なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

DPP-4阻害薬など

2014年02月26日 | Weblog

 また糖尿病の新薬(SGLT2阻害薬)が出るそうだ。DPP-4阻害薬も7種類出ているが、使用しているのはジャヌビアとエクアがほとんどで、ネシーナ・トラゼンタ・テネリア・スイニーは少しだけ処方した。薬効での使い分けも多少あるが、併用薬剤の併用不可で決まるところがある。ジャヌビアよりはエクアのほうが多少効果があるようで、最近はメトホルミン(メトグルコ)が朝夕投与ということもあり、エクアと合わせて朝夕投与が多い。全部使用する必要もないので、2-3種類に慣れればよいのだろう。

 GLP-1製剤も、ビクトーザを使用している患者さんはひとりだけだ。持効型のトレシーバはまだひとりにしか処方していない。外来で診ている患者さんお1/3以上は糖尿病なので、もっと今時の処方にシフトしていく必要がある。糖質制限食にも関心があり、取り入れたいと思ってはいる。

 SU剤の処方もだいぶ減った。治療開始はメトホルミンかDPP-4阻害薬を使用している。HbA1cが10%と越している時は、DPPⅣ阻害薬で開始して、10%未満だとメトホルミンで初めている。2剤目も使用する様になれば、両剤併用になる。3剤目として、SU剤を使うことがあるが、最近はグリミクロンが多い。グリミクロンHAで開始して、できればそれ以上に増量しないことにしている。アクトスとα-GIの処方はだいぶ減った。グリニドはほとんど処方していない。ランタスを使ったBOTにすることもある。30Rや30ミックスの使用も以前からの患者さんのみで、新規はほとんどない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする