読書日和

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日々のできごとやフォトギャラリーなどもお届けします。

甲子園での応援曲サウスポー

2017-08-27 18:49:30 | スポーツ
※「花咲徳栄高校が埼玉県勢初の夏の甲子園優勝」の記事をご覧になる方はこちらをどうぞ。

高校野球では各校の応援団によるスタンドからの応援も印象的です。
今回の夏の甲子園、全国高校野球選手権大会では「サウスポー」という応援曲が特に印象的でした。


こちらは準優勝した広島県の広陵高校の応援の様子です。
5:40頃から「サウスポー」が始まります。
映像を見た時に力強さに驚かされました。
歌を歌う部分を男性陣中心にして、さらに応援団の周辺に硬派な応援団部が広がっていて、迫力のある応援になっています。
最初の「お前が 決めろよ!」と「今だ チャンスだ かっ飛ばせ 広陵健児の 意地を見せろ」のところは歌詞が分かりました。
この部分は元々のオリジナル楽曲自体に突き進んでいく力とドラマチックさを併せ持った雰囲気があり、何度でも聴きたくなる魅力があります。
そして画面の真ん中よりやや右上でスーザフォンという楽器がかなりノリノリな演奏をしているのも面白かったです(笑)


こちらは優勝した埼玉県の花咲徳栄(はなさきとくはる)高校の応援の様子です。
1:25頃から「サウスポー」が始まります。
こちらは出だしを「お前の 出番だ!」と言っていて、演奏の合間に「そーれ〇〇(選手の名前)!」が入っています。
さらに広陵高校が「今だ チャンスだ かっ飛ばせ 広陵健児の 意地を見せろ」だった部分は「ここで 一発 ホームラン ここで 一発 ホームラン」になっています。
広陵高校が歌を歌う部分を男性陣中心にしていたのに対し、花咲徳栄高校は女性陣も活発に歌っていて凄く高い音程の歌声が聴こえてきます。
また広陵高校の応援団部がこちらではバトン部になり、チアリーディングをしています。
そして力強さと迫力が印象的だった広陵高校に対し、こちらは躍動感とリズミカルさが印象的です。

同じ応援曲でもやはり高校によって個性が出るのだなと思います。
どちらの高校にも良さがあります
聴いていると気持ちが盛り上がる応援曲なのでまた甲子園で聴けるのを楽しみにしています

花咲徳栄高校が埼玉県勢初の夏の甲子園優勝

2017-08-26 20:26:12 | スポーツ
8月23日に決勝が行われた第99回全国高校野球選手権大会で、埼玉県の花咲徳栄(はなさきとくはる)高校が優勝しました
埼玉県は地元なので凄く嬉しいです
埼玉県勢初の夏の甲子園優勝がついに成し遂げられました

実家に帰省していた時に花咲徳栄高校が2回戦、3回戦と勝ち進み、3回戦を勝ち進んだ時に初めて「もしかしたら優勝できるのでは」と意識しました。
そして広島県の広陵(こうりょう)高校が勝ち進んでいるのも印象的でした。
私は昨年の6月まで1年3ヶ月ほど山陽に住んでいて広島にもよく出かけていたことから、広陵高校にも親近感がありました。
密かに決勝は花咲徳栄高校 対 広陵高校になってほしいなと思いました。

実家から愛知に戻った20日、花咲徳栄高校が準々決勝で盛岡大附属高校に勝ち、準決勝に進出。
準決勝では同じ関東勢(西東京代表)の東海大菅生(すがお)高校に延長11回の激闘の末、9対6で勝利しました。
見事に決勝進出を果たし、学校初の、そして埼玉県勢初の夏の甲子園優勝まであと1勝となりました。
一方の広陵高校も準決勝で天理高校に勝ち決勝に進出。
密かに思い描いていた決勝カードが実現して驚きました。

そして決勝では花咲徳栄高校が14対4で広陵高校に勝ち、全国制覇となりました
夏の甲子園を優勝していない都道府県は数が少なくなってきていたのですが、埼玉県もついに夏の甲子園優勝の仲間入りができて嬉しかったです

高校野球ではスタンドでの応援も印象的です。
どの高校も野球部、吹奏楽部、応援団部、チアリーディング部、そのほかの在校生、保護者などが全力で応援しています。
花咲徳栄高校は吹奏楽部の演奏する曲目がかなり豊富にあるようで、様々な演奏をしてスタンドを盛り上げていました


