さんちゃんの映画日記 since2005

さんちゃんが見たという映画を斬りまくるブログ
<05年以前を復元!!14年以降旧作は各年に>

81 カケラ (2020.11.15 Amazon Prime Video)

2020-11-15 18:42:43 | 映画日記2020

2009年、満島ひかり主演映画。

なんとなく恋愛をしていた女子高生にメディカルアーティストな女の子が現れ、友達以上恋愛未満な状態を描く映画。レズビアンと言う言葉が薄れ始めていたそんな中で製作されたような気がする。

満島ひかりになんとなく陰を感じさせる部分がうまく出た作品だし、相手役の中村映里子がイイ味を醸し出している様に感じる。また、脇を支える津川雅彦、かたせ梨乃、光石研と言う布陣が映画をピリッとしたものになっている。

ただ、なんかハッと思わせる部分が無かったなぁ。残念。

さんちゃん評価:3点(まぁ、こんなものかなぁ)


80 どうしようもない恋の唄 (2020.11.13 Amazon Prime VIdeo)

2020-11-15 17:44:08 | 映画日記2020

2018年の単館系映画。『「男が泣ける!」と話題になった傑作ラブストーリー奇跡の映画化!』と言うキャッチコピーが付いているが、泣けやしないし、何か奇跡なのか全然わからない。ただ、いろいろと考えさせられる作品の様な気がする。

たぶん、カトウシンスケと言う俳優のキャラクターがこの映画の深くエグイ部分を醸し出しているお陰の様な気がする。そして、藤崎里奈と言うグラビア系の女優がこの映画でのキャラクターが胸キュンなのがまた魅力を増している。グラビアの彼女とはちょっと違った魅力を感じる。

家族に捨てられた男がたまたま出会ったソープ嬢との生活を描いているが、生活のためにヤバイことも始めてしまうと言うアクシデントの内容もまた映画のエッセンスとしてはイイ感じだった。結構満足した作品だった。

さんちゃん評価:4点(結構満足できる。エロチックな場面もいいぞ。)


79 彼女が目覚めるその日まで (2020.11.9 Amazon Prime Video)

2020-11-09 12:35:13 | 映画日記2020

2016年、シャーリーズ・セロン製作の作品。オリジナルタイトルは「Brain on Fire」だが、日本語タイトルはいただけない。主役のスザンヌは四六時中病床で眠っているわけでもなく、ちょっと違ったイメージを与えてしまっているような気がする。「彼女が元に戻るその日まで」の方がまだ近いような気がするし、オリジナルの誓い”脳”を用いたタイトルでも良かったような気がする。

と言うことで、それまで良く分からなかった脳の病気にフォーカスした映画。回りに理解されなかったり、病院でも原因不明の精神病だと判断されたりと、正しい病気として認識されなかったことが描かれていた。事実、この一件から彼女の発症した病気は認識されその後に間違った精神病としての扱いが少なくなったと言うことになったと言う。

どこをとってもいたって普通な家族や友人がいてともに戦うと言う意思が大切なんだと伝わってくる。心にしみるイイ映画だった。

さんちゃん評価:5点 (爆発的なイイ映画ではないが、人生のバイブルとして大切に扱いたい作品だな。)


78 日本の黒い夏 [冤enzai罪] (2020.11.8 Amazon Prime Video)

2020-11-09 11:45:49 | 映画日記2020

中井貴一主演、松本サリンをモチーフにして製作された作品。寺尾聡が被害を受けたうえでの容疑者扱いされる役どころがなかなか良かった。

高校生が松本サリン事件の放送を行ったテレビ局を取材すると言う話。その中でこのテレビ局のスタンスや実際に行ってきた報道方法などを追及していく内容に好感が持てた。冷静に裏取りが出来てからの報道が重要だと言う事を明言しているが、当時は東京の発信する情報が本当かのごとく報道していたので、間違った容疑者を仕立て上げてしまったし、警察自身も面子や体裁のために早急に容疑者を断定しなければならなかったと言う背景が間違った判断を促してしまったと映画は語っている。

まぁ、事実とどこまで一緒なのかは疑問だが、目の前の情報は果たして事実で正確なのかを受け取る側も判断しなければならないと言うメッセージは十分に伝わった。なかなかイイ映画だ。

さんちゃん評価:4.5点 (強いメッセージが届くイイ映画だった)


77 ハロー、グッドバイ (2020.11.07 Amazon Prime Video)

2020-11-07 12:05:29 | 映画日記2020

台北発メトロシリーズ第六弾 シリーズ最終、終点となっている。2016年の作品。

内容的につながっているわけではないが、この7本がイイ感じでリンクしていて、ちょっとした場面をうまく使ったイイ映画になっている。まぁ、こういうイイ映画が70分というのが物足りなさを感じさせてしまうが・・・。

