先日の第29回ジャパンカップで劇的な勝利を飾ったウオッカ。
レース後、激戦の代償か鼻出血が明らかになり、規定により1ヶ月間はレースに出られないことになりました。
競争馬の鼻血は人間と違い肺からの出血らしく、そのためこういう規定があるようです。
なのでこのジャパンカップを最後に引退するのではと、去就が注目されていました。
そして今日、ウオッカは来年3月にドバイで行われる、「ドバイワールドカップ」に参戦することが濃厚ということを知りました。
それが引退レースとなるようです
ジャパンカップの直後は、きっとこれで引退なのだろうと思いました。
レース後に書いた「第29回ジャパンカップ」の記事も、これで引退という気持ちを込めて書きましたし。
三度目の挑戦でジャパンカップを勝ったことですし、ましてや鼻出血…正直ここが引き際なのではないかと思いました。
それでも、現役続行してドバイワールドカップに挑戦するというからには応援します
振り返ってみれば、ウオッカの競走馬生活は挑戦の連続でした。
牝馬でありながら日本ダービーへの挑戦。
勝てるはずがないと思っていた私は、その圧倒的な走りにただただ脱帽しました。
その年の秋、体調が万全とは呼べない中でのジャパンカップ挑戦、さらには有馬記念にも出走。
どちらも敗れましたが、これも立派な挑戦でした。
2008年3月、初の海外遠征に行き、ドバイデューティーフリーに挑戦し、4着と頑張りました。
天皇賞(秋)では強敵ダイワスカーレットと競馬史に残る大激戦を繰り広げ、2cm差で勝利。
そして今年は、昨年と同じくドバイデューティーフリーに挑戦。
残念ながら7着に敗れました。
この秋は天皇賞(秋)で3着に敗れ、もうダメかも…という不安がよぎったジャパンカップで劇的な勝利。
三度目の正直でジャパンカップ制覇となりました。
戦績を見ると牡馬のローテーションのようですが、これを牝馬が戦っているのだから本当に驚きです。
そんな挑戦する馬・ウオッカの最後の舞台が世界最高峰のレース、ドバイワールドカップというのも、何だか絵になる気がします。
ジャパンカップで感動の勝利を見せてもらったことですし、もう結果にはこだわりません。
勝っても負けても、無事に完走してくれればそれで満足です。
残りわずかな現役生活、最後まで応援したいと思います