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analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

CfD‐5.3組み直し(またかい?) その3 電源部

2022-06-26 00:04:19 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

電源部の配置を考える。

前回考えたレイアウトは実際に置いて見たら全く上手く行かない。

ので電源部はほぼやり直しで考える。

天板より見る。

 

サブシャーシーの裏側。これも予定と全く違った。

あれこれやって見てこうなった。

これだけの物を100mm×300mmの衝立に組み込んでたんだから今回の実装密度は下がったが、電圧測定はしやすい。パーツの交換も容易。

電気的なものは・・・?

取り敢えず、電源部はほぼ終わったな。

この配置に満足だが、今までの経験から満足した配置はハムが多いんだよな。

私は配線を短くするようにするからかな?

 

20220402


CfD‐5.3組み直し(またかい?) その2 品購入と増幅部

2022-06-25 00:03:54 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

いまの回路では、チョークが少し足りないかもしれない。

電源出た後には30Hを追加する。

電流は45mAとした。

東栄CH3045Z。

振込手数料が勿体ないと思ってたので代引きにしたが、ショップの手間を考えたらこちらが早く到着する。

朝頼んで昼前に発送連絡が来て翌朝(今朝)到着。

段ボール箱はもっと簡易的なものにならないかな、といつも思う。

30mAでも良かったが、なぜか手持ちが一個あったのでこれにした。

画像右の20H20mAより一回り大きかった。

納まるかな?

stereoで組んだ時は電流が少し足りないかもしれないが、電源トランスのPMC‐35HG(30mA)に組合わせるならこれで良いかも。

 

 

原材料の高騰で数日後には値上げするらしい。

ほか、容量が100H程のチョークも欲しい。

将来的にクラーフをもう一度試すような気もするが、上手く行かなかったら何に使うか?

イマイチ踏み切れない。

買うなら今なんだが。

 

 

増幅部を改良した。

出力段のカソード抵抗Rkを850Ωから1kΩにした。

真空管ソケットの取付スペーサーネジを短いものとした。

これだけでエライ手間が掛かった。

 

20220327


CfD‐5.3組み直し(またかい?) その1 計画

2022-06-23 00:02:37 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

プリを(また)組み直す。

 

今の考えは、5687の動作点を変える。

※下記回路は実験用です。真似することはお勧めいたしません。

 

 

ついでに電源部を一部サブシャーシ下に持って行き配置を替える。今はの使い方は勿体ないのでサブシャーシー下を有効に使う。。

衝立に組み込んだが込み入ってる感じがしてた。

サブシャーシはスペーサーネジを長くして持ち上げ、下のスペースにチョークが入るように高さを大きめにとる。

真空管の頭が当たってしまうので真空管ソケットを持ち上げてるスぺーサーネジを短くし、持ち上げたサブシャーシーの高さを吸収する。

もしかしたらまたやり直すかもしれないので、穴だらけのサブシャーシーをもう一度使う。

納得いったらアルミ板を新規購入しようと思う。

 

20220324


シングルプリの動作点を確認する

2022-06-22 00:01:37 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

だいぶ前になるが、シングルプリを組み始めた時、コメントで動作点のアドバイスを頂いた。

現在5687は、Ep 153V、Ip 12.8mA、Rk 470Ω となっている。

下図赤線。

これを青線の様にするという。

過去のデータより、5687のrpは2.9kΩ程になるが、カソード抵抗Rk1kΩを足すと4kΩ程になる。

現在の状態はrpが2.8kΩ程だが、Rk470Ωを足すと3.3kΩ程になる。

 

もしかしたら変更したら高域のピークが無くなってOPTを20kΩで使えるかもしれない。

前回はこのピークが取り切れず、20kΩは諦めて10kΩで使う事とした。

正式に組む時はやってみようと思う。

Ipを減らすことによって低域が改善されないか?というのと、Epを上げることでrpが上がれば高域のピークが無くなれば、という期待が有る。

 

では次回製作の時にやることで、今考えていること。

今回はサブシャーシの上にパーツをすべて乗せてるが、これを前の下側に持って行きたい。

配置が窮屈で電圧測定がやりづらい、と言うのと下が空いてしまっている。

チョークを4H60mAと20H20mAを入れ替える。

5687は4H+20Hが入ってるが、12AU7は4Hしか通ってないのでもう少し掛けたい。

後は窮屈なケースグランドを左右に分けるか?

