読書日和

お気に入りの小説やマンガをご紹介。
好きな小説は青春もの。
日々のできごとやフォトギャラリーなどもお届けします。

第28回ジャパンカップ

2008-11-30 19:50:55 | スポーツ
スタート直後ウオッカが先頭に立ち、一瞬ドキッとした第28回ジャパンカップ、結果は以下のとおりです。

1着 スクリーンヒーロー
2着 ディープスカイ
3着 ウオッカ
4着 マツリダゴッホ
5着 オウケンブルースリ


写真はファンファーレ直前のもの。
すでに手拍子が起き始めています

私はずっとウオッカを見ていたので、ウオッカ目線でレースを振り返ってみます。
まずスタートで、ウオッカは良い反応を見せます。
ところがスタートが良すぎたのと、他の馬が意外と先行しなかったことで、まさかのウオッカ先頭という展開に。
その後すぐに外からウオッカをかわしていく馬がいて、何とかウオッカが逃げるという展開は回避されました。
2番手につけたウオッカは、ちょっとかかりぎみのように見えました。
岩田騎手が手綱を引いているように見えたので、まずいなと思いました。
レースは想像以上にスローな展開になりました。
1000mの通過が一分一秒以上かかっていて、馬群も先頭から最後まで差のない団子状態に。
これは瞬発力勝負になると思いました。
勝負どころの第三コーナーでも馬群は固まっていて、ウオッカは依然2~3番手の位置。
もうこうなったらウオッカの底力を信じるしかないと思い、ありったけの力を振り絞って声援を送りました。
そしてついに最後の直線へ。
スタンドは大声援の嵐で、もはや実況の声など全く聞こえない。
大絶叫しているはずの自分の声でさえ、あまり聞こえないくらいなのだ。
「ウォッカーー!!頑張れ!!いけー!!」
しかしウオッカの手応えが良くない。
何頭かの馬にかわされてしまう。
ウオッカのすぐ外につけたマツリダゴッホがウオッカをかわし、その差は明らかに一馬身近くついたように見える。
ダメだ、やられる!!
血の気が引いた。
これでは勝つどころが、上位に入るのも無理なのではないか。
一瞬絶句してしまった。
しかし次の瞬間、ウオッカが「ガツン!」という感じでエンジンがかかって、もう一度盛り返してきた!
一馬身近く開いたマツリダゴッホとの差が、みるみる縮まっていく。
「ウォッカーー!!」と大絶叫した。
もしかすると岩田騎手はスパートをワンテンポ遅らせたのかも知れないが、絶叫しながら見ているのでそんなことまで考えが回らない。
マツリダゴッホを差し返したものの、この馬もかなり強い。
ウオッカと併せ馬の形になり、一歩も譲らない。
その直後、外から追い込んでくる馬が目に入った。
明らかにウオッカとマツリダの脚色を上回っている。
そしてかわされてしまう。
さらにその馬の外にもう一頭、追い込んでくる馬がいた。
こちらにもかわされたように見えた。
そしてそのままゴールイン。
二着の馬は9番と出ていたのでディープスカイだとわかったが、一着の16番というのはどの馬なのかわからなかった。
すぐに「スクリーンヒーローだ!」
という声が聞こえてきて、一着が人気薄のスクリーンヒーローだとわかった。
これには驚いた。
観客からも「まじかよ」や「空気読めよ」といった声が聞こえてきたので、多くの人はこの馬をノーマークだったらしい。


勝ったスクリーンヒーロー関係者の写真撮影時の様子です。


勝者だけに許される、至福の時間ですね


パドックを見たとき、ウオッカにちょっと覇気がないのが気になっていました。
それでも、ウオッカの単勝を買うことにしました。
ウオッカを信じると決めたのだし、精一杯応援しようと思いました。

最後の直線でマツリダゴッホを差し返した場面は泣けました。
よく戦ったと思います。

マツリダゴッホは苦手と言われた左回りでも4着に来ました。
直線でも見せ場がありましたし、これは良い流れで有馬記念に進めそうですね。

ディープスカイはさすがの2着だと思います。
ここが最大目標と言っていただけあって、パドックでも良い気配を見せていました。
オウケンブルースリも5着に来たし、来年はこの二頭が古馬戦線を引っ張っていく存在になりそうですね。
ディープスカイは海外遠征に行くかも知れませんが、この秋の充実ぶりを見る限り、海外でも良い勝負が出来ると思います。
頑張ってほしいですね

