消化器科の若い先生から、HBV無症候性キャリアの患者さんのことで相談を受けた。皮膚科で類天疱瘡の治療でステロイドを投与されて、肝機能障害を呈したという。AST・ALTは100台なので、緊急に治療を要するほどではないが、治療をどうするかというものだった。最近HBVの無症候性キャリアの再燃があるという話を出ている。まずはHBV-DNAの結果をみてから判定することになる。地域の基幹病院に肝臓専門医がいるが、とりあえず話をしてみたかったようだ。実際はあまり経験がないが、核酸アナログ製剤を投与することになるのだろう。