花咲徳栄高校の吹奏楽の演奏では「サスケ」が印象的でとても良いと思いました。
動画の3:45くらいから始まります。
これは花咲徳栄高校のトレードマークになっている曲目で、好打者用のテーマ曲とのことです。
今年は西川愛也(まなや)選手が打席に立った時に「サスケ」を演奏していました。
押し寄せるようなリズムで「くるぞ くるぞ くるぞ くるぞ 手強いぞ 打てよ 打てよ 打てよ 打てよ ホームラン」と歌っているところが好きです。

こちらは準決勝・東海大菅生戦勝利後の校歌斉唱です。

野球部、吹奏楽部、バトン部(花咲徳栄高校ではバトン部がチアリーディングも行っています)などによるスタンドでの応援が印象的ですが、校歌斉唱もとても印象的です。
追いついたと思ったらまた引き離され、引き離したと思ったら追いつかれる苦しい試合展開になり、延長11回までもつれる激闘だったので勝つことができて物凄く嬉しかったと思います。
みんな歓喜を歌声にし、全力で歌っています
まさに青春だなと思います

こんな素晴らしい戦いを見せてもらって、埼玉県が地元で良かったと思いました。
花咲徳栄高校のさらなる活躍を期待しています

※「甲子園での応援曲サウスポー」の記事をご覧になる方はこちらをどうぞ。

疲労回復のカレーライス

2017-08-21 20:45:00 | グルメ


写真はお盆休み前の8月10日にCoCo壱番屋で食べたカレーライスです。
手仕込とんかつカレーにスクランブルエッグ、野菜、ほうれん草をトッピングしています。

お盆休み前は心身ともに凄く疲れていました。
8月10日はお盆休み直前で帰省を次の日に控え、少しでも疲労を回復させたいと思いました。
そこでパワーが付く「手仕込とんかつカレー」を食べようと思いました。
豚肉には疲労回復効果のあるビタミンB1が豊富にあります。
肉類の中では豚肉が断トツでビタミンB1を持っていて、疲れた時には豚肉がお勧めです。
さらに卵にもビタミンB1が豊富に含まれているので、スクランブルエッグをトッピングしました。
とんかつの下にフワフワでトロトロのスクランブルエッグがあります。

そして野菜とほうれん草もトッピングしました。
野菜はじゃがいも、人参、玉ねぎ、インゲンです。
私はCoCo壱番屋に行ってカレーを食べる時は野菜とほうれん草をトッピングすることが多く、特にとんかつなどの肉類のカレーを頼むときにはほぼ毎回トッピングしています。
肉だけだと消化に負担がかかるのですが、野菜があるとその消化を助けてくれるので良いと思います。

ボリュームもあり、美味しいカレーでした。
カレーは疲れている時でも自然と食欲が湧いてきてたくさん食べられるのが良いと思います。
また疲れた時にはとんかつカレーなどの豚肉を使ったカレーに野菜などをトッピングして食べたいと思います

「吹部!」赤澤竜也

2017-08-20 19:05:25 | 小説


今回ご紹介するのは「吹部!」(著:赤澤竜也)です。

-----内容-----
都立高の弱小吹奏楽部に顧問としてやってきた三田村、通称ミタセン。
恫喝、強制勧誘、あげくは登校拒否……
まるで教師らしくない言動で部をかきまわすが、なぜだか腕を上げはじめる生徒たち。
もしかしてわたしたち、全国行けるんじゃね!?
音楽に挫折した西大寺、呑気な沙耶、アニオタ、あがり症、お調子者……
個性的なメンバーが事件とトラブルを繰り返しながら一つになってゆく。
笑って泣ける、爽やかな青春小説!

-----感想-----
鏑木(かぶらぎ)沙耶は八王子郊外の新興住宅地に住んでいます。
これは八王子みなみ野ではと思いました。
沙耶の父親はどこかに行ってしまったまま帰ってこなくなっていて、母親と二人で暮らしています。
沙耶をはじめとする高校生たちが語り手で、それぞれ口語調で語ります。

東京都立浅川高校の吹奏楽部が舞台で、この高校は八王子市の片倉にある東京都立片倉高校がモデルかなと思いました。
新入生が入学してくる4月から物語が始まります。
沙耶は八王子が嫌いで、心の中で田舎町などと罵っていました。
私が八王子市に住んでいた頃は八王子駅周辺の市街地も八王子みなみ野も好きだったので沙耶が嫌っているのは意外に思いました。
最初から住んでいると同じ東京の都心部と比較してそんな思いになるのかも知れないです。