それにしても勝ったスクリーンヒーローには驚きました。
一躍その名が知れ渡りましたね。
レース後、みんなスクリーンヒーローの激走に呆然としている中、良いことを言っているお客さんがいました。
「いやー面白かったね。ほんと、君はヒーローだよ♪」
近くにいた女性グループの一人が言ったようです。
何だか陽気な感じで言っていて、勝った馬を素直に褒められるのは良いことだと思いました
この人も馬券は外れたようでしたが、寛大な心を持っているようです。


表彰式の様子です。
この雰囲気も良いなと思います

秋のGⅠシリーズもいよいよ終盤戦へ。
有馬記念は、今日のレースでマツリダゴッホの2着以内が濃厚になったような気がします。
ウオッカが「黄金の左」なら、マツリダゴッホは「黄金の中山」ですしね。
ダイワスカーレットとの対決が今から楽しみになってきました
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鷲神社の酉の市

2008-11-30 12:57:07 | フォトギャラリー
神宮外苑の「いちょう祭り」を見た後は、浅草酉の市に向かいました。
けっこう疲れていましたが、酉の市は今日が最後なのでぜひ行きたいと思い、向かうことにしました。
酉の市に行くのは今回が初めてでした。
毎年11月の酉の日に行われているようです
今年の酉の日は5日(一の酉)、17日(二の酉)、29日(三の酉)です。
十二支になぞらえて、12日おきに行われるようですね。
ちなみに、三の酉まである年は、火事や異変が多いという言い伝えがあるそうです。
気をつけないといけませんね。

それではフォトギャラリーをどうぞお楽しみくださいませ


---------- 鷲神社の酉の市 ----------


東京メトロ日比谷線入谷駅にて下車し、酉の市が行われている場所まで歩きました。
着いてみると、とてつもない人だかりができていました
色々な道にかなりの数の露店が出ていて、まさに「お祭り」の雰囲気です


鷲(おおとり)神社へは既に長蛇の列が出来ていました。
長期戦を覚悟し、腹ごしらえをしてから並びました。


一時間近く行列に並んで、やっと門が見えてきました


これが鷲神社の門です。




まさしくお祭りムードで、活気が満ち溢れています




どの店にも「熊手」が売られています。
縁起を担ぐものとして、どうやら酉の市の中心的存在のようですね。
このお店は、石原軍団の人たちが熊手の購入予約をしていますね。
一番右には、石原慎太郎東京都知事の名前があります。
そしてこの後、まさかの出来事が起こるので、フォトギャラリーの後半をお楽しみに




気象予報士の森田さんや、みのもんたの朝ズバッ!も熊手の予約をしていました。
ほかにも数々の著名人の名前があって、鷲神社の酉の市のすごさを感じました。


芸者さんも酉の市に来ていました


ここが、参拝する場所です。


私も鷲神社初参拝を済ませました。
この後は、しばらく鷲神社の高揚した雰囲気を楽しむことにしました。




熊手を購入した人は、お店の人から「三本締め」をしてもらえます。
それっ!や繁盛っ繁盛っ繁盛っ!という掛け声とともに行われる三本締めはかなり良いですよ
あちこちからこの掛け声や三本締めが途切れることなく聞こえてくるので、たくさんの人が購入していったのだと思います。


非常に大きな熊手もあります。
こういったものは企業が購入していくようです。
ちなみに掛け声の「繁盛っ!」は商売繁盛を祈念しています。


石原慎太郎東京都知事に遭遇!!
まさかの出来事に本当に驚きました!


都知事の周りはあっという間にSPがガードを固めました。
お客さんが「都知事だ!」と言って一斉に写真を撮り始めたり、押し寄せてきたりしたので、SPも大変だったと思います。


どうやら都知事は熊手を引き取りに来たようです。


だいぶ酔っているようでしたが、醸し出す貫禄はさすがです。


ものすごい人だかりになってしまって、もはや身動きがとれないほどです。


都知事自ら三本締めを行いました。
周りにいた人たちも一緒にやって、盛り上がりは最高潮になりました。


息子の石原宏高衆議院議員も三本締めを行いました。


こうして大きな熊手を手に、都知事は帰っていきました。


初参戦した酉の市でしたが、とても良い雰囲気でした。
これだけの活気の中を歩いていると、こちらも自然に活気が出てきますね
下町のお祭りの雰囲気全開なので、お祭り好きな人にはとても楽しいイベントだと思います。
来年も行ってみたいなと思いました


