井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

揺れ

2014-09-16 | 日記

小説をせっせと書き続けていて、くたびれたので

ベッドに横になって 八代亜紀、都はるみ、伍代夏子、後誰だっけ・・・

私が「外科医有森冴子」で文部大臣芸術選奨の新人賞を

頂いたと同じ年に一緒に歌で貰った方・・・・・

あ、坂本冬美さんだ・・・・

「徹子の部屋」に揃いも揃って和服で4人並び、皆さんさすがに着慣れていて

美しく、また着物も華麗・・・・・演歌版「細雪」だと見とれているうち

うとうと・・・・・

 

していたら、揺れ。

横揺れが相当長く、ありゃー本格的なのついに来たかなーと

思っていたのだが茨木?

 

今ふと思ったのだが、四人の演歌姫のうち、坂本冬美さんは

そういうわけで、文部大臣から賞状を貰った仲間として

間近でお見かけしているし、都さんは紅白の楽屋で、

八代さんは、TBSのパーティに歌いにいらした時、

それぞれ拝見している。

五代さんだけ未見。

4人の演歌姫の中には入ってなかったが、藤あや子さんは、NHKの食堂で紹介していただいた。後、島倉千代子さんは小規模のパーティで。

こうしてみると結構お見かけしているなあ。(会ったとは言えぬのが残念)

男では演歌畑なら森進一さん。こちらは楽屋で文字通りお会いしている。

他のジャンルでは、久保田利伸さんはお会いして電話で話したり、お茶している。中森明菜さんとはお食事。
お食事で思い出したが梓みちよさん。私の作品のファンでいらっしゃるとかで
人を介してフグと伊勢海老とワタイの好物を二種類用意した赤坂の
店に呼んで頂いた。

