読書日和

お気に入りの小説やマンガをご紹介。
好きな小説は青春もの。
日々のできごとやフォトギャラリーなどもお届けします。

大晦日

2012-12-31 20:35:50 | ウェブ日記
大晦日を迎えた今日、今年も残すところあとわずかとなりました。
年の瀬もいよいよ押し迫ってきましたね。

今日は家族で年越しそばを食べました。
寒いので今年は煮込みにしようということで煮込み年越しそばになりました。
そばのおつゆも各家庭によって微妙に味付けの差があると思いますが、やはり慣れ親しんだ家庭の味は良いですね^^
美味しい年越しそばを頂きました

それにしても今年も色々なことがあったなと思います。
ロンドンオリンピックでは、アテネオリンピックを上回る史上最多のメダル獲得数を記録して凄い大活躍を見せてくれました
銀座の凱旋パレードも50万人が見に来て凄く盛り上がっていましたね

そして最後の最後、12月に衆議院の解散総選挙があって政権交代が起き、3年3ヵ月に及んだ民主党政権に終止符が打たれたのは良いニュースでした。
来年に向けて、被災地の復興にも、壊滅してしまった日本外交の立て直しにも全力で取り組める政権が出来たのは明るい材料です。
「第46回衆議院選挙 被災地が出した答え」に被災地の福島の人の声も載せているので、良かったら見てみてください。

それと、今年の読書の状況を読んだ順に振り返ってみると、以下のようになります。

「夜のピクニック」(著:恩田陸)
「舟を編む」(著:三浦しをん)  2012年本屋大賞受賞作
「ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~」(著:三上延)
「かわいそうだね?」(著:綿矢りさ)
「ビブリア古書堂の事件手帖2 ~栞子さんと謎めく日常~」(著:三上延)
「陽だまりの彼女」(越谷オサム)
「ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~」(著:三上延)
「おおかみこどもの雨と雪」(著:細田守)
「サマーウォーズ」(著:岩井恭平 原作:細田守)
「ひらいて」(著:綿矢りさ)
「図書館内乱」(著:有川浩)
「図書館危機」(著:有川浩)
「図書館革命」(著:有川浩)
「十六夜荘(いざよいそう)ノート」(著:古内一絵)
「珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を」(著:岡崎琢磨)
「ドラゴン・ティアーズ ―龍涙」(著:石田衣良)
「PRIDE―プライド」(著:石田衣良)
「SOSの猿」(著:伊坂幸太郎)
「神去なあなあ夜話」(著:三浦しをん)

今年読んだ小説はこの19冊となりました。
あと1冊読んでいれば20冊になっていたのに惜しかったです^^;
とはいえ以前から気になっていた小説や好きな作家さんの小説を読めたので良かったと思います。
来年の読書初めは「しょうがの味は熱い」(著:綿矢りさ)になります。
その次は先日書店に寄った時に見かけた伊坂幸太郎さんの新作も読んでみたいし、来年の早い段階でビブリア古書堂の事件手帖シリーズの最新作も出るはず。
来年もマイペースに読書を楽しんでいきたいと思います

今は父、母と紅白歌合戦を見ています。
私は「いきものがかり」と紅組司会の堀北真希さんが楽しみなので見ています。
紅白もまた年越しの風物詩ですね
というわけで皆さん、よいお年を
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「神去なあなあ夜話」三浦しをん

2012-12-31 16:27:46 | 小説
2012年最後の小説レビュー
今回ご紹介するのは「神去なあなあ夜話」(著:三浦しをん)です。

-----内容-----
秘密がいっぱいの神去村へようこそ!
三重県の山奥で、林業に取り組む平野勇気、二十歳。
神去村(かむさりむら)の起源、住人の暮らし、もちろん恋にも、ぐいぐい迫ります。
晴れて林業会社の正社員となった勇気が語る神去村の人々と生活。
お仕事小説の旗手が贈る、林業エンタテインメント小説の傑作。

