analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

LCRフォノ、各部調整その4

2015-10-19 22:17:01 | PhfD‐3.1(製作編)

昨日の音が非常に良かったので欲をかいた。

タンテとLCRフォノイコ、プリをアイソレーショントランスIP-2000に繋いだ。元気が無くなった。こりゃだめかも。ピアノのピーンという音は突き刺さるように鳴るが、他はのっぺり。暫く使ってなかったのでトランスが暖まってくるのを待とうかと風呂に入ったが回復せず、なんか違うかも。

もしこれでダメだったら、IP-2000はソース用:タンテとCD用にしようと思う。

いま、やりたい事、スピーカーケーブルの交換、プリのヒーター電源の交流化。あと電源の極性合わせ。LCRフォノイコの増幅部はモノラルなのでアースを昇圧トランスから2つに分けてそれぞれに接続。このアース線、今は電線レベルだが、もしかしてもっと良いケーブルをあてがってやると良いのかもしれない。今まではヒーターは信号が流れないのだからとろくな物をあてがってなかった。このヒーター交流化でその考えが変わった。

ネットでヒーターの交流化を少し調べた。多少偏見も入るが、メーカーは直流、自作派は交流のように分かれてるように感じる。メーカーは多少音質が悪くても壊れないものを選ぶ。アンプが壊れたらお客さんに迷惑がかかるだろうと。アンプが壊れて巻き添え食ってスピーカーが壊れた、なんて事に成ったらそりゃ大変だが、自作やってる人は自作やってる以上多少は覚悟はしてると思う。スピーカー保護のためにあらゆる保護回路、万人向けのその回路が時として私には不要で無駄な場合が有る。それが嫌で私は自作をしている。そして演奏中は聴こえないハムの為にこの交流点火の音を諦めるという判断。私には許せない。演奏が終わった後の無音部分で「ブーン」。確かに興ざめかもしれない。しかし自作を続けてこのハム対策に苦労を重ねると、多少は仕方ない、此れのお蔭でこの音が手に入る、となれば多少のハムも我慢する。これは作ってもらった食事には「その苦労が解からず」おいしくない、まずいと不平を言う。自分で料理をするようになってまあ、多少は目をつぶろう、となってきた。それに近いと思う。

段々システムの調子が上がってきたようだ。押さえつけられた様な感じは減ってきた。でも昨日の「肉感」はまだちょっと足りない。

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