後小柳ルミ子さんは作品に女優として出て頂いたので、存じ上げている。

少年隊のお三方。スマップはごろーくんと、草薙くん・・・

後グループ名忘れた、あれやらこれやらの誰それさん・・・・

演歌畑ではそういえば西川峰子さん。

胃を悪くしていた私のために、拙宅のキッチンでおじやを作って

頂いたことがある。

こうしてみると畑違いの歌い手の皆さんとも結構接触があるので

驚いている。あ、山口達也や国分太一くんのことを忘れてた。

あ、いしだあゆみさんも。あゆみさんは友達づきあいで長い。

体を休めるため仮眠を取りたかったのに、揺れで目が覚めたので

こんなもの書いている。

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見呆ける

2014-09-15 | ドラマ

小説の追い込みに入っていて、のんきにドラマなど見ているゆとりはないのだが、

一時体を安めにベッドに横になり、ついつけたテレビで始まった「科捜研の女」

午後の再放送。途中からだったら力作。

沢口靖子さん、仕事でお付き合いしたことがあるが、その頃から随分

上達されたなあ、などと思いながらついつい最後まで見てしまい、

起き上がろうとしたら、よもやのドラマ2連弾で「相棒」開始、

しかもスタートからいやに快調で、ドラマも映画もほぼどれも最初の3分間で全体の出来が予測でき、

これはおそらくめっぽう面白い・・・・と踏んだら、案の定これでもかの

怒涛の展開。力技。腕のある脚本家の仕事を見るのは本当に気持ちがいい。

というわけで感心しながら、なるほどと学ぶ手法も一つありので、

小説書きの時間をドラマ見物に宛てて悔いなし。

ということで自らの創作の世界に戻るが、丑三つ時過ぎる辺りに

「百年の花嫁」オンエア。見るんだろうなぁ・・・・・。

連続ドラマの魔術で、登場人物の俳優たちとしばらく「会わないと」

寂しくなるのである。どの役者もなんだか最初は違和感で

斜めに見ていたというのに。違和感が毒となりじわじわ効いて

気がつけば中毒している。

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94歳

2014-09-14 | 日記

山口淑子さんが亡くなられた。ご自宅で94歳だったというから

大往生でいらしたのだろう。

この94歳に反応した。私がおそらくその歳でこの世を去るので・・・・

と突拍子もないだろうが、私がそうかなと思い込んでいるには

いささか理由があって、それはミッドタウンで暮らしている頃、

東京タワーが見えるテラスであったが、ふっと「94」という数字が

脳裏に浮かび、「あ。これ寿命だな」と直感、長いなぁ・・・・・と

嘆息したのであったが、その2日後ぐらいであったか、

たまたま高嶋政宏くんや梅沢富美男さんの奥様を交え、

有名な占断家の方と赤坂で食事会があり、高嶋くんは急用で

来れなかったが、食事の席で当然の流れでおのおの

手相を診て頂いて、「94」と私の寿命を判断なさり、これは

長いから言ってくださったと思うのだが、「養生をよくなされば、94以上も

可能です」とおっしゃるので、内心「いえいえ、とんでもない、それ以上、

困ります」と叫んだのであったが・・・・・

それから数年語、霊感のある人と寿命の話になり、その人いわく

「94です」。

というわけで、いちおうそうかなと思っている程度で、むろん決定ではない。

それよりうんと早いかもしれないし、それならそれで歓迎なのであるが、

仮にそこまで生き延びるのなら、文章を書く訓練だけは頭が作動している

間は続けたいと思っている。

新藤兼人さんが90歳を超えて現役で脚本を書いていらしたので

可能性は皆無ではない。脚本と小説、それとエッセー。

上手になりたいものである。技芸も極めれば神の道。

・・・・さて山口淑子さんであるが、戦前戦後中国と日本で大スターで

いらした。私は高校生か中学生の頃、祖母と二人で山口さん主演の

「東京の休日」というミュージカル映画を見た。

その遥か後に、選挙に出られた山口淑子さんを至近で拝見したことがある。

選挙カーに座っていらしたが、目の前に山口さんのお顔があった。

感動するぐらいに美しい方だった。写真より実物が3倍も美しかった。

美人を見た時の感動は「神の造形」を目の当たりにするからかもしれない。

花と同じく、頂点はつかの間なのだけれど。

近年テレビで、ちらっとお見かけした時もまだ美貌でいらした。

それから表舞台からはきっぱりと去られて露出なく、それは原節子さんと

同じく銀幕の美人スターでいらした方のけじめだったのだろうか。

記憶違いしていなければ「夜来香(エーライシャン)」という歌も、チャイナ服で

歌っていらしたような。

今調べたら、中国名李香蘭として、歌っていらした。

激動の中国で中国人として大スターとなり、その後処刑されそうになり、

日本人だと身分を明かし、帰国。日中の歴史の狭間を生き抜いた方だった。

 

ご冥福を祈ります。

日ソの歴史の中にいた往年の大スターが岡田嘉子さんだが、
この方の復帰第一作が、私のテレビドラマの処女作である。
元からゆきさんであった女性を描いた「おんなたちの海」という
タイトルで、亡き坂口良子さんが孫娘の役で、ミスティーンか何かで
出て来て間がない頃。時は茫々と経った。

作品は本来、新人の私が書けるような枠ではなく、
NHKの看板番組枠だったのだが、当時著名な
劇作家でいらした宮本研氏が病に倒れられ、
私がピンチヒッターで呼ばれた。それまで
ラジオばかり書いていた私がテレビに転じることになる
きっかけになった作品であった。

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小説

2014-09-14 | ドラマ

せっせと書いている。書いても書いても、埋まらない。

脚本は会話がメインで余白も多く一気書きが効くのだが、小説はドラマなら衣装の人や、美術の人にお任せしできる空白の部分を自分一人で埋めなければならない。
ドラマなら役者の表現に託せる心理描写も、筆にせねばならぬ。
私の場合、衣装は和服以外ほとんど描写はしないが。

よく言うことだが、

脚本は走行。

小説は歩行。

 

父親が家を出たことから始まる海辺に住む家族の物語だが・・・・

書いたばかりの、一節を抜き書き・・・・・

一歩(いっぽ)という名の兄と、ほの香(ほのか)という妹の
やりとりのくだり。

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荒れて、白い波の歯を剥いている海で、人魚姫が溺れている。

