読書日和

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NGT48 高橋七実さんへの手紙

2019-09-25 21:09:25 | ウェブ日記


(村雲颯香さん卒業公演で貰った花を持ち、まるで鎮魂のように目を瞑る高橋七実さん。写真はネットより。以下同じ。)


新潟を中心に活動するアイドルグループNGT48の研究生メンバー、高橋七実さんにお手紙を書きました。
NGT48の数少ない良識派で、高橋七実さんも5月18日に行われた山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんの卒業公演「太陽は何度でも」に、運営からの参加禁止圧力に屈せず駆け付けた7人のうちの1人です。

NGT48のメンバーはフォトログ(グループ公式の写真付きブログ)を書いていて、高橋七実さんの文章には静謐、神聖、誠実の3つが揃っているという特徴があります。
読むと心が清められるような、とても静かで品のある文章を書きます。
今回のお手紙では山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんの卒業後から見てきた高橋七実さんのフォトログの中で、印象的だったものをいくつか全文書き、それぞれの後に私の感想を添えるという形にしました。




(山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんの卒業公演後の写真撮影にて、前列左から長谷川玲奈さん、山口真帆さん、菅原りこさん、後列左から小熊倫実さん、日下部愛菜さん、村雲颯香さん、角ゆりあさん、渡邉歩咲さん、高沢朋花さん、高橋七実さん。)




(現在グループに残っているのは小熊倫実さん、日下部愛菜さん、角ゆりあさん、高橋七実さんの4人です。)


私はアイドルは公人(誰か特定の人のための存在ではない)と考えているので、公人向けお手紙ということで内容自体は今回も公開します。
また、お手紙の原本の写真も記事最後に載せておきます。

私は誠実なメンバーには、こちらもお手紙を出す時は誠意を持って書こうと考えています。
まして相手がメンバーきっての誠実さの高橋七実さんともなれば、こちらも全力の誠意で書きます。
いくつかのフォトログを全文掲載したので、お手紙の枚数は過去最長の50枚になりました。

高橋七実さんはフォトログの文章を見ると分かりますが非常に聡明な人なので、長いお手紙であっても問題なく読んで頂けると思いました。
なので長くなるだろうなとは思いましたが印象的だったフォトログの全文掲載に私の感想を添える形でまとめました。



(8月9日、AKB48の55枚目シングル「ジワるDAYS」の握手会にて、浴衣姿の高橋七実さん。)

文章だけでもその人の性格は出るもので、高校三年生18歳とは思えない神がかった静謐、神聖、誠実な文章に何度か驚かされました。
その文章がどんなものなのか、そして高橋七実さんという人がどんなことを思い山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さん卒業後の日々を過ごしてきたか、ぜひ知ってみてください。
こういった誠実な人にはぜひこの先大成してほしいと思います



----------お手紙ここから----------

私は山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんの卒業公演「太陽は何度でも」で初めて高橋七実さんのことを知りました。
山口県在住の34歳の会社員で、ネットではブログとツイッターで活動していて、3人の卒業公演まで特にアイドルのファンはしていなかったです。
しかし卒業公演のことはかなり気になり、5月18日そこに駆け付けた7人のメンバーの1人が高橋七実さんということで興味を持ち名前を覚えました。

NGT48のことは山口真帆さん暴行事件を知るまでは名前を知っているくらいで、どんなメンバーがいるのかは知りませんでした。
恐ろしい事件がきっかけではありましたが、NGT48には卒業公演の10人に代表されるような素晴らしいメンバーがいるのを知ることができました。



(高橋七実さんと山口真帆さん。)

高橋七実さんは3人の卒業公演に駆け付けたことや日頃のフォトログの文章などから、アイドルとしてとてもクリーンなイメージがあり、印象が凄く良いです。
ぜひ大事にしてください。

フォトログはいつも楽しみに読ませて頂いています。
高橋七実さんのフォトログからは誠実さ、真面目さ、優しさ、清らかさなどが感じられます。
文章だけでもその人の性格は出るもので、高橋七実さんには育ちの良さも凄く感じます。
きちんとした良識を持ち、さらには芯の強さをも感じます。

3人卒業後から見てきた高橋七実さんのフォトログの中で特に印象的だったものを書き、そこに私の感想を添える形でお手紙を書いていきたいと思います。
最初に「おっ」と思ったのは、自身の誕生日祝いについてのフォトログでした。


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2019.07.08
18th

18歳になりました💬

昨日はメンバーやスタッフさんなど
沢山の方々がお祝いしてくださいました。

おめでとうと連絡を頂いたり、お誕生日のフォトログの投稿やケーキ、プレゼント、、、
全部とても嬉しかったです(*´-`)

そしてファンの皆様からのメッセージも
読ませて頂いて、心が温かくなりました

今まで見守って来てくださった方が
こんなにいるんだと改めて感じました

世間をお騒がせしているこの状況で、誕生日をお祝いして頂いてもいいのだろうかと自分の中で少し考えたりしたのですが、みんながお祝いしてくれたことが純粋に嬉しかったです。

本当に本当にありがとうございました

18歳の一年も支えてくださる方々への感謝を忘れずに、精一杯頑張りたいと思います
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「世間をお騒がせしているこの状況で、誕生日をお祝いして頂いてもいいのだろうかと自分の中で少し考えたりした」とあります。
私はこの言葉を見て、さすがに3人の卒業公演に駆け付けた人だと思い、誠実さを感じました。
山口真帆さん菅原りこさん長谷川玲奈さんと、その卒業公演に駆け付けた7人の言葉には重みがあり、自然と気になります。
この時から高橋七実さんという人への興味が高まって行きました。



次は村雲颯香さん卒業発表を受けてアップされたフォトログです。

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2019.07.19
卒業

もふさんの卒業が発表されました。

もふさんはどんな時も誰よりグループのことを
メンバーのことを一番に考えて行動してくださっていました。

悩んだりした時には
そっと声を掛けて話を聞いてくださったり、

その優しさに救われたことが
この半年で何度もありました。

本当に本当に感謝しています。

昨日の動画の言葉もNGTのことを本気で考えてくださっているからこそ言える言葉だと思います。

私に出来ることはほんの僅かなことかもしれないけれど、もふさんへの感謝の気持ちを込めて、素敵な形で送り出す事が出来たらと思います。

残り1ヶ月程になりますが
卒業する日まで一緒に過ごせる時間を大切にしたいです。
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「その優しさに救われたことがこの半年で何度もありました。」とあります。
半年とは1月からのことで、山口真帆さん暴行事件発覚からのことだと思います。



(高橋七実さんと村雲颯香さん。)

「悩んだりした時にはそっと声を掛けて話を聞いてくださった」とあり、これは村雲颯香さんなら必ずそうすると思いました。
あまり目立たずに済むように静かに優しくお声掛けする姿が思い浮かびました。
そしてこの言葉から、高橋七実さんも山口真帆さん暴行事件とその後のことで悩んだのが分かりました。
その悩みを優しく包み込んで受け止めてくれる、とても頼りになる人だったのだと思います。


(村雲颯香さん卒業発表の動画。右後ろにいるのが高橋七実さんです。)

「昨日の動画の言葉もNGTのことを本気で考えてくださっているからこそ言える言葉だと思います。」も印象的でした。
「大切だからこそ、今のNGT48には変わらなくてはいけない部分もたくさんある」と語った部分のことだと思います。
その時に静かに、深くうなずいていたのを見て、やはり誠実で信頼できる人だと思いました。

懸命に涙を堪えようとしていたのも印象的です。
堪えきれずに涙が頬を伝って流れても表情を変えず、前を向いているところに高橋七実さんが持つ強さを感じました。



次は「TOKYO IDOL FESTIVAL 2019」前日の8月2日のフォトログです。

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2019.08.02
明日は

「TOKYO IDOL FESTIVAL 2019」に
オープニングアクトとしてメンバー全員で出演させて頂くことになりました。

まずはこのような機会を作って下さった方々に、心より感謝申し上げます

そしてこのステージに立たせて頂けること、本当に本当に嬉しく思います


でも自分の正直な気持ちとしては、今まで NGT48のことを好きでいて下さったファンの皆様が純粋な気持ちでグループを応援し難い状況になってしまっていること、アイドルとして素敵なパフォーマンスをお届けすることが出来ていないことに遣る瀬無さを感じています。

出演を嬉しく思って暖かい言葉をかけて下さる方がいる反面、この出演に対して、グループの現状に対して批判的な意見も沢山あるのも事実です。

そしてこのグループが変わらなければ、このまま前には進めないことも重々承知しています。

ただ、今の自分に出来ることは、応援して下さるファンの皆様、出演する機会を作って下さった皆様へ感謝の気持ちを込めて、パフォーマンスさせて頂くことなのではないかと思いました。

明日は来てくださる皆様に少しでも楽しんで頂けるように精一杯頑張ります。
よろしくお願い致します。
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これを見て高橋七実さんの立派さに驚きました。
「遣る瀬無さ」を漢字で書いているのにも驚き、高校三年生にして文脈の中で的確に使っているのにも驚き、かなりの頭の良さを感じました。
この頭の良さは山口真帆さんや村雲颯香さんと通じるものがあります。

「この出演に対して、グループの現状に対して批判的な意見も沢山あるのも事実です。」と書き、批判的な意見が沢山あることを認め、受け止め、言葉にしています。
私はここにも高橋七実さんの誠実さを感じました。
さらに「出演に対して」と分けて「グループの現状に対して」と書いているのを見て、高橋七実さんがしっかりとグループの現状は世間から批判されるものだと認識しているのが分かりました。

