読書日和

お気に入りの小説やマンガをご紹介。
好きな小説は青春もの。
日々のできごとやフォトギャラリーなどもお届けします。

大晦日 

2009-12-31 17:50:09 | ウェブ日記


みなさん、今年1年お付き合い頂きまして、ありがとうございました
また来年もご覧になって下されば幸いです。

いよいよ2009年も残すところあと数時間となりました。
振り返ってみると、今年はあまり良いことのない1年でした。
12月にはひどい怪我もし、散々な目に遭いました。
それでも無事に31日を迎えることが出来ましたし、ひとまず良しとしようかなと思います。
来年はぜひ無病息災、運気上昇、商売繁盛などを願いたいところです

今日は天気予報では晴れの予報だったのですが、まさかまさかの雪というサプライズがありました
30分くらいで止んだものの、久しぶりに雪を見て少し嬉しかったです^^
過ぎゆく「ゼロ年代最後の1日」に、天もざわめいたのかも知れませんね。

今年最後の写真は平和の象徴・鳩の写ったものにしてみました。
横浜の山下公園に行ったときのものです。
ゆく年をしんみり感じながら、くる年を楽しく迎えたいと思います。
それでは、良いお年を

夢の絶景

2009-12-30 23:42:35 | ウェブ日記


先日はウインズ銀座に行き第54回有馬記念を観戦しました。
勝ったのがドリームジャーニー、二着がブエナビスタということで、ドリーム(夢)とブエナビスタ(絶景)で「夢の絶景」という決着になりました。
というわけでそれになぞらい、銀座から帰るときに撮った「夢の絶景」的な写真を載せてみます
レースが終わってからもしばらく銀座に居たので、いつの間にか夜になっていました。
正直夢の絶景というほどではないですが、これはこれで良い感じの街並だと思います。
銀座のシックな雰囲気がうまく出たのではと思います

何となく「師走」の雰囲気も感じられたので載せてみました。
見なれた光景でも、どこか普段とは違う雰囲気を漂わせているときがありますよね。
この銀座はまさにそんな感じでした。
年も押し迫っているということもあり、街全体がせわしなく動いていたような気がします。

絶景を 撮ろうと歩く 年の瀬に 宵の銀座の 夢幻な風情

というわけで、2009年の夜景の写真はこれが最後になるかなと思います。
いよいよあと1日となった2009年、最後は年越し蕎麦でも食べつつ、紅白歌合戦を見て年越しとなりそうです。
みなさんも良い年の瀬をお過ごしください

すごい忘年会

2009-12-30 16:05:25 | ウェブ日記


先週の土曜日は専門学校時代の友達たちと忘年会がありました。
東京都立川市・JR立川駅に集合し、居酒屋に出かけました
写真は早めに着いたのでみんなが来る前に駅から撮ったものです。

タイトルのとおり、この忘年会はすごいことになりました。
とある人が完全に酔っ払って、暴走気味になってしまったのです。
もともと酒には強い人で、この日もビールやサワーなどをぐびぐびと飲んでいました。
私が1杯飲む間に3杯は飲んでいたような気がします。
私の右隣に座っていて、意気揚々と色々なことを話していました。
次第に酔っ払ってきたのか、「ろれつ」が微妙な感じに。。。
「大丈夫?」と聞くと「俺は、大丈夫ですよ~」とか「あーもう全然大丈夫!問題なし!」などと答えるものの、どう見ても大丈夫ではなさそうです^^;
どうやら自分の酒量以上の酒を飲んでしまったようです
トイレに立ったときも心配なのでついていってみると、ふらつきながら歩いていたり、スリッパを脱ぎ散らかしたりと、完全な酔っ払いの姿になっていました(笑)
それでも方向感覚だけは生きていたのか、まっすぐ私たちの個室に戻っていきました。
戻ってからも飲み続ける彼。
せっかくの忘年会だし、無理やり飲むのを止めるのも憚られたので、たくさん話すなどして飲むペースを落とす方向に持っていきました。
私はそのとき瓶のコーラを頼んで飲んでいたので、それを飲まして時間を稼いだりもしました。

帰るときになるとズボンのベルトが締まっていないことが発覚。
締めるように促したのですが、手元が狂うのか上手く締められない彼。
結局そのまま店を出ることになってしまいました。
そして二次会に行く途中ではそのベルトを外し、他の友達にペシペシと攻撃を仕掛けたりしていました(笑)
まさかここまで暴走するとは。。。
私ともう一人とで両脇をかかえながら歩いたので、何だか容疑者を連行しているかのようでした。
後方には我関せずとばかりに距離を置いて歩く三人の友達がいて、私もそっちに居たかったなあ…と思いました