-----感想-----
この作品は2009年に出た「神去なあなあ日常」の続編となります。
三重県の山奥で林業に取り組む平野勇気が主人公の、ほのぼの楽しい林業小説です
2012年最後の小説レビューを好きな作家さんである三浦しをんさんの小説で締め括れるのは嬉しいものです^^

今作の「神去なあなあ夜話(やわ)」は、前作から半年後くらいから物語が始まります。
前作で19歳だった勇気は、今作の冒頭では「つい最近二十歳になった」とありました。
そして今作でも物語は勇気の手記という形で進んでいきます。
勇気が部屋でパソコンに神去村での日々の出来事を綴っていく形で、これがとても砕けた感じの文章になっていて読みやすいです。
前作にも書きましたが「~なんだ」や「~ちゃったりする」など、読者に直接語りかけるような独白式文章は読んでいて面白いです

小説タイトルにもあり作中にもたびたび登場する「なあなあ」という言葉は、神去村の人々がよく使う言葉で、「ゆっくり行こう」「まあ落ち着け」「いいお天気ですね」「どうもー」などの色々な意味合いで使われています。
「なあなあ」精神で生きる神去村にはピッタリな言葉のようです^^
雪が降ったりして急に仕事の予定が狂った時なども「なあなあや」という感じで気楽に行けるのが神去村の人達の良いところです。

今作は、以下の七章で構成されています。
第一夜 神去村の起源
第ニ夜 神去村の恋愛事情
第三夜 神去村のおやかたさん
第四夜 神去村の事故、遭難
第五夜 神去村の失せもの探し
第六夜 神去村のクリスマス
最終夜 神去村はいつもなあなあ

秋から始まった物語はやがてクリスマスに向かい、最終盤でお正月を迎えます。
勇気が務める中村林業株式会社の親方さんである中村清一氏の息子、山太(さんた)が小学校に入ったことからクリスマスに興味を持ち、みんなでクリスマスパーティーをしてあげる話などはほのぼのとしていて良かったです
クリスマスツリーを作るために、山に行って手頃な木を豪快に切り倒して持ってくる辺りはさすが林業会社の人達だなと思いました
男性陣が特大クリスマスツリーを作り、女性陣は豪勢な料理を作り、始まったクリスマスパーティー。
ところがこのパーティーで、勇気の想い人である直紀さんを怒らせてしまって関係がギクシャクし、焦る勇気。
ただでさえいくらアタックしてもなかなか振り向いてくれない直紀さん。
そんな直紀さんがようやく振り向き始めてくれたかという矢先だっただけに、どうなるのかとハラハラしました。
「なあなあ」精神が蔓延しとてものどかな神去村にあって、この二人の恋愛事情だけは「なあなあ」ではどうにもならない感じでしたね
果たして勇気の想いは届くのか、気になる最終盤でした。

この作品は昨日読み終わったのですが、作品の中の時間的にも年末に読むのにピッタリだったなと思います。
「神去なあなあ日常」から続く「神去なあなあ夜話」、とても面白かったです。
三重県の山奥で林業に取り組む男達という一見地味そうな設定ながら、砕けた感じの軽いタッチでどんどん読み進められるのがこの作品の良いところです。
またいつか第三弾が出たら嬉しいなと思います


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上野のアメ横

2012-12-30 19:40:05 | ウェブ日記


写真は上野のアメヤ横丁(アメ横)の入り口です。
年の瀬を迎えている今、このアメヤ横丁は大変な賑わいを見せています。
例年年末になるとテレビで現地リポートがあるので知っている人も多いかと思います。
たぶん大晦日の明日も中継があるはずです。