「このグループが変わらなければ、このまま前には進めないことも重々承知しています。」は重い言葉で、まだ研究生、さらに高校生でこれだけ重い言葉が書ける高橋七実さんを私は尊敬します。
そしてこんな重い言葉を研究生に言わせてしまうようなグループでは駄目だと思います。
山口真帆さんも村雲颯香さんも願ったように、きちんとした良識あるグループに変わらなければならないです。

「グループが変わらなければ、このまま前には進めない」はまさにそのとおりで、変わらずに強引に前に進もうとしても、世間は許さず反発を招くと思います。
相手が、何をしても不問にしてくれるような生粋のグループ支持者ならともかく、山口真帆さん暴行事件は社会事件なので、世間の関心を集めました。
そして山口真帆さん暴行事件への対応が酷すぎたことと、グループの実態が酷すぎたことで、NGT48及び運営は世間の怒りを買いました。
きちんと「けじめ」をつけての再出発にしないと、再び世間の支持を得るのは難しいです。



次は「TOKYO IDOL FESTIVAL 2019」を終えた8月3日のフォトログです。

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2019.08.03
TOKYO IDOL FESTIVAL 2019

暑い中、お集まり頂きどうもありがとうございました

既に決まっていたスケジュールの中で
出演機会を用意してくださった皆様、
現場で対応してくださったスタッフの皆様、
NGT48の出演のためにお力添え頂き本当にありがとうございました。


今回のTIFに向けたレッスンをする中でも
改めてステージに立つことの楽しさを感じましたし、 NGT48が好きだったんだと気付かされました。

でも現時点では、NGT48は世間から受け入れられている状態ではないですし、まだ問題の根は解決し切れていないと私は思っています。


このまま再出発という形でステージに立つことに対して違うんじゃないかと心に引っ掛かってしまう部分もありました。
再出発の意味を履き違えてはいけないと私は思います。


NGT48のことを好きでいたからこそ、
NGT48の楽曲が好きだからこそ、
沢山の方に聴いてほしいという真っ直ぐな想いで自分が楽曲を歌えないことが本当に悔しいです。

NGT48の楽曲を心から歌える日が来るまで

自分に出来ることはほんの僅かなことかもしれませんが、1人のメンバーとして何かに貢献していけるように、模索しながら進んでいこうと思います。

今日は本当にありがとうございました
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「現時点では、NGT48は世間から受け入れられている状態ではないですし、まだ問題の根は解決し切れていないと私は思っています。」は凄い言葉です。
この言葉からも、NGT48が世間の怒りを買っていることを高橋七実さんがきちんと認識し、受け止めていることが改めて分かります。
特に「まだ問題の根は解決し切れていないと私は思っています。」は非常に重い言葉で、内部から言える勇気に敬服します。
研究生にして全メンバートップクラスの誠実な発言ができる高橋七実さんは本当に凄い人だと思います。

世間も問題が解決したとは見ていないと思います。
そしてこのことに言及できるメンバーの数が少ないのも、グループの抱える問題点だと思います。
まともな発言をするのに膨大な勇気が要り尻込みしてしまうのは、現状のグループがまともではない状況にあるということです。

「再出発の意味を履き違えてはいけないと私は思います。」も凄い言葉で、そのとおりです。
先ほど書いたように、きちんと「けじめ」をつけての再出発にしないと、グループが再び山口真帆さん暴行事件前のような世間の支持を得るのは難しいです。



次は新公演翌日の 8月20日のフォトログです。

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2019.08.20
新公演

昨日は正規メンバーの方々の新公演初日がありました

公演に応募してくださった皆様、
DMMやLINEライブを見てくださった皆様、劇場に見に来てくださった皆様、
温かく見守って頂き本当にありがとうございました。

そして公演を準備するにあたって、
大勢のスタッフの方々が協力してくださったこと、とても感謝しています。

今回の公演の準備期間は先輩方がダンスの細かいところまで揃えていたり、今まで以上に全力で頑張っていらっしゃるのを感じましたし、
ゲネプロも客席後ろの方で見させて頂いたのですが、一人一人の熱量がすごく伝わってきてステージに立つ先輩方が輝いて見えました。

そして公演の演目は、
「夢を死なせるわけにいかない」公演です

素敵な楽曲が沢山あって
初日までの期間で私もこの公演の楽曲がとても好きになりました

研究生は公演の一番最後にMaxとき315号に全員で出演させて頂きました。

これからの未来への祈りを込めてパフォーマンスしようと自分の中で決めて、精一杯歌わせて頂きました。

まずはこの公演が無事に終了したことにほっとしています。

これからも自分の気持ちに正直に、
誠実さを忘れずに歩いていきたいです。

昨日は本当にありがとうございました
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「これからも自分の気持ちに正直に、誠実さを忘れずに歩いていきたいです。」が印象的でした。
高橋七実さんはフォトログにご自身の気持ちを正直に綴っており、そこに好印象を持っています。
そして「誠実さを忘れずに歩いていきたいです。」は非常に良い言葉です。
現状のNGT48に最も必要な言葉だと思います。
その心掛けがある高橋七実さんはやはり信頼できる人だと思います。
この人のフォトログはぜひ読みたいなと、思わせてくれる人です。



次は研究生公演の再開について綴った8月27日のフォトログです。

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2019.08.27
研究生公演

8月30日から研究生公演が再開されることになりました

メールの返信や握手会などでも
研究生公演を観たいという声を沢山頂いていました。

ただ自分の中では、まだ今の現状に対してモヤモヤした気持ちが残っているのが正直なところです。

同期のみんなと一緒に歌って踊れることは
楽しくて幸せを感じる時間です。

でもふとした瞬間に
今は笑顔で胸を張ってステージに立てる状況なのかと悩んでしまうこともあります。

研究生公演が再開されてファンの皆様に100%楽しんで頂けるパフォーマンスが
自分に出来るかは分かりません。

30日の公演では元気な姿を見せられるように、感謝の気持ちが伝わるように頑張りたいと思います。
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「でもふとした瞬間に今は笑顔で胸を張ってステージに立てる状況なのかと悩んでしまうこともあります。」も、高橋七実さんの誠実さがよく分かります。
そう思われるのは当然のことだと思います。
まず、高橋七実さん個人は何も悪くないです。
しかしグループは、村雲颯香さん卒業発表時の言葉や卒業公演時の言葉などから、依然として変われていないことが分かります。
なので「今は笑顔で胸を張ってステージに立てる状況なのか」と懸念されるのは当然のことだと思います。
むしろ何の疑問も持たないほうが大問題で、高橋七実さんのお悩みは至極真っ当です。
お考えに、自信を持って頂ければと思います。

この時にアップした写真も印象的でした。
山崎美里衣さんや、一緒に3人の卒業公演に出演した高沢朋花さん、渡邉歩咲さんがまだ居た頃の写真でした。
高橋七実さんがこれらの人達が活動辞退されたことを悲しんでいるのがよく分かります。



(アップされたのは山崎美里衣さん(2列目右から2人目)、高沢朋花さん(2列目右から4人目)、渡邉歩咲さん(3列目左から3人目)がまだ居た頃の写真でした。)

前だけを見ろと言う人もいるかも知れませんが、私は納得のいかない形での活動辞退になったであろう人に思いを馳せる高橋七実さんを心の優しい人だと思います。
その優しさは、村雲颯香さんが卒業公演で仰った「人の痛みの分かるグループになってほしい」という旨のことを実現するのに何より必要なものだと思います。
ぜひ大事にしてください。



(左から渡邉歩咲さん、高沢朋花さん、高橋七実さん。3人とも運営から参加禁止圧力の掛かっていた山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんの卒業公演に駆け付けた勇気ある人達です。)

また、悩んだ時は角ゆりあ新キャプテンを頼るのも良いかと思います。
村雲颯香さんの卒業発表を受けてから角ゆりあさんは特に際立つ渾身のフォトログを二つ書いています。
一つは卒業発表直後の7月19日に書いたもので、次のとおりです。


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もふ

昨日、公式サイトにてもふの卒業が発表されました。
素直な気持ちは嫌です。
事前にメンバーにお話してくれて、その時も卒業の意思があるだろうなというのは分かってはいたから冷静に聞いていられたけど私の中でまだいてくれるってどこかで思ってて。
だからこのタイミングだというのにすごく驚いたしもふがいなくなったグループが想像できません。
この数ヶ月、グループを支えてきてくれたのは他の誰でもないもふです。
冷静に現状を見て、いつでも中立な立場でいてくれました。
もふに救われたメンバーはたくさんいます。
誰よりもグループのために行動してくれました。
もっと早くから卒業を決めていたのにここまで残ってくれたのもグループのことを考えてです。
自分の未来よりグループの未来を優先してくれた優しすぎる人です。
私は1人の女性としてもふを尊敬してるところがたくさんあります。
冷静に周りをみて判断して行動できるところ。
芯の通っているところ。
意見をちゃんと人に伝えられるところ。
その場の雰囲気を明るくできるところ。
私にはないものをもふはたくさんもっています。
だから私ももふをみてもっと自分にも取り入れなきゃなって思います。
そうすればもっともふのことを支えられたかもしれない。
この期間1番大変だったのはもふだとおもいます。
3人の1番近くにいたひと。だから3人の想いも1番に汲み取ってきていた。そして私たちの1番近くにもいてくれた人。そして私たちの想いも1番に汲み取ってくれている人。狭間に立ちながらも中立で見て接してどうしたらいいか考えて変えようとして。
本当に本当に感謝しかないです。
ありがとう。
だからこそちゃんと受け入れて送り出してあげなきゃいけない。
だけどまだ受け入れたくない気持ちもあったり、受け入れている部分もあったり複雑です。
まだこのグループにいて欲しかった。まだもふが必要だから。そう思ったり。
いつまでももふに重荷を背負わせちゃいけない。
もふが前向きに新たな道を見つけて進もうとしてるんだからちゃんと見送りたい。
そんな想いでぐちゃぐちゃです。
でも8月末、もふのアイドル人生の締めくくりとして相応しい公演にしたいです。
だから私もちゃんと前向きに笑顔で送り出したいです。
そして私もこのグループで活動していくにあたってもふが作ってくれたものを守りながらこのグループを変えられるように行動できる人になりたいです。
そしていつか変わったこのグループをもふ、そして3人に見せられるように頑張りたいです。
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もう一つは劇場公演再開が発表された直後の8月12日のフォトログです。