 

20220321


試しに試す

2022-06-18 00:04:15 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

それでは試しにOPTを20kで使ってみる。

パワーの初段グリッド抵抗Rgは5kとしてみた。

下図左側のプリは、出力管の負荷が15.7kΩとなった。

これで伝送ラインは400Ω付近にぐっと下がった。

これでF特を測って見たが、高域にピークがある。

パワーのRgを可変抵抗に替えて7k、9k。10k、13kと上げていったがピークは取り切れない。

OPT一次をシリーズで20kΩとすると、13kΩでは出力段の負荷が30kΩを超えそうだ。

20kΩは諦めよう。

 

20220319


グダグダ迷う ~ その他失敗など

2022-06-17 00:03:38 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

なんか思わぬところで音が纏まった。

シングルアンプか?と言うとそういうイメージはあまり無いが、フルレンジスピーカーが鳴ってるよう。

ふんわり迄は柔らかくないが、パン?ンワ~ンって感じになる。

一個一個の楽器が鋭いからかな。

中低音も前より厚くなった。

 

けど、これってDS‐3000の能力出し切ってる?

この不安が付きまとう。

プリをPPにしてた時の方が鳴らしきってた気がする。

ただ、そうするとこの中音の純粋さが無くなりそう。

肉感が無いからか、キツ目の音だ。

でも嫌いじゃない。歪一歩手前の感じ?

と言う訳で今はこの4ウェイがフルレンジのようになっているのが面白い。

 

 

測定していて確認したことが有る。

出力管の電圧電流を測っているとき、交流測定への直流の影響を見るため、0.47μF二本パラを噛まして測定してみた。

結果は有り無しでほとんど変わらなかった。

 

 

そして失敗。

OPTの一次側両端電圧の電圧を測るのに、片方を二次側マイナス側に繋いだまま電源を入れてしまった。

電圧が出ないのでおかしいな?と電源を切ってから気が付いた。

二次側マイナスをアースに繋いでないので大丈夫か?と思ったが、測定時に測定器とパワーとプリをアースで繋いでたのでぐるっと回ってアースに落ちてた。

過電流が流れたはずだがヒューズは切れてなかった。

電源のチョークとコンデンサがやばいかも。

電圧を測ってて、電圧が若干不安定になった気がする。

直流は問題無いのでこのままとした。

音も出てるから大丈夫かと思う。

 

OPTの8番をアースに落としたのでノイズを測って見たが、少し増えてしまった。

2.3mV。

https://blog.goo.ne.jp/soruboseinn/preview20?eid=5096aa5bab7ac220d48f9ec10670e3f4&t=1647993051257

前回は2.7mVだった。あれ?下がったのか?

 

それからゲインが大きすぎなので、ATTと入力の間に47kΩの抵抗を入れてみた。

これは前もやったが余り効果無かったんだよな。

実際は少し音量が下がったような気がする。

 

以上だ。

 

20200319


鳴らしてみた

2022-06-16 00:04:52 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

それでは鳴らしてみた。

動作点もとくに変わってなく、OPT1次側をパラからシリーズにしたぐらい。

けど結構変わった。

歪み率が良くなったからそう聴こえるだけだと思う。

前のはなんかモヤモヤした感じ、今は焦点が合ってきた。

中低音も厚くなったように思う。

と言ってもシングルの範囲だが、PPよりは控えめだ。

フルレンジを聴いてると思うとこれがまた良い。

これだけで判断すると、このトランスはパラよりシリーズ接続が良い。

 

気のせいか、レコード針の減った感じのキツさが感じられない。

まあ、どこかで歪を拾ってたのか?

なんて考えてしまう。

 

また迷いが出てきた。

PPの中低音の厚さよりも、この中音の透明感が良い。

今日は久しぶりに雨だが、これの所為か静かに聴きたい。

体調もあるし、電気のコンディションもあると思う。

 

暫くこれで行こう。

 

20220318


歪を測って見た

2022-06-14 00:03:30 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

パワーの初段Rgを18kΩにした時は、プリのOPT一次側をパラにする。

Rgを12kΩにした時はOPT一次側をシリーズにする。

以上ではともにプリに出力管の負荷が22kΩ程になる。

そうしないとF特が良くならない。

 

ではプリのOPTはパラかシリーズか?と言う疑問が起きる。

どっちでもいい?

いいか?

何か違いが有るのか?

