンはアナログな音

テレフンケンはデジタルな音

こんな音を出してるうちは修行が足りない?

まあ、出力管もエレハモではなく松下を使ったら・・・

ここまでにしておこう。

松下の6CA7を開封するときは来るのか?

 

 

二日ほど鳴らしている。

なんとも心地よい音だ。

相変わらず凄みは感じないが高貴な感じがする。

鮮烈な、とか音場が広いとか、オーディオ的な快感さは無い。

ただ、マンラツセブンの評価はこの真空管とA&B抵抗の音が関係しているのは納得できる。

ああ、三栄無線に有ったクラロスタットのVR買っておけばよかったと少し後悔してる。

 

これ以上嵌ると球ころがしになるのでそこそこでやめておこう。

 

20230316

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