井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

衣装は人

2014-10-21 | 日記

松島元法務大臣が、うちわを配ったことに対していまだ

「問題はない。あれは資料だ」と言い張っていらしてその潔くなさに

呆れ、またここでも「男を下げた」という言い方を転用するなら「女を下げた」。

要するに人間としての格を下げた。

うちわをうちわでないと言い張り、またテレビが案外追求しないが、

この方が「資料」と言い張る、うちわに印刷された文言は

自己PRのキャッチフレーズでしかない。画面につかの間写るうちわで、いつしかその

印刷された文字も読み取れたのだが。

自己宣伝を資料と言いくるめる不誠実。

政治家としての資質以前に人としてまずどうなのだろう。こういうレベルの

方を「女性だから」という理由で起用するのは、こういう問題が起きる以前から

私は疑義を呈しているが、もう止めて頂きたい。

小淵元大臣の支援者演歌歌謡ショーご招待も旧態以前で、そのセンスは

もうそろそろこの時代に再考されてはどうか。

娯楽提供で人気取りしてもそれはしょせん、政治家としての人気ではない。

それにしても、改めて思ったことだが・・・・

組閣当時、階段に居並ぶときこのお二人の衣装の何とTPOを心得ていず、

下品なこと。

政治はカクテルパーティでもハロウィンの仮装パーティでもない。

決意を示すのに、真っ赤なしかも似合わないレーヨンみたいなドレスをまとうのは

他とのバランスという意味でも、場に対する覚悟と敬意という意味でも

突拍子がなく、これは衣装のセンスのレベルである以上に、その方の

人間性と、政治への姿勢が現れるところだろう。

周囲との調和を無視した柄物も浮いて、そういう意味ではみにくい。

ドラマに携わって来た者として、衣装とメークには一家言あるので

言わせていただくが、松島元法務大臣のメークもあれは下品。

引き算で慎ましくおやりになるべきところ、勘違いメークの典型。

欠点の強調メーク。

素人には多いのだが、一度プロにやってもらっておぼえられるとよい。

すぐ自己流に戻るので、何度か。

身近な勘違いメークの女性にはお節介を言って、メーキャップアーチストの

お世話になって頂く。

結果は常に上々で周りも、あの人いきなりきれいになったわね、

そして「井沢さん何か言ったでしょ」と来る。

そう、お節介なんである。

言うことを聞いてくれる人は上首尾なのだが、「あなたは膨張色を着たらだめだよ」

と言っても、頑として意味がわからぬ人もいる。

自分が好きな色と似合う色は必ずしも一緒ではない。

そうは言わないが「あなたは、ほどよく肉がついているのに、膨張色着たら

膨れ上がるんだから、引き締める色をまといなさい」と、そういうことなのだが

理解出来ない。

衣装は知性でもある。

・・・・・・「他者からどう見えるか」という要するに衣装選びとメークの基礎は

「客観性」であり、階段に居並んだ時、突拍子もない新大臣はとりあえず

要警戒である、というのが持論だが、今回はからずも二人とも、

同時に失格とはあいなった。

和服がとりあえずいいと私は思う。最大の礼服であり、また日本人の心意気なのだから。

ドレスが似合う女性政治家なんて、ほぼいやしない。

年代的にまだ胴長短足なんだから。顔は大きいし。

コメント

適材適所で

2014-10-20 | 日記

小渕優子前経済産業相と松島みどり前法相辞任。

このお二人の不祥事を材料に、安倍自民を下げようとする動きがあるので

その尻馬に乗って批判するのもどうかなとは思いつつもしかし、

批判する野党にも大きくブーメランが帰って行く。

任命責任は自分にあるとの安部総理の表明は当然だが、

これに懲り「女だから」ということを価値観に置かないで頂きたい。

その職域に最適だと思う人を男女に関わらず、どうぞ。

乳房の有無ではなく、能力適性の有無を判断基準に。

それにしても、小淵さんが初の女性総理候補?

