読書日和

お気に入りの小説やマンガをご紹介。
好きな小説は青春もの。
日々のできごとやフォトギャラリーなどもお届けします。

東京マラソン2010

2010-02-28 19:39:09 | ウェブ日記


今日は東京マラソン2010を見に行きました。
最初に銀座に行き、次に浅草、最後に有明に行きました。
写真は銀座で撮ったものです。
銀座に居たときは冷たい雨が降っていましたが、浅草に行ったときは太陽が出始めていて、最後の有明に行ったときは快晴になっていました

今年もたくさんの仮装ランナーの姿を見ました。
日本テレビの西尾由佳理アナウンサーや、お笑いコンビ「髭男爵」のひぐち君なども見かけました。
写真も沢山撮ったので、今年も仮装ランナーたちのフォトギャラリーを作ろうかなと思います^^
なす男や十字架を背負った男、ウエディングドレス姿の女性など、色々な仮装ランナーが走っていました

ゴール地点の有明で観戦したときが一番印象に残りました。
沿道で観戦していた人たちが「もう少しだよー!」「頑張れー!」と声援を送っていたのですが、その声援を聞いた1人のランナーが嬉しそうに「温かい…」と言っていました。
よく考えてみると、こんなに多くの人から声援を送ってもらえるマラソン大会は他にないのではと思います。
「東京がひとつになる日」というだけあって、走っている人も応援している人も、みんな一体感を持っていたように思います。
また、沿道からは手を差し出す人もたくさんいて、それを見たランナーがハイタッチしていく光景もたくさん見ました
これはランナーにとって気持ちが盛り上がったのではと思います。
私もたまにハイタッチを交わしました^^

どんな仮装ランナーが走っていたかは、次の記事でご紹介していきます。
今年も楽しく観戦させて頂きました。
それではまた

「真綿荘の住人たち」島本理生

2010-02-27 21:30:27 | 小説


今回ご紹介するのは「真綿荘の住人たち」(著:島本理生)です。

-----内容-----
大学進学のため、北海道から上京した大和君。
彼を待ち受けていたのは奇妙な下宿の住人たちだった。
クールな椿、気だての良いぽっちゃり女子の鯨ちゃん、恋愛小説家でもある大家の綿貫さん。
そして、彼女の内縁の夫で画家の晴雨(せう)さん……。
いびつで切ない、下宿物語。

-----感想-----
久しぶりに島本理生さんの作品を読みました。
帯に「三浦しをん氏絶賛」とあり、それも気になってこの本を手に取りました。

真綿荘という、木造二階建てのレトロなアパートを舞台に物語は進んでいきます。
構成としては誰か1人がずっと語るのではなく、各話ごとに語り手が変わっていきます。
真綿荘の住人は上京してきた大和君を入れて全部で5人で、この5人にはそれぞれ悩みがあったり、恋模様があったりします。
それらが物語が進むにつれて一つ一つ明らかになっていきます。

島本理生さんはやはり人の心の揺れ動きを書くのが上手いなと思います。
ここ何ヶ月かで読んだ小説の中でも郡を抜いていました
また、読者にその人物が何を思っているのか考えさせる描写があるのも特徴です。
例えば、
”私はちょっとだけ笑って、ちょっとだけ泣きそうになった”という文章があります。
このとき私は、なぜこの人物が泣きそうになったのか気になりました。
そこでこの文章をもう一度最初から読み返してみました。
すると分かるような分からないような微妙な感じではありますが、何かしら見えてくるものはあります。
たぶん島本理生さんは意図的に文章に明確な意味を持たせないようにしているのだと思います。
この辺りは他の作品でもよく見られ、恋愛小説らしい書き方だなと思います

他には”夏が終わったばかりの風のような笑顔に、変に心が動きそうになるのを、大和君は無意識のうちに止めた”というのがあります。
これは「無意識のうちに止めた」が重要で、大和君はこの女性の笑顔に惹かれそうになりながらも、無意識の中ではある程度距離を取ろうとしているということです。
つまりこの二人が恋人になることはないのだろうなということが伝わってきました。