三年生が引退してから浅川高校の吹奏楽部はすっかり廃れてしまっています。
ある日沙耶が第二音楽室に行くと、二年生で唯一の男子部員で中途半端な不良の八幡(はちまん)太一がワル仲間たちとトランペットやクラリネットをピンに見立ててボウリングをしていました。
沙耶が八幡たちが遊んだ片付けをしていると、40歳くらいの男が現れます。
男は全日本吹奏楽コンクールに出ないかと言ってきます。
男の名は三田村昭典と言い教師をしていて、4月から吹奏楽部の顧問に就任することになります。
三田村先生の話し方は子どもっぽくてあまり教師とは思えない雰囲気です。

三田村先生はかなり強引で、全日本吹奏楽コンクールを狙うには明らかに人数が足りない吹奏楽部を立て直すため、受験に備えて引退した三年生達を連れ戻します。
沙耶にも二年生を集めるのを無理矢理やらせていました。
そうして部員の数が揃うと、みんなの前で「沙耶が吹奏楽部を建て直したいと詰め寄ってきたから無理矢理部員を集めることになった」と言い沙耶のせいにしてしまいます。
また沙耶は三田村先生によって無理矢理部長に就任させられてしまいます。
さらに一年生は詐欺まがいの手口で次々と強制勧誘していました。
三年生は三田村先生のことを「ミタセン」と呼んでいて、自然と沙耶達もミタセンと呼ぶようになります。

二年生の女子には沙耶のほか、オタクすぎて言っていることがよく分からない大磯渚、成績はダントツで学年1位ですが極度のあがり症で本番に弱い清水真帆、おしゃべりで明るい関西弁のムードメーカーの副島奏(そえじまかなで)がいて、四人はよく一緒にいます。
協力したり励まし合ったりしながら全日本吹奏楽コンクールを目指していくことになります。

吹部に入部した一年生には恵那凛(えなりん)という美人な子がいます。
八幡太一は部活へのやる気は全くなかったのですが恵那凛に一目惚れして急にやる気になります。

ミタセンはベンツに乗って学校に来ています。
さらに部員数が増えて楽器が足りないことについて「足りない分はボクが買うから大丈夫」と言っていました。
かなり裕福な家に産まれお金を持っていることが予想されました。

沙耶の幼馴染みに西大寺宏敦(さいだいじひろあつ)という男がいます。
小学校から高校までずっと沙耶と一緒で、西大寺は高校では野球部でピッチャーをしていたのですが肘を痛めて退部します。
さらに子どもの頃からピアノとバイオリンの英才教育を受けていた音楽のエリートで、他の楽器も演奏できることから、そこに目をつけたミタセンは西大寺を連行して無理矢理入部させます。
西大寺は中学校に入ってからそれまでは勝てていたバイオリンのコンクールで勝てなくなりました。
そして父親と激しく対立し、高校は既に推薦での入学が決まっていた音大附属を蹴って浅川高校に入学しました。
音楽に対して挫折感があり、試しにトランペットを演奏してもらったミタセンは西大寺の挫折感を見抜きます。
強引で他人の気持ちを考えずに言いたい放題なことを言うミタセンについて西大寺は胸中で次のように思っていました。
あのセンコーのことを評価しているわけではない。短気で無神経なうえ、わがまま。他人の気持ちなどまったくおもんぱかることのできない「おこちゃま大人」であることは百も承知だ。
でも……。
悔しいけど少しだけ気になる。

ミタセンは無神経で好き放題なことを言っているように見えても音楽については物凄く鋭く見ているので、そこが西大寺の興味を引いたようです。

西大寺は他の吹奏楽部員を「音楽用語の理解に乏しいクズども」と評して見下していて、かなり歪んだ形でプライドが高くなっていると思いました。
自身が音楽に挫折してしまったため、そのわだかまりが歪んだ形で現れているように見えます。

ミタセンの指導は熱を帯び、学校の完全下校時刻を無視して夜9時くらいまで練習を続けます。
しかし学校にバレてしまいミタセンが校長に呼び出されます。
ところが浅川高校は廃校のターゲットになる可能性があるため、ミタセンはそこを突きます。
校長に「廃校のターゲットになるのを阻止するために、吹奏楽部を全日本吹奏楽コンクールに連れていく」と自信満々に言い、夜遅くまで練習する許可を得てしまいます。
強引な人なのは既に描かれていましたが校長まで言いくるめるとは凄いなと思います。
東京から全日本吹奏楽コンクールに行けるのは二校だけで、簡単には出場できないです。