なんで?

「相棒」における水谷豊さん演じる右京のごとく「はいぃ?」と語尾を

目一杯上げて、不審の念を表明したいところである。

ウチワは言語道断。引っかかるに決まっていることを。

ウチワ貰って票入れる人もなかろ。

コメント (3)

世迷い言

2014-10-19 | 歴史・政治

朝日新聞が、また妙なことを社説に掲げているようなので軽く反駁しておきたい。踏み込むと時間がかかり過ぎ、政治専門ブログでもないのに膨大になるので、軽く。

>高市総務相が、17日からの例大祭にあわせ靖国神社に参拝する意向を示している。
だが、高市さん、ここは自重すべきではないか。

>そもそも、首相をはじめ政治指導者は、A級戦犯が合祀(ごうし)されている靖国神社に参拝すべきではない。政教分離の原則に反するとの指摘もある。

慰安婦問題の時もそうだったが、素人でさえとっくに自明であることを
ことさら、間違った認識であげつらうのはいかなる精神風土であるのだろう。

A級B級C級というのは戦勝国が勝手に分類した(中には捏造もある)戦争犯罪の「種類」に過ぎず、Aだけがことごとしく最悪だというわけではなく、Aで処刑を
免れた方もいらっしゃれば、Bで処刑された方もいらっしゃる。

この期に及んで、何を言っているのだろう?

慰霊が政教分離に触れるなら、韓国の靖国ともいうべき顕忠院には与野党限らず、皇族までお参りしている。それには口をつぐんだまま、日本人の戦没者を祀る神社への参拝のみ斬るのは論理に整合性の欠如。

更に・・・

◆終戦記念日の靖国参拝は、75年の三木首相から85年の中曽根首相まで普通に行われていたのに、それを政治問題化させたのは他ならぬ朝日新聞ではなかったか?

1952年に連合国の軍事裁判で刑に処せられた者は国際法上の犯罪者として見なされないという、法務省の見解が出されたのは1952年。

◆1953年には遺族援護法の改正も行われた。

◆BC級戦犯から靖国への合祀が始まったのが59年。

◆A級戦犯の14人が合祀されたのは、78年で、その翌年初めて参拝したのが大平首相だったが、中国韓国ともに抗議などして来ていない。

焚き付け、煽り立てたのはいったい、誰なんだ。


>しかも、北京で来月開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)での日中首脳会談の実現に向けて、関係者が努力を重ねているときである。それに水を差しかねない行為を慎むのは、閣僚として当然だ。

中国は慎まなくて良いのか、日本だけになぜ押し付ける? 



>A級戦犯が罪を問われた東京裁判には、勝者による裁きといった批判がある。それでも、日本はサンフランシスコ平和条約で裁判を受け入れ、これを区切りに平和国家としての戦後の歩みを踏み出した。

細かい英語の誤訳とニュアンスの説明は省くが、日本はtrial「裁判」を受け入れてはいない。受け入れたのはjudgements「判決」である。

すり替えたのは小和田恒氏であり、そのことへの批判は識者複数名が指摘している。せめて両方の説を併記すべきであろう。 

>また、中国や韓国のみならず欧米からも、日本がかつての戦争責任や戦後の国際秩序に挑戦しようとしているとの疑いが出てくる。

戦争は日本が単独で一方的に起こしたわけではない。 

>高市氏は、戦後50年の「村山談話」などにかねて疑問を示してきた。

村山談話には不当性が濃い。それを日本の政治家が指摘、主張してなんの不都合があろう。 

>自民党政調会長や総務相として安倍首相に重用され続けている高市氏の言動は、個人の思いにとどまらず、政権の意思と受け止められかねない。

政権の意向で、まずい理由を知りたい。基本的に安倍内閣は「戦後レジウムからの脱却」である。 

>その高市氏が靖国神社に参拝すれば、国際社会が抱きつつある疑いをますますかき立てることになりはしないか。

朝日の言う「国際」は、中国と韓国、北朝鮮である。
それは「国際」ではなく「特亜」と認識されている。まっとうな日本人たちからは。

>戦後70年が控えているというのに、いまだ歴史問題にピリオドを打てないのは不幸なことだ。

 

ピリオドを打たせないのはどの国々だろう? 