もう一つ例を挙げると、今度は大家の綿貫さんの心境が分かる文章で、以下のものがありあました。
”なぜ綿貫さんが彼をあんなふうに紹介したのか、少し後になってから察した。私が、彼女とはほとんど年の差のない女だったからだ。”
綿貫さんが晴雨さんを「内縁の夫」として椿さんに紹介する場面があったのですが、このとき綿貫さんは、椿さんを同じ女性として意識していたようです。
椿さんに晴雨さんを取られることを心配し、先手を打って内縁の夫として紹介し、防衛線を張ったようなのですが、この考え方はなかなか嫉妬深いです。。。
これはこの場面の描き方自体が印象に残りました。
やはり島本さんはこういった感情の繊細な部分を鋭く描けてすごいと思います。

全体的には、淡々と流れていく中に色々な人間模様が見られ、読み応えのある作品でした。
久しぶりに人と人との感情が絡み合う作品を読んだので新鮮に感じたりもしました。
ちょっと分からない部分もあったので、いずれ読み返してみようかなと思います。


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女子フィギュア・フリー 浅田真央が銀

2010-02-27 14:49:12 | スポーツ
日本中が注目したバンクーバーオリンピック、フィギュアスケート女子フリー。
最終的な順位は以下のようになりました。

1位 キム・ヨナ(韓国)        228.56
2位 浅田真央(日本)        205.50
3位 ジョアニー・ロシェット(カナダ) 202.64
4位 長洲未来(アメリカ)       190.15
5位 安藤美姫(日本)         188.86
6位 ラウラ・レピスト(フィンランド)  187.97
7位 レイチェル・フラット(アメリカ)  182.49
8位 鈴木明子(日本)         181.44

というわけで、キム・ヨナ選手が世界歴代最高得点を大幅に更新する圧巻の演技で金メダルに輝きました。
浅田真央選手はトリプルアクセルは2回とも決めたものの、後半のジャンプでミスがあり残念ながら銀メダルでした。
安藤美姫選手は5位、鈴木選手は8位という結果で、日本人選手は3人とも入賞を果たしました。
フィギュアは男子も3人とも入賞を果たしていて、女子と合わせて6選手全員入賞はすごいことだと思います

さて。。。銀メダルとなった浅田真央選手。
後半のジャンプで2度ミスがありました。
さすがにこうなるとキム・ヨナ選手に勝つのは厳しくなります。
両者の点差が23点も付いたのは驚きです。
最近はキム・ヨナ選手が頻繁に世界最高得点を更新しており、もうこの流れは止めようがないのかも知れません。
…と思っていたら、今日のニュースではキム・ヨナ選手が3月の世界選手権を最後にプロに転向する可能性が高いとありました。
となると、リベンジのチャンスはその1回しか残されていません。
23点という点差を見る限り、もし仮に今回浅田真央選手が後半のジャンプでミスをしていなかったとしても、勝てる可能性は低かったと思います。
難易度の高いトリプルアクセルを合計3度跳んでも、全体的にバランスの取れたプログラムには敗れてしまうということであり、ちょっと寂しいなと思います。
もちろんキム・ヨナ選手が圧倒的に強かったというのもありますが。
しかしこのオリンピックの舞台でトリプルアクセルを全て成功させたのは素晴らしいことです。
たしかにリスクの高い技ではありますが、ずっとこだわってきた技ですし、これから先も大事にしていってほしいと思います。
4回転やトリプルアクセルがなくても十分高得点を出せるし、そちらのほうがリスクが少なくて良いというのは事実かも知れません。
それでも、今回果敢にトリプルアクセルに挑んでいったその姿に、魅了された人、感動した人は多いのではないでしょうか。
立派な銀メダルです

安藤美姫選手は5位で、メダルには手が届きませんでした。
ショートプログラムで3回転-3回転のミスがありあまり点が伸びなかったのが響いたかなと思います。
このミスでフリーでは3回転-2回転に変える決断をしたようですし。
それでも3回転-3回転に挑戦したのは素晴らしいことですし、今回のメンバーから考えても、挑戦なくしてメダルには手が届きません。
精一杯のことをした結果の5位なのですし、よく頑張ったと思います。
トリノオリンピックでのフリーの演技は見ていて痛々しいほどでしたが、それから4年たち、精神的にも一回り強くなったのではないでしょうか