という事で、歪を測って見た。

左:100Hz、中:1kHz、右:10kHz。

赤線がシリーズ、青線がパラ。

 

シングルプリの測定。 - analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

 

シリーズ使いが良いんだ。

パラだと二つの巻き線それぞれの違いが出るのかもしれない。

以前の10Vで4%超は高いなと思ってた。

今は2%を超えない。

そういえばアイエスオーではパラ使いはF特が無かったな。

 

なるほどなるほど。

 

20220317


現状のプリを考える(負荷はどれくらい?)

2022-06-13 00:05:43 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

昨日の測定について考える。

 

まず、F特を良くしようとすると、プリの出力管の負荷は21k~22kΩとなる。

これに合わせるため、パワーの初段Rgを18kΩ(高め)にするにはプリのOPT一次側をパラにしたり、

Rgを10kΩ(中ぐらい)にしてプリのOPT一次側をシリーズにすると高域が下がってしまった。

結局12kΩとした。

Rgを高めにすると伝送ラインも1.2kΩ程になってしまう。

しかしF特を良くしたいと思うとこの辺になってくる。

最終はRgを12kΩとした。

測定はしてないが、Rgが13.2kΩ(右の方青く塗ってある)の下図のとそんなに変わらないと思う。

 

 

 

この記事を書いてて思ったのだが、

10kΩのOPTを20kで使っているが、ならばパワーのRgを下げて20kΩで使えばいいか。

そうすれば伝送ラインも下がるかもしれない。

ただ、メーカー公表のF特は10kΩ使いの方が低域が良い。

今回は低域が問題なので10kΩとしたが、後で20kΩとしてみようか。

・・・そうだ、20kΩにするとF特のピークが取れなかったんだ。

 

20220317


現状でプリを測定してみる

2022-06-12 00:03:30 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

アナログを調整して、中低音が痩せているような感じがしてきた。

その下の超低音は何となく認識できるようだ。

 

伝送インピーダンスを600Ωに戻そうかと思う。

その前に一旦測定しておこう。

 

 

 

まず、現状。パワーの初段Rgを18kΩとした時はプリ(下図左半分)の出力管負荷は20.7kΩとなった。

下グラフ高域の一番良い薄い緑線。

 

 

 

 

 

パワーの初段Rgを6.4kに下げた。プリの出力管負荷が下がってしまうのでOPT一次をシリーズに変更した。

下グラフの、高域のしゃくれてない、一番伸びてない、薄い青線。

伝送インピーダンスが400Ω程に下がった。

これでF特を測定したら、高域が下がってしまった。低域は素晴らしい。

 

 

 

高域を伸ばしたいと思い、パワーの初段Rgを13.3kΩとした。

下グラフ紫線。

F特は良いのだが、プリの出力管の負荷が22.7kΩとなっている。

これは出力管の内部抵抗の8倍となり、高過ぎのような気がする。

 

上グラフの高域がしゃくれている青線は、パワーの初段Rgを間違えて1.3kΩとした時の物。

過負荷で高域にピークが出来るのは私の認識と違うのだが・・・。

赤線は最初の物。パワーの初段Rgが18kΩの物。

 

 

同じくパワーの出力で測定。

紫線はRgが18kΩの、現状の物。

下グラフ黄緑線は以前の物。パワーの初段Rgを13kΩとしてみたがハイ落ちが酷い。

赤線はRgを10kΩにしたもの。少ししか良くならなかった。

 

これはプリのF特を見れば大体傾向が分かるので、以降はプリのみで測定とした。

 

 

考察は次回。

 

20220316


組み合わせの妙とは。

2022-05-21 12:03:47 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

あるYOUTUBE動画を見ていたら、パーツは組み合わせで良くなる場合もある、と言っていた。

そういえば故上杉氏も鉄線も使う場所によっては輝かしい音に成る、とか言っていたな。

私はこの考えには反対だ。

組み合わせ次第で良くなるというのは、欠点を個性で覆い隠しているのであり得ない、そんな考え。

最良の回路・パーツを使って最短距離で繋いで最高の音が出る。

そんな考えだ。

(怒られるかな?)