ある日、トランペット担当の清水真帆がミタセンに突然トランペットの中での担当する音域を変更されてしまいます。
そして上手く演奏できずに集中砲火を浴びます。
集中砲火が続いた結果、真帆は学校に来なくなってしまいました。
沙耶が「先生のせいで真帆は登校拒否になってしまった」と言うと、ミタセンは異常な反応をします。
そしてガンコでわがままで人の言うことに全然聞く耳を持たないはずのミタセンが真帆にもう一度学校に来てもらうために気を使っていて驚きました。
「登校拒否」に何かがあるのだと思いました。

6月半ば、野球部が夏の甲子園の西東京予選で四回戦まで勝ち進んだため、吹部に応援演奏の要請が来ます。
全日本吹奏楽コンクール以外には興味のないミタセンは野球部の応援を沙耶に丸投げし、沙耶は心の底から嫌になっていました。
そして応援演奏に行った日の最後、沙耶が心の中で語っていた言葉が印象的でした。
気のはやいニイニイゼミの声が耳に届く。
わたしたちが気づかぬうちに夏はもうそこまで来ていた。

これは全日本吹奏楽コンクールに向けて8月に行われる東京での予選が近づいているのを表していて、自然と胸が高鳴りました。

ある日沙耶は思わぬ形で父親がどこにいるかの糸口をつかみます。
ただ沙耶が父親のことを話すと母親は激怒し、沙耶は困惑します。
母親が憤りを感じている、フラフラとどこかに行ってしまったまま帰ってこない父親に沙耶が母親の気持ちを考えずに会いたがることに怒っていました。

7月になり東京で行われる予選まで1ヶ月になります。
全国に行くまでの道が書かれていて、まず8月に東京都高等学校吹奏楽コンクールがあります。
そこで残ると東京都吹奏楽コンクール(通称=都大会)に出場することができます。
そして東京都吹奏楽コンクールでも残るとついに全日本吹奏楽コンクールに出場することができます。

しかしミタセンの練習は独りよがりすぎるため、部員の不満が高まります。
やがて部内は「コンクール至上主義派」と「部活はのんびりやろう派」に分裂してしまいます。
ミタセンはこの分裂に対し顧問らしいところを全く見せられずに茫然自失常態になって取り乱していました。

この吹部の分裂がきっかけでミタセンの来歴が明らかになります。
なぜ登校拒否に異常に反応したのかも分かりました。
ミタセンが「音でコミュニケーションをする人」だということも分かりました。
相手の表情や仕草から気持ちを推し量ろうとはせず、表面的には鈍感で他人のことなどどうでも良い人に見えます。
ただし人の奏でる音から相手の心の動きを読み取ることができ、ミタセンが音から得る想像力や感受性は誰よりも繊細で豊かで深みがあるとありました。
これは相手も音楽が好きでお互いに演奏し合う時は上手くコミュニケーションが取れると思いますが、日常で話す時はとても勝手で他人のことなどどうでも良い人になってしまうため、周りからは疎まれると思います。
分裂を機にミタセンはふさぎ込んでしまい吹部の練習にも来なくなるのですが、ふさぎ込んだミタセンに戻ってきてもらうための展開がとても面白かったです

三年生に長渕詩織という前部長がいます。
冷静で大人しいですが頼りになる人でミタセンに無理やり部長を押し付けられた沙耶を励ましながら助けてくれ、分裂が起きた時も三年生を取りまとめるために奮戦してくれていました。
周りを見下す西大寺も「彼女だけはまともな音を出すので一応敬意を払っているつもり」とありました。

分裂を乗り越えミタセンのことを信頼するようになった部員たちに大きな変化が訪れます。
西大寺は心の中で次のように語っていました。
オレたちの音は日に日に精度を増してきた。吹部が覚醒したのである。
ただしオーボエの演奏を担当する西大寺自身はイメージしている音に届かないことに焦っています。
やがて思わぬ形で、中学校時代に激しく対立して以来わだかまりを抱えているオーボエ奏者でもある父親と向き合うことになります。