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遅くなりましたが

言葉がまとまらず、遅くなりましたが8月18日から劇場公演を再開させて頂きます。
待っていてくださった方、お待たせしました。
握手会でもたくさん暖かいお言葉を頂き本当に感謝してます。
そして、新公演ということで新たに振り入れをしてくださった先生、演出、舞台スタッフの皆さん、衣装さんたくさんの方も動いてくださってます。
私たちのためにこうして動いて支えてくださる方がいることに改めて有難いなと思いました。
本当にありがとうございます。
だからこそ私達もそれに応えなければいけないなとまた気が引き締まりました。

そして、再開ということにあまりよく思わない方もいらっしゃると思います。
それは当然の事だと思います。
まだちゃんと皆さんに誠意を示せてはいませんし、問題も解決しきれてはいません。
ですが、今月をもって大切な仲間がまた新たな夢に向かって卒業をします
私たちのわがままかもしれませんが、彼女にはたくさんグループを支えてもらったからこそいい形で卒業して貰いたいです。
アイドルとして最高の形を作るとしたら、やはり劇場公演をやることではないかなと思います。
アイドルの活動の中でやはり1番はステージに立ってパフォーマンスをすることだと思います。
だからこそ今は暖かく見守ってくださると嬉しいです。

だからといって、何事もなかったかのように活動をしていく気はありません。
彼女に限らず、たくさんの人を傷つけたくさんのメンバーを傷つけ失いました。
その代償は大きいものだと思います。
だからこそうやむやにする訳にはいきません。
ちゃんとした形で皆さんへ、私達からの誠意を示していかなければいけないと思っています。
なので待っていて欲しいです。
そして、彼女にとって良いアイドル人生の締めくくりとなるように暖かく見守ってくださると嬉しいです。
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私は二度のフォトログを見て、角ゆりあさんが村雲颯香さんと同じところまで登ってきたのを感じました。
そして村雲颯香さんの意思を受け継いだことを感じました。
「そしていつか変わったこのグループをもふ、そして3人に見せられるように頑張りたいです。」とはっきり書いてくれています。
角ゆりあさんが挙げた4人は最前線で戦った人達であり、グループが変わらなければ顔向けできないという思いを感じます。

もちろん、高橋七実さんにも意思は受け継がれていると思います。
村雲颯香さんに、卒業間近ということもありそれまでのような踏み込んだ発言があまりなくなった8月、2人はまるでその代わりを務めるかのように奮戦していました。
2人がフォトログに書いてくれた現状への思いは、私のようなグループを変えようと努力するメンバーに注目する人にはしっかりと届いています。

角ゆりあさんは「彼女に限らず、たくさんの人を傷つけたくさんのメンバーを傷つけ失いました。その代償は大きいものだと思います。」と書き、現状の事態を招いたグループの責任を認めています。
自身は悪くなくても真摯に責任と向き合えるのがさすがだと思います。
大注目なのは「何事もなかったかのように活動をしていく気はありません。」や、「ちゃんとした形で皆さんへ、私達からの誠意を示していかなければいけないと思っています。」とあることです。
高橋七実さんと同じく誠実さがよく分かり、新キャプテンがこの「けじめ」の認識をしっかり持っているのは大きいと思います。

高橋七実さんには器の大きさを感じており(大将の器だと思います)、ぜひとも大成してほしい人です。
そして角ゆりあさんも、このフォトログを見て大将の器だと思いました。
ただ19歳ということもあり、村雲颯香さんほどの繊細な心遣いまではまだ難しいかも知れないので、悩みを抱えていて聞いてほしいなと思った時は、こちらからそっとお声掛けするのも良いかと思います。
フォトログの文章を見れば、真面目で誠実な人なのは明らかなので、必ず悩みを聞いてくれると思います。

また、3人の卒業公演に駆け付けたメンバーや西村菜那子さんなども角ゆりあ新キャプテンを全力で支えると表明しています。
これらの人達も頼りになると思うので、悩んでいる時はぜひ頼ってみてはいかがかと思います。



次は村雲颯香さん卒業公演のフォトログです。

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2019.08.31
もふさん🐑✨

今日はもふさんの卒業公演でした

研究生もMaxとき315号に出演させて頂きました

今日でもふさんが卒業してしまう実感がまだあまりなくて、これからもNGT48にいてくれるんじゃないかって心のどこかで思っています。

でも最後に一列に並んで
ステージに立つもふさんの後ろ姿を見た時
もう卒業してしまうんだと徐々に実感が湧いて来ました。

もふさんは同じ東北出身ということで、一緒にお仕事をさせて頂く機会も多くありました。

新潟のイオン、渋谷のタワーレコードさんでのイベントで椅子取りゲームをしたこと、
青森でのミニ握手会、
にいがったフレンドの関川村ロケ

もふさんがいてくれたことで
どこか安心できる部分がありました

悩んでいる時は話しかけてくださったり、
誰よりもNGT48のことを考えて、真摯に向き合ってきたもふさんの姿が本当にかっこよかったです。

もふさんの夢が叶うこと、
そしてこれからの幸せを祈っています🐦

今まで本当にありがとうございました

ずっとずっと大好きです😭✨
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これを読むと胸が熱くなり涙ぐみます。
高橋七実さんが心から村雲颯香さんを信頼していたのがよく分かります。
そして高橋七実さんは村雲颯香さんを引き合いに出して自身のイメージアップを図るような真似を一切していないです。
村雲颯香さんという人の素晴らしさと、感謝を伝えることに徹していて、私はそこにも好印象を持っています。
こういうところにその人の人間性が現れるのだと思います。




9月6日にたくさんアップした、劇場公演で貰った花束を紹介したフォトログの、村雲颯香さん卒業公演時に貰った花の紹介をした時の写真も印象的でした。
花を持ち目を瞑る姿が村雲颯香さんへの感謝、鎮魂の祈りのように見えました。
言葉は書かれていなくとも、グループとしても個人としても凄くお世話になったのが分かる写真です。
写真から高橋七実さんの優しさ、気高さが伝わってきました。
鎮魂の祈りのようにも見えるのは、もしきちんとしたグループであったならまだ卒業しなくて良かったのに、という思いが感じられました。


高橋七実さんの村雲颯香さんへのお気持ち、よく分かりました。
私はこれまでに高沢朋花さん、渡邉歩咲さん、村雲颯香さんにお手紙を出していて、いずれの人に対しても、イメージに合うクラシックの曲をご紹介してきました。
今回は高橋七実さんの村雲颯香さんへのお気持ちが非常に印象的だったので、一旦村雲颯香さんと揃いの曲をご紹介させて頂きます。
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番という曲で、村雲颯香さんが山口真帆さん暴行事件の発生から自身の卒業までに歩んだ道と凄く合っていると思いご紹介しました。
村雲颯香さん宛お手紙の、ピアノ協奏曲第2番をご紹介した部分の文章を掲載するので、良かったら曲をお聴きになり村雲颯香さんが歩んだ道に思いを馳せてみてください。
便箋も村雲颯香さん宛お手紙と同じものにさせて頂きます。

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もし音楽を聴くのがお好きならラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を聴いてみてください。
お手紙で渡邉歩咲さんにはラフマニノフのピアノ協奏曲第3番、高沢朋花さんにはプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番をお勧めしましたが、もふちゃんにはラフマニノフのピアノ協奏曲第2番が合うと思います。
フィギュアスケートの浅田真央さんがソチオリンピックのフリーで演技した曲でもあります。
Youtubeの、エレーヌ・グリモー(Hélène Grimaud)さんの演奏(37分01秒の動画)が特にお勧めです。


(お勧めしたラフマニノフのピアノ協奏曲第2番の演奏動画)

通常の曲が「曲を演奏する」なのに対し、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番はピアニストから「曲を生きる」と言われることがあるようです。
ラフマニノフ自身が精神的に苦しい時期を過ごし、その間作曲もできなくなり、そこから持ち直してようやく生み出した曲であることからそのように言われるようです。
もふちゃんは山口真帆さん暴行事件の発生から山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんが卒業するまで、そして3人が卒業してから今日まで、大変な険しい日々を常にその中心に居て、誰よりも立派に生きたと思います。
この曲は暴行事件から今日までのもふちゃんの歩んだ道を表しているように見えます。
曲調の迫力、神聖さももふちゃんの和美人で胆力のある雰囲気によく合います。