映画の中に様々なメッセージが登場するが、全て胸に刺さる様なコメントも多く、見る側の人生にも多少と影響するのではないかと思わせる言葉も登場して、とても気持ちよくなる。主人公のおじいさんが登場するがその人の言葉が一番重く感じたな。

基本的にはメトロで出会った二人のラブストーリではあるが、優しくゆっくり流れていくこともなんともイイ感じである。シリーズ最後にしてイイ映画に出合った気分だ。さすが終点だな。

さんちゃん評価:4.5点(やさしさで終わっていくので、もっと心を揺さぶる話が欲しかったかな。)


76 隠し味は愛 (2020.11.07 Amazon Prime Video)

2020-11-07 10:43:31 | 映画日記2020

台北発メトロシリーズ第六弾 中世記念堂駅。2016年の作品。

冷めきった二つの夫婦の片側の男性と片側の女性が料理教室を通して急接近していくと言う、昼のメロドラマでもこんなにつまらない話をもってこない。そして上映時間も139分と無駄に長い。ついたり離れたり、元の夫婦を実情を描いたり、散漫な内容に徐々にイライラしてくる。女はハッキリせず、男はストーカーに見えてくる。段々気分が悪くなってくる映画だ。こんなもんに大金つぎ込んで製作していると言う会社に理解が出来ない。

オープニングとエンディングで「台北発メトロシリーズ」の人や場面を用いているが、本編には何にも関係ない。なんか、台湾映画のイメージを悪くするような作品だ。時間の無駄。

さんちゃん評価:0点(見るだけ無駄。昼のメロドラマでもこんなに臭いドラマは放送しない。ガッカリ。)


75 振り向いたらそこに (2020.11.06 Amazon Prime Video)

2020-11-06 17:20:02 | 映画日記2020

台北発メトロシリーズ第五弾 忠孝復興駅。2016年の作品。

まぁ、メトロは登場するが、もはや何駅でも構わなくなってきた。そんな内容だ。

ダメダメな自主制作の映画監督と美女との甘い恋の話だ。最初は、彼女の意識をどう向けるのかと言う大きな課題に取り組んでいくのだが、なかなか手を変え品を変えても振り向かれない。そんな時に二人をつなぐアイテムが「コーヒー」だったという訳。なんだよ、コーヒーくらいでそんなにうまく行くはずないじゃないかと思わせるが、まぁ、そこは映画だと言う事なんだろう。

その後、映画は彼女の妊娠、彼女側の実家との話、出産と、昼のメロドラマの様に展開して行くのはちょっといただけない。もっと話を絞り込んで伝えたい内容を映画に盛り込んでほしい。映画のレベルに達していない。まぁ、数本のテレビ映画のウチの1本かもな。

さんちゃん評価:2点(映画にメロドラマチックな長い話はいらない。ガッカリ。)


74 淡水河の奇跡 (2020.11.06 Amazon Prime Video)

2020-11-06 16:55:44 | 映画日記2020

台北発メトロシリーズ第四弾 淡水駅。2016年の作品。

ちょっとこれまでと大きく違ったコメディ映画だ。

タイムスリップで過去から現代にやってきた父親と遭遇してどうやったら過去に戻れるかを模索していくと言うなかなか面白い展開の続く映画。しかし、途中で精神病院から人がやってきて脱走したヤツだと言い始めて、映画は混乱していく。タイムトラベラーなのか精神病患者なのか・・・。

最後は・・・母親との愛の話と当時に状況にまで話が及ぶ壮大なものになっていた。

ちょっと違った感じだが悪くなかった。

さんちゃん評価:3.5点(こういうのもまぁ、ありだな。十分楽しめた)


73 西門に降る童話 (2020.11.03 Amazon Prime Video)

2020-11-03 20:50:26 | 映画日記2020

台北発メトロシリーズ第三弾 西門駅。2015年の作品。

大森南朋と沢尻エリカに似た二人が主役を張っているが、こちらの二人もなかなかいい味をだしていたと言えよう。

映画が半分過ぎまで何を伝えようとしているか分からない。全く不思議な映画である。その糸口は大森南朋似の男優が1999年に起こった台湾大地震の起因する謎を醸し出していることに気づかせる。沢尻エリカ似の方は貧乏家庭に育ち、母親にお金までまきあげられるなど、苦悩が続いている展開に、この二人の気持ちが絡み合って映画の深さを表現しているようだ。

人生はみんな色んなものを背負って生きていると言うメッセージはヒシヒシと感じた。なんか不思議な映画だが良かったと思える作品だ。

さんちゃん評価:4点(不思議だ。でも、刺さった。)


72 まごころを両手に (2020.10.31 Amazon Prime Video)