※フォトギャラリー館を見る方はこちらをどうぞ。
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ただいま酉の市

2008-11-29 18:34:04 | ウェブ日記
ただいま酉の市に来ています。
今日は三の酉の日です。
とてつもない人手になっていて、歩くのが困難なほどです。
屋台もたくさん出ていてまさにお祭り状態。
お酉様への参拝は行列が出来ているため何時間もかかりそうです。
詳細はまた後で書こうと思います。
それではまた☆
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ジャパンカップ予想

2008-11-29 12:08:20 | スポーツ
いよいよ明日に迫った第28回ジャパンカップ
ウオッカ、ディープスカイ、メイショウサムソンの三世代ダービー馬対決が注目されていますが、そのほかにもアサクサキングス、オウケンブルースリの二世代菊花賞馬、有馬記念馬のマツリダゴッホなど、豪華なメンバーが顔を揃えました
私の予想は以下のとおりです。

◎ウオッカ
○ディープスカイ
▲メイショウサムソン
△アサクサキングス

ウオッカは前走の天皇賞(秋)が激しいレースだったにも関わらず、調子は絶好調とのこと。
距離不安を指摘する声もありますが、私は大丈夫と見ます。
たしかにメイショウサムソンやアサクサキングスに比べるとスタミナで劣ると思いますが、ウオッカには黄金の左という武器があります。
それと、ウオッカが昨年の日本ダービーで出した2分24秒5というタイムは、スタミナのない馬にはまず出せないタイムです。
昨年のジャパンカップ、直線で追い込んできたときに最後失速していたのが気がかりですが、あのときは臨戦過程にアクシデントがあったことや、今のウオッカの充実度などを考慮すると、勝機は十分にあると思います。
なので、ウオッカを本命にします。

ディープスカイもかなり勝機があると見ています。
前走の天皇賞(秋)は100%の仕上げではなかったにも関わらず、ウオッカと差のない3着。
そして陣営が当初から秋の最大目標をジャパンカップにしていたこと。
天皇賞(秋)に勝負をかけてきていたウオッカに比べて、上積みの点でやや有利なこと。
ウオッカと同じくスタミナを疑問視する声があるものの、2400mのレースが2戦2勝と結果を出していること。
以上のことから、今回も上位に来るのではと予想します。

メイショウサムソンは、昨年春から何度も本命にしてきた馬です。
しかし、今回ばかりは本命にできませんでした…
このメンバーの中でも、地力は最上位だと思います。
しかし遠征帰りで体調が万全ではないことがネックになっています。
それでも天皇賞(春)、宝塚記念のレースを見る限り、極端に能力が衰えていることはなさそうです。
中団よりやや前につけて、直線で先頭に並びかけていけば、良い勝負が出来るはず。
とにかく体調次第だと思うので、当日の状態に注目です。

アサクサキングスは今年一度も連対していないものの、この舞台が合っていそうなだけに不気味です。
もともとスタミナのある馬、もしハイペースの消耗戦にでもなれば、この馬の出番が来そうです。
もしくは、スローペースを余力十分で逃げたときなども怖い存在です。
この馬は先行タイプなので、あまりレース展開に左右されないのは強みだと思います。
1着になる姿は想像できませんが、3着くらいならあるかも知れないと見ています。

以下に、ウオッカ、ディープスカイ、メイショウサムソン、マツリダゴッホ、オウケンブルースリ、アサクサキングスを対象にした分析を載せてみました。
気休め程度に参考にしてみてください。


芝2400mの適正
1位 メイショウサムソン
2位 アサクサキングス
3位 オウケンブルースリ

東京競馬場・芝2400mの持ちタイム
1位 ウオッカ(2分24秒5)
2位 メイショウサムソン(2分24秒7)
3位 アサクサキングス(2分25秒0)

左回りの適正
1位 ウオッカ
2位 ディープスカイ
3位 メイショウサムソン

臨戦過程
1位 ディープスカイ(神戸新聞杯→天皇賞・秋→ジャパンカップ)
2位 アサクサキングス(天皇賞・秋→ジャパンカップ)
3位 ウオッカ(毎日王冠→天皇賞・秋→ジャパンカップ)