12:00頃までの第1楽章は事件が起きてからの激しい日々と、3人の卒業が決まってからの5月18日までの日々です。
途中、ひっそりとした雰囲気になるのは、まさに3人が卒業することになった喪失感のように聴こえます。

第2楽章は5月19日からもふちゃんが卒業を発表するまでの日々です。
静かな日々もあれば、激しく思いがぶつかる日もあったのではと思われ、まさにそのような曲調になっています。
14:00頃からのフルートが目立つどこか空虚で寂しげな演奏は3人を失った直後の、荒涼としてひっそりとしたグループにもふちゃんが佇んでいるのが思い浮かびました。
またその時に、もふちゃんの卒業発表を受けた角ゆりあさんのフォトログを読んでいて、フォトログと曲が凄く合っていて胸に染み、涙ぐみました。

そして第3楽章、33:40頃からの凄く盛り上がるところは卒業して羽ばたいていくもふちゃんを表しているように聴こえます。
もふちゃんの羽ばたきは物凄く気高く美しいものだと思います。

卒業発表時のフォトログを見ても、もふちゃんのことはかなり多くのメンバーがその人間性を誉めていたのが印象的で、きっとみんなで盛大に卒業させてくれると思います。
この曲の最後の盛り上がりのようになるはずです。
最後の盛り上がりは暴行事件発生から今日に至るまでのもふちゃんの歩んだ道と、その道の終わりまで来て羽ばたかんとするもふちゃんに光が当たり、みんなが盛大に称えているように聴こえます。
荒涼としたグループで常に「自身以外の誰か」のために尽力したもふちゃんの功績は称えられるべきものだと思います。
そして今まで大変な思いをされたもふちゃんなので、卒業後はぜひご自身の幸せに向かって進んでいってください。
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私はいなくなった人になど触れずひたすら前だけを見ろと言う人よりも、いなくなってしまった人に思いを馳せることができる高橋七実さんの優しさを支持します。
そして高橋七実さんにピッタリな曲も、次に出すお手紙でお勧めできればと思います。
悩むことも多い日々かと思いますが、ぜひご自身のお考えに自信を持ち過ごしていってください。

----------お手紙ここまで----------



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元NGT48 村雲颯香さんへの最後の手紙
「ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番」(ピアニスト:エレーヌ・グリモー)
「黒い羊」(山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さん卒業公演Ver)
元NGT48 高橋七実さんへの手紙



----------郵送したお手紙----------



1つ目の便箋。
1~10枚目、21~30枚目、41~45枚目に使用しました。




2つ目の便箋。
11~20枚目、31~40枚目に使用しました。
高橋七実さんの便箋は気高さ、清楚さ、上品さなどを意識して選びました。




3つ目の便箋。
高沢朋花さんと村雲颯香さんに使用したのと同じ便箋です。
高橋七実さんの村雲颯香さんへの思いが非常に印象的だったので、46~50枚目に使用し、揃いの便箋にしました。





高橋七実さんへのお手紙1。





高橋七実さんへのお手紙2。




高橋七実さんへのお手紙3。




高橋七実さんへのお手紙4。




高橋七実さんへのお手紙5。




高橋七実さんへのお手紙6。




高橋七実さんへのお手紙7。




高橋七実さんへのお手紙8。




高橋七実さんへのお手紙9。




高橋七実さんへのお手紙10。




高橋七実さんへのお手紙11。




高橋七実さんへのお手紙12。




高橋七実さんへのお手紙13。




高橋七実さんへのお手紙14。




高橋七実さんへのお手紙15。




高橋七実さんへのお手紙16。




高橋七実さんへのお手紙17。




高橋七実さんへのお手紙18。




高橋七実さんへのお手紙19。




高橋七実さんへのお手紙20。




高橋七実さんへのお手紙21。




高橋七実さんへのお手紙22。




高橋七実さんへのお手紙23。




高橋七実さんへのお手紙24。




高橋七実さんへのお手紙25。




高橋七実さんへのお手紙26。




高橋七実さんへのお手紙27。




高橋七実さんへのお手紙28。




高橋七実さんへのお手紙29。




高橋七実さんへのお手紙30。




高橋七実さんへのお手紙31。




高橋七実さんへのお手紙32。




高橋七実さんへのお手紙33。




高橋七実さんへのお手紙34。




高橋七実さんへのお手紙35。




高橋七実さんへのお手紙36。




高橋七実さんへのお手紙37。




高橋七実さんへのお手紙38。




高橋七実さんへのお手紙39。




高橋七実さんへのお手紙40。




高橋七実さんへのお手紙41。




高橋七実さんへのお手紙42。




高橋七実さんへのお手紙43。




高橋七実さんへのお手紙44。




高橋七実さんへのお手紙45。




高橋七実さんへのお手紙46。




高橋七実さんへのお手紙47。




高橋七実さんへのお手紙48。




高橋七実さんへのお手紙49。




高橋七実さんへのお手紙50。
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「ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番」(ピアニスト:石井楓子)

2019-09-09 20:13:37 | 音楽・映画


今回ご紹介するのは「ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番」(ピアニスト:石井楓子)です。

-----曲調&感想-----
ロシアの作曲家セルゲイ・ラフマニノフの曲は、日本の私のような一般層ではフィギュアスケートの浅田真央さんがバンクーバーオリンピックで「前奏曲 鐘」、ソチオリンピックで「ピアノ協奏曲第2番」で演技をしたことが有名です。
第4番まであるラフマニノフのピアノ協奏曲の中で、第2番と第3番はコンサートで演奏されることも多く、名曲の評価を得ています。
そして第3番は世界にある全ピアノ協奏曲の中で最も演奏難易度が高いことでも知られています。
私は石井楓子さんというピアニストによる演奏が好きなので、その演奏動画を元にご紹介します。
動画は音が小さめなので、聴かれる方はボリュームを上げて聴くことをお勧めします


(ピアノを演奏する石井楓子さん。写真はネットより)


曲全体の印象

この曲は真っ白い雪の世界が透き通るような水色や青で照らされているかのような雰囲気があります
そしてピアノの音色が非常に華やかで綺麗でドラマチックであり、私はその音色に凄く引かれます。
聴いていると新たに良いと思う箇所が次々と出てきて何度でも聴いていたくなる曲です



第一楽章(~18:01)

冒頭のピアノの演奏はややひっそりとしていてもの悲しく、そしてその中に気高さを感じます。
このメロディはクラシック音楽で「主題」と呼ばれるメロディで、しばらくするとまた登場する、その楽章の中心となるメロディです。
主題の終わり際、「溜め」を作った演奏をしてから最後にもの悲しさが溢れ出して流れて行くような演奏が私は特に好きです

主題の後、ピアノは一気にスピードを上げ、いよいよ本格的に曲の世界観を表現するぞという雰囲気になります。
オーケストラはのびやかで雄大さを感じる演奏でピアノを盛り立てていて、その雰囲気が良いです。
曲のスケールの大きさが予感されます。

ピアノの音色を聴いていると、「硬さとともに軽やかな弾みをも感じる音色」になることがあります。
硬い音を出すのはそれほど難しくないと思いますが、そこに軽やかさを入れるのは全く違う性質なので難易度も上がり、そういった演奏に表現力の高さを感じます。

やがて冒頭に登場した主題がもう一度登場します。
やはりひっそりとしたもの悲しさ、気高さを感じ、そして引き寄せられる音色です。
ピアノの主題演奏が始まる直前に演奏される、弦楽器(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)による静かに繰り返し唸るような演奏も印象的で、「これは冒頭に登場したあの音色だ」と分かります。

主題の後、ピアノの演奏がどんどん力強くなっていき、かなり激しくなり、最高潮を迎えると緊迫した鬼気迫る演奏になります。
オーケストラも緊迫した演奏で寄り添い、第一楽章きっての見せ場だと思います。

しばらくゆったりとした演奏をしてからピアノの独奏場面に入り、その演奏が次第に力強さを増し、やがて非常に力強くなります。
硬い音での演奏ですがその響きには情熱も感じ、ドラマチックさがあります。
先に登場した第一楽章きっての見せ場の魅力が「緊迫感」なのに対し、こちらは「情熱」が魅力な気がします。
このピアノ独奏場面も第一楽章きっての見せ場だと思います。

ピアノが独奏を続けていく中で、一音一音を猛スピードで演奏する場面があります。
そして猛スピード(速さ以外の表現をするのが難しくなる)なのに柔らかさ、滑らかさがとてもよく表されているのは凄いことだと思います。

3回目となる冒頭の主題の演奏になります。
1回目の時に「溜め」を作った演奏をしてから最後にもの悲しさが溢れ出して流れて行くような演奏が好きと書きましたが、その場面は高音から低音に向かって「ドシラソファミ」のように一音ずつ下げていく演奏をしています。

主題の後のトランペットの「パーッパカ パッパッパッパー」という演奏が格好良く、気高さ、誇り高さを感じます
ピアノがキラキラキラーッという星が煌めくかのような演奏をしているのも雰囲気が良いです。



第二楽章(18:24~28:50)

もの悲しさを感じる音色で始まります。
オーボエ(縦笛に似た見た目の管楽器)の硬質感のある甲高い音色が目立ち、やがてヴァイオリンなどの弦楽器も悲しい音色で続きます。
ピアノが入る直前に演奏される、非常に伸びを効かせた悲しさと雄大さを感じる演奏が印象的です。