何はともあれ、半年ぶりにこのメンバーで集まれて面白かったです
今回は酒にやられた友達が1人いましたが、やはり年の瀬は忘年会でもして過ごしたいものですね^^
またみんなで集まれる日を楽しみに待ちたいと思います

温泉納め

2009-12-29 16:46:51 | ウェブ日記
昨日は仕事納めでした。
会社から帰ってきて、時間もあったので新しいジーンズを買いに行ったりしました。
先日転倒した際に二度と着られないようなダメージを受けたジーンズの代えです。

そしてその後、せっかくなので温泉に行くことにしました
12月は転ぶなどして肉体的に疲れていたので、温泉に浸かって疲れを取ろうと思いました。
というわけで、大江戸温泉物語に行きました。
年内に行くのはこれが最後になると思います。
仕事納めならぬ、温泉納めです(^-^)

写真を見ると、既に「門松」が立っているのが分かると思います
年も押し迫ってきただけに着々とお正月の準備が進んでいますね。

温泉のほうは、21時過ぎという遅い時間にもかかわらず結構人がいて意外でした。
平日の夜は空いているものなのですが、もしかすると他の人達も仕事納めかもしくは既に冬休みに突入していて、のんびり温泉に浸かりに来たのかも知れません。

最終バスの時間まで、私ものんびり浸かっていました。
おかげで今日は昨日に比べて体が軽くなりました。
また来年、お世話になろうと思います

全日本フィギュアスケート選手権2009 女子フリー

2009-12-27 22:29:19 | スポーツ
今日は全日本フィギュアスケート選手権の女子フリーです。
激闘の結果は以下のようになりました。

浅田真央   204.62
鈴木明子   195.90
中野由加里 195.73
安藤美姫   185.44
村上佳菜子 171.66
今井遥    166.61

というわけで、浅田真央選手が200点越えの高得点で見事に優勝しました!
すごい!とにかくすごい!
今季の不調が嘘のような、見事な演技でした
この大舞台で最高の結果を出すあたり、やはりウオッカとイメージが重なります^^
序盤のトリプルアクセルが決まって波に乗ったような気がします。
その後もう一度トリプルアクセルを行う予定だったようですが、そこはダブルアクセルにして安全策できました。
荒川静香さんが言っていましたが、今季はトリプルアクセルを2つ飛ぼうとして失敗して、そこから学んだことがこの全日本選手権に生きたと思います。
まずは成功させてリズムを掴むことが大事です。
そのほかのジャンプも上手く決めていました。
終盤のステップも気迫が伝わってくる素晴らしいもので、解説の八木沼純子さんも絶賛していました。
久しぶりにミスのない演技を見たような気がします。
これで全日本選手権四連覇という記録も打ち立てました。
苦しい状況から、一気に上昇ムードへ。
この勢いでバンクーバーオリンピックに向けて頑張っていってほしいと思います

2位の鈴木明子選手と3位の中野由加里選手は、わずか0.17点差の大激戦でした。
このわずかな差が明暗を分けることに。。。
先に滑ったのは中野由加里選手で、195点台の高得点を出してきました。
最初にジャンプの失敗があったのですが、その後のジャンプで急遽コンビネーションを入れて挽回するなど、オリンピックへの並々ならぬ想いを感じるすごい演技でした
後から滑った鈴木明子選手は、今日はものすごく演技に切れがあったような気がします。
転倒したときは大丈夫かなと思いましたが、特に引きずることもなく、その後もジャンプを決めていきました。
ステップも躍動感十分で良い感じだったと思います
そして演技を終えて得点が発表され、わずかな差で2位に入ったことが分かりました。
感極まって大泣きしている姿を見ていたら、私ももらい泣きしてしまいました。
事実上中野由加里選手と鈴木明子選手で上位に入った方が、オリンピック最後の1枠を取るような状況だったので、このわずかな差はまさに天と地の差でした。

というわけで、バンクーバーオリンピックの女子の代表は、
安藤美姫、浅田真央、鈴木明子の三人に決まりました。

そして男子は
織田信成、高橋大輔、小塚崇彦の三人に決まりました。
こちらも高橋大輔選手が1シーズンを棒に振る大怪我を乗り越えて復活Vを果たすというドラマが待っていました