瞬発力
1位 ウオッカ
2位 ディープスカイ
3位 オウケンブルースリ

有力馬六頭の本気度
ウオッカ 120%(勝ちにくる)
ディープスカイ 120%(陣営は当初から秋の最大目標はジャパンカップと言っていた)
メイショウサムソン 90%(体調は万全ではなさそうだが、出るからにはまずまず仕上がっているはず)
マツリダゴッホ 90%(最大目標は次走の有馬記念だと思う)
オウケンブルースリ 90%(菊花賞時より調子が落ちているかも)  
アサクサキングス 120%(天皇賞・秋より体調が上向いているのは確実)


ところで。。。左回りが苦手と言われているマツリダゴッホなのですが、全くダメというわけでもないのではと思います。
非常に判断の難しい馬なのですが。。。
私は今回は無印にしました。
万が一勝たれたら、そのときは仕方ありません。


というわけで、かなり盛り上がりそうなのでレースが今から楽しみです
私もGⅠのファンファーレに合わせて手拍子してこようと思います
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参戦!

2008-11-26 22:20:30 | ウェブ日記
11月30日に東京競馬場で行われる第28回ジャパンカップ。
私も参戦することに決めました
再び、あの地へと出向きます。
今回はちょっと早めに到着して、競馬場の雰囲気を楽しみたいと思います
何しろジャパンカップは雰囲気が一味違います。
今年は日本馬に強豪が揃ったので、だいぶ盛り上がるのではと思います。


この写真は、11月2日の天皇賞(秋)のときに買った馬券です。
ご存知のとおり、レースは2cm差の大激戦の末、ウオッカが勝利しました。
私の馬券はウオッカの単勝一点賭けだったので、レースの写真判定が行われている間、この馬券は2cm差のところで紙くずになるか的中馬券になるかの瀬戸際にいたわけです。
まさに、紙一重の勝負ですね
でも、この天皇賞(秋)は近年屈指の名レースだったので、紙くずになっても大してショックは受けなかったと思います。
素晴らしいレースに大満足していました^^
そしておそらくジャパンカップでも、私はウオッカの単勝を買うと思います。
今回ばかりは相手が強豪ぞろいですが、それでもウオッカは好きなので、応援の意味も込めて買いたいところです。
レース当日まであと4日。
果たして今年はどんなドラマが待っているのか、見に行くのが楽しみです
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「灰色のピーターパン」石田衣良

2008-11-24 21:31:42 | 小説
今回ご紹介するのは「灰色のピーターパン」(著:石田衣良)です。

-----内容-----
池袋は安全で清潔なネバーランドってわけじゃない。
盗撮画像を売りさばく小学5年生が、マコトにSOSを発してきた。
”まだ人を殺してない人殺し”マッドドッグ相手にマコトの打つ手は?
街のトラブルシューターの面目躍如たる表題作など4篇を収録したIWGPシリーズ第6弾。
着実に、忍耐強く、賢くあれ!

-----感想-----
今回はどの話も読みやすかったです。

灰色のピーターパン
野獣とリユニオン
駅前無認可ガーデン
池袋フェニックス計画

という四つの短編から構成されています。

まずは灰色のピーターパンについて。
この話では、盗撮画像を売り捌いてお金を儲けている、小学5年生の男の子が登場します。
マコトはこの男の子のことを「灰色のピーターパン」と表現していました。
そういえば、ピーターパンの詳しいことを知らないなと思い、ネットで調べてみたところ、「ネバーランドに住んでいて、冒険の日々を送る永遠の少年」とのことです。
ピーターパンの前に「灰色」が付くのは、この男の子が盗撮画像を売り捌いているからだと思います。
小学5年生にしてそんな違法な金もうけに手を染めるとは、末恐ろしいですね。。。
しかし、池袋は安全なネバーランドではないのです。
全てが思い通りにいくと思ったら大間違い。
この男の子の違法ビジネスがある人たちに嗅ぎつけられてしまい、脅しをかけられます。
そこで男の子は、マコトに解決を依頼してきたというわけです。
ところが、”マッドドッグ”と呼ばれる強敵が現われて、事件の解決は一筋縄ではいかなくなります。
ジャンキー状態で極めて危険なこの男を池袋から排除するために、マコトは知恵を絞ります。
この「灰色のピーターパン」という話は全体的に読みやすかったです。
悪を倒す正義のヒーロー的なわかりやすい展開になっていて、前回の「反自殺クラブ」がちょっとダークな話だっただけに、非常にテンポの良さを感じました。
池袋ウエストゲートパークシリーズの中でも、なかなかの読みやすい作品だったと思います。
死人も出なかったし、一件落着なラストは良かったと思います。