一歩の脳裏内のことである。

 嵐が近づき、海が刻々色合いを剣呑に変えながら揺れ、どよめき、カモメが風に吹き流されるにつれ、幼いほの香は泣いた。

 「人魚姫が溺れちゃう」

 と、その声音もしぐさも、一歩は憶えている。

 「人魚姫は半分魚で、泳ぎが上手だから溺れないんだよ」

 と一歩が言っても、ほの香はまだ廊下のガラス戸越しに見える海を不安げに見つめているのだった。

 ガラスに雨滴が叩きつけられ、風雨が海を霞ませて見えなくなるまで、幼いほの香はガラスに顔を貼り付けるようにして、荒海の人魚姫を案じているのだった。

 そしてやっと、一歩は斜めに吹き付けてくる雨に顔や手を濡らしながら雨戸を締めるのだった。武士がいる頃は、それは武士の役目だった。

 妹の幼い想像力のおかげで、一歩は今でも人魚姫と聞くと、長い髪を海中に海藻のように揺らめかしながら、断末魔の白目を剥いている映像が浮かんでしまい、しかし当のほの香は、けろりと忘れて記憶にないと言う。

 その、ほの香が嫁にいくということだけでも一歩には驚きであったのに、間もなく母親になるというのだ。

 何もないところから、人間が一人この世に現れるなんて。

 女は皆、腹の中に命を生み出し育む海を抱えているのか。

海は「生み」の別名なのかもしれぬと、一歩は思うのだ。

海は月の満ち欠けに連動しているが、女の体内のリズムも似通う。

 大潮として最大に潮を引かせ、また最大に満ちて海が膨らむ満月の日には、ウミガメやサンゴが産卵する。

 ウミガメの子は、卵から出て砂浜を這い、海へと向かったら、もう母ガメのほうは振り向かず、会うこともない。

 なぜ人間だけが、いつまでも親と子であり続け、そして子を生むために厄介な家庭などというものを営むのか、一歩には不可解なことに思われる。

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ドラマ内では書いていないくだりである。

小説ならではの部分なので、ふと抜き書きしてみた。

小説ならでは、というのはドラマは物語性を優先、クライマックスに向けて
駆け足するのだが、小説ではこのように、時々「立ち止まる」。

物語の進展には何ら関わりがない箇所であるが、でもなくていいかというと、
そうでもない、膨らみ・・・・建物で言えば遊びの部分。

初学の頃は、ドラマならではの必然性、小説との差異など生真面目に
考え込んでいたが(それはドラマとコミック原作の差異でもあれば、
映画とドラマの差異でもあったが)

書けば自ずと生理は違う。映画とドラマは書き分けないと同じ筆法では
まずいのだが、考えこむほどのこともなく、実際に書けば
自ずと媒体に添う。

テレビ小説を書いた時は、深夜族であったので、これを見る人は、朝、
今は朝、朝、と自分に言い聞かせながら書き続けていた。

うわ言のように、私がそれを言い続けていた、と私は自覚していなかったが、
出てくださったいしだあゆみさん(若かった!)の、言葉である。

夜の深い時間帯で書けることを、朝書いてもズレる。
見ているほうの生理も違う。

小説は時間帯を考えなくてもいいが、読者層は漠然と考える。

私は案外ズケズケ書くほうだが、今回は題材からして
あまり過激な表現は控えている。手にとってくださる方がもしいるとしたら、
比較的穏健な常識をわきまえた方々だろうと思うので・・・・。

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ふと・・・・

2014-09-13 | 日記

書く気もなかったのだが・・・・コメント欄に情報を頂いて・・・
これはその通りであろうと思われたのが、佳子様が
学習院を中退された理由である。

「異口同音」と題した記事のコメント欄に、読者のお一人が某サイトの
アドレスを貼り付けてあり、前半が皇族特権的わがままであるとか・・・・
おそらく今はそれが世間の一般的見方であるかもしれない批判が
書き込まれてあり・・・・
しかし半ばぐらいから、これが中退の理由であろうということが
書かれてある。私は実は以前から、この状態を憂慮していた。
しかし学習院内でのご進学は佳子さまが選ばれたことではあるし、
はたでとやかく言うことでもなく口をつぐんでいたのだが、
中退という報道に、やっぱりそうか、と実のところ感じている。

