読書日和

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さらば、フジテレビ。8月8日「No!フジテレビ運動」について

2011-07-31 23:12:15 | ウェブ日記
随分と衝撃的なタイトルではありますが
現在ツイッター上では、フジテレビの韓流ごり押しに抗議する意味で、2011年8月8日(月)フジテレビの日に1日フジテレビを見ない運動が広まっています。
「No!フジテレビ運動」とでも言うのでしょうかね。
発端となったのは先日の記事にも書いた、高岡蒼甫さんの事務所解雇騒動です。
この騒動を一言でまとめると「フジテレビの韓流ごリ押しに疑問の声を上げただけで事務所解雇」であり、尋常ではない事態です。
なぜ疑問の声を上げただけでこうも弾圧されなくてはいけないのでしょうか。

また、この騒動の諸悪の根源は、日本のテレビ局なのに韓国のことばかり放送するフジテレビにあります。
以前から韓流のゴリ押しに疑問の声が上がっていましたが、今回の件でその声が一気に強まりました。
そんなわけで現在ネットでは「フジテレビ許すまじ」という怒りが最高潮に達しており、フジテレビの日にフジテレビを見ないという運動が考案されたようです。
私もフジテレビの度を超えた韓流ごり押しにはうんざりしているので、この運動に参戦しようかと思います。

もちろん、誰もこの運動でフジテレビを倒せるなどとは考えていません。
大事なのは「フジテレビの韓流ごり押しに抗議する声が上がっている」のを多くの人に知ってもらうことです。
フジテレビに対して「見ない」運動が広がっているのが世間に知れ渡れば、企業イメージの低下を招き、スポンサーもフジテレビへの出資を考え直すかも知れません。
そうなれば、フジテレビも無視し続けるわけにはいかなくなってくるのではと思います。

ちなみに現在、Youtubeのフジテレビ公式チャンネルが大炎上しています。
ネットユーザーから凄まじい数の批判コメントが寄せられ、フジテレビ側はそのコメントを片っ端から削除して、さながら戦場のようになっています。
フジテレビがこのまま韓流のごり押しを続けていくのであれば、かなりの視聴者離れを招くのは必至の情勢と見ています。

もともと、電波は『公共のもの』であり、フジテレビのものではないのです。
電波法でそう定められています。
国民からフジテレビに対して「韓流をごり押しし過ぎ」と抗議の声が上がれば、フジテレビは真摯に受け止めなくてはいけません。
また、電波法の目的は公共の福祉(国民全体の幸福)を増進することにあります。
フジテレビのように韓流をごり押しすることが本当に国民全体の幸福になるのか、非常に疑問です。

というわけで、もしこの運動に賛同いただける方がいましたら、口コミでもネットでも良いので、回りに少しずつ広めていってもらえたら嬉しいです。
ツイッターでは #nofujitv88 というハッシュタグでこの運動が展開されています。
やはり最も大事なのは「多くの人に知ってもらうこと」だと思います。
私としては、このまま何もせずに韓流のごり押しを見逃すよりは、やれるだけやってみようと思います。
このまま見逃していたら本当に日本が大変なことになってしまう気がするので。。。

高岡蒼甫さんの事務所解雇について

2011-07-30 00:46:05 | ウェブ日記
非常に納得のいかないことなので、書かせてもらいます。

7月23日、宮崎あおいさんの夫である高岡蒼甫さんがツイッターにて「フジテレビの韓流ごり押し」に疑問の声を上げました。
「フジテレビはまるで韓国のテレビ局のようだ」と。
「もっと日本の番組を流してほしい。ここは日本なのだから」とも言っていました。
たしかに最近のフジテレビの韓流ごり押しは目に余るものがあります。
ニュースからバラエティまで、あらゆるところに韓流を忍び込ませていて、朝から晩までずっと韓流を垂れ流しているような状態です。
私としては、高岡さんが感じた疑問は至極当然のものだと思います。
ここは韓国ではなく、日本なのですから。

一連のツイッターによるつぶやきは波紋を広げ、同調する意見、反対する意見、高岡さんの身を心配する意見など、色々な意見がありました。
高岡さんも積極的にツイートを続けていたので、1日ごとに波紋が大きくなっていた気がします。
そして昨日、衝撃の展開がありました。
所属していた事務所(スターダストプロモーション)を解雇されたのです。
明確に解雇との発表はなかったですが、高岡さんのツイートからは解雇されたことが読み取れます。