鈴木明子選手はショートプログラムの11位から3つ順位を上げて、8位入賞を果たしました。
摂食障害を乗り越えてたどり着いたオリンピックの舞台で、本人としても満足のいく演技が出来たようです。
演技終了時点で暫定1位に躍り出るなど、見せ場も十分だったようです。
感極まって流した涙が全てを物語っていたように思います

3人とも、本当にお疲れ様でした
緊張からも解き放たれたことですし、帰国までの間オリンピックの雰囲気を楽しんでくれたら良いなと思います
浅田真央選手はエキシビションに出られるので、そちらも楽しみにしています

女子フィギュア ショートプログラム

2010-02-25 02:09:15 | スポーツ
バンクーバーオリンピック、注目の女子フィギュアがついに始まりました
ショートプログラムを終えての順位は以下のようになりました。

1位  キム・ヨナ(韓国)        78.50
2位  浅田真央(日本)        73.78
3位  ジョアニー・ロシェット(カナダ) 71.36
4位  安藤美姫(日本)        64.76
11位 鈴木明子(日本)        61.02

浅田真央選手の演技は生放送で見ていました。
ちょうど13時の少し前くらいに演技したので、昼休み中に見ることが出来ました。
冒頭のトリプルアクセルを見事に決めたのを見て、胸が高鳴りました。
そこからは一気に波に乗り、ノーミスで突き進んでいきます。
ステップも切れとしなやかさを兼ね備えた感じでかなり良かったです
魅了される演技とはこういうのを言うのだろうなと思いました。
得点は今季自己最高の73.78点で、この時点でトップに立ったのを見て昼休みが終わりました。

しかし全選手がショートプログラムを終えての順位はキム・ヨナ選手が1位で浅田真央選手は2位となっていました。
キム・ヨナ選手の演技は仕事から帰ってきてテレビで観ましたが、こちらもノーミスでした。
しかもこの大舞台で世界歴代最高得点を出したとのことです
演技全体を見るとたしかに動きの隅々まで切れがあり、洗練された感じが伝わってきました。
これから高得点が出るのも納得です。
しかしどちらの演技により魅了されたかといえば、それは間違いなく浅田真央選手です。
多少贔屓目もあるのかも知れませんが、私の感性ではそう感じました。
なぜなら、浅田真央選手の演技が終わった後ちょっと涙ぐんでしまったのです。
そのくらい素晴らしい演技でした
フリーでもトリプルアクセルを決めてくれるように祈っています

安藤美姫選手は4位、鈴木明子選手は11位という順位につけています。
安藤美姫選手は今季ずっと3回転-2回転のコンビネーションジャンプだったのを3回転-3回転に替えて勝負に出たのが好印象でした。
やはりせっかくのオリンピックなのですし、守りに入るよりは勝負に出たほうが良いと思います。
結果は残念ながら2度目のジャンプの着氷が乱れ回転不足と判定されてしまいましたが、挑戦したことに悔いはないはずです。
4年前のトリノのときに比べて表現力が格段にアップしているので、ジャンプのミスがなければ自然と順位も上がってきます。
状態もトリノのときと比べれば雲泥の差なのではないでしょうか。
3位のジョアニー・ロシェット選手とは6.6点差あるようですが、フリーで完璧な演技をすれば逆転可能だと思います。
ずっと応援してきた選手ですし、メダル獲得目指して頑張ってほしいです

また、4位の安藤美姫選手から11位の鈴木明子選手までわずか3.74点差で、かなり激戦になっています。
多くの選手が高いパフォーマンスを発揮したことがうかがえます。
フリーの演技次第で大分順位の変動がありそうですね。
どの選手もフリーでは自分の持てる力を最大限発揮してくれることを祈りたいと思います