どの選手も、バンクーバーオリンピックでは精一杯力を出し切ってほしいと思います

第54回有馬記念

2009-12-27 17:31:06 | スポーツ
前半からペースが早くなり、高速決着となった第54回有馬記念の結果は以下のとおりです。

1着 ドリームジャーニー
2着 ブエナビスタ
3着 エアシェイディ
4着 フォゲッタブル
5着 マイネルキッツ

というわけで、二番人気ドリームジャーニーが見事に優勝!
宝塚記念と合わせて、春秋両グランプリ制覇となりました
出遅れたのにあの強さは見事なものです。
かなりのハイペースだったので、結果的に後方で待機することになったのが功を奏したと思います。

一番人気ブエナビスタは今回、初の先行策に打って出ました。
前から5番手につけた様子が映し出されると、ウインズ銀座に来ていたお客さんからは少しどよめきがありました。
とはいえある程度予想されたことでもあるので、それほどのどよめきではなかったです。
先行した影響か、最後の直線では珍しく後ろからきた馬に差されました。
それでも着差は1/2馬身でしたし、負けてなお強しの内容でした。
先行策でもこれだけ頑張れたことで、作戦の幅が広がった点も大きいです。
来年の活躍に期待したいと思います

そして、この一年応援してきたフォゲッタブルは4着でした。
中団より後ろの比較的外目につけ、最後の直線手前の時点では勝ったドリームジャーニーより前にいました。
しかし直線に入るとドリームジャーニーにあっという間に交わされてしまい、さすがに力の差を感じました。
ドリームジャーニーとフォゲッタブルによる「忘れがちな夢」馬券は馬連を1000円買いましたが、残念ながら砕け散りました(笑)
夢なんて忘れてしまえ!ということですかね。。。
とはいえフォゲッタブル君、このメンバーの中で4着に健闘した点は大きいです。
上位ニ頭との力の差は否めませんが、まだまだ伸びしろのある馬なので、来年のさらなる飛躍に期待したいと思います

ドリームジャーニーとブエナビスタで決まったことで、馬券的には「夢の絶景」という語呂合わせ馬券が現実のものになりました。
この語呂合わせ、私も考えたのですが、最終的に馬券は買いませんでした。
viviandpianoさんはこの語呂合わせを推していたので、おそらく的中されたはず。
おめでとうございます!

そして、夢の絶景といえば。。。
24日と25日の私のブログに、横浜みなとみらいの夜景を載せています
よく見ればこれは、まさに夢のような絶景ではないですか!
自分のブログにサインが出ていたのか!というオチも付いたところで。
第54回有馬記念、なかなか熱い闘いでした。
また来年もたくさんのドラマを見られたら良いなと思います

※Youtubeにレースの映像があったので、ご覧になる方はこちらをどうぞ。

いよいよ明日はグランプリ

2009-12-26 16:37:05 | スポーツ
いよいよ明日に迫った第54回有馬記念(中山競馬場、芝2500m、GⅠ)。
一年で最も馬券が売れると言われるこのレース、普段は競馬を見ない人もたくさん参戦するようです
出走馬と枠順は以下のように決まりました。

1枠1番  アンライバルド    牡3   M.デムーロ
1枠2番  ブエナビスタ     牝3   横山 典弘
2枠3番  ミヤビランベリ    牡6   吉田 隼人
2枠4番  マイネルキッツ    牡6   三浦 皇成
3枠5番  コスモバルク     牡8   五十嵐 冬樹
3枠6番  エアシェイディ     牡8  後藤 浩輝
4枠7番  マツリダゴッホ    牡6   蛯名 正義
4枠8番  リーチザクラウン   牡3   武 豊
5枠9番  ドリームジャーニー  牡5   池添 謙一
5枠10番  スリーロールス    牡3   浜中 俊
6枠11番  イコピコ         牡3  内田 博幸
6枠12番  テイエムプリキュア  牝6   熊沢 重文
7枠13番  シャドウゲイト     牡7   田中 勝春
7枠14番  セイウンワンダー   牡3   藤田 伸二
8枠15番  ネヴァブション     牡6  北村 宏司
8枠16番  フォゲッタブル     牡3   C.ルメール

今年は出走馬16頭中7頭が3歳馬で、若駒の参戦が目立ちます。
そして一方で4歳馬の参戦が1頭もなく、そこはちょっと寂しいですね。。。
さらに6~8歳のベテラン勢の参戦が多く、全体的には若駒VSベテランの構図になったかなと思います。

