ちょっと待て。
真空管周りのみだがほぼ設計通りの抵抗値なのだが、なぜかEL34PPmonoのプレート損失が超えてしまう。
真空管の内部抵抗おかしくね?
そか、ほかの真空管を使ってみよう。まずは再生産のミューラード。箱には新とメモが書いてある。
ワンペアダメにして、もうワンペア買ったんだっけかな?
チョーク入口電流が125mA、出力管カソード電圧29.05V、プレート電圧422V。プレート損失24.5W。
次にエレクトロハーモニクスの6CA7。EL34ではないので太管だ。間違えて買ってしまったものだ。
チョーク入口電流が125mA、出力管カソード電圧32.38V、プレート電圧422V、プレート損失26.3W
もういっちょ。中古の方のミューラード。
チョーク入口電流が122.3mA、出力管カソード電圧28.48V、プレート電圧425V、プレート損失24.2W
なんてこった。真空管、それもメーカーによって違うんじゃん。しかも私が数ペア持ってるエレハモは内部抵抗が低いのか、EL34も6CA7もオーバーしてしまう。ミューラードは大丈夫。
どうしよう。今、ミューラードの真空管って手に入んのか?ってか、手持ちはどうする?
参考に電圧増幅段と位相反転段、出力段の電流を測ってみた。チョークの出口なので、配線を一旦外した。
電圧増幅段・位相反転段(ミニチュア管):8.9mA(うへっ小さい)
出力管(5極菅):128.5mA(こんなもんか)
計137.4mA。(カソード電圧測定値より算出129mA)
前回この真空管でこの回路で電流値を計ったときの電流値144mA(チョーク入口)。
差が6.6mA。(約5%)。もしかしたらチョークの前と後ろなので、少し消費してるのか?
まあ、逆でないだけ良いか。
そこまでシビアな訳ではないが、ビミョーに電圧と電流が合わない。なんでだろう?この辺ばっちり決まると解析もしやすいのかも?なんて期待する。でも電流を測り始めて実感が沸き、回路の理解が深まった。
うれしいことよ。