>だれもが参拝できる新たな追悼施設をつくるといった、抜本的な解決策を真剣に検討すべき時だ。

 

千鳥が淵がすでにある。

作りたければ朝日新聞の敷地を提供なさってはいかがだろう。慰安婦捏造報道への反省を込めて。 

朝日新聞 2014年10月17日
http://www.asahi.com/paper/editorial.html?%E9%9D%E5%9B%BD%E5%8F%E6%8B%9D%E2%95%E9%AB%E5%B8%E3%95%E3%93%E3%81%E8%AA%E9%8D%E3%99%E3%B9%E3%8D%E3%A0

 

備考

昭和60年11月8日、
衆議院外務委員会での小和田恆外務省条約局長(当時)の答弁内容。

これは社会党土井たか子議員から東京裁判(極東国際軍事裁判)の訴因とされた「平和に対する罪」とサンフランシスコ条約(日本国との平和条約)
第十一条の解釈を問われた小和田局長(当時)の答弁である。

「極東軍事裁判の評価については学問的にはいろいろな意見がございますけれども、国と国との関係におきましては日本国政府といたしましては極東軍事裁判を受諾しているわけでございます。
その裁判の過程におきまして「平和に対する罪」ということが起訴理由になっておりまして、その訴因の第二十七で、被告が中華民国に対し侵略戦争並びに国際法、条約、協定及び保証に
違反する戦争を行ったということが挙げられておりまして、御承知のような判決が出ているわけでございますので、そういうものとして政府は受けとめておるということでございます」

>日本国政府といたしましては極東軍事裁判を受諾しているわけでございます。

受諾などしてはいない。

 

東京裁判では”Judgements”つまり個々の「判決」を受諾したのであって、裁判の過程や裁判の示した歴史観まで全て受け入れたわけではない。

 

 

コメント (8)

国会で「女売り」はやめよう

2014-10-18 | 日記

「女だから」という理由で閣僚を選び、それを目玉にするのも変なので、

それは初期から言ってきたのだが、案の定で異様な化粧のウチワ大臣に

今度は小淵さん。

これでいいかげんに懲りて頂きたい。

本当に信じられない。

閣僚を男女の比率で選ぶという稚拙さ。国民への媚び。

人物本位で選んだら全員男性、あるいは女性。

それでよい。

なんで性別にこだわるのか、根拠が解らない。

「女性目線で政治する」と気色の悪いことをいう女議員もいる。

国会は風俗か。

大体議員に「女議員」とわざわざつけるのが失礼なんで。

「有森冴子」は最初「女外科医」とつけようとしたのを

外してもらった。医師に男も女もあるものか。

小説版では出版社の意向に押し切られて「女外科医」がついてしまい

後悔している。

「女目線で政治する」のではなく「人間目線で」どうぞ。

コメント (6)

相棒

2014-10-17 | ドラマ

わざわざ追いかけてまで見るほどの律儀なドラマファンではないのだが
新シリーズの「相棒」はたまたまオンタイムで見て、唸った。

これは見事な政治劇。サスペンスに形を借りながら丁々発止の
せりふのやりとりには「特定秘密保護法案」などという言葉も出てきて、
誰だ、このしたたかな作家は、と見れば輿水泰弘さんで、
この方がメインライターでいらっしゃるのだろうか。

昔、テレビ朝日に連ドラを書いた時、病み上がりだったので
1話分だけ休養期間を頂いて、助っ人に入っていただいたことがある。(要するに読み切り形式であった連ドラの1回分を書いて頂きその間、私は体を休めたのだが、その休養の間に、愛犬が逝き、手厚く送ってやれた。そういう意味では輿水さんは恩人である)

