analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

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MASQUES ET BERGAMASQUE

2015-10-22 15:00:00 | ソフト

フォーレ、一時期嵌まったこのフランスの作曲家。エネルギーとか力強さは無いが、とてつもなく美しいメロディー。確かパヴァーヌから聴き始めたと思う。当時はもっと派手な曲に興味が有り、こんなんも有る、程度だった。マスクとベルガマスクはどこで買ったか忘れたが、最後の「パストラル」に嵌まった。この頃は吹奏楽で「パストラーレ」を演奏したころだったと思う。当時の市吹ではいちばんきれいな曲だったと思う。

この曲の序曲、ヴァイオリンが高域で響かせるところが有る。これはNFタイプのフォノイコでは良く鳴っていた。実は鳴りすぎで少しビビってたが、それもソースの音、として聴いていて、大層心地よく、この出方をアンプの出来の基準にしていた。それがいま、このフォノイコではエネルギーが少し削がれる。ちょっと残念だが致仕方あるまい。それでも音量を絞って聴くと、各楽器が埋もれず、ぽこっと浮き上がって聴こえる。SNの高さだけではないと思われ、コイルによる解像度・トランジェントが良いからだと思っている。特に中低音が良い。ティンパニ、チェロ辺りが今まではモヤモヤだったのが音階が解かるほど鳴っている。しかも中高音に比べて異質では無く同じ音色で、だ。SWを鳴らしてるにも関わらず、つながりが良い。

ああ、良い音だ。もうちょっと抜けを良くし、空気感が出てくれれば、と思うが、単芯のスピーカーケーブルに委ねよう。今はエクシーマを使っている。時々忘れるが、普通よりちょっと良い位のグレードのはずなので、ケーブル交換後は良くなるはずだ。

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