第27回フェブラリーステークス

2010-02-21 17:15:48 | スポーツ
ドバイへの道を開くこととなった第27回フェブラリーステークスの結果は以下のとおりです。

1着 エスポワールシチー
2着 テスタマッタ
3着 サクセスブロッケン
4着 ケイアイテンジン
5着 グロリアスノア

というわけで、昨年のジャパンカップダートの覇者にして現ダート王者であるエスポワールシチーが、その強さを存分に見せ付けてくれました
今回は多士済々なメンバーが集まっていましたが、他を寄せ付けない圧倒的な強さでした。
スタートして2番手につけると、早くも勝ちが決まったかのように見えました。
最後の直線に入り残り400mで先頭に立つと、そこからは一人旅。
この時点で2番手にいたサクセスブロッケンとの差はどんどん広がり、その後追い込んできたテスタマッタの追撃も余裕で振り切り、堂々たる勝ちっぷりでした。
また3着サクセスブロッケンと4着ケイアイテンジンとの差は5馬身もあり、他の馬は全く手も足も出なかったことがうかがえます。
これで5連勝となり、まさに快進撃です。
「フェブラリーステークスを勝ってドバイへ」という野望も、現実のものになったことと思います。
となるとドバイワールドカップは、芝のトップホースのウオッカとダートのトップホースのエスポワールシチーが揃って参戦ということになりますね。
今年のドバイは熱くなりそうです(^-^)
まずはエスポ君、フェブラリーステークス優勝おめでとう

東京マラソンのスタート地点

2010-02-20 17:13:08 | フォトギャラリー
「東京がひとつになる日」
このキャッチフレーズのもと行われる、東京マラソン。
今年は2月28日に行われます。
先日新宿に行ったとき、スタート地点である東京都庁の周辺を散歩してきました。
東京都庁の回りではジョギングに励む数人の一般ランナーにも遭遇し、「東京がひとつになる日」が近付きつつあるのを実感しました。

------- 東京マラソンのスタート地点 -------


というわけで、都庁方面を目指して歩いていきます




リング状の信号。


この方向に進んでいけば東京都庁に行けるようです。




ちょうど太陽がビルの向こう側に隠れています




さっそく東京都庁が見えてきました。
写真右手に見えている高い建物は東京都庁第一本庁舎です。


以前訪れたときは雨が降っていましたが、今回は晴れていて良かったです^^


下を見渡すと、オフィス街らしい光景が広がっています。


写真左手に見える白を基調としたビルは、一番上の写真にも写っています。


オフィス街なので、休日の昼間となると人通りも少ないようです。




ビルの窓に太陽が写っていますね。
それが影響したのか、この写真は全体的に絵画のような写りとなりました


再び東京都庁第一本庁舎。




下に降りてきました。


いよいよ都庁が目前に迫ってきました。


まずは、こちら!


東京都庁第二本庁舎です。




全体像はこんな感じとなっています。


続いてこちらが、


東京都庁第一本庁舎です。
そしてこの前にある交差点を見ると、


「スタート」の文字が!
この場所が東京マラソンのスタート地点のようです。
これから本番に向けて、色々とセットされていくことでしょう。


こちらは東京都議会議事堂です。


第一本庁舎の向かい側にあります。


スタートしたらこの方向に走っていきます。


この渡り廊下は議事堂と第一本庁舎を結んでいます。


東京マラソン当日はこの景色が人で埋まることになります。
何万人もの人がここに終結するのは壮観でしょうね
オリンピック期間中なので注目度は例年より下がるかも知れませんが、それに次ぐ一大イベントだと思います。
昨年の記事をご覧になる方はこちらをどうぞ。
東京マラソン2010、今年も時間があれば見に行きたいと思います


※フォトギャラリー館を見る方はこちらをどうぞ。

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男子フィギュア・フリー 史上初の快挙!!