このアメ横ですが、ウィキペディアを見てみたら「魚屋の店先でダミ声で鮭やマグロを売っている場合、たいてい値引き対象の品である」と書いてあってちょっとウケました(笑)
「さあ安いよ安いよー」のあのダミ声が思い浮かびました。
この時期のアメ横はお正月の準備をする人がたくさん訪れていて、お店とお客さんの間で熾烈な値引き合戦が繰り広げられています。
また鮭やマグロの海鮮品だけでなく、おせち料理の具になるようなものも売られています。
かまぼことか、伊達巻とか、色々ありますね。

個人的にはアメ横が特集されるようになると、いよいよ年の瀬になったんだなという気がします。
今日は雨が降っていましたが明日は快晴なので、今年最後の年の瀬の賑わいを見せるのではないかと思います。
いよいよ今年もクライマックスです
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NHKの言う「アジア諸国」について

2012-12-29 14:43:57 | ウェブ日記
安倍新内閣が発足した12月26日。
NHKニュース7で「安倍新内閣への海外の反応は」と言って紹介したのが、「中国と韓国だけ」という興味深い現象がありました。
同様に、12月16日の衆議院選挙で安倍晋三氏率いる自民党が勝って以降、「アジア諸国の反応は」と言いながら、紹介するのは常に中国と韓国だけという状況が続いてきました。
NHKにとっての「アジア諸国」は中国と韓国以外に存在しないのでしょうかね。。。

NHKは常に「中国と韓国が日本の右傾化を警戒している」と報道しますが、この二カ国は世界的に見ても極めて悪質な反日国家。
この二カ国が安倍新内閣に示す反応は「右傾化だ、アジアの安定を脅かす極悪内閣だ」と言うに決まっているでしょう。
それはそれで良いとして(反日国家の反応なので)、問題はこの二カ国の反応を「アジア諸国の反応」と報道していること。
これでは視聴者に対して、まるで「アジア諸国」が日本の右傾化を警戒しているかのような印象を与えてしまいます。
実際にはアジア諸国で日本の右傾化を警戒しているなどというのは中国と韓国の二カ国だけです。

そして中国・韓国以外のアジア諸国は安倍新政権の誕生を喜んでくれています。
インドも、インドネシアも、台湾も。
フィリピンに至っては「日本の憲法九条改正を歓迎する」とまで言ってくれています。
NHKはそういった事実を一切報道しません。
これはNHKに限らず、他のどのテレビ局も同じような報道姿勢ですね。
そんな中、国民から受信料を徴収している、仮にも「公共放送」であるNHKがこのような報道姿勢なのはかなり酷いのではないかと思います。

「アジア諸国の反応」と言って中国と韓国の反応だけを報道する詐欺的な報道ではなく、中国・韓国以外のアジア諸国の反応についても正直に「安倍新政権の誕生を喜んでくれています」と報道すべきではないでしょうか。
今のNHKの報道の仕方では国民に対してアジア諸国が安倍新政権を警戒しているようなネガティブな印象が植え付けられてしまいます。
仮にも公共放送であるNHKがこういった露骨な「偏向報道」をしてはいけませんね。

以前書いた「ASEANの旗」という記事を見て頂ければだいたいのことは分かると思います。
NHKが言う「アジア諸国」ではなく、本当の意味での「アジア諸国」は、安倍新政権を歓迎してくれていますよ
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実は重要な総務大臣

2012-12-28 19:02:33 | 政治
昨日発足した安倍晋三内閣総理大臣率いる新内閣。
新政権の布陣については「安倍新内閣発足 簡単に解説」をご参照ください。

この中で実はかなり重要なのが、「総務大臣」のポスト。
なぜかというと、総務省は放送局の放送が適切なものであるかを管轄する立場にあるからです。

今まで何度か書いてきたように、放送法には「政治的に公平であること」という決まりがあります。
ところが現在のテレビ報道は明らかにこれに違反している、露骨に偏った報道が数多く展開されています。
そしてこのように偏った報道のことを「偏向報道」と言います。
私が見てきた中では、TBSの「サンデーモーニング」やテレビ朝日の「報道ステーション」、フジテレビの「とくダネ!」などはこの偏向報道の筆頭格です。
また、仮にも「公共放送」であるNHKのニュース(ニュースウォッチ9など)も残念ながら偏向報道になってしまっています。
このほか、露骨な偏向報道として有名なものに日本テレビ(読売テレビ)の「ミヤネ屋」、TBSの「みのもんたの朝ズバッ!」などがあります。