また、西大寺は沙耶のことを女の子として意識するようになります。
沙耶に「出しゃばり」などと悪態をついていた頃からの心境の変化が印象的でした。

そして東京都高等学校吹奏楽コンクールのある8月14日を迎え、吹奏楽部は府中の森芸術劇場に行きます。
そこでの演奏は今までで一番なのではというくらい素晴らしいものでした。
力の全てを出し切ったのがよく分かる演奏で、こんな素晴らしい演奏ができて本当に良かったと思いました


高校の弱小吹奏楽部が「吹奏楽の甲子園」と呼ばれる全日本吹奏楽コンクールを目指す青春の物語、とても面白かったです。
最初のほうは全日本を目指すことに半信半疑だった部員たちが、最後のほうでは自ら出したい音を模索するほど練習に熱心になり、吹奏楽への向き合い方が大きく変わっていました。
そして大会で素晴らしい演奏ができた時の喜びには練習で大変だった日々を吹き飛ばすほどのものがあり、やはり爽やかな小説は良いなと思いました


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東京新聞8月17日掲載の若者の声 ―憲法九条―

2017-08-19 22:50:07 | 政治


東京新聞では「若者の声」という、政治に対して高校生くらいまでの若い人達の意見を集中して載せるコーナーがたまにあります。
8月17日に「若者の声」のコーナーがあり、その中で八王子市の高校生、小宮山実里さんが投稿した意見が目に留まりました。

----------------------------------------
日本は戦後72年の夏を迎えた。
現状では憲法改正問題や北朝鮮のミサイル問題など、平和への課題は山積みである。
憲法九条改正の有無に、未来は託されていると私は考える。
改正しなければ、少なくとも日本では戦争が起きず平和が続く。
だが、米国に追随するために改正が決まるのではないかと、安倍政権に対する不満が著しく高まっている。
国と国民の考えが一つにまとまるのが理想的だが、それは難しい。
しかし、少しでも良くしていくことは可能だ。
私たち若者がこれからの日本をよく考え、意見を出し合うことが大切だと思う。
積極的に社会への関心を高めれば、もっと良い世界になると考える。
----------------------------------------

まず東京新聞は朝日新聞や毎日新聞などと同じく、憲法九条改正反対、自衛隊反対、在日アメリカ軍反対、集団的自衛権行使容認反対、安倍晋三首相反対、オスプレイ反対、靖国神社反対などの政治主張を持っています。
若者の政治主張がたくさんある中で、小宮山実里さんの主張は東京新聞の主張とよく合うため掲載したものと考えられます。

この小宮山実里さんの主張の中で、「改正しなければ、少なくとも日本では戦争が起きず平和が続く」とあり、これは憲法九条を信じていれば日本は平和だという意見です。
しかし中国は日本固有の領土である尖閣諸島について、「中国の核心的利益だ」と名言しています。
これは武力で侵略して奪い取ってでも尖閣諸島を中国のものにするということです。
領土侵略への野望を剥き出しにしていて私は恐ろしさを感じています。

チベットや東トルキスタンを武力で侵略してそれぞれチベット自治区、ウィグル自治区として中国の一部にしてしまったように、歴史的に見て中国は「今が侵略の好機だ」と見れば必ず動きます。
既に2010年に尖閣諸島沖漁船衝突事件を起こし、その後から領海侵犯を頻発するようになり、さらには領空侵犯までしました。
そしてついにはまだ実際に弾を撃ってはいませんが、中国軍の艦船や航空機が日本の自衛隊に対して「攻撃動作」までするようになっています。
領海侵犯、領空侵犯、攻撃動作と、武力侵略に向けて着々と行動をエスカレートさせていて、このままだといずれ実際に弾を撃って侵略を仕掛けてきます。
もし中国が武力で尖閣諸島侵略に動けば、それは「中国によって戦争を仕掛けられる」ということです。
このことから、「改正しなければ、少なくとも日本では戦争が起きず平和が続く」は、幻想であることが見て取れます。
こちらがどんなに憲法九条を信じても中国には関係ないことで、尖閣諸島侵略をやめてはくれないです。