第二楽章主題の凄く印象的なピアノメロディが登場します。
低音から高音に向かって「ドレミファソラシド」のように、ゆっくりと音を上げて行く場面があります。
優しく甘い音色で、神秘的な雰囲気もあり、とても引かれます
ピアノを支えるオーケストラは風がフワーッと沸き起こるかのように、ピアノの神秘さが際立つ演奏をしていてそれも良いです。
この場面はあまり間を置かずにもう一度登場します。
今度はピアノは音を高めにし、オーケストラは1回目が風がフワーッと沸き起こるようだったのに対し、今回は風が勢い良く吹き抜けて行くような演奏になっています。
全体として1回目よりも胸に迫ってくる聴こえ方になります。

ピアニストは左右の手で全く違うリズムの演奏をすることがよくあるのが凄いと思います。
片方の手はポロロロロと軽やかに演奏し、もう片方の手は力強く演奏をする場面があります。
力強い方の演奏が比較的ゆったりと弾いていることもあり、それぞれの手が全く違うリズムの演奏をしているのが強く意識されます。

同じメロディを繰り返し情熱的に演奏しながらどんどん力強くなって行く場面があります。
最高潮になると、そこから派手さや華やかさと共に安らぎも感じるメロディになります
作品世界に光が差すような明るさに、また幸せが辺り一帯に広がっていくような雰囲気に笑みがこぼれる音色で、これも見せ場だと思います

第二楽章主題の凄く印象的なピアノメロディが3回目の登場をします。
直前に笑みがこぼれる音色で気持ちが華やいでいたところにこの演奏が来て、今度は落ち着いて透き通った気持ちになります

ピアノがスピーディーで軽やかな演奏をしてから、一気に階段を上って行くような演奏になります。
「タンタカタンタンタカタン」というような響きの演奏を繰り返し、音を次第に大きくしているのでこちらに向かって押し寄せてくるような勢いも感じ、その雰囲気に引き込まれます

冒頭の第二楽章主題の凄く印象的なピアノメロディが登場する直前に演奏された、非常に伸びを効かせた悲しさと雄大さを感じる演奏が再び登場し、そこで第二楽章が終わります。



第三楽章(28:50~43:34)

突如としてそれまでとは曲調が変わり、第二楽章から間を置かずにそのまま第三楽章になります。
速いスピードで助走を付けるような演奏をしてから一気に全体が激しい演奏になり、緊迫感も漂います。
その中で途中からピアノが特に目立ち、冒頭のこの場面最大の見せ場になり、階段をどんどん上って天まで駆け上るかのような演奏になります
第三楽章の主題でもあり、終盤に形を変えてもう一度登場します。

天まで駆け上ると、今度はオーケストラがトランペットを中心に威厳を感じる演奏をします。
その中でピアノが物凄い速さでキラキラと光の粒が弾けるような演奏をしているのが良いと思います
さらに、その次の寄せては返す波のような演奏も好きで、魅力的な音色が次々と現れます。
その後は派手さ、煌びやかさの余韻に浸るような穏やかな演奏が続きます。
ただしずっと穏やかではなく、激しさが顔を覗かせたり、軽やかになったり、ひっそりしたりと、変化に富んでいます。

やがて曲調が変わり、また盛り上がる予感がします。
満を持して冒頭に演奏された主題が再登場し、また階段をどんどん上って天まで駆け上るかのような演奏になります。
今度は少しゆったり目で、そして力強い演奏です。
寄り添うオーケストラもどんどん演奏の迫力を上げて盛り上げて行き、音色にドラマチックさも漂わせていて、いよいよ協奏曲がクライマックスに向かうことが予感されます。

再び寄せては返す波のようなピアノ演奏になった後、駆け上った天上界で楽しく舞踏しているような演奏になります
「タンタカ タンタカタンタンタン」というピアノのリズミカルな演奏が特に良いです
楽しく舞踏しているような演奏の最後、盛り上がっている場面なのに音色に少し寂しさを感じるのも印象的で、楽しさが終わらないでほしいなという気持ちになります
第三楽章きっての、音色にドラマチックさ、美しさを感じる場面です。

やがていよいよ終わりが近いと分かる曲調になります。
トランペット・ティンパニ(太鼓が複数あるような楽器)とピアノがお互いを呼びかけ合う演奏を繰り返した後、今度はヴァイオリンなどとピアノがお互いに響き合う演奏をします。
ピアノと響き合うヴァイオリンなどは凄く伸びやかで力のある演奏をし、さらに非常に力強くなります。
ラフマニノフの曲は「巨人的」と評されることがありますが(音の響きのスケールが大きいということだと思います)、それがよく分かる場面です。

最後は凄くドラマチックで、音が唸りを上げます
そこからピアノが物凄いスピードで演奏しながら音階を下げて行き、最後の「タン!タン!タン! タンタカタン!」の「ラフマニノフ終止」という演奏で曲が終わります。



私はラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を2018年12月12日の「広島プロミシングコンサート」で初めて聴きました。
井伏晏佳(はるか)さんというピアニストが演奏し、クラシック音楽を聴くようになって日の浅い私でも神秘的な魅力を持つとても素敵な曲なのが感じられました。
長い曲で、今回ご紹介した動画の演奏時間は約43分ありますが、魅力的な音色がたくさん登場し長さを感じさせないです。
聴けば聴くほど魅力を感じる名曲なのでこれからもたくさん聴いていきたいと思います



関連記事
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NGT48 村雲颯香さん卒業

2019-09-05 17:43:05 | ウェブ日記


(卒業公演後、ファンからの花のスタンドとオブジェを前に微笑む村雲颯香さん。写真はネットより。以下同じ。)


8月31日、新潟を中心に活動するアイドルグループNGT48の村雲颯香さん(愛称はもふちゃん)の卒業公演が行われました。
「村雲颯香さんへの手紙」の記事で書いたとおり、村雲颯香さんは山口真帆さん暴行事件の発生から自身の卒業近くまで、常に最前線で奮戦し続けた人です。
山口真帆さん菅原りこさん長谷川玲奈さんが卒業するまでは三人に寄り添い、運営から参加禁止圧力を掛けられていた5月6日の三人の最後の握手会のお見送りにも駆け付けてくれました。





(握手会お見送りにて、左から長谷川玲奈さん、菅原りこさん、山口真帆さんと、運営からの参加禁止圧力に屈せず駆け付けた村雲颯香さん。)


そして三人の卒業後は異常な状態にあるグループの浄化・再生を目指し奮戦しました。
三人卒業後も一人グループに残って奮戦することへの思いは4月22日のツイッターに書かれています。


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村雲颯香さん4月22日のツイッター

昨日、チームG「逆上がり」公演の千秋楽でれなぽん(長谷川玲奈さん)、りったん(菅原りこさん)、そして真帆ちゃん(山口真帆さん)の卒業発表がありました。
事件以降、真帆ちゃんの苦しむ姿をずっと見てきました。
被害者でありながら、すぐにグループの正常化を考え始めた真帆ちゃんは本当に強い心の持ち主だと思います。
たくさん泣いて、苦しんで、それでも諦めずにグループを変えようとしてくれた真帆ちゃんには感謝してもしきれません。

それなのに、グループは真帆ちゃんの気持ちに寄り添うことができませんでした。
グループが変わることを信じて訴え続けてきた真帆ちゃんが、段々と人を信じられなくなっていく姿は、見ていて本当に辛かったです。
このような事件が起きて、被害者であるメンバー、そしてそこに寄り添ったメンバー(菅原りこさん、長谷川玲奈さんのこと)が辞めるなんて、絶対にあってはならないことだと思います。
そうならないためにどうするべきかずっと考えながら過ごしてきました。
しかし結果として、昨日3人にあのような発表をさせてしまいました。
わたしには何もできませんでした。
ごめんなさい。

最悪の結末と言われても仕方がありません。
でも、これを結末にはしません。
悔やんでも悔やみきれないけれど、それでもたくさん後悔して、反省して、それぞれが自分を見つめ直していかなくてはいけません。
これまで、たくさんの方がNGT48を支え、応援してくださいました。
そんな皆さんに、ここで何も変わらないまま終わる姿を見せられません。
NGT48に変わって欲しかったという3人の願いを胸に、正しいグループとしての姿を皆さんにお見せできるように頑張ります。
3人とは違う道になってしまいますが、それぞれの道でみんなが笑顔で過ごし、幸せとなることを祈っています。
改めまして、たくさんの方にご心配とご迷惑をお掛けし、応援してくださる皆さまのお気持ちを裏切ることとなってしまい、誠に申し訳ありません。
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「NGT48に変わって欲しかったという3人の願いを胸に、正しいグループとしての姿を皆さんにお見せできるように頑張ります」という言葉から、村雲颯香さんは三人の願いを叶えようとしていたことが分かります。
そしてその姿を三人さらにはこれまでNGT48を応援してくれていた人達に見せようとしていたことが分かります。
5月18日に山口真帆さん菅原りこさん長谷川玲奈さんが卒業されて以降、私はフォトログ(NGT48公式の写真付きブログ)で村雲颯香さんの動きを見ていました。
5月20日に元チームNⅢキャプテンの加藤美南さんが、ネイルサロンでテレビに三人の卒業公演が映ったのを見て、インスタグラムに「せっかくネイルしてるのに チャンネルかえてほしい」という酷い言葉を添えた投稿をしネットが大炎上した事件で、メンバー全員のツイッターとインスタグラムが禁止になり、見られるのはフォトログだけになっていました。