これらの番組に共通しているのは、民主党を異常に擁護し、自民党を異常に叩くという、露骨に偏った報道をしていること。
公共の電波を扱うテレビ局がこのようなことをしてはいけません。

自民党政権時代には漢字の読み間違いやカップ麺の値段だので連日連夜特集を組んで自民党を猛批判し、さらに民主党を大絶賛して「一度民主党にやらせてみよう」と政権交代を煽る報道を展開。
その後の3年3ヵ月に及んだ民主党政権下では、漢字の読み間違いやカップ麺の値段などを遥かに上回る民主党の凶悪な不祥事が報道さえされずに隠蔽されたり、報道したとしても妙にトーンが低く、自民党政権時代の凄まじい叩きぶりとの差が露骨にありました。
隠蔽された不祥事の代表格としては、野田佳彦前首相の民団(在日本大韓民国民団)幹部からの違法献金問題や、菅直人元首相が北朝鮮の拉致事件加害者とつながりがある極左団体、「市民の党」に6250万円もの献金をしていた事件などがあります。
これらはネットでは有名な事件なのですが、テレビでは全く報道されることはなく、民主党を守っていた状態です。
こういった報道姿勢は明らかに放送法の「政治的に公平であること」に違反しています。
ネットでは「テレビ局の放送免許を剥奪すべき」といった怒りの声が嵐のように吹き荒れていて、その声はどんどん大きくなってきています。
私が情報収集に行っているツイッターでは嵐どころか大嵐になっています

そこで注目されているのが「総務大臣」で、再度政権交代がされたことで既存マスコミの酷過ぎる偏向報道を少しでも何とか出来ないかと期待されているわけです。
「総務大臣」のポストに就任したのは、新藤義孝氏。
この方は以前書いた「ツイッター戦争回顧録」にも登場しているので、良かったら見てみてください。
自民党総裁選において、ツイッターを駆使して奮戦されていました。
新藤義孝氏はネットにも精通していて、既存マスコミの酷過ぎる偏向報道の実態も熟知しています。
なので総務大臣に新藤氏を起用してくれたのは良い人事だと思います。
さらに総務政務官には、これまた偏向報道の実態を熟知している片山さつき氏を起用。
片山さつき氏は民主党政権下でも総務委員会でテレビ報道の偏向ぶりを問題提起するなど精力的に活動されていました。
これは安倍さん、既存マスコミを強烈に牽制しているなと思います。
安倍さんの決意については「安倍総裁の決意④ 既存マスコミとの対決」に書いたとおりです。

この記事に書いたことは良い意味と悪い意味両方が現実になっていて、良い意味では既存マスコミの安倍晋三氏に対する酷過ぎる偏向報道をはね退け、見事政権交代を果たして民主党の最悪な政治に終止符を打つことが出来ました。
悪い意味では、予想されたとおり既存マスコミによる安倍新内閣への酷過ぎる偏向バッシング報道が始まっています。
民主党政権の数々の悪事を隠蔽したりあまり批判しなかった既存マスコミが、今度は総力を挙げてどんなことでも良いからとにかく批判しまくって叩き潰そうとするこの状況は、はっきり言って異常です。
マスコミ偏向報道問題に詳しい人が総務大臣や政務官になったことですし、暴走するテレビ局報道を少しでも是正出来ないものかと思います。
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「SOSの猿」伊坂幸太郎

2012-12-27 21:39:23 | 小説
今回ご紹介するのは「SOSの猿」(著:伊坂幸太郎)です。

-----内容-----
三百億円の損害を出した株の誤発注事件を調べる男と、ひきこもりを悪魔祓いで治そうとする男。
奮闘する二人の男のあいだを孫悟空が自在に飛び回り、問いを投げかける。
「本当に悪いのは誰?」
はてさて、答えを知るのは猿か悪魔か?
そもそも答えは存在するの?
面白くて考えさせられる、伊坂エンターテインメントの集大成!