私は中国に戦争を仕掛けられずに済むためには、防衛力、抑止力の強化が重要であると考えます。
抑止力とは相手が「この国に攻撃を仕掛ければこちらもただでは済まない」と考え、侵略を思い止まることです。
この時「この国に攻撃を仕掛ければ勝てそうだ」と思われたら最後であり、戦争を仕掛けられ、チベット自治区やウィグル自治区のようになります。
尖閣諸島沖漁船衝突事件が起きた時は当時の民主党政権の最悪な政治によって、「日米同盟」という抑止力に深刻な亀裂が入っていました。
中国はこの隙を逃さず「今が好機だ」と見て尖閣諸島沖漁船衝突事件を仕掛けてきました。
このことからも、侵略されないための抑止力の重要さが見て取れます。

抑止力の向上策には自衛隊の防衛力強化はもちろんのこと、集団的自衛権行使容認、憲法九条改正などがあります。
中国は日本の集団的自衛権行使容認、憲法九条改正、いずれにも猛反対しています。
これは内政干渉であり、中国に因縁をつけられる筋合いのものではないです。

中国が猛反対するのは、日本の抑止力向上が中国にとって都合が悪いからです。
抑止力を向上されると尖閣諸島侵略(その先には沖縄本島侵略を見据えているのも明らかです)がこれまでよりも困難になるため困るということを意味しています。
つまり日本にとっては抑止力を向上させたほうが中国に武力による領土侵略、戦争を仕掛けられる可能性を下げることができます。

また、「改正しなければ、少なくとも日本では戦争が起きず平和が続く」というこの考えは、日米同盟が常に良好で強固なことが前提になっています。
アメリカが常に気前よく尖閣諸島に目を光らせ守ってくれれば何とか侵略されずに済むかも知れませんが、これだとかなり他力本願な考えです。
尖閣諸島沖漁船衝突事件当時の民主党政権のように、時の政府が最悪な政治をして日米関係が冷え込み、同盟に亀裂が入ってしまった場合にはどうするのかという問題もあります。
中国にまた「今が好機だ」と思われるようなことがあれば、既に攻撃動作をするまで行動がエスカレートしていることから、その好機の際は実際に武力攻撃を仕掛けてくる危険性が高まることが予想されます。
その危険性を少しでも下げるため、つまり領土侵略の戦争を仕掛けられる危険性を下げるため、日本単体としても憲法九条を改正し、今よりも抑止力を向上させるべきだと思います。

これらのことから、今の憲法九条を信じていたのでは中国のような悪意ある他国から戦争を仕掛けられずに平和が続くとは思えないです。
現実を見ないようにして憲法九条に縋りつくのではなく、目の前に迫っている危機を見据えるべきだと思います。
領土侵略という戦争を仕掛けられずにすむために、平和な暮らしを守るために、私は憲法九条の改正を希望します。


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「東京新聞5月4日の一面」
「平和記念公園の折鶴から見る戦争と平和」

セミの夏

2017-08-18 20:07:10 | ウェブ日記
セミの成虫の寿命は1週間から2週間ほどと言われています。
近年は「もしかしたら1ヶ月くらい生きているのでは」という意見もありますが、それでもとても短い寿命だと思います。
その短い寿命の間に子孫を残すべく、セミは連日鳴いています。

お盆休みで実家に帰省してきて、ミンミンゼミ、アブラゼミ、ツクツクボウシ、ヒグラシの鳴き声を聞いています。
ただ実家に帰省してからは曇りや雨の日が多くなっています。
セミは曇りの日なら鳴きますが、雨の日に鳴き声が聞こえてくることはあまりないです。
ところが一日を通して雨が降っていた15日と16日、少し雨が弱まったタイミングでセミの鳴き声が聞こえ始めて驚きました。
最初にミンミンゼミの鳴き声が聞こえ、途中からアブラゼミの鳴き声も聞こえてきました。

寿命が短いため、鳴ける日を一日たりとも無駄にしたくはないのだと思います。
雨の中で最初に鳴き始めたミンミンゼミは、鳴き声に切れがなく、やっとの思いで鳴いているような鳴き声でした。
やはり雨が降る中で鳴くのは大変なのだと思います。

今年の夏の関東は8月が冷夏のようになっていて人間もすっきりしない日々を過ごしていますが、セミにとっても雨によって鳴きずらくて大変だと思います。
それでもやはり夏はセミの大合唱があってこそだと思います。
来週は晴れの日が増えてきて夏の暑さも戻るようなので、そこで力一杯鳴いてほしいと思います

夏らしくない日々

2017-08-17 20:28:36 | ウェブ日記
8月11日に埼玉の実家に帰省して今日で7日目となりました。
12日と13日は午前中に晴れ間があったので近所を散歩しました。
しかしその後は今日まで4日連続で天気が良くなく散歩をすることができませんでした。
中でも15日と16日は一日を通して雨が降っていて気温も低めでした。