2010-02-19 23:30:52 | スポーツ
日本男子フィギュア界の歴史が動くこととなったバンクーバーオリンピック・男子フィギュアスケート・フリー。
フリーを終えての結果は以下のとおりです。

1位 エバン・ライサチェック(アメリカ)  257.67
2位 エフゲニー・プルシェンコ(ロシア) 256.36
3位 高橋大輔(日本)           247.23
4位 ステファン・ランビエール(スイス) 246.72
5位 パトリック・チャン(カナダ)      241.42
6位 ジョニー・ウィアー(アメリカ)    238.87
7位 織田信成(日本)           238.54
8位 小塚崇彦(日本)           231.19

というわけで、高橋大輔選手が見事銅メダルを獲得
日本が男子フィギュアスケートでメダルを取るのは史上初の快挙で、まさに歴史が動きました
さらに織田選手、小塚選手ともに入賞を果たし、3人全員が入賞を果たしました。
これもすごいことなのではと思います
昼間は仕事で見られませんでしたが、さきほどNHKで上位陣の演技を放送していたのでそれを見ました。
最大の興味はもちろん、高橋大輔選手の演技がどんな感じだったのかということです。
高橋大輔選手は演技の冒頭、4回転に挑戦しました。

「4回転ジャンプをやらないで勝っても一生後悔する」

これは高橋選手が以前から主張していることのようです。
自分の考える理想の演技には絶対4回転が入るとも言っていました。
その信念どおり、果敢に挑んでいった高橋選手。
結果は転倒&回転不足になってしまいましたが、本人も悔いはないようなので良かったと思います。
やはり金メダルを狙いにいく姿はカッコいい
この攻めの姿勢は確実に今後にも生きてくると思います。
4回転の失敗の後はきっちりと立て直していきました。
「世界一」と言われるステップは素人目に見ても動きに切れがありました。
フリーの演技構成点は高橋選手がトップだったようです。

選手生命が脅かされるほどの大怪我を乗り越えてたどり着いたこの舞台で、史上初の快挙という素晴らしい結果が待っていました。
テレビでやっていますが、トリノからバンクーバーまでのこの山あり谷ありの選手生活は、フリーで選んだ曲「道」に通じるものがありますね。
進んできた道の果てに待っていた銅メダル獲得の快挙。
本当におめでとうございます

男子フィギュア ショートプログラム

2010-02-18 23:58:09 | スポーツ
男子フィギュアスケートはメダルが期待される競技の一つです。
日本の男子フィギュア史上最強の布陣ということで、国民の注目も高まっているようです
そして昨日、ショートプログラムが行われました。
上位陣の順位は以下のとおりです。

1位 エフゲニー・プルシェンコ(ロシア) 90.85
2位 エバン・ライサチェック(アメリカ)  90.30
3位 高橋大輔(日本)          90.25
4位 織田信成(日本)          84.85
5位 ステファン・ランビエール(スイス) 84.63
6位 ジョニー・ウィアー(アメリカ)    82.10
7位 パトリック・チャン(カナダ)     81.12
8位 小塚崇彦(日本)          79.59

というわけで、トリノオリンピックの金メダリスト・プルシェンコ選手が貫禄の首位。
しかし2位のライサチェック選手との差はわずか0.55点です。
そして3位の高橋大輔選手との差もわずか0.60点で、上位3選手はかなりの激戦となっています。
この激戦を見て思い起こされるのは、トリノオリンピック女子フィギュアでショートプログラムが終わったときの順位です。
1位にサーシャ・コーエン選手、2位にイリーナ・スルツカヤ選手、3位に荒川静香選手で、3選手の差はわずかなものでした。
そしてこのときは荒川静香選手が逆転で金メダルを手にしました。
なので高橋大輔選手もそれにあやかって頑張ってほしいと思います

個人的に好印象なのは、4回転ジャンプに積極的に挑戦しようとしている点です。
これは織田選手、小塚選手にも言えることです。
たとえ失敗したとしても、オリンピックの舞台で大技に挑戦したことに悔いはないはずです。
それに、4回転を2度跳んでくるであろうプルシェンコ選手に勝つには、やはりリスクは承知で4回転を飛ぶしかありません。
心理的に見ると、4位の織田選手がメダルを狙うには5.5点差を詰めないといけないので、ある程度吹っ切れて4回転を跳んでくることが予想されます。
しかし3位の高橋選手は「銀」か「銅」を死守するなら無難に3回転でまとめても何とかなるのかも知れません。
昨日のニュースではこれが取り上げられていましたが、私は高橋選手がショートプログラム後の記者会見で4回転への挑戦を明言してくれたのがとても嬉しかったです。
さすがだ