-----感想-----
久しぶりに読んだ伊坂作品です。
調べてみたら何と2010年の「マリアビートル」以来2年ぶりでした。
そんなに時間が経っていたとは、月日が経つのは早いものですね。
文庫化されたこの作品が平積みになっているのを見て興味を持ったのでした。

物語はひきこもりの少年眞人(まさと)を悪魔祓いで治そうとする遠藤二郎という男が主役の「私の話」と、三百億円の損害を出した株の誤発注事件を調べる五十嵐真という男が主役の「猿の話」が交互に展開されていきます。
「猿の話」の五十嵐真は「ミスター因果関係」ともいうべき理詰めな人物で、物事の因果関係を徹底的に調べることを得意としています。
三百億円もの損害を出した株の誤発注事件の原因の調査において五十嵐真は、持ち前の因果関係追及ぶりを発揮して「こうなったのにはこの原因がある。そしてその原因には、さらに別の原因がある…」とどんどん因果関係を追及していきました。
その先に行き着くものは、果たして。。。

そして「猿の話」の語り手は何と、「孫悟空」
西遊記に出てくるあの斉天大聖・孫悟空です。
ごく当たり前のように孫悟空が出てきて物語を語り始めるのが何だか面白かったです。
しかもこの孫悟空、語り口調がちょっと偉そうな感じなんですよね(笑)
それが読んでいて小気味良くて楽しく読めました

「私の話」のほうの遠藤二郎はイタリアに美術留学していた時にひょんなことからエクソシストの神父の助手になって悪魔祓いをしていたことがあって、その縁で日本に帰ってきてからも副業として悪魔祓いをしていました。
ただし、副業といっても報酬は一切貰いません。
困っている人を見ると助けずにはいられないという生来の性格から、頼まれた時にだけ悪魔祓いをしてきました。
この遠藤二郎がひきこもりの少年眞人の母親から「息子のひきこもりを何とかしてくれ」と頼まれて(母親とは昔からの知り合い)、悪魔祓いの手法で眞人君との対話を試みようとするのですが。。。
何とこちらにも斉天大聖・孫悟空が関わってくることになります
孫悟空はこの作品における重要なキーワードです。
こちらは語り手としてではなく、別の形での関わりとなりますが、ここからが伊坂作品の真骨頂でした。
物語がうなりを上げて動き出します
別々に進んできていた「私の話」と「猿の話」が絡み合い、一気に一つの物語になっていきました。
この構成は伊坂作品でお馴染ですね
全く関係がなさそうな二つの物語が見事にリンクしていくのはさすが伊坂さんです。
2年ぶりの伊坂作品、とても楽しく読むことが出来ました


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安倍新内閣発足 簡単に解説

2012-12-27 00:47:16 | 政治
本日開会された特別国会で自民党の安倍晋三総裁が第96代内閣総理大臣に指名されました
これはとても嬉しいです
民主党政権の悪夢のような酷過ぎる政治が終わり、ようやくまともな政治が戻ってきました。
夕方には菅義偉官房長官から第2次安倍内閣の閣僚名簿が発表され、以下のようになりました。

▼総理大臣 安倍晋三
▼副総理・財務・金融大臣 麻生太郎
▼総務大臣 新藤義孝
▼法務大臣 谷垣禎一
▼外務大臣 岸田文雄
▼文部科学大臣 下村博文
▼厚生労働大臣 田村憲久
▼農林水産大臣 林芳正(参)
▼経済産業大臣 茂木敏充
▼国土交通大臣 太田昭宏(公明党)
▼環境・原子力防災大臣 石原伸晃
▼防衛大臣 小野寺五典
▼官房長官 菅義偉
▼復興大臣 根本匠
▼国家公安・拉致問題・国土強靱化・防災大臣 古屋圭司
▼沖縄・北方大臣 山本一太(参)
▼消費者・少子化大臣 森雅子(参)
▼経済再生・一体改革・経済財政大臣 甘利明
▼行政改革・公務員改革大臣 稲田朋美