この一連の流れ、テレビでも報道があったようなので知っている人もいるかと思います。
私はフジテレビや事務所、芸能界の風潮に非常に納得いかないところがあるので今回記事を書くことにしました。

まず、メディアの報道の仕方を見ていると、「高岡蒼甫さんが韓流を批判」という論調になっていますが、これは全くの筋違いです。
冒頭に書いたとおり高岡さんが批判したのは韓流をごり押しするフジテレビのメディアとしての姿勢であって、韓流そのものを批判しているわけではないのです。
ところが、なぜかこれを「高岡蒼甫が韓流を批判した、けしからん、差別だ!」という方向に持っていこうとしているように見えます。
論点のすり替えです。
また、ツイッターでも「差別だ!」という意見がありましたが、これに対して高岡さんがかなり良い切り返しをしているので、以下に引用させて頂きます。

『差別という言葉を簡単に使って欲しくはない。ただの水掛け論。日本の中であれだけ韓流と流行らせてもらってるのに差別もくそもない。日本人は反韓教育なんて事はいたしませぬ。他所の国旗も燃やさないし、暴動も起きない。冷静に判断するのが日本人。自分もそういたい。』

これはかなり核心を突いていると思います。
そう、あれだけ毎日のように韓流韓流とごり押ししてもらっているのに、ちょっとでもそれに対して疑問の声が出ただけで「差別だ!」というのは見当違いですね^^;
ただの言いがかりというものです。

もう一つ、良いつぶやきがあるので以下に引用させて頂きます。

『韓流おしを疑問視すると、差別だ、戦争だ、と言われる事に?です。日本人が日本の番組編成をして欲しいと意見する事が間違ってるのか。ヨン様だ、東方神起位までのかんじなら自分もなんにも言わないです。異文化交流多いに結構。ネガティブな方向ばっかに勘違いしないでくださいね。』

「韓流おしを疑問視すると、差別だ、戦争だ、と言われる事に?です」という文が印象的でした。
なぜ韓流のごり押しに疑問を持つだけで、非難されなくてはいけないのでしょうか。
おとなしく韓流に従っていろというのでしょうか。
疑問を持つことさえ許さないというのは、それはもはやブームでも何でもなく、一方的な押し付けだと思います。

また、このツイートを見ても分かるように、高岡さんはヨン様とか東方神起くらいまでの韓流なら「なんにも言わない」と言っています。
韓流自体を否定しているわけではなく、あくまでここ最近の異常なまでの韓流ごり押しに疑問の声を上げているのです。

しかし。。。高岡さんは事務所を解雇されてしまいました。
何日か前のツイートで既に解雇を覚悟して腹を決めているのが分かっていましたが、実際にそうなるとやはり衝撃的です。
別に何か犯罪をしたわけでもなく、ただ単に「韓流のごり押しに疑問の声を上げた」だけで、解雇されてしまいました。
恐るべき言論の弾圧だと思います。
やっていることが中国や北朝鮮と変わりません。
少しでも韓流に逆らえば首が飛ぶということなのですから。
いつから日本のメディアや芸能界はこんなことになってしまったのでしょうか。
そんなに韓流のごり押しに疑問の声が上がるのが嫌なのでしょうか?
1人でもそういった人が現れたら叩き潰さずにはいられないのでしょうか?
人それぞれ、色々な意見があって当然なのに。
はっきり言って今回の件で、もともとあまり好きではなかった韓流がかなり嫌いになりました。
疑問を持つことさえ許さず、ひたすらごり押しを続け、それを「韓流ブーム」というのであれば、そんなものは糞喰らえです。

ちなみに、ごり押しで無理やり流行らせたようなものは、いずれ必ず亀裂が生じます。
何となく今回の件がそのきっかけになるような気もしています。
高岡さんは何も間違ったことは言っていないし、韓流のごり押しに疑問を持つのも、もっと日本の番組を流してほしいと思うのも、日本人なら当然の感情ではないでしょうか。
私は高岡さんを支持します。
これから大変だと思いますが、何とか頑張っていってほしいです。

みたままつり

2011-07-25 23:10:03 | ウェブ日記


7月13日から16日にかけて、靖国神社で「みたままつり」が行われていました。
私は16日に行ってきました。
「みたままつり」は戦争で日本のために戦ってくれた英霊(みたま)に感謝と祈りを捧げる夏祭りで、毎年30万人くらいの人が訪れる大きなお祭りです
私は今年初めて行ったのですが、予想を上回るものすごい人混みに驚きました。
特に参道の両サイドに露店がずらりと並んでいる場所は歩くのも困難なほどでした
また、夏祭りらしく浴衣姿の人がたくさんいました
やはり夏の祭りといえば浴衣のイメージがあります

