読書日和

お気に入りの小説やマンガをご紹介。
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太平洋戦争②

2011-02-24 23:43:55 | 太平洋戦争
祖父の話で印象的だったのが、戦時下の食べ物。
当時兵隊だった祖父はある日、「チョコレートをかけたご飯」を食べたらしいです。
話を聞いた限り、ドロッとしたチョコをご飯にかけただけのようです。
チョコとご飯。。。どう考えても、合わないような気がします。
とても食べたいとは思いません^^;
祖父曰く、「美味くねぇんだい」とのこと。
やはり、そんな組み合わせで美味しいわけがないですね。
チョコも現在のものと比べると甘みがなく、だいぶ粗悪なものだったようです。
しかし戦時下で、兵隊である以上、出されたものを食べるしかありません。
当時は食糧事情も悪かったでしょうし、そんな食べ物を出されるのも仕方ないといえば仕方ないのかなと思います。
むしろ、食べ物にありつけるだけありがたいと思ったほうが良いのかも知れません。
戦時下の壮絶さが垣間見えるひとコマでした。
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太平洋戦争①

2011-02-22 19:02:31 | 太平洋戦争
私の祖父は太平洋戦争で戦った人でした。
実家に居た頃、よく祖父が戦争のことを話していたのを聞いています。
祖父が亡くなった今、その話を聞くことはもうありません。
何度も話していたので時には「また話してるよ^^;」と思ったりもしましたが、もう聞けないのだと思うと寂しいものです。
私の家族ではブログをやっているのは私だけなので、聞いていたことを記事にまとめていこうかなと思います。

祖父はあと一歩で神風特攻隊になるところだったらしいです。
ある日、兵隊たちが縦に一列に並んでいました。
そしてその横を歩いていく上官。
上官が祖父の目の前まで来たそのとき、
「よーし、ここまで!」
と言って、手を振り下ろしました。
その手は祖父の目の前を上から下へと通り過ぎていきました。
振り下ろされた手の前にいる人までが、神風特攻隊に選ばれました。
祖父は「俺ァ今でもあの手を覚えてる」と言っていました。
もしその手があと一人分後ろに来ていたら、祖父は特攻隊員として戦死していたでしょうし、母や私が生まれてくることもなかったです。
まさに運命の分かれ道となった「手」だったのだなと思います。
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