三人の卒業公演は運営から「三人だけで行わせる」という発表があり、他のメンバーを参加しずらくさせる圧力が掛かっていました。
なので、西潟茉莉奈さんや太野彩香さんのように、暴行事件を教唆した疑いで警察から取り調べを受け(少なくとも犯人達が警察の取り調べでこの人達にやれと言われたと自供し、警察が裏取りをしてみると犯人達との繋がりが浮かび上がったため、取り調べになったと考えられます)、元々卒業公演に出演するわけないと見られていたメンバーの他に、自身の保身を考えたメンバーや勇気が出なくて駆け付けられなかったメンバーもいたと思います。
醜いですがそれが人間だと思います。
そして有事の際にはそれぞれの人間性がもろに出ることになります。

また、別の仕事があったメンバーもいたのかも知れず、事情は人それぞれとなります。
そして運営が良い顔をしないのが確実な状態で出演するのは、かなり怖さを感じると思います。
村雲颯香さんはそういった自身の保身を考えたり勇気が出なかったであろうメンバー達に歩み寄り、交流を持ちながら、次第に山口真帆さんとの距離が遠かったであろうメンバーとも交流するということを、5月下旬から7月にかけて行っていました。
フォトログを見ていて活発に外交をしているのがよく分かり、これは想像していた以上に凄い人だと思いました。
「大将の器」の人だと思いました。
運営(吉成夏子社長率いる株式会社AKS)の酷すぎる対応や、犯人グループとの親密関係及び事件への何らかの関与が疑われるメンバー(西潟茉莉奈さん、太野彩香さん)、人間性の酷さが露呈したメンバー(加藤美南さん、荻野由佳さん)への世間からの猛批判で壊滅寸前のグループにおいて、そのグループを浄化・再生するために奮戦しているのがよく分かりました。
もしかしたら村雲颯香さんなら「NGT48に変わって欲しかったという3人の願いを胸に、正しいグループとしての姿を見せたい」という4月22日のツイッターの言葉を実現できるのかも知れないと思いました。

しかし7月18日、衝撃の村雲颯香さんの卒業発表を迎えます。
卒業発表の動画と言葉は次のとおりです。


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(村雲颯香さん卒業発表の動画)

本日は私、村雲颯香から皆様にご報告があります。
私村雲颯香はNGT48を卒業します。
ずっとメンバーにもこの報告ができないままでいましたが、先日しっかりと卒業についての自分の気持ちをみんなに伝えることができました。
今日はファンの皆様に向けて、自分の言葉で卒業のご報告をさせていただくとともに、今のグループとしての気持ちをお伝えできればと思い、メンバー全員での動画撮影という形を取らせて頂いています。

今年に入ってから両親とも話し合った上で卒業を決意し、2月の下旬から支配人に相談をしていました。
私はNGT48からの卒業と同時に芸能界を離れ、新しい夢に向かって進みます。
ファンの皆様にしっかりとご挨拶をしてから卒業をしたいという思いもあり、AKB48の55枚目シングルの握手会日程全てに参加してからの卒業をお願いしました。
最後の握手会は8月11日、卒業公演は8月の末に行って頂くこととなりました。

卒業を決めてからファンの皆様にご報告するまで期間が空いてしまい、今日までに頂いた皆様からの温かく前向きな応援の言葉を思うと心苦しい気持ちでいっぱいです。
それでも、私がこれまでに発信してきた想いに何一つ偽りはありません。
卒業まで残り僅かな期間ではありますが、その期間、ファンの皆様と、そしてNGT48のメンバーと真剣に向き合う期間にしたいと考えています。
卒業を決めてからもそう思うことができたのは、やはり私にとってNGT48が何にも代え難い大切な存在だからです。

しかし大切だからこそ、今のNGT48には変わらなくてはいけない部分もたくさんあると思っています。
そしてグループが変わっていくことは決して簡単ではないと、この数ヶ月間で身に染みて分かりました。
それでも諦めたくないのは、NGT48が変わる姿を見て欲しい人がいるからです。

もちろんわたし一人の力ではできることは限られています。
しかしメンバーだからこそ、そして私だからこそできる何かがあると考えています。
私たちメンバーはまだまだ未熟で至らない点も多くあります。
これまでの自分達をどのように変えていかなくてはいけないのか、今日までメンバー同士でたくさん話し合ってきました。
それぞれが自分自身を見つめ直し成長していけるよう、ここにいるNGT48の大事な仲間と一緒に、卒業の日までNGT48のこれからに繋がる活動に全力で取り組んでいきたいと思います。
どうぞ最後の日まで私村雲颯香の応援、そしてこれからのNGT48をよろしくお願いします。
最後までご覧頂きありがとうございました。
以上、私村雲颯香からのご報告でした。
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この卒業発表を見て、NGT48はまだ変われていないのが分かりました。
「それでも諦めたくないのは」とあるのは、依然として変われていないということです。
そして「それでも諦めたくないのは、NGT48が変わる姿を見て欲しい人がいるからです。」は、4月22日のツイッターにもあった、三人とこれまでNGT48を応援してくれていた人達のことだと思います。
グループが変わらないとその人達に申し訳が立たないということだと思います。

村雲颯香さんは自身の卒業発表と引き換えにメンバー全員集めた場で物凄いことを訴えかけたと思いました。
そうでもしないとこのグループは変われそうにないということだと思います。

村雲颯香さんの「グループに変わって欲しい」という願いは叶わずの卒業となったことが分かり、村雲颯香さんほどの人でも変えるのが無理だったことに愕然としました。
村雲颯香さんでも無理ではもう誰にも変えられないのではと思いました。





(山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんの卒業公演後の写真撮影にて、前列左から長谷川玲奈さん、山口真帆さん、菅原りこさん、後列左から小熊倫実さん、日下部愛菜さん、村雲颯香さん、角ゆりあさん、渡邉歩咲さん、高沢朋花さん、高橋七実さん。)


その翌日の7月19日、三人の卒業公演に駆け付けた七人のメンバーの一人、角ゆりあさんが次のとおりの渾身のフォトログを書き、私は内容に衝撃を受けました。


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もふ

昨日、公式サイトにてもふの卒業が発表されました。
素直な気持ちは嫌です。
事前にメンバーにお話してくれて、その時も卒業の意思があるだろうなというのは分かってはいたから冷静に聞いていられたけど私の中でまだいてくれるってどこかで思ってて。
だからこのタイミングだというのにすごく驚いたしもふがいなくなったグループが想像できません。
この数ヶ月、グループを支えてきてくれたのは他の誰でもないもふです。
冷静に現状を見て、いつでも中立な立場でいてくれました。
もふに救われたメンバーはたくさんいます。
誰よりもグループのために行動してくれました。

もっと早くから卒業を決めていたのにここまで残ってくれたのもグループのことを考えてです。
自分の未来よりグループの未来を優先してくれた優しすぎる人です。
私は1人の女性としてもふを尊敬してるところがたくさんあります。
冷静に周りをみて判断して行動できるところ。
芯の通っているところ。
意見をちゃんと人に伝えられるところ。
その場の雰囲気を明るくできるところ。
私にはないものをもふはたくさんもっています。
だから私ももふをみてもっと自分にも取り入れなきゃなって思います。
そうすればもっともふのことを支えられたかもしれない。
この期間1番大変だったのはもふだとおもいます。
3人の1番近くにいたひと。だから3人の想いも1番に汲み取ってきていた。そして私たちの1番近くにもいてくれた人。そして私たちの想いも1番に汲み取ってくれている人。狭間に立ちながらも中立で見て接してどうしたらいいか考えて変えようとして。
本当に本当に感謝しかないです。
ありがとう。
だからこそちゃんと受け入れて送り出してあげなきゃいけない。
だけどまだ受け入れたくない気持ちもあったり、受け入れている部分もあったり複雑です。
まだこのグループにいて欲しかった。まだもふが必要だから。そう思ったり。
いつまでももふに重荷を背負わせちゃいけない。
もふが前向きに新たな道を見つけて進もうとしてるんだからちゃんと見送りたい。
そんな想いでぐちゃぐちゃです。
でも8月末、もふのアイドル人生の締めくくりとして相応しい公演にしたいです。
だから私もちゃんと前向きに笑顔で送り出したいです。
そして私もこのグループで活動していくにあたってもふが作ってくれたものを守りながらこのグループを変えられるように行動できる人になりたいです。
そしていつか変わったこのグループをもふ、そして3人に見せられるように頑張りたいです。

--------------------

私はこれを読んだ時、泣きそうになりました。
心の込もった渾身の文章は読み手の心を熱くさせます。

「もふに救われたメンバーはたくさんいます。」は、明らかに三人の卒業公演に駆け付けなかったメンバーのことだと思います。
駆け付けなかったことへの世間からの批判を当然そういったメンバーも知っていたと思います。
村雲颯香さんはきっとそういったメンバーを優しく慰め(特に保身を意識したり、勇気が出なかったメンバーだと思います)、もう一度グループを立て直して一緒にやっていこうと声をかけてあげたのだと思います。

