古いステサン誌をつらつら見直している。
NS‐1000Mの対抗馬を鳴らし合わせてるのだが、”84当時の同クラス国産スピーカーを幾つか選んでいる。
が、評価が酷い。
読んでる最中はそんなでも無いが、終わって思い返してみると「ぼろくそ」だ。
お前らドコの国の人間だ、と言いたくなる。
まあ、言わんとすることは分からんでもない。
気になったのでDS‐3000をAX‐1200で鳴らしてみた。
中低音・取分けチェロなんて芳しくとても良い感じなのだが、問題はバイオリンの音色だ。
キーキーとなり流麗な感じが全く無い。
これのことだな。
今は電線にバナナ端子をアンプ側だけ付けたスピーカーケーブルを使っているが、これをオーディオテクニカのAT6S33に交換してみた。
こいつも今や忘れ去られようとしている。
可愛そうなので調べてみた。
芯線はPC‐OCCとHi‐OFC。
二芯を一本に撚り合わせて一端子に繋ぐ。
内シースにはレオストマ―という素材を使っている。
レオストマ―?エラストマーの別の呼び名?なんて思ったら、ベースはエラストマーらしい。
レオストマ―は今は3Dプリンターの素材の原料になるとのこと。外シースは不明だが、多分チタンが配合してある。
予想だが、チタンの切削粉を分けてもらい、成型時に混ぜたのではないか?
配合比は解らないが。
2001年頃の発売。
価格は¥1,000/m台で当時の主力品と思われる。
何でこれを買ったか覚えてないのだが、きっとピンケーブルAT6A58のピンジャックとアートリンクシリーズで合わせたかったのかも。
テクニカらしく、薄く当たりの良い感じの評価。
アンプはダイレクトポジションにした。
これでもほぼ変わらない。
キーキーな感じは真空管の時でも少しある。
っとするとスピーカーか?
ただ、AX-1200のメインインに直接つないだら少しは変わるかな?っと
思ったが、ボリュームが無いんだよな。
ちょっと改良できる気がしないのだが、これを海外製のスピーカーぐらいに鳴らせたら、と思う。
20211128
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