むろん秋篠宮家とご本人しか真相は判らず、あくまでも
推測の域は出ないのであるけれど、中退に関しては私は
実は、安堵してもいる。
私の亡き親友が同校の理事をやっていたこともあり、また彼の
子供たちが男女ともに同校で、娘さんは佳子様の学友であり・・・・
ということで、それとなく学校のありようには関心を抱いていたのだが、
実はここ10年間前後の流れに、首を傾げまた懸念を抱いてもいた。
習近平氏の奥方をゲストに、人民解放軍のオペラ「ムーラン」が上演され
仰天して以降のことであるが、遡って調べてみたのである。

習近平氏の妻・彭麗媛(ほう・れいえん/Peng Liyuan)氏は中国人民解放軍総政治部に所属の少将であり、天安門事件では指揮する側にいた方・・・・・と書けば、この方をゲストに学習院でオペラが上演された時の、私の驚愕ぶりは理解して頂けるのではなかろうか。「ムーラン」は抗日戦争を描いたプロパガンダオペラである。

佳子さまの通われていた学部の学科主任は中国韓国との関係が濃密な方で、
それなりの運動もしていらっしゃる。(これ自体が悪いという意味ではない。
ただ皇族は困惑なさるだろうという視点での記述である)

離れられると決められた動機は知らぬながら、
少なくともわがままのレベルで、軽々に
決断なさったことではなく、浴びる批判を覚悟でのことであろうと
拝察している。
親友の奥様にそれとなく、伺ってみようかとも思ったが
お答えしづらいことであろうし、また娘さんも佳子様に関することは
外に対し(親にさえ)きちんと一線を引き、口をつぐんでいらっしゃるようで、
そんなところへ私が立ち入ることもよろしくない。

私の友人は皇族がたともお付き合いがあり、
この日本を愛する心の深い人であったが、理事として
今も存命であるなら、たいそう心を痛め焦慮している事態には
なっているのではないか、と私は思っている。
私を皇族方に引き合わせたいと友は漏らしていたが、
当時の私には興味の埒外のことであった。
ここ数年、日本という国を真面目に考えるようになって以降、
神道を基軸に、皇室の存在意義をやっと心得るようになった、
という未熟さである。

ご退学理由に関しては明確に書かぬので、隔靴掻痒であろうが、
ある程度記すなら・・・・
佳子さまの通われていた教育学部教育学科の第二外国語の選択肢に、
中国語か韓国語しかないことに私は絶句していたのだが・・・・・皇族が学ぶにふさわしい言語であるとも思えぬ、少なくとも今の情勢下では。
近年まで研修先も韓国と中国の二カ国しかなかったはずだ。

選択言語の不自由以上に、思うことはあるのだが、
学習院大学を批判する趣旨の拙文ではなく、あくまでも
佳子さまと、秋篠宮家側に立った上での視座である。
悠仁さまが御茶ノ水を選ばれた理由も含めながら。

韓国語や中国語を学ぶのがよろしくない、
という一般論としての文の趣旨ではないこと、
ご理解頂きたいと思う。

とりわけ中国語はメジャーな言語であり、世界でも有用性の高い
言語である。ただ一般論としても、選択肢に韓国・中国の二ヶ国語しかないというのは、いびつではなかろうかとは思う。公用語としての有効性は英語の他には、EUでの公用語をひとまず基準に、フランス語、ドイツ語、そして
スペイン語、文化的政治的影響力を加味するならロシア語が常識であろう。
(コメント欄に、イタリア語、アラビア語、ヒンディー語を
あげて
くださった方がいらっしゃるが、一理あると感心して読ませて
頂いた。これらを第二外国語とすることには、明確な理由がある)

なにゆえに学習院での履修に中国語と韓国語限定なのか、その意図は問うてみたいところではある。部外者ではあるが、一日本国民として。

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