次に、「池袋フェニックス計画」についてです。
名前からしてすごそうな計画ですよね。
警視庁が総力を挙げて、池袋の街から在留外国人と風俗店を殲滅し、虫一匹、病原菌ひとつない手術室みたいに清潔な街にしようという計画です。
この作戦によって、池袋の街は焦土のようになってしまいます。
人通りが少なくなってしまったことによって、マコトの果物屋に来るお客さんの数も激減。
売り上げは四割ダウンしてしまいました。

池袋のとあるビルには警視庁本庁直属の組織犯罪対策部、さらに入国管理局の池袋出張所が引っ越してきて、警視庁側はまさに本気モード。
大義名分として「池袋の治安を回復させる」とは言っているものの、どうもそれは池袋の街を根こそぎ焼け野原にしてしまうような感じなのです。
どんどん街から人がいなくなってしまうのだから、商店街の人たちには死活問題です。
そして焦土になり誰もいなくなった街を「安全になった」と言うわけです。
いかにもどこかのお偉いさんの立てた計画だと、マコトは言っていました

ところが。。。片っ端から摘発されていく風俗店の中で、なぜか全く手を出されない店がありました。
どうやら、裏で警視庁側とつながっているようなのです。
さらに、この店は今回マコトのところに依頼しに来た女子大生の姉が働かされている店でもあります。
当初の目的はこの姉を助け出すことでしたが、次第に池袋フェニックス計画を巡る闘いに発展していきます。
果たして池袋の街を焦土にしてしまうこの計画を止めることが出来るのか、今回の四篇の中では最大規模のドラマが繰り広げられました
この話もテンポが良くて、どんどん読み進められました。
警視庁側に内通者がいるかも知れないというのは面白かったです。
フェニックス計画にはどんな裏があるのか興味深かったですし、重い話ではないので読んでいて楽しかったです

今回でIWGPシリーズの文庫本は読み終わりました。
まだ文庫になっていない単行本は、読むか文庫になるまで待つか考え中です。
「赤・黒」という番外編の文庫本が出ているので、ひとまずはそちらを読んでみようかなと思います。


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美容室にて思うこと

2008-11-24 09:19:51 | ウェブ日記
昨日は美容室に行きました。
何度か行っている美容室なので、カットしてもらっているときなどもリラックスしていました。
カット中、考え事をすることがあるのですが、それらは主に以下のような内容です。

・さて、この後どこに行こうかな…
・今日の晩御飯は何を食べようか…
・あの美容師さん、すっごい美人だなぁ…

こんな感じで、ありきたりなことを考えています。
あまり集中できる状況でもないので、難しいことは考えません。
「この国の景気を立て直すにはどうすれば良いのか」などと考え込む人は、ほとんどいないと思います
上の三つには続きがあって、以下のようになります。

・少し散歩してみるか。
・最近肉料理がメインになってるから、今日は魚料理を食べよう。
・年はいくつくらいなんだろう。。。20代後半かな?

考え事をしているうちに、カットのほうもだいぶ仕上がってきます。
美容師さんも話題を振ってくれたりするので、わりと時間が経つのは早く感じます。

伸び気味だった髪もさっぱりとして、良い感じになりました
今年はこれで最後になるかなと思います。
以下の写真は、帰り道に横浜駅周辺を散歩して撮ったものです。
横浜の街もすっかりクリスマスムードになってきましたね






横浜開港150周年まであと191日です。
来年は横浜が熱くなりそうですね
フォトギャラリー館で堂々第一位の掲載数を誇る横浜なので、私もぜひ150周年記念イベントに参戦したいと思います
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「反自殺クラブ」石田衣良

2008-11-23 10:46:10 | 小説
今回ご紹介するのは「反自殺クラブ」(著:石田衣良)です。

-----内容-----
今日も池袋には事件が香る。
風俗スカウト事務所の罠にはまったサンシャイン60階通りのウエイトレス。
伝説のスターが設立を夢見るロックミュージアムの真実。
集団自殺をプロデュースするインターネットの”クモ男”。
ストリートの「今」を鮮やかに描くIWGPシリーズ、切れ味がさらに増した第5弾!

