analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

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MfD-7 調整その11 OPT二次側を替えてみる。

2019-07-30 00:03:31 | MfD‐4 (Mullard)

今回は試してみたかったことをやってみる。

OPTのスピーカー側を今まで6Ωで使っていたが、4Ω、8Ωにしてみた。

まずは4Ω。これは出力が上がることが期待できるので試す。

次に8Ωもやってみた。

 

周波数特性。

黒っぽいのが8Ω負荷で8Ωとして出力で測定。

以前測定した周波数特性とほぼ一致した。

黄色は6Ω負荷で電圧を測り、出力を計算。少し良くなったが、ほぼ一緒とみなす。実機と同じとみなす。

負荷によって周波数特性は少し良くなるが、そんなに気にすることも無いと思う。

 

 

次に出力。3%歪み基準で測定した。

 

     ダミー抵抗 6Ω負荷 4Ω負荷 8Ω負荷
6CA7 8Ω3% Wout 1kHz 14.8   10.6
6CA7 8Ω3% Vout 1kHz 10.9 0.0 9.2
6CA7 6Ω3% Vin 1kHz 0.895   0.832
6CA7 6Ω3% Vout 1kHz 8.0 9.2 6.8
6CA7 6Ω3% Wout 1kHz 10.6 14.2 7.8
6CA7 6Ω3% Vout 10kHz 8.0 9.2 6.8
6CA7 6Ω3% Wout 10kHz 10.7 14.0 7.7
6CA7 6Ω3% Vout 100Hz 8.1 9.2 6.8
6CA7 6Ω3% Wout 100Hz 10.9 14.0 7.7
※以下、この時(100Hz)の入力電圧固定で測定 Vin.100Hz 0.874 0.868 0.781

 

DS-3000が公称6Ωなのでダミー抵抗を6Ωで測定してみたが6Ωで8.0W、4Ωで9.2W、8Ωで6.8Wとなった。これは4Ωで使いたい。結構違うものだ。ただ、音に現れるかは分からない。

これを確認することを思いついたのは、一次側が適正な負荷になってるかが気になっていたからだ。

一次側5kΩ、二次側は8Ωの時、二次側に6Ωのスピーカーを繋いだ時、一次側は5000Ω×8Ω÷6Ω=6666Ωとなる。

今回4Ωでの出力が一番高かったのでこの時の負荷が一番マッチングしてると考える。

これを試算してみると5000Ω×4Ω÷6Ω=3333Ω。

今は出力管の使い方が負荷低すぎ?なのかな?

この辺のマッチングって重要だと思うんだけど、どうやるかわかんない・・・。

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