 

 

今はメインシステムのフォノイコをLCRからCRに、カートリッジはMMで聴いているが、

タンテをトーレンス、カートリッジをSYNERGY、フォノイコをLCRにしてみた。

明らかにこちらの方が良いハズなのに、つまらない音に成った。

なんてこった。

 

 

機器の相性、なんて以前は良く言ってたが、電気的にちゃんとしてればそんなものは無い、良い音が出るはず。

 

 

色々組み合わせを変えてみたが、ARはシュアのⅤxMRが合うみたい。

SYNERGYやLCRフォノイコを使うとつまらない音になる。

フォノイコかと思ってSYNERGYをCR型に繋いでみたがこれでもない。

DS‐3000だと個性が邪魔になる。

ARだと物足りなくなる。

この違いって何だろう。

さっき言ったことが覆される。

まだまだ修行が足りない。

 

 

山水のSP‐50を鳴らしてみた。

あまり良くない。

これならARのほうが良い。

なんでこのスピーカー持てるんだっけ?

ああ、シングルアンプで鳴らすと良いんだった。

そういえばシングルアンプ、今は無いんだ。

 

20220307


最終仮組

2022-05-03 00:02:28 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

電源部がいい加減なので組み直したい。

電源の衝立てを真っ直ぐにし、電源トランスとチョーク、整流管、コンデンサーなどを真っ直ぐに取り付けた。

電源スイッチは前と同じにしたので配線を引き直した。配線とヒューズはサブシャーシの下にした。

配線材だけは6Nを使わないで何かの電線・・・。

 

一応これで(完成)。

サブシャーシは穴だらけ・・・

外装パネルは未だ・・・

 

これで音出ししてみた。

なんか眠ったい音だが、LP三枚ほどで目が覚めてきた。

まあ、組み直し前と変わらないかな。

ハムノイズは・・・これも変わらない。

 

ここでATTの取付方法を少し変えた。左から引き出してる配線を右にしてプラスとマイナスの配線を束ねた。

なんと、これでハムがだいぶ減った。

気を抜くとノーハムに感じるが、聞き耳立てるとムーっと少し聞こえる。

取り敢えずは合格点(私的に)。

ほんとはチョークを増やしたいが、手持ちがない。っというか、取り付ける場所が無い。サブシャーシ下?

 

ノイズをDMMで測定してみた。

今までは24mVとか出てたが、今回は1mV。しかもワニ口を離しても変わらない・・・あれ?

UA‐3Sでちゃんと測らないとダメか。

 

※タイトルの最終ってのは嘘で、まだまだしばらく組み直しが続きます。

 

20220224


シングルプリの組み直し その11 鳴らしてみた (CfD‐5.3)

2022-05-02 00:04:29 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

それでは鳴らすのだが、まずは電源を入れて唸りを聞いたが聞こえない。

これは期待できる。

まずはCDを掛けてみた。

まあ、こんなもんか。PPの時の最強の音よりは落ちるかな。

薄いけど低音も一応下の方に伸びてる。

これなら聴けなくもない。

 

LPも掛けてみた。トーレンスとSYNERGYのサブシステムだ。

こじんまりしてしまった。音量も下がってる。

電源トランスをプリで使ってた物を移植したからか?

まあ、聴けなくもない。

 

 

 

翌日、LPをもう一度かけた。

そいや、昇圧トランスの接続確認しとくか。

Mc千は 30dB - 中間タップ20dB - 出力 と一個のトランスで賄っているが、20dBをフォノイコに繋いでた。

これだと10dBしか昇圧せず、負荷インピーダンスが1.3kΩ?

こんなんで良く音が出てたな。

修正して音だし。

これが参った。

多分過去最強のアナログサウンド。

何でだろ?

ああ、今まではフォノイコの入力インピーダンスを47kΩにしてたが、先日13kΩにしたんだった。

MC千を使えばSYNERGYの負荷抵抗は13Ωになる。

推奨範囲は10~50Ωなのだが、47Ωから下限近くになった訳だ。

・・・そんなに変わるか?

あとはフォノイコの電源トランスを大きいのにしたんだった。

その時にチョークインプットにしたのが効いてるのかも。

 

昔のステレオシステムで、低音がブンブン出てた時と似てる。

まあ、締まりのないブーストした感じ。

でも心地よい。

中音なんて、佇まいまで解るようだ。

これを聴くとCDは平面だ。

アナログは空間を生み出す感じ。それに細かいニュアンスが分かる。

マッチングが上手く行ったようだ。

 

まあ数日経っての記憶だが、PPのような腹の底から来る力強さは無いかな。えらいものを聴いたもんだ。

 

 

 

しかしなんでだろう?