こうして見ると民主党の酷過ぎる内閣との差が歴然であり、改めてようやくまともな政治が再開されるのだと思います。
菅新官房長官は会見でこの内閣について「危機突破内閣」と位置づけ、「東日本大震災からの復興、経済再生に向けて一丸となって取り組む」と語りました。
ありがたいことです。
民主党政権ではマニフェストがことごとく詐欺だったことに始まり、その後は被災地の復興や景気対策そっちのけでひたすら党内抗争に明け暮れているという散々な政治だったので、ぜひ被災地の復興や景気の回復に向けて全力で頑張っていってほしいです。

まず安倍晋三第96代内閣総理大臣が最優先課題として掲げているのが日本経済の立て直し。
民主党政権は外交を壊滅させただけでなく景気も冷え込ませてしまいました。
特筆すべきは麻生太郎氏の副総理兼財務大臣・金融担当大臣としての起用で、これは全幅の信頼を寄せているということであり、同時に日本経済立て直しへの本気度の高さが見て取れます。
甘利明氏の経済再生・一体改革・経済財政大臣としての起用も同様。
この二人が中心となり冷え込んでいる景気の回復に取り組んでいくようです。

景気の回復に向けた対策の一つとして、公共事業が取り上げられています。
このことについてテレビや新聞の既存マスコミが「古い政治」と批判していますが、少し考えてみてください。
「被災地の復興」や、笹子トンネルの崩落事故で必要性が浮き彫りになった「国土強靱化」はまさしく、「必要な公共事業」ではないでしょうか。
既存マスコミはとかく公共事業を批判しますが、何でもかんでも批判すれば良いというものではないと思います。
無駄なものを造るのは論外ですが、上記のような「明らかに必要な公共事業」があるということも理解しておく必要があります。
不況で雇用の創出も必要な今、こういった公共事業は雇用も生み出せ、なおかつトンネルなどのインフラの安全性も高められるという二つの効果がある有効な対策ではないでしょうか。

農林水産大臣には林芳正氏を起用。
これはTPP(環太平洋経済連携協定)の対応を見据えての起用だと思います。
この方は政界きっての政策通の実力派であり、TPPのような国益がぶつかり合う重要な問題に取り組むに相応しい人です。
ぶっちゃけ民主党政権時代の歴代の全農水相が束になってかかってもこの人には手も足も出ないのではというくらいの力の差があります。

文部科学大臣には下村博文氏を起用。
この人は教育問題に熱心に取り組んできた人で、安倍晋三氏とほぼ同じ教育理念を持っているようです。
となれば間違いなく、日教組(日本教職員組合)が子供達に押し付けている歪んだ反日左翼教育の是正に取り組んでいくと思います。
※日教組教育の是正については、「安倍総裁の決意① 日教組との対決」をご参照ください。

拉致問題担当大臣には古屋圭司氏を起用。
この方は安倍晋三氏らと同じく、初期の頃から北朝鮮の拉致問題に真剣に向き合ってきた人です。
テレビのニュースで拉致被害者家族会の横田さんらが「拉致問題に真剣に向き合う人がなってくれて良かった」と安堵の表情を見せてくれていて良かったです。
gooのニュースにも拉致被害者家族会の方々の談話が載っているので良かったら見てみてください。
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-121226X095.html
民主党政権下では拉致問題担当大臣が3年間で8人も代わり、しかも松原仁氏以外は全員拉致問題に不熱心な人を起用するという酷いことをしていました
安倍晋三氏は政界で最も拉致問題に真剣に取り組む人なだけに、どこかのタイミングで必ず動くと思います。

