5月30日に体動困難・食事摂取困難で救急搬入された。一人暮らしでしだいに悪化していたが、訪問した親戚が受診を勧めていたが拒否していたそうだ。
炎症反応の上昇があるが、感染巣が不明だった。血液培養2セットを提出していたが、2セットからグラム陽性球菌が検出された。培養結果が出るまで、グラム陽性球菌全カバーのバンコマイシンを投与した。
血液培養の結果が出て、黄色ブドウ球菌(MSSA)だった。抗菌薬をセフェム系に変更した。
心エコーで大動脈弁に疣贅の可能性があるが、確定できないということだった。感染性心内膜炎として治療を継続したが、発熱が続いた。(入院時には発熱はなかったが、入院後に発熱した。発熱する力もなかった?。)
化膿性脊椎炎疑いで脊椎MRIを行うと、びまん性に結節影・斑状影を認めて、多発性骨転移と判断された。前立腺癌が疑われて、血清PSAを測定すると>1000と著明な高値だった。
前立腺MRIを行うと前立腺全体に腫瘍があり、精嚢浸潤・多発性骨盤転移を呈していた。
泌尿器科医(非常勤)と相談してホルモン療法を開始した。
前立腺癌→前立腺炎だとわかりやすいが、通常前立腺炎の起炎菌は腸内細菌で、若年者・STIだとクラミジア・淋菌になる。さすがに黄色ブドウ球菌は出ないので、感染症はまた別なのだろう。
口腔内が不衛生なので、グラム陽性球菌はてっきり連鎖球菌かと思ったが違った。