CDとこんなに差が付くなんて。

何かまだ問題が有るのかもしれない。

 

20220221


シングルプリの組み直し その10 増幅段組み直し (CfD‐5.3)

2022-05-01 00:04:29 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

プレート電流を絞って低域が厚くなった気がするが、中高域の広がりが少し弱まった感じもする。

これで増幅段をもう一度作り直す。仕上げだ。

右が改良後。

今回はハム退治を考えた。

発振防止抵抗1kΩの足も少し切った。

カソード周りが前回の配置では狭く、リード線を一回転から二回転巻いてフォーミングさせたが、今回はこれはコイルになってダメかと思い始めた。

前回から定数も少し変更した。

カップリングコンデンサーは0.47μでは少しやりすぎかと思い、0.22μに下げた。

低域は変わらなかったし、動作点の変更で改善できたからだ。

増幅段に向けてた、衝立にしたチョークなどを電源部に向けた。

元に有ったチョークは場所に困り二階建てにした。

電源スイッチは未だ煮詰まっていない。

一旦これで組み上げた。

 

電圧を測った。

チョークで出力段のEpを下げたが、もう少し下げても良いと思う。

そこで前段のU7のカソード抵抗を1kから850Ωに下げた。

これで出力段も少し下がると思ったが、イマイチ下がらなかった。

 

※以下の回路図は特殊です。一般のアンプには合いませんので利用するときは自己責任でお願いします。

 

20220221


シングルプリの組み直し その9 アース配線を考える (CfD‐5.3)

2022-04-30 00:03:23 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

まず、グランドとアースの区別があやふやなので整理してみようと思う。

※以下は私の解釈で、間違っているかもしれません。

 

 

グランド:回路の基準となる電位

シグナルグランド:フレームグランド(FG)と区別するために各回路のグランドを呼ぶ。回路の基準となる電位

フレームグランド:金属製のシャーシが回路動作の基準となる電位

 

アース(接地):大地に接続する事

フレーム接地:フレームグランドを大地に接続する(接地する)

 

ふむふむ。

今まで色々本文を読んできて頭に残っているのは、

ケースアース

アース母線

これを元に考えてきたから基準電位はアース、と間違えてた。

アース(Earthは地球)なのだからグランド(Groundは大地)・・・余計混乱する。

まあLandだと土地だし。

 

一つ考えてるのは、

B電源を送る時、マイナス線で戻さなければ回路は成り立たない。

と言う訳で増幅段のマイナス側はトランスの0Vに繋ぐようにしてた。

それは良いと思うのだが、 “フレームグラウンドは入力の近くに落とす” と言うのが有り、これを同時にやってた。

増幅段と臀部のマイナス、これをどこに繋ぐかいつも迷ってた。

 

 

今回グランド配線を確認するため、ネットに有る配線の画像と私の過去記事・コメントを幾つか見てみた。

この増幅段と電源部の中間でフレームグラウンドが落ちてる。

入力近くで、と言うのを無視すると、何となく納得。増幅部と電源部が一直線で繋がるし。

セレクターのグランド配線が無かったり入力近くでフレームグランドでは無かったりですっきりしなかったが、今回は何となく合点がいった感じ。

そういう意味ではアース母線と言うのは理にかなっているんだ。

一部で否定的な意見が有り、私は最初の6CA7シングルでやったきりこの手法は取ってない。

今思うとあのアンプはハムは無かった。

 

 

今のシングルプリは、最初は増幅部のグランド配線は全部、まあ、一部は手抜きでも有ったが、フレームグランドに繋ぐようにした。

(電源のグランドはなんと出力段のカソード抵抗に繋いでた。)

 

これを修正しようと考えたものが下図。

 

実際には配線の都合でこうなった。

 

電源のマイナスは下流からフレームグランドに繋いだが、リップルがトランスに戻ると考えると上流:実際にはチョーク後のコンデンサーのマイナスからのが良いのかもしれない。

出力段のグリッド抵抗は配線が増えてしまったためパスコンに繋いでしまったが、違う気がする。

出力段のパスコンは、電源の下流側のコンデンサー:チョーク後のグランドに繋ぐのが信号経路的に良いと思うのだが、共通インピーダンスが出来るのか?とも思うので別にしてる。

ここは今後の検討課題だ。

 

などなどグランドだけで色々出てくる。

 

20200221