そしてこの新内閣の顔ぶれを見ると、中国・韓国への牽制も忘れていません。
安倍晋三氏はもとより、総務大臣の新藤義孝氏、行政改革・公務員改革大臣の稲田朋美氏はいずれも中国・韓国が日本に対して好き放題やる横暴に黙っているような人ではありません。
ちなみに新藤義孝氏は「硫黄島からの手紙」の栗林中将のお孫さんとしても知られる議員です。
さらに党執行部に目をやると総務会長の野田聖子氏、政調会長の高市早苗氏ともに終戦記念日の8月15日に靖国神社に参拝したことのある人物です。
これらは強烈な政治的メッセージになっていると思います。
実際にNHKの「ニュース7」と「ニュースウォッチ9」を見てみたら「中国と韓国が日本の右傾化を警戒している」などと報道していたので、それはつまり日本の国益になるということです。
この二カ国が「日本の新政権を歓迎する」などと言うようでは舐められているということですから。
警戒してもらうのが丁度良いです。
その上で、安倍晋三氏を中心に民主党政権時代の酷過ぎる弱腰外交とは違う、日本の国益に沿う外交を展開していくことでしょう。

外交立て直しの鍵は、民主党によって壊されてしまった日米同盟の修復ですね。
まずはそこからです。
この3年3ヵ月の間に受けた外交的損失はあまりに大きいです。
時間をかけて、少しずつ立て直していくしかありません。
そのためにも、強い決意が感じられる第2次安倍内閣を応援していきたいと思います。
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クリスマス

2012-12-25 20:27:00 | ウェブ日記


今日はクリスマス
お子さん達は朝起きたらサンタクロースからのクリスマスプレゼントがあったことと思います
私も朝起きて枕元にプレゼントがあった時は嬉しかったものです

世界的にはこちらがメインイベントですが、日本ではどちらかというとクリスマスイブのほうが盛り上がりますね(掲載のフォトチャンネルは横浜みなとみらいのクリスマスイブです)。
それと今年はクリスマスイブが祝日、クリスマスが平日なので、昨年よりは静かなクリスマスになっているのかなと思います。
とはいえ、子供達は冬休みに入っているでしょうし、きっと盛り上がっているのではないかと思います^^

そしてクリスマスが終わると、いよいよ年の瀬。
今年も残りわずかです。
明日からは大晦日に向けて、日一日ごとに年越しへのムードが高まっていくことでしょう。
何年か前、街でクリスマスの飾り付けとお正月の飾り付けが混在しているのを見てせわしないなと思ったものです
ただこのせわしなさもこの時期特有のものなので、あっという間に迎えるであろう大晦日に向けて一日一日を大事に過ごして行きたいと思います。
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クリスマスイブ

2012-12-24 20:02:32 | ウェブ日記


今日はクリスマスイブです
街中のクリスマスムードも最高潮ですね
というわけで、昨年のクリスマスの時期に銀座で撮ったクリスマスイルミネーションのフォトチャンネルを貼ってみました。
多忙な方もちょっとしたクリスマス気分になってもらえればと思います^^

昨日有馬記念を見にウインズ銀座に行った帰り道、銀座の街並みを見てみたら今年もこの時と同じ感じにイルミネーションが施されていました。
カルティエは今年もプレゼント仕様のイルミネーションになっていました
銀座中央通りからJR有楽町駅へと続く道もイルミネーションが施されていて良い感じでした

それにしても11月にクリスマスイルミネーションが登場してから今日まであっという間でしたね。
今日はデパート等でもクリスマスケーキが大々的に売り出されるなど、24日特有のせわしない雰囲気になっています。
みなさんそれぞれのクリスマスイブを楽しんでください
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第57回有馬記念