今回の有馬記念は個性的な馬が多くて、かなり予想が難しいです。
中山の神マツリダゴッホ、小回りコース得意のドリームジャーニー、皐月賞で見せたパフォーマンスが怖いアンライバルド…
何気に強そうなミヤビランベリ、そろそろ一発がありそうなマイネルキッツ、中山だけに逃げ粘りがありそうなリーチザクラウン…
菊花賞を制したスリーロールス、良血開花フォゲッタブル、そして二冠牝馬ブエナビスタ

こうして見ると、それなりに役者が揃ったような気がします
そんな中、優勝候補筆頭と見られるのがブエナビスタ。
ライバルのレッドディザイアがジャパンカップで3着に頑張りましたし、ブエナビスタとしてもここは勝ってほしい場面です。
しかしながら、この秋はあまりに流れが悪いのが気になります。
運にも見放されている感があり、何とか勝っておかしくなってしまった歯車を元に戻してほしいところです。

それとは別に。。。
有馬記念は自分の好きな馬に夢を託したり、「世相馬券」に夢を託したりといったことも面白いです
私は今年一年フォゲッタブルを応援してきました。
春は思うような結果が出ずに苦労しましたが、秋になり菊花賞で2着に入り、そして前走のステイヤーズステークスでは優勝するなど、着実に力をつけてきています。
一気に相手が強くなる今回も、この馬の成長力に期待してみたいと思います。
馬券は、語呂合わせで良いものがないか検討してみました。
その結果、フォゲッタブルとドリームジャーニーならかなり良い語呂合わせになるのではと思いました。
フォゲッタブルは、「忘れがちな」という意味らしいです。
そしてドリームジャーニーのドリームは「夢」です。
これをつなぎ合わせると「忘れがちな夢」になります
みなさんの「夢」は、何でしょうか。
今年も景気の悪いニュースが多く、夢も希望も忘れがちになってしまう昨今。
この馬券で夢を思い出してみるのも良いのではないでしょうか^^
私は馬連かワイドで1000円くらい買っておこうと思います。
語呂も良いし、外れても悔いはありません。

他には、スペシャルウィークを父に持つブエナビスタ、リーチザクラウンと、グラスワンダーを父に持つセイウンワンダーの三頭による、「歴史は繰り返す馬券」も面白そうです。
1999年の有馬記念は1着にグラスワンダー、2着にスペシャルウィークという結果でした(しかも4cm差の大激戦)。
競馬史に残る名勝負だったのでとても印象に残っています。
なので、ブエナビスタ-セイウンワンダーの馬連かワイド、リーチザクラウン-セイウンワンダーの馬連かワイドを1000円ずつくらい買ってみるかも知れません。

こんな感じで、お祭りレースなだけに予想も気楽です^^
有馬記念は元々荒れやすいレースなので、まともに予想しても当たる気がしませんし。
何より年末ということで宝くじ的な意味合いも強く、それだけに多くの人が参戦します。
まさにお祭り騒ぎです。
お祭りといえば忘れてはいけないマツリダゴッホという馬もいますし、今年最後に相応しい面白いレースが見られそうです。
明日を楽しみに待ちたいと思います

クリスマス

2009-12-25 23:59:59 | ウェブ日記


今日はクリスマスです
日本ではどちらかというとクリスマスよりクリスマスイブを重要視していますが、本来は今日がメインイベントとなります
というわけで、写真も今日用にクリスマスらしい雰囲気のものを取っておきました。
「キャンドルカフェ2009」の日に撮ったものです。
汽車道から横浜コスモワールドの観覧車方面を見るおなじみの景色ですが、さすがに冬だけあって空気が澄んでいるので、いつも以上に綺麗に見えました
観覧車が写真のようにレインボーに輝くのは一定時間ごとなので、チャンスが来るのを待ちました。
やはり手前に海があると雰囲気が出るなと思います

さて、昨日はニュースを見ていたらサンタクロースが世界中の子供達にプレゼントを届けに出発する様子が映っていました
みなさんの家には来たのでしょうかね^^
街を歩けばあちこちでサンタのコスプレをした人がクリスマスケーキを売っていたりして、クリスマスならではの楽しい雰囲気になっています。
これが終わると、次はいよいよ「年の瀬」を意識するようになります。
大掃除、忘年会、仕事納め、有馬記念、年越しカウントダウンライブなど、色々なイベントがありますね。
残り少ない2009年、楽しんでいきましょう