2020-10-31 11:41:38 | 映画日記2020

台北発メトロシリーズ第二弾 新北投駅。2016年の作品。

日本人ヴァイオリニストの存在を軸に様々な人間ドラマが展開する旅館を舞台に起こるラブコメディ。ちょっとコメディに寄りすぎてる作りが痛々しいが、まぁ、それも一つの味だと思いながら見ているとなかなかイイ感じの話に展開していく。昔のラブストーリーがその後、どう展開して行くかなど見るモノの気持ちがつかんでいる感じだ。

出演している人々も個性的でイイ感じ。特に、おばぁちゃんの若かりし姿を演じた女優は超カワイイ。ポスターや写真を見て、どうかなぁ~と思ってはいたがイイ感じで裏切ってくれている。俳優陣の勝利だなと思う。

さんちゃん評価:4点(映画としては物足りないが、気持ちよく見続けていられるイイ作品)


71 うた魂 (2020.10.30 Amazon Prime Video)

2020-10-30 11:34:06 | 映画日記2020

夏帆ちゃん主演の2008年の青春ラブコメディ。

痛い女の子が痛いことの連続の映画なのかなと思わせる出だしだが、合唱を通して歌の大切さを伝えてくれるなかなかの佳作。歌の大切さを伝えるのがヤンキー役のゴリと言うのもちょっと笑える。

わき目も振らずに歌う事だけをやってきた女の子が歌の大切さに加えて、合唱部と言う団体の中で先輩であることに気づいて、自分だけではなく周りにも意識が向いていく姿がなかなか感涙もの。夏帆ちゃんがうまく演じているなと思えた。

さんちゃん評価:4点(夏帆ちゃんの演技が映画の魅力を高めているが・・・痛い女の子は見たくなかったな)


70 この街に心揺れて (2020.10.28 Amazon Prime Video)

2020-10-30 11:07:09 | 映画日記2020

台北発メトロシリーズとして劇場映画3作品、テレビ映画4作品と言う7本のうちの1作品。
大橋頭駅を舞台にしていると言うことらしいが、まぁ、駅と言うよりは商店街なんだろうなぁ。

金本とショーケンを若干エッセンスとして加えたような男優が気になったが、全編優しいラブストーリーが流れていて気持ちがいい。まぁ、強引と言えば強引だが、ラストもそれなりのオチが付いて納得して終わる。

ただ、女の子の方が子供の頃ピアノを弾いていたと言う話にリンクさせるために全編童謡をBGMで使っているのはいかがなものかと思いながら聞いていた。しかし、それを二人で連弾するシーンは凄くイイ感じで見えていた。

こういうラブストーリ、日本映画もやって欲しいが世界観がちがうんだろうな。

さんちゃん評価:4点(気分の良くなる優しいラブストーリーだった)


69 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス (2020.10.18 DVD)

2020-10-18 13:57:28 | 映画日記2020

2017年、米国。2014年の1作目に次ぐ2作目。しかし、続きものではないが、順番に見た方がイイ要素が多い。

グルートが姿を変えて帰って来た。それも、この作品に色んな意味で大きな役割を果たす形で帰って来た。そのお陰で強力な作品になっている。

今作はピーターの謎のオヤジが登場して怪しげな世界が展開するが、ガーディアン達には相手が変わっても戦うだけで楽しませてくれる。その中での注目シーンは"700回のワープ"と"爆弾を仕掛ける"の2シーンだ。

もう、ここまで作り込んでくれたら文句もない。最高だ!

さんちゃん評価:5点(サイコー!)

 


68 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー (2020.10.17 DVD)

2020-10-18 13:40:52 | 映画日記2020

2014年、米国発のSFアクション。コメディ要素も十分に組み込まれている。

宇宙のならずもの5人?が、揉めながらも謎の玉を奪い合いながらも地球ににた星をまもりつつ、最強の悪と戦うと言うSFモノの王道のような映画だが、笑いの要素を数多く散りばめているところが一線を画している。また、徐々に変化していく仲間への意識、ラストのグルートの行動など、グッとくる部分もある。

SF映画は楽しませてくれるが、ここまで楽しませてくれる映画も他にない。

エンドロールには次回作へのヒントもある。

さんちゃん評価:4.5点(大満足な一作。)


67 ツレがうつになりまして。 (2020.10.14 Amazon Prime Video)

2020-10-16 20:07:31 | 映画日記2020

2011年。宮崎あおい、堺雅人のヒューマンドラマ。なんかイイものを見つけた気がした。

二人は夫婦で、堺はコールセンターで苦情を受ける役で、精神的にダメージを負い、うつになってしまう。その中でどういった生活を送っていくのかと言う、ありそうな話である。まぁ、会社自身がかなり問題があり、退職者も多いのも良く分