埼玉の実家に帰省してから夏らしくない日々が続いています。
関東では梅雨明け以降に曇りや雨の日が多くなり、東京では8月になってから今日まで17日連続で雨が降ったとのことです。
これは40年ぶりとのことで、夏前の3ヶ月予報では8月は猛暑のはずだったのですが、予想外の冷夏になっています。

日照不足が続いていて農作物にも影響が出始めています。
埼玉では来週の22日頃からようやく晴れの日が出てくるようですが、それまでは曇りや雨の日が続く予報になっています。
私が愛知に戻るまでに晴れ間を見るのは難しいようです。
そして散歩に出掛けるのも難しそうで、あまり歩いていない日が続いているので体が歩きたがっています。

それでも帰省するまでがかなり疲れていたので、あまり歩かない日が続いたことで体の疲れが予想以上によく抜けたのは良かったと思います
実家には日曜日まで滞在するので、それまでしっかり体を休めておこうと思います。
そしてこのまま曇りや雨が続くと日照不足の影響がさらに出てしまうので、来週以降少しでも晴れの日が増えてほしいと思います

平和を維持するには

2017-08-16 16:20:11 | 政治

「いづこに散りゆく魂は この胸の内に生きゆく
小さな祈りを連ねる日々に 想う心 願う気持ちが
どうか咲き誇りますように 平和をもたらしますように」
タレント・奥野麻衣子さん。
(写真は2017年7月15日、靖国神社みたままつりにて)

この言葉は太平洋戦争(大東亜戦争)で亡くなった人々に思いを馳せながら平和を想い、願い、祈る気持ちを綴っています。
まず国民一人ひとりが平和を想い、願い、祈るのは良いことであり大事なことです。
誰しも戦争はしたくないです。

重要になるのが「国」としては想い、願い、祈るのみでは中国や北朝鮮のような現実にある脅威から、私たち日本国民の平和な暮らしを守ることはできないという点です。
北朝鮮からミサイルが飛んでくる中でどんなに祈ってもそのミサイルは止まってはくれないです。
中国が尖閣諸島侵略に向けて領海侵犯を繰り返す中で、どんなに祈っても領海侵犯をやめてはくれず、領土侵略も諦めてはくれないです。
こういった脅威から現実に日本国民を守るのは自衛隊と在日アメリカ軍による「防衛力」となります。
私は奥野麻衣子さんのように平和を願う人の日常が破壊されないようにするには、防衛力を強化して平和な暮らしを守れる力を上げていくことが大事だと思います。

また、戦争と平和を巡る問題では「争いではなく話し合いで解決しろ」という主張を聞くことがよくあります。
これは私も話し合うのが最善だとは思います。
誰しも戦争などしたくないからです。

ところがこちらが「争いはやめましょう。話し合いましょう」と言っても、相手が話し合う気がなく問答無用で侵略してくる場合があります。
中国がまさにそうで、かつてはチベットという国だったチベット自治区も、東トルキスタンという国だったウィグル自治区も、中国によって「話し合い」ではなく「武力」で一方的に侵略され、中国の一部にされてしまいました。
これらの自治区の人々は現在も人権を無視した激しい弾圧を受けていて、元の国に戻るための話し合いには応じてもらえないです。

「話し合い」で解決するためには、大前提として相手に対抗できる力があることが必要です。
力のない国がどんなに「平和が良い。話し合いで解決したい」と願っても、中国のように領土を侵略しようとする悪意のある国にその願いは届かないです。
平和への願い、話し合いで解決したいという願いは武力によってあっという間に打ち砕かれてしまいます。
こちらにそう簡単には侵略されないだけの力があって「話し合いましょう」と言った場合に初めて、まともな話し合いができる可能性が出てきます。

なので戦争を仕掛けられずに済むためには、防衛力を高めることが重要になります。
こちらがそう簡単には侵略されない防衛力を備えていると、相手も「この国に攻撃を仕掛ければこちらもただでは済まない」と考え、侵略を思い止まらせることができ、これを「抑止力」と呼びます。
この時「この国に攻撃を仕掛ければ勝てそうだ」と思われたら最後であり、戦争を仕掛けられ、チベット自治区やウィグル自治区のようになります。
このことから、「自衛隊も在日アメリカ軍も日本から無くそう。武力を無くせば平和になる」といった主張は平和とは真逆の、領土侵略を狙った戦争を仕掛けられることになると思います。
そうならないようにするために防衛力、抑止力を高め、私たち日本国民の平和な暮らしを守ってほしいです。