クリスマスイブ

2009-12-24 23:50:18 | フォトギャラリー
今日はクリスマスイブですね
恋人とデートしている人、家族で団欒している人、仕事でそれどころではない人、特に興味なしの人(笑)と、みなさん色々なイブを過ごしていることと思います。
というわけで、私からのクリスマスプレゼントです
先日行った横浜みなとみらいの「キャンドルカフェ2009」の写真を先行で10枚ほどお届けします。
どうぞお楽しみ下さい





















「キャンドルカフェ2009」のこの雰囲気はまさにクリスマスにピッタリです。
今日まで開催されていたので、きっとイブの今日も多くの人が訪れたのではないでしょうか。

気づけばあと10分でイブも終わり、明日はクリスマスです。
お子さんたちはプレゼントを心待ちにしているのではと思います
それでは、良いクリスマスイブ ― クリスマスをお過ごしください


※フォトギャラリー館を見る方はこちらをどうぞ。

※横浜別館はこちらをどうぞ。

「浅田真央 age15-17」

2009-12-23 13:57:32 | ノンフィクション・エッセイ
今回ご紹介するのは「浅田真央 age15-17」(著:宇都宮直子)です。

-----内容-----
超一流の技術と可憐にして繊細な表現力。
天才と呼ばれた少女は世界のトップアスリートへと成長し、その可能性は未だとどまるところをしらない。
いち早く浅田真央の才能と魅力に着目していた著者は、長きにわたる取材を試み、温かな視線で真央を見つめつづける。
精緻な文章と貴重な写真で、青春の日々を綴った傑作ノンフィクション。

-----感想-----
もうすぐ全日本フィギュアスケート選手権なので、その前にこの本のご紹介をしようと思います。
この本は宇都宮直子さんという人が数年前から浅田真央さんを取材してきたことをまとめたノンフィクションです。
どうやら行動を共にすることも多かったらしく、プライベートでの会話もたくさん載っていました。
テレビではあまり見ない発言も色々あり、とても興味深かったです。

「ユナかな」
「ユナ?たしかに上手な子だけど、まだジュニアの選手じゃない」
「でも、ユナはきっと、もっと上手になるよ。真央はそう思う」
この場面は印象的でした。
将来、シニアで闘うようになったとき、どんな選手がライバルになるのかを話していたときのことです。
どうやら浅田真央選手は、早い段階から韓国のキム・ユナ選手がいずれ強敵になるだろうと予感していたようです。
(この本ではヨナではなくユナで統一されているので、こちらも合わせます。)

また、この本ではメディアを冷静に見つめた記述がありました。
一例をご紹介すると、

「メディアは同じ年の彼女らを対比し、煽る。
闘いをさらに盛り上げようと、互いに互いを語らせようとする。
強いて、意識を向けさせようとする。」

これは私も何度も同じようなことを思いました。
とにかくメディアは浅田真央選手とキム・ユナ選手をライバルとして煽りまくり、試合前になると浅田真央選手に「ライバルの撃破」を期待というより半ば押し付けてきます。
しかもご都合主義なので、今季浅田真央選手が不調でキム・ユナ選手に歯が立たないのを見るや、今度はキム・ユナ選手を「無敵の女王」として持ち上げる報道に変わってきています^^;
あの煽りは何だったの…?と思ったりもしました(笑)

私的には、この二人はウオッカとダイワスカーレットの関係のようなイメージがあります

浅田真央  →ウオッカ(調子にムラはあるが、ここぞの場面で勝つ!)
キム・ユナ →ダイワスカーレット(能力バランスの取れた、最強の敵役!)

トリプルアクセルが成功すれば一気に点を伸ばせる浅田真央選手はウオッカタイプ。
抜群の表現力で点が高いところで安定するキム・ユナ選手はダイワスカーレットタイプ。
こんなところです(笑)
メディアは選手が不調になると叩きたがるので、ここは一つ、静かに見守ってあげてほしいと思います。
ウオッカタイプということは、不調の後には必ず劇的な勝利が待っているということですしね
それが全日本選手権なのか、その先なのかは分かりませんが、このまま終わるような選手ではないです。
静かに復活のときを信じて待つのがベストと思います。

この本で色々悩んでいることも分かりましたし、やはり日々試行錯誤なのだなと思います。
仮面舞踏会の曲を気に入っているということも分かりました
流れが悪い中で迎える全日本選手権ですが、浮上のきっかけを掴めるような良い演技を期待したいと思います


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