マイソニックの昇圧トランスstage202のターミネート抵抗を外して鳴らした。
涼しいので真空管のプリとパワーを持ってきた。
フォノイコは市販のLCRフォノイコなのだが、これの入力抵抗は47kΩとなっている。
これをデテント100kΩの可変抵抗にした。
最初に各クリックで抵抗値を測っておいた。
まずDL103FLで試す。
これでトランスをMC千の40Ωポジションとした。入力抵抗は47kΩとした。
結構良い感じ。低音が無いが、これは103FLの特徴か。
このフォノイコとの相性は自作LCRより良いと思う。
次に入力抵抗を100kΩにした。
透けて見えるような感じは収まったが、広がりが少し減ったかも?
なるほど入力抵抗を変えることも有りかと思う。
ただ100kはやりすぎかも。あとで70k近辺で探ってみよう。
昇圧トランスをマイソニックのstage202にし、入力抵抗を47kΩとした。
これを聴くとMC千は煌びやか過ぎに思えた。ただしマッチング・性能の差は感じられない。
そして本命の、カートリッジをEMINENTにした。
入力抵抗は13kΩとした。ターミネート抵抗を外したので計算上条件を揃えるためだ。
これが予想外で思ったほど良くない。期待しすぎだった。
ただ、壁に一列に並んだCDの様な音は無くなり、トランスらしくなった。
性能・マッチングは悪くない。でも103FLもMC千もそんなに差は無いな、と言う感じ。
不満は全くない。むしろ満足。
実感は余り無いが、マッチングの問題はほぼ解消してると考える。
今は市販のLCRフォノイコなので、この性格・音が支配してると思う。
自作のLCRフォノイコは左右別なので入力抵抗の切り替えが面倒だ。
今回の試聴で103FLの良さがやっと出たような気がする。
前回のTA‐FA7ESの石のヘッドアンプ?でも良いところに来た感じだったが、今回はやっと103FLが「良い」と思えるような気がした。
今までも「良くなった」と何度も書いてきたが、価格なりのもので、EMINENT・SYNERGYより格下と位置づけしてた。
その位置での評価だが、今回EMINENT・SYNERGYと並ぶことが出来た。
世の103の評価が高いのに疑問だったが私の使いこなしが未熟だったわけだ。
もう少し入力抵抗を微調整して当りを付けてから自作LCRフォノイコに移行しようと思う。
20210818