10代、20代の若い人が非常に大勢いたのも印象的で、そこはやはりお祭りなんだなと思います^^
若い人が参拝しているのを見て、「どうせ何が祀られてるかも分かっちゃいねーだろ」と嫌味を言っている人がいましたが、こういう意見は的外れだと思います。
本当に大事なのはそこではないです。
大勢の若者が「みたままつり」に興味を持ち、靖国に足を運んでくれたことにこそ、大きな意義があるのではないでしょうか。
少なくともみんな拝殿にて参拝し、手を合わせてくれたのです。
それに、また来年来てくれるかも知れませんしね
「どうせ何が祀られてるかも~」などと嫌味を言うのはいくら何でも大人気ないと、私は思います。

というわけで、みたままつりのフォトチャンネルを作ってみたので、興味のある方は見てみてください。
今回は3部作となっています。
「その1」が夕方に歩いたときの祭りの様子、「その2」が境内に展示されている色々な方の作品、「その3」が夜になってライトアップされたときの写真です。
祭りの雰囲気を楽しんでもらえればと思います

「みたままつり その1」はこちら

「みたままつり その2」はこちら

「みたままつり その3」はこちら

「阪急電車」有川浩

2011-07-16 23:28:53 | 小説
今回ご紹介するのは「阪急電車」(著:有川浩)です。

-----内容-----
隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるあの人だった…
片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。
乗り合わせただけの乗客の人生が少しずつ交差し、やがて希望の物語が紡がれる。
恋の始まり、別れの兆し、途中下車――
人数分のドラマを乗せた電車はどこまでもは続かない線路を走っていく。
ほっこり胸キュンの傑作長編小説。

-----感想-----
「電車に1人で乗っている人は、大抵無表情でぼんやりしている」
この一文から物語は始まります。
解説の児玉清さんが書いていましたが、実に本質を突いた鋭い文章です。
本を読んだり音楽を聴いたりといったことが何もない人は、ぼんやりとするか寝ているふりをするしかありません。

この作品は関西圏を走る私鉄「阪急」の今津線を舞台にしています
今津線は宝塚駅から西宮北口駅までの8駅を結んでいて、片道わずか15分の小さな路線です。
この短い路線の中で、乗り合わせた人たちの物語が少しずつ交差していきます。

一番印象に残ったのが「翔子」というOLの物語。
彼女は同じ会社に勤める人と付き合っていたのですが、いよいよ結婚間近となったある時、彼氏の浮気が発覚。。。
相手はなんと、翔子と同期の友達でした。
どうやらその人も翔子の彼氏のことが好きだったようで、二人がマリッジブルーで倦怠気味になっている隙を突かれてしまいました。
この友達の確信犯的謀略により、翔子の彼氏とこの友達が結婚することに。
文字どおりの略奪婚でした。
しかし翔子は彼氏と別れるのを承諾する代わりに、ある条件を突き付けます。
それは、結婚式に翔子を必ず呼ぶこと。
女の意地とも言うべき復讐の始まりです。

通常、結婚式において「白」は花嫁の色なので、ゲストは白いドレスを着てはいけません。
結婚式の基本マナーです。
私がよく行く明治神宮でも何度となく結婚式に遭遇していますが、白を着ているのは白無垢姿の新婦だけで、他の人はベージュであったりブルーであったり、白以外のドレスを着ています
それを翔子は、ウェディングドレス並にデザインされた真っ白なドレスを着て乗り込んでいきました。
当然目立ちまくりで、新婦はかなり気分を害されることになりました。
これこそが、のうのうと二人を幸せな気分にはさせないという翔子の復讐でした。
翔子曰く、「一生に一度の晴れの日を、一生に一度の呪われた日にしてやりたかった」とのことです

そしてそんな怖い結婚式からの帰り道、乗っていた阪急電車の中で、他の乗客との間で少しだけ縁が生まれます。
ちょっとしたきっかけから会話が始まりました。
少しの時間話しただけでしたが、翔子にとっては荒んでいた心が慰められるような、貴重な時間になりました
その乗客に勧められるままに降りた駅では心温まる光景も見られ、段々翔子の気持ちも吹っ切れていきます。
翔子と話したその乗客にもその人の物語があるし、やがて今度は翔子が他の乗客とひょんなことから話すようになったりと、それぞれの物語が少しずつつながっています。