そして角ゆりあさんの言葉から、村雲颯香さんはグループを変えるのは無理だったものの、変わることに望みを繋ぐ土台を作ることはできたのだと思いました。
壊滅寸前のグループをどうにかグループの形として維持し、意志の疎通をして少なくとも話し合いが行える状態を作ることはできたのだと思います。
ただしメンバーか運営か、あるいはその両方に変わることを拒否している人がいて未だに変われていないのだと思います。
角ゆりあさんはその村雲颯香さんが作ってくれた土台を守ることと、さらにグループを変える意思を受け継いだことが分かりました。




(山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんの卒業公演に駆け付けたメンバー達には言葉に重みがあり、自然と気になります。)


「そしていつか変わったこのグループをもふ、そして3人に見せられるように頑張りたいです。」は、まるで村雲颯香さんのようだと思いました。
4月22日のツイッターの「NGT48に変わって欲しかったという3人の願いを胸に、正しいグループとしての姿を皆さんにお見せできるように頑張ります」が思い浮かびました。
運営はフォトログにも圧力を掛けているようで、メンバー達が山口真帆さん菅原りこさん長谷川玲奈さんの名前を出すことはないです。
私は「三人」という呼び方ではあっても(名前を出すと検閲に引っ掛かるのかも知れません)「そしていつか変わったこのグループをもふ、そして3人に見せられるように頑張りたいです。」と書いてくれたことに驚きました。
角ゆりあさんの気概を感じました。
そして角ゆりあさんのこの言葉からも、グループが依然として変われていないことが分かります。





(8月11日、自身最後の握手会での村雲颯香さん)




(握手会後のお見送りにて、花束を持ちファンの皆さんと記念撮影する村雲颯香さん。)

ファンお手製の横断幕には、「もふちゃんのファンであることを誇りに思い、NGT48を共に愛した日々は、かけがえのない宝物です。出逢ってくれてありがとう。村雲颯香ファン一同より」と書かれています。
ファンであることを誇りに思ってもらえるとはさすが村雲颯香さんだと思います




(握手会後のお見送りにて、予定が同じだったメンバーとの記念撮影。左から加藤美南さん、西潟茉莉奈さん、小熊倫実さん、高倉萌香さん、太野彩香さん、村雲颯香さん、本間日陽さん、角ゆりあさん、奈良未遥さん、荻野由佳さん。)




(握手会後のお見送りの記念撮影にて、村雲颯香さんアップ)


8月になると村雲颯香さんに目立った発言はあまりなくなりました。
これはご本人としては間もなく卒業する立場なので発言を控え目にしたのではと思います。
そして三人の卒業公演に駆け付けたメンバーを中心に、良心を持っていると思われるメンバーはずっと大変な思いをし続けた大功労者である村雲颯香さんに、最後くらいはアイドルを楽しんでもらおうとしていたように見えました。
しかし卒業発表以降のNGT48の動きを見ていると、イメージの良い村雲颯香さんを利用してグループ及びイメージの失墜しているメンバーのイメージ回復を狙う意図も見え隠れし、よく我慢してあげたと思います。
凄く優しい人なのだと思います。





(卒業公演の日、村雲颯香さんを中心に正規メンバー、研究生全員でモグモグポーズ)


ついに8月31日になり、村雲颯香さんの卒業公演を迎えます。
村雲颯香さんは次の言葉を言いました。

--------------------
寂しいけど、寂しい思いで卒業を迎えられるの嬉しいです。
この半年くらいは苦しいことが多くて、メンバーの傷つく姿をたくさん見たし、ファンの皆さんのことも何度も悲しませてしまいました。
大事なメンバーのことも、NGTのことも何も守れない自分が嫌になった時もあったんですけど、全部信じたかったけど、でも出来ないことも多くて、何が何だか分からなくて、こういう状況にならないために自分はどうすれば良かったのかな?とか悩んだ時期がありました。
でも悩んでいた時に一番に信じようと思っていたのは、自分の中のNGTを大切にしたいという気持ちでした。
そう思うことができたのは、ファンの皆さんや、お仕事でお世話になった皆さんや、新潟の皆さんが私のことを、NGTのことを大切にしてくれたからだと思っています。
卒業を決めたのも、この悩んでいる時期でした。
新しい夢に向かって進んでいく決意もありましたが、卒業を決めることによって、自分を奮い立たせようという気持ちもありました。
あくまでメンバーとしての視点ですが、これまでのNGTが変わらなければならなかった部分、足りていなかった部分は、相手の立場に立って考えて、人のことを思いやる気持ちだと思います。
だから私自身、その気持ちを強く持てるよう、NGTの一メンバーとして変わろうと思いました。
人の気持ちを分かってもらうこと、読み取ることは簡単ではないけど、でも時間をかけて向き合っていくことは決して無駄ではないとこの数ヶ月間で分かりました。
たくさんの方と向き合ったこの期間が、私を人間として大きく成長させてくれたと感謝の気持ちでいっぱいです。
これからNGTには難しい道のりが待っていると思いますが、ゆっくりと時間をかけて、しっかりと向き合って、一歩一歩前に進んでほしい。
今後、誰1人傷つけることなく、優しさに溢れるグループになることを祈っています。
私も周りの優しさに気づける人でいられるように頑張ります。
今日まで応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
--------------------

「これまでのNGTが変わらなければならなかった部分、足りていなかった部分は、相手の立場に立って考えて、人のことを思いやる気持ちだと思います。」という言葉から、NGT48は相手のことを考えられず、人のことを思いやれないグループだということが分かります。
そして「今後、誰1人傷つけることなく、優しさに溢れるグループになることを祈っています。」という言葉から、今は誰かを傷付けてしまうグループのままであり、依然として変われていないことが分かります。

村雲颯香さんはアイドルとしての自身最後の舞台で、オブラートに包みながらもグループの現状に苦言を呈しています。
グループの人達には人の痛みが分かるようになってほしいという思いが分かる言葉です。






(左から菅原りこさん、山口真帆さん、長谷川玲奈さん、村雲颯香さん)

思えばこの四人はいずれも傑物揃いだと思います。
暴行事件を運営の都合の良い方向に持って行きたい株式会社AKSの、暴行被害者を蹂躙するやり方に泣き寝入りせずSNSを駆使して立ち向かい、不屈の闘志と頭の良さで企業を相手に戦い抜いた山口真帆さん。
その山口真帆さんとの友情・義を貫き、山口真帆さんと行動を共にして守り抜き、自らのアイドルの夢が絶たれることになっても一緒に卒業する道を選んだ菅原りこさんと長谷川玲奈さん。
三人が卒業するまでは行動を共にして寄り添い、卒業してからはグループの変わった姿を三人とこれまでNGT48を応援してくれていた人達に見せたい思いでグループの浄化・再生を目指し奮戦した村雲颯香さん。
いざという時に圧倒的な底力を発揮できるこの四人がもう一人も残っていないことを、NGT48のメンバーは深刻に受け止めたほうが良いと思います。




(卒業公演後、劇場にある顔写真の額を外す村雲颯香さん)


NGT48のメンバーどころか、関係者全員、村雲颯香さんを悪く言える人など一人もいないと思います。
「恩」という概念が分かるなら、今後決して村雲颯香さんを悲しませることをしてはいけないです。
「誰一人傷付けることなく、優しさに溢れるグループ」になることができるのか、注目しています。




(卒業メッセージの書かれた黒板の前で額を持つ村雲颯香さん)


村雲颯香さんは最後まで自身が愛したグループの未来を案じていました。
山口真帆さん暴行事件の発生から三人が卒業するまでの日々、そして三人の卒業後から自身の卒業近くまでの日々、その両方において常に最前線で奮戦し続けた姿は壮大な大河ドラマの主人公のようで、間違いなく「大将の器」の人だと思います。


村雲颯香さん、今までお疲れ様でした。
そして素晴らしい人間性を見せて頂きありがとうございました
私は村雲颯香さんの奮戦ぶりを決して忘れないです。
今後は一般人としてぜひ幸せになってくれることを願います



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一楽章f未完成 Violin & Cello Duo Concert

2019-09-01 19:35:01 | コンサート、演奏会


(写真左がヴァイオリンの木村紗綾さん、右がチェロの向井真帆さん)

8月3日、広島県広島市の音楽喫茶「一楽章f未完成」で行われたヴァイオリンの木村紗綾さんとチェロの向井真帆さんのデュオコンサートを聴きに行きました。
木村紗綾さんの演奏は一週間前の7月27日に広島県広島市のlifeone221ホールで行われた「ヴァイオリン・サマーコンサート 未来のヴァイオリニストに寄せて ~過ぎし日の私とまだ見ぬあなたへ~ Vol.2」も聴いていて、一週間後のこちらも日程が大丈夫だったので聴きに行きました。
ヴァイオリン1人、チェロ1人での演奏は珍しい編成で、どんな音色が聴けるのか楽しみでした



1.エルガー:愛の挨拶

曲名のとおり挨拶代わりに1曲目に演奏されることがある曲で、ヴァイオリンとチェロの「愛の挨拶」は初めて聴きました。
今まで聴いた「愛の挨拶」より重厚感のある音色なのが印象的でした。



2.ヴェニアフスキー:8つのエチュード・カプリス Op.18より 第4番

かなりスピードのある演奏でした。
ゆったりとした「愛の挨拶」からのこの曲の躍動が印象的でした





(3曲目のチェロソロ演奏前のトーク中)

3曲目の前に初めてトークが入りました。
木村紗綾さんが「次はチェロのソロなので私は”はけます”」と言っていたのが面白かったです。
今回のコンサートはヴァイオリンとチェロという音域の違う2つの楽器によるコンサートで、この組み合わせのコンサートは珍しいと解説がありました。
私も昨年の秋からクラシックを中心に演奏会、コンサートによく行くようになって以来初めて見ました。