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「平和記念公園の折鶴から見る戦争と平和」

72回目の終戦の日 みたま安かれ

2017-08-15 12:50:27 | ウェブ日記

「ありがとう」
書家・今野桃壽さん。
(写真は2017年7月15日、靖国神社みたままつりにて)

今日8月15日は終戦の日です。
72年前の今日、日本は太平洋戦争(大東亜戦争)に敗れました。
今年の8月の関東は冷夏になっていて、全国戦没者追悼式の行われる日本武道館や靖国神社のある東京では今日も雨が降るようで、終戦の日に雨が降るのは久しぶりな気がします。

日本は太平洋戦争(大東亜戦争)に敗れましたが、先人達が日本のために戦ってくれたおかげで日本は植民地にされずに済みました。
太平洋戦争(大東亜戦争)及び第二次世界大戦の当時は、最近ニュースで聞く白人至上主義とは異次元の「白人至上主義」が世界を支配していました。
白人以外の国は奴隷であり植民地にして良いという考え方で、オランダやイギリス、フランスなどの西欧列強はアジアの国々を植民地にし、植民地にされた国々は滅びへの道を辿っていました。
その時代にアジアで唯一白人達に対抗できたのが日本でした。
先人達の戦いがなければインドやインドネシア、ビルマ(ミャンマー)のようなアジアの国々は植民地にされたまま滅び、日本も植民地にされ滅んでいたと思います。

私は日本のために戦ってくれた先人達、靖国神社に眠る英霊達に感謝します。
日本が滅びずに存続できているのは日本のために戦ってくれた英霊の方々のおかげです。
終戦の日のような節目の日に聞くことがある「御霊(みたま)安かれ」という言葉は「安らかに眠ってください」という意味です。
日本のために戦ってくれた英霊の方々、そして太平洋戦争(大東亜戦争)で命を落とされた国民の方々が安らかに眠られることを祈ります。

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さんるーむ 鯵の唐揚げ御膳

2017-08-14 20:25:55 | グルメ


8月11日に実家に帰省する時、途中の池袋駅に着いたらちょうどお昼時でした。
そこで西武百貨店池袋本店にある「安全・安心・健康 さんるーむ」というお店に寄りました。
さんるーむは無農薬・減農薬の野菜を中心とした旬の安心食材や旬の魚を使った自然食レストランとのことです。

メニューを見ると栄養バランスが良く健康にも良さそうな定食がたくさんありました。
私は「鯵(あじ)の唐揚げ御膳」を頼みました。
この御膳は十六穀ご飯、京風すまし汁、鯵の唐揚げ甘酢あんかけ、五目ひじき、はと麦サラダ、特製胡麻だれ冷奴、香の物がありました。

京風すまし汁はみつばとしいたけ、ゆずが入っています。
ゆずの香りが凄く良く、ホッとした気持ちになりました。
五目ひじきはひじきのほかに豆、人参、こんにゃく、油揚げが入っています。
醤油やみりんを使って煮込んであるようで美味しかったです。
特製胡麻だれ冷奴は胡麻だれと冷奴がよく合っていました。
ねぎとみょうがも載せてあり良いアクセントになっていました。

はと麦サラダははと麦、トマト、レタス、キャベツ、ひじきで作られています。
酸味のある和風ドレッシングが素材の良さを引き出していました。
はと麦はカリッとしていてあられのようで、シャキシャキしているレタスやキャベツに対し水気のないこの素材が独特な存在感を発揮していました。

鯵の唐揚げ甘酢あんかけは揚げた後にゴマをかけていました。
そしてピーマン、たまねぎ、パプリカ、鷹の爪が載っていました。
食べてみると、あんかけに甘味とともにあった酢の酸味が凄く良かったです。
唐揚げの鯵の味を引き立てていて美味しかったです。
かなり疲れを感じていたのですがこの鯵の唐揚げ甘酢あんかけを食べたら少し気持ちがリフレッシュしました。

品目もたくさんありとても良い御膳だと思います。
この御膳にして良かったと思いました。
他にも健康的で美味しそうなメニューがあるのでまた食べに行ってみたいと思います