なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

病床稼働率80%越え

2014年02月19日 | Weblog

 当院は300床ちょっとの病床がある。通常のベット稼働率は60%台だが、看護師さんが少ないので、70%くらいになるとかなり看護業務がきつい。入院が続いて、本日は80%を越えた。ひとりの看護師さんの受け持ち患者数が多くなると、点滴の管理だけで大変となって、詳しい病状がわからなくなってしまう。事務長は喜ぶが、現場は大変だ。

 内科再来をさらっと診て、病室は比較的落ち着いていたので午後4時に医局に戻ってきた。今週末は退院が続き、施設への入所も2名決まったので、入院担当患者数も来週にはなんとか15名くらいになりそうだ。手を抜ける性格なので、やっていけている。

 89歳男性が発熱・意識障害で救急搬入されて、救急当番の整形外科医から内科の若い先生(女性)が呼ばれた。糖尿病の治療を中断していて、HbA1cが12%あった。アシドーシスもない。血糖は370mg/dlだった。明らかな肺炎・尿路感染症・胆道感染症はなかった。蜂窩織炎・関節炎もなかった。インフルエンザ迅速試験は陰性。前立腺肥大があるが、直腸指診で前立腺は熱感・腫脹(緊満感)はなかった。まずは補液とインスリンだが、血液培養後に抗菌薬を入れることになった。とりあえず、セフトリアキソンを選択する。根拠はといわれると困るが。

 午後6時からおば(父親の兄嫁)の通夜がある。90歳くらいのはずだ。その夫(叔父)は認知症があり、同時期に転倒して骨折したので、同じ病院に入院している。親の兄弟も残っているのは半数以下となって、次々に葬儀がある。

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