analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

パワーを12AX7で測定してみた。

2023-03-13 00:00:23 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

EL34PPmonoアンプの初段は12AY7を諦めて確認のため12AU7で測定してみた。

3%歪で入力電圧がだいたい1V程になる。

この“だいたい”のばらつきが見切れなかった。

12AX7にすると入力電圧は0.23V程になる。

数字のばらつきは、真空管のばらつきのようだ。

Lchで10W程だったのがRchでは13W出たりする。

歪3%を基準としてたので歪の多い管だと出力が小さくなる。

けど、入力電圧も小さくなる。

なのでアンプのゲインはそんなに変わってなかった。

U7ではアンプのゲインは24dBほど、X7では34dB程になった。歪3%を基準にするのではなく、10Wの時歪何%か、としておけば混乱しなかったと思う。

それだと10W以下のシングルアンプと18WのPPアンプの比較ができないから仕方のないこと。

そうすると今まで測定してきた数字が見えてくる。

すげえ。

 

 

もう一つ、X7でプレート抵抗を100kと68kで、カソード抵抗をある動作例の値を参考に1.8kにして測定してみた。

100kの方がゲイン大きいはずなのだが逆だった。これは真空管のばらつきが出たのだと思う。

間違えてEpを55Vとしてしまったが、歪が多いためか出力があまり取れなかった。これは入力信号も小さかったのでゲインはそんなに変わらなかった。

 

なんか、すげえ。

真空管の動作例を見てきたのだが、動作条件が違うのに増幅率Aが思ってたほど変わってなくてなんでかなー、っと思ってた。

それが何となく見えてきた。

 

20230306

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