-----感想-----
今回はタイトルが印象的でした。
「反自殺クラブ」とは、きついタイトルだなと思いました。
自殺の前に反が付いているので、自殺に対抗するためのクラブなのかなという印象を持ちました。

スカウトマンズ・ブルース
伝説の星
死に至る玩具
反自殺クラブ

という四つの短編から構成されているのですが、このうち反自殺クラブが100ページ以上あり、一番長い物語になっています。
反自殺クラブは集団自殺を巡る話でした。
扱われていたのは、インターネットの「自殺系サイト」。
そこに巣くい、自殺を呼びかけるスパイダー(クモ男)を捕まえるために、マコトのところに依頼がきます。
その依頼者が、反自殺クラブのメンバーというわけです。
自殺系サイトは現実世界でも問題になっているし、実際にそういったサイトを通じて集まった人たちが集団自殺したニュースも何度か見ました。
それだけにこの話はかなり現実感がありました。

反自殺クラブの目的の一つとして、集団自殺を阻止するというのがあります。
日々自殺系サイトを監視していて、不穏な動きがあればメンバーたちも動きます。
自殺志願者たちが集まってミーティングを開くことがあるのですが、そういった場所にメンバーが自殺志願者を装って潜入したりします。
そしてこれらの集団自殺が計画されるたびに浮上してくるのが、スパイダーという謎の人物の存在。
自殺系サイトに巣を張り、自殺志願者たちを自殺に導いているのです。
これは自殺ほう助といって、れっきとした犯罪です。
果たして反自殺クラブとマコトは、スパイダーを止めることが出来るのか…

この話はなかなか重いものでした。
自殺という言葉事態にも重い響きがあります。
集団自殺はたまにニュースで見ることもあるし、自殺系サイトの存在が問題になりました。
こういった暗黒サイトを全て排除するのは、やはり無理なのでしょうか。
もしかしたら現実世界にもスパイダーのような人物がいるのではと、ぞっとしたりもしました。
でもそれと同時に、反自殺クラブのようなものも存在するかもしれないと思いました。
本の帯にある言葉「群れて死ぬより、ひとりで生きよう!」。
せっかくの尊い命、もっと大切にしていきましょう。

重い内容ではありますが、レビューは比較的涼しい感じにまとまったと思います。
なかなか客観的に書けたのではないかと。
そう、私は物事を客観的に捉えることが出来る。。。某元総理、あなたとは違うんです!!
と、最後はパロディっぽくして終わらせて頂こうと思います
それではまた


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秋空の中野

2008-11-22 11:53:12 | フォトギャラリー
先日の友人との飲み会で中野に行きました。
せっかくなので中野を歩いてみようと思った私は早めに到着し、いざ中野散策へ。
見事な快晴だったので絶好の散歩日和でした
写真も撮っていたので、今回フォトギャラリーを作りました。
お気軽にお楽しみください

----- 中野フォトギャラリー 秋空の中野 -----


JR中野駅の南口です。


駅前のロータリー広場。


この通りにはヴェローチェなどのカフェや定食屋さんが並んでいます。


こちらは北口です。
北口のほうが栄えているようですね。


このアーケードは「中野サンモール商店街」といいます。
入居店舗数は100店舗以上あるそうです




天井からは太陽光が入ってきていて、明るい雰囲気になっています


中野サンモール商店街の先には、「中野ブロードウェイ」というのが続いています。


中野サンモール商店街を脇道にそれると、飲み屋街になっています。


なんだか、会社帰りのサラリーマンに人気がありそうです。


この大きな建物は何でしょうかね?


建物の前までやってきました。


「中野サンプラザ」という建物でした。
名前は知っていたものの実際に見たことはなかったので、ここにあったのかぁ…と感慨深くなりました。


というわけで、初めて訪れた中野でしたが、なかなか楽しめました。
飲み会前の良い運動になりました。
郊外の街というと吉祥寺なども思い浮かぶので、そちらも機会があったら行ってみようかと思います


※フォトギャラリー館を見る方はこちらをどうぞ。
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明日から三連休

2008-11-21 20:36:45 | ウェブ日記
今日は朝からお客様のところに直行し、会議を行いました。
私は聞いているだけでしたが。。。
段々と会議の雰囲気に慣れていきたいと思います。
昼ごろには無事に会議も終わって会社に戻りました。
午後の仕事を終え、帰宅。
明日から晴れて三連休となりました
三連休、みなさんはどう過ごすでしょうか。
私はどこか出かけたいのですが、風邪が長引いていて体調がいまいちです
今日は早く寝ようかと思います。
明日は読みかけの小説を読み進めるとして、明後日は紅葉でも見たいなと思います
東京は高尾山が見頃らしいです。
都心に近い方でも、そろそろ色付いてくるかも知れませんね
それでは、良い週末をお過ごしください
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