ある国家の中枢にいる人物が、国の秘密を売り渡す連中を次々に殺していく話で、「売国奴」というセリフが頻発して、私は実のところ法の壁に阻まれ制裁も受けない連中を殺していく犯人のほうに心情が寄り、今回ばかりは右京さんの最後の、正義の決め台詞に説得力が薄かった。
そりゃあ、テレビなのでドラマとはいえ殺人を肯定するわけには行かず、しかし時代劇なら「必殺仕置人」で成立、要するに現代版仕置人のお話であった。
私にも腕力と頭脳があれば、始末したほうが早いなと思う人物は、一人二人にはとどまらぬ。いや、正直な話。といって、テロは肯定出来ぬけれど、
頭のなかでは何人も何度も、刺したり締めたりしている。

       天誅とつぶやき仰ぐ冬の月

売国奴を撃つフィクションから「報道ステーション」という現実を切り取る番組に直結して、思わず私は笑ったのだったが・・・・・

まぁ慰安婦問題の朝日新聞と表裏一体で、くっついているような番組枠ではある。

古舘さんが報道ステーションをなさる遥か以前の、古舘さんが仕切る
番組に私はゲストで招かれたことがあり、その頭の回転の速さ、仕切りの上手さが現場にいるとよく解り、それは福沢さんも同じなのだが・・・・・
あの古舘さんがいかなる本心を隠しながら? スタジオの中央に
座り続けていらっしゃるのだろうと、私が一瞬だが直に存じ上げている
人としての肌合いのいい古舘さんとの一種の乖離に、人の存在の面白さを
感じなくもない。

それにしても、見かけるたび衣装の凄さに目を見張る。さりげないが、
お金のかかった趣味の良いスーツ。
番組のメインの司会を始めるタレントさんたちが、初期の野暮ったさを
抜けてだんだん洗練されてくるのは、スタイリストがつくからだが、
古舘さんは最初から売れっ子でいらしたせいか、というよりご自身の事務所に
スタイリストを抱えていらしたような気がするが・・・・・・
プロの手が入る入らないで、衣装のレベルの差が歴然とするので面白い。

私も昔わりにフジテレビに出ていた頃、つかの間スタイリストをつけていたことがあるが、自分では選ばない色目や材質のものを持って来て、やはりプロだった。

ひところ、野球の世界の大沢さんや江原啓之さんなど、和服で毎回凄いのを
とっかえひっかえ出演なさっていらしたが、たぶんスタイリストが用意した
レンタルであろうと見ていた。毎回見事であれだけの和服を毎回、
自前で用意していたら一回しか着ない和服に、おそらく月300万程度の出費。レンタルだと思うが、江原さんとは何度かお会いしているのに、
訊いておけばよかった。収入の桁が違っていたので、案外自前です、
とアッサリ言われて腰を抜かす可能性も皆無ではないが。
税金でごっそり持って行かれるなら、番組で使う衣装は経費として落ちる。

そういえば、最近男のレギュラー出演者で和服を見かけない。

・・・・・・・昨夜は、気が付かず新シリーズの「ドクターX」は最後の
5分しか見ていない。次回予告に、岩下志麻さんが出ていらして和服。
極道の妻のような雰囲気でやっていらして、出演回は拝見すると約束しているので、次回は見過ごせない。

自分のほうのドラマだが、出版社の方からメールで「音入れ」(効果音や音楽)していないDVDを見たが大変面白かったそうだ。
私はスタジオに通った2日間で見たシーンしか知らない。

ある若手俳優を一番生かせるのはあなただから、ぜひ書いて欲しいと
俳優のファンの人達からリクェストを随分頂いたのが数年前で、私の一存ではいかぬこと、お応えも出来ずにいたのだが、次回はその俳優さん主演でやっとファンの方たちの声に応じる事ができる。彼の新しい一面を引き出せたと自負している。

コメント (4)