3.バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番よりプレリュード



(向井真帆さんチェロソロ演奏中)

物思いにふける曲で暗いとのことでした。
この曲は「ドレミファ ソファミレ」と一音ずつ上げ、一音ずつ下げる場面が印象的でした。
一音ずつの変化はシンプルですが耳に心地良いです





(4曲目のヴァイオリンソロ演奏前のトーク中)


4.パガニーニ:「24のカプリス Op.1 より 24番イ短調」



(木村紗綾さんヴァイオリンソロ演奏中)

弓をジグザグにしならせながらの演奏が物凄く上手かったです
近くで演奏を聴いていたのでジグザグの切れのある動きがよく見えました。





(5曲目演奏前トーク中)

5曲目と6曲目の前、トークで向井真帆さんが一週間前までドイツに居たと言っていました。
演奏プログラムに書かれていたプロフィールを見ると、昨年の夏から一年間の交換留学でドイツに行っていたとあり、最近日本に帰ってきたばかりなのが分かりました。





(5曲目演奏直前に息を合わせる様子)


5.マスネ:タイスの瞑想曲



(演奏中)

ゆったりした曲で、ヴァイオリンとチェロの音色がかなりよく合っていると思いました。
出だしのメロディはどこかで聴いたことがあるなと思いました。



6.チャイコフスキー:バレエ【くるみ割り人形】より 《序曲》《葦笛の踊り》《トレパック》

演奏前のトークでくるみ割り人形はヨーロッパではとても人気がありよく演奏されると言っていました。
以前どこかの演奏会のトークで「日本で言うベートーヴェンの交響曲第9番のようなもの」と聞いたのを思い出しました。
三つ全部がリズミカルな曲で、迫力が出たり、明るくワクワクしたり、力強かったり、同じリズミカルさの中で少しずつ表情が違っていました。





(7曲目演奏前トーク中)

この7曲目の前のトークで木村紗綾さんが、8月15日に広島市のJMSアステールプラザ大ホールで行う「ピースコンサート」のことを話していました。
ピースコンサートは木村紗綾さんと指揮者の岡田倫弥さんの二人で昨年立ち上げ、昨年は8月6日に演奏したとのことです。
開催日にかなり意味があるなと思いました。
平和のことを考えていて、私達の世代で風化しないようにしたいと語っていました。

ここでアクシデントがあり、このトークは本当は8曲目の前に行うはずだったようで、大事故となりフリーズしてしまいました。
トークでフリーズするのは昨年の秋からクラシックの演奏会、コンサートを聴くようになって以来初めて見ました
心なしか7曲目のグリエールの楽譜の準備もぎこちなく見えました。


7.グリエール:8つの小品 Op.39 より 第2曲《ガヴォット》 第3曲《子守唄》 第7曲《スケルツォ》



(演奏中)

しかし演奏が始まると凄かったです
《ガヴォット》はどこか神秘的な響きで、チェロが作る音の底がヴァイオリンの音色を引き立て、両方合わさって神秘的な響きになったのだと思います。
《子守唄》はゆったりとして安らぐ音色で、《スケルツォ》は明るく激しい音色でヴァイオリンがダイナミックに躍動していました





(8曲目演奏前トーク中。談笑して楽しそうな雰囲気でした)


8.成田為三:浜辺の歌

悲しげな雰囲気の有名なメロディの演奏が印象的でした。
曲名を聞いただけではどんな曲か分からなくても、演奏を聴くと「これはあの曲だ」となることがあるのが音楽の面白いところです。



9.ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」より第2楽章《家路》

凄く良いメロディで、途中でヴァイオリンがとても目立ちます。
チェロはそのヴァイオリンを泡がプクプクするようなピッチカート(指だけでポロンポロンと弦を鳴らすこと)で支えていました。
ドヴォルザークの交響曲第9番は第4楽章がかなり有名ですが、第2楽章も良いなと思う素敵な演奏でした





(10曲目演奏前トーク中。こちらも談笑していて、楽しい雰囲気での演奏会は良いなと思います



10.ヘンデル・ハルヴォルセン:ヘンデルの主題によるパッサカリア



(10曲目演奏前調弦中。夏場は湿度が高く弦楽器は高湿度が苦手なので、調弦はこまめにした方が良いようです。)




(演奏中)

演奏前のトークで「楽器の駒(弦楽器の弦と響板の間に置き弦を保持し振動を伝える部品)の部分で演奏すると妙な音が出る」と言って実演してくれてから演奏になりました。
凄く賑やかな演奏で、この曲ではその妙な音が登場します。
力強いピッチカートも印象的で、二人それぞれが違うリズムでピッチカートをする場面もあり、独特な立体感のある音色でした。
またヴァイオリンとチェロが呼応する演奏があったのも印象的で、そんな場面は聴いていてワクワクした気持ちになります





(アンコールの演奏前)

アンコールはモンティのチャルダッシュでした。
木村紗綾さんのチャルダッシュは「安田女子中学高等学校 第8回復興支援チャリティーコンサート」でも聴いたことがあり、やはり迫力が凄くまた聴けて良かったです



ヴァイオリン、チェロそれぞれが特に良さが目立つ場面がありました。
また過去の演奏会で聴いたことのある曲がこの編成では違った響きで聴こえたのが印象的でした。
音が神秘的に聴こえた場面は派手な音色のヴァイオリンと、音の底を支えるチェロそれぞれの音が特に良く合っていたと思われ、違う音域の楽器同士が生み出す音色の凄さを感じました。
どちらも素晴らしい演奏者さんなのでまたぜひ聴いてみたいと思います



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演奏者プロフィール

木村紗綾

広島市出身。
3歳よりヴァイオリンを始める。
2010年安田女子中学校を卒業後、15歳で渡欧。
プラハ音楽院に首席入学。
第13回日本クラシック音楽コンクール小学校の部全国大会入選、第15回第4位、第10回KOBE国際音楽コンクール奨励賞、第59回60回全日本学生音楽コンクール大阪大会入選、いしかわミュージックアカデミーIMA奨励賞、第50回コツィアン国際ヴァイオリンコンクール第1位、第35回チェココンセルヴァトワール・ギムナジウム国際コンクール最高位、第38回第1位、第2回ヴィッラフランカ・ディ・ヴェローナ国際コンクール第1位、併せて聴衆賞を受賞するなど国内外のコンクールで入賞。
ドヴォルジャーク音楽祭にて指揮者、ヤロスラフ・クルチェク氏とバッハのヴァイオリン協奏曲を共演。
2011年度中村音楽奨学金奨学生。
2016年からは大植英次氏と威風堂々クラシック in Hiroshima、チャリティーコンサート等で多数共演。
また2016年よりチェコフィルハーモニー管弦楽団オーケストラアカデミーに在籍中はプラハの春音楽祭、スメタナ音楽祭等に出演。
2017年イタリアで開催されたインターハーモニー音楽祭ではコンサートミストレスを務め好評を博す。
これまでに村上直子氏、石川静氏、中村英昭氏に師事、現在プラハ音楽院にてイージー・フィッシャー氏に師事する傍ら、チェコフィルハーモニー管弦楽団、プラハ交響楽団などの客演奏者としても国内外で活動中。


向井真帆

広島県廿日市市出身。
12歳よりチェロを始める。
愛知県立芸術大学音楽学部を卒業。
2018年9月より1年間ドイツのケルン音楽大学へ交換留学を経て現在愛知県立芸術大学大学院博士前期課程2年に在学中。
第11回ベーテン音楽コンクール全国大会第1位。
第10回セシリア国際音楽コンクール室内楽部門第3位。
第18回大阪国際音楽コンクール弦楽器門ファイナル入選。
2018年兼松信子基金奨学生。
コジマムジカコレギア第25回定期演奏会にてオーケストラと共演。
第38回広島市新人演奏会に出演。
学内の選抜オーディションにより、「室内楽の夕べ」、「室内楽の楽しみ」に出演。
ヴィオラスペース名古屋2017に出演。
ジェム弦楽四重奏団として Phoenix OSAQA2015、2016受講。
ルドヴィート・カンタ、H.C.Schweiker の公開レッスンを受講。
これまでにチェロをマーティン・スタンツェライト、花崎薫、H.C.Schweiker の各氏に、室内楽を花崎薫、天野武子、百武由紀、C.Beldiの各氏に師事。

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木村紗綾さん出演のコンサート、演奏会
威風堂々クラシック in Hiroshima 2018
威風堂々クラシック in Hiroshima 2019
安田女子中学高等学校 第8回復興支援チャリティーコンサート
木村紗綾さん ヴァイオリン・サマーコンサート
ひろしま美術館 ミュージアムコンサート(出演:木村紗綾)
CHRISTMAS IN PEACE CONCERT 2019
新進演奏家育成プロジェクト オーケストラ・シリーズ 第54回広島
木村紗綾さんオンラインヴァイオリンリサイタル ~クラシックで満ち満ちて~
第52回福山音楽祭府中エリア特別演奏会 木村紗綾ヴァイオリンリサイタル
広島プレミアムコンサート~海外から凱旋した広島のアーティスト達
アンサンブル・プリエール 第1回演奏会 ~広島ゆかりの若手演奏家が紡ぐアンサンブルの調べ~
音のマリアージュ Vol.1 ~あなたが決める名曲コンサート~


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