なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

また骨髄穿刺ーMDS疑い

2014年02月17日 | Weblog

 内科医院から84歳男性が直腸癌で当院の外科に紹介された。入院して手術前の精査を開始したが、いろいろと問題だあった。もともと当院に呼吸器科があったころ、間質性肺炎で経過観察されていた。CT上は気腫性変化も多少あるが、確かに間質性肺炎だった。貧血と白血球減少もあった(血小板数も正常下限からやや減少へ)。これまでの経過が不明だが、大量の消化管出血はないのに正球性から大球性の貧血だった。骨髄疾患(MDS)が疑われた。

 外科医から相談された時は、血液内科と呼吸器内科のあるがんセンターに紹介してはと答えたが、がんセンターはむしろこのような症例の手術はしない。手術できるかどうかはわからないが、まず精査ということで、今日骨髄穿刺を行った。今月2例目だ。入院後すでに輸血がなされていた。

 肺炎で入院後に腎不全が進行して意識障害に陥った高齢男性は金曜日の夜に、心不全・腎不全で入院したこさらに高齢の男性は今朝方に亡くなった。治癒退院した高齢女性もいて、20名だった入院患者数は少し減った。

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