2012-12-23 18:18:39 | スポーツ
本日行われた第57回有馬記念(GⅠ、中山競馬場、芝2500m右回り)の結果は以下のとおりです。

1着 ゴールドシップ
2着 オーシャンブルー
3着 ルーラーシップ
4着 エイシンフラッシュ
5着 スカイディグニティ

というわけで、今年の皐月賞と菊花賞を勝ち二冠馬となったゴールドシップが有馬記念でも見事勝利!
堂々のGⅠ三勝目となりました。
芦毛の馬が有馬記念を勝つのはあのオグリキャップ以来とのことです。

それにしても今回の有馬記念、まず驚いたのがルーラーシップのド派手な出遅れでした。
どう見ても7~8馬身くらいは出遅れていて、私はウインズ銀座で観戦していたのですが、出遅れた瞬間に回り中から悲鳴が巻き起こりました(笑)
ルーラーシップは単勝2番人気だっただけに買っていた人はかなり多かったようです。
私はエイシンフラッシュを応援していてルーラーシップは買わなかったのですが、さすがにあのド派手な出遅れには驚かされました。

そうこうしているうちに、回りの悲鳴は笑いへと変わっていきました。
「こりゃもう駄目だ~」と言った感じの諦めの笑いでしたね(^_^;)
そのくらい致命的な出遅れでした。
しかしこの時点ではまさか最後に怒涛の追い込みで3着に突っ込んでくるとは夢にも思いませんでした。

一番人気のゴールドシップはそのルーラーシップの前の後方二番手の位置取り、私の応援していたエイシンフラッシュはインコースの前目の位置取りでした。
ルーラーシップが自滅し、エイシンフラッシュは良いポジションにいて折り合いも付いていたので、これは上手くゴールドシップを押さえ込めば勝てるかも知れないと、にわかに期待も高まっていきました。

そして迎えた最後の直線。
インコースを突いてエイシンフラッシュが抜け出します!
私も久しぶりに叫びました。
しかし、大外からゴールドシップがものすごい末脚で追い込んできます!
脚色の差は歴然で、これは交わされると思いました。内のほうではオーシャンブルーも追い込んできていました。
そして一番驚いたのが、ゴールドシップのさらに外からルーラーシップが怒涛の追い込みを見せていたこと。
これには驚愕しました。
スタートであんなに出遅れたのに一体どこにそんな力があるのかと思いましたね。
最後はゴールドシップが先頭に立ち、ルーラーシップがエイシンフラッシュを抜いて3番手に上がったところでゴールインでした。
勝ったゴールドシップも後方から大外を回って差し切るという強い勝ち方でしたが、ルーラーシップの怒涛の追い込みはそれ以上に衝撃的でした。
出遅れずにきちんとスタートしていれば勝っていたレースのような気がしますが、そういったスタートの得意不得意も総合しての馬の能力なので、こればかりは仕方ないですね。

そして有馬記念といえば「世相馬券」。
今回ツイッターで「#有馬記念」という、有馬記念のリアルタイム情報が集まるハッシュタグを見ていたら面白い世相馬券ネタを見かけました。
まずは「今年の漢字馬券」。
これは今年の漢字が「金(ゴールド)」ということで、ゴールドシップの優勝を表していたというものでした。

そしてかなり面白かったのが「尖閣諸島馬券」。
ゴールドシップにルーラーシップの二隻のシップ(船)にオーシャンブルー(海)で、尖閣諸島で揉めた今年の世相を見事に表しているというツイート(つぶやき)を見かけてなるほどなと思いました。
この尖閣諸島馬券は全く思い付かなかったです。
有馬記念は結構こういった世相馬券で決着することがあるのですが、今年はこの尖閣諸島馬券で決まりですね(笑)

何はともあれ、応援していたエイシンフラッシュも最後の直線で一度は先頭に立つなど、見せ場を作ってくれました。
なので敗れはしましたが満足です。
古馬との対戦を制したゴールドシップも、来年はさらなる飛躍を目指して頑張っていってほしいと思います♪
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