そして、メダルを狙える位置に日本人選手が2人もいるのはすごいことだと思います。
小塚選手にしてもしっかり入賞圏内につけていますし、素晴らしい活躍ぶりです。
3選手ともフリーでベストの演技をしてくれたら良いなと思います

日本勢初のメダル!

2010-02-16 23:14:03 | スポーツ
4日目を迎えたバンクーバーオリンピックで今日は嬉しいニュースがありました。
スピードスケートの男子500mで長島圭一郎選手が銀メダル、加藤条治選手が銅メダルを獲得しました
女子モーグルの上村愛子選手がメダルを逃し、ちょっと意気消沈していたこともあり、この結果はかなり嬉しかったです^^
これで日本勢が勢いに乗ってくれたら良いなと思います。
前回のトリノオリンピックは序盤で期待された選手が全てメダルを逃し、波に乗れないまま終盤を迎えてしまったので、今回はそれは避けてほしいという思いがありました。
早い段階でメダルを取れ、本当に良かったと思います

長島圭一郎選手と加藤条治選手は良きライバル関係としてお互い切磋琢磨してきたようです。
加藤条治選手のほうがメディアに紹介される機会は多く、長島圭一郎選手はそれが悔しかったというようなことも語っていました。
この思いが今回の結果につながったのかなとも思います。

また、加藤条治選手は私と同い年でもあります。
25歳、アスリートとしては最も充実している時期のような気がします。
同い年ということもあり気になる存在です。
銅メダルには納得していないようで、インタビューでは悔しさを滲ませていました。
2位の長島圭一郎選手との差はわずか0.03秒だったので、やり切れない思いがあったのでしょう。

お二人とも年齢的に見てもまだまだ活躍出来ますし、この先も頑張っていってほしいと思います。
メダル獲得おめでとう

上村愛子、夢届かず

2010-02-14 17:18:17 | スポーツ
先ほど行われた女子モーグル決勝で、上村愛子選手は4位となりました。
またしても、メダルには手が届きませんでした。
予選を5位で通過した上村選手は、決勝では最後から5番目に登場しました。
二つ目のエアで若干着地が乱れたものの、全体的にはかなり良い滑りだったのではと思います。
力は出し切ったように見えました。
理想はここでトップに立ってほしかったのですが、残念ながら2位となりました。
残りの4人の選手が予選で高い点を出していたこともあり、この時点でメダルは厳しくなったように思いました。
しかしここで、思わぬ展開が起こります。
続く二人の選手が相次いでミスをし、上村選手が2位に踏みとどまったのです。
残り2人で2位なら、何とかメダルを取れるのではないか…そんな思いが脳裏をよぎりました。
しかしその残りの2人の選手がかなりの強豪で、予選の滑りを見る限りミスをしなければ上村選手より高い点を出してくることが予想されました。
そしてその二人の滑り。
最初がカナダのジェニファー・ハイル選手、次がアメリカのハンナ・カーニー選手でした。
どちらもスピードもエアも文句なしで、素晴らしい滑りでした。
特にスピードは二人とも上村選手より約1秒ほど速かったです。
あれなら敗れても納得するしかありません。
最終滑走者のハンナ・カーニー選手の得点が出て、上村選手が3位から4位に後退したときは、テレビの前で涙ぐんでしまいました。
「マジかよ…」というつぶやきが口を突いて出ました。
4度目の挑戦となる今回も、オリンピックの女神は上村選手には微笑んでくれませんでした。
それでも…
見ている人を感動させてくれる、素晴らしい戦いだったと思います。
メダルは取れませんでしたが、記憶に残る4位です。
序盤から良い戦いを見せてもらったことですし、残りの競技に出る人たちにもぜひ頑張ってほしいと思います