片道15分の電車とともに展開されていくそれぞれの物語は、恋の始まりであったり終わりであったり、楽しい会話や人付き合いの苦労など、色々なものがありました。
そしてどれも最後にはほっこりとさせてくれる温かさがありました。
シリアスな小説も良いですが、こういった温かみのある小説は読んでいて楽しいです^^
1人で電車に乗って退屈な時間を過ごしている人がいたら、この作品を読んでみてほしいと思います


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「六番目の小夜子」恩田陸

2011-07-14 01:11:41 | 小説
暑い夏を少し涼しくしてくれるような作品を読みました。
今回ご紹介するのは「六番目の小夜子」(著:恩田陸)です。

-----内容-----
津村沙世子――とある地方の高校にやってきた、美しく謎めいた転校生。
高校には十数年間にわたり、奇妙なゲームが受け継がれていた。
三年に一度、サヨコと呼ばれる生徒が、見えざる手によって選ばれるのだ。
そして今年は、「六番目のサヨコ」が誕生する年だった。
学園生活、友情、恋愛。
やがては失われる青春の輝きを美しい水晶に封じ込め、漆黒の恐怖で包み込んだ、伝説のデビュー作。

-----感想-----
神保町の古本屋で手に取ったこの作品。
読んでみると、とてもスリリングな雰囲気に満ちた怖さのある物語でした。
「六番目のサヨコ」を巡る1年間の物語。。。

高校3年の始業式の日、主人公たちのクラスに津村沙世子(つむらさよこ)という女子生徒が転校してきます。
神秘的な雰囲気を持つ絶世の美女です。
また偶然にもこの年は「サヨコ」と呼ばれる、この高校の伝統的なイベントを担う特殊な存在が選ばれる年でもありました。
サヨコに選ばれた人は1年間そのことを誰にもバレないように隠し通しながら、色々なことをやらなければなりません。
この学校の生徒の間に代々伝わる大役であり、非常に大きな重圧を背負うことになります。

3年に1度行われるそのイベントの年に、偶然にもこの学校に転校してきた沙世子。
これは偶然なのか?
関根秋(せきねしゅう)という学年一の秀才である生徒はサヨコについて詳しく知っていて、突然現れた「沙世子」の名を持つ彼女に疑問を持ちます。
「今年はもう予定通り『サヨコ』が始まってしまっているのに、もう一人のサヨコが現れるなんて。こんなことってあるんだろうか?」と。。。
彼の兄も姉もこの学校の卒業生であり、それぞれ3年に1度のサヨコに関わりを持っていました。
なのでそれらの話を聞いていた秋も今年は既にサヨコをやる人が決まり、クラスの中の誰かがサヨコであろうことを知っています。

関根秋の友達である唐沢由紀夫(からさわゆきお)もまた、沙世子を一目見てどことない違和感を覚えます。
彼は勉強のほうはイマイチですが、非常に勘の鋭いところがあります。
沙世子の超然とした雰囲気を見て、何か思うところがあったようです。

もう一人、花宮雅子(はなみやまさこ)という女子生徒がいて、彼女は純粋に沙世子の美しさに感嘆としていました。
その姿を一目見て、「グラビアか映画から抜け出してきたみたい」と評していました。
そして雅子と沙世子はどうやら気も合ったようで、友達になります。

秋と由紀夫が友達で、雅子と由紀夫もお互いに恋心を抱いて意識していたことから、夏頃にはこの4人で一緒にいることが多くなりました。
この4人が物語の中心となって、残りの高校生活をサヨコの謎とともに突っ走っていくことになります。

漆黒の恐怖という言葉が示すとおり、この物語は怖いです。
二番目のサヨコが交通事故に遭って亡くなっていること、そしてその名前が「津村沙世子」だったこと。
そう、転校してきた「沙世子」と全く同じ名前なのです。
一体どういうことなのか…
それはつまり、二番目のサヨコの亡霊が「転校生の津村沙世子」としてこの学校に戻ってきたということなのか?
読めば読むほど亡霊の存在を感じ、物語に怖さが漂っていきました。
時折起こる謎の現象や、沙世子が時折見せる怖い雰囲気。
沙世子について、そして「サヨコ」について、水面下で謎に迫っていく関根秋。
とても怖くてスリリングではあるものの、ページをめくる手は止まらない、そんな作品でした。
恩田陸さんの作品は初めて読んだのですが、独特な雰囲気の作品を書く人だなと思います。
先日「夜のピクニック」という本屋大賞受賞作も購入したので、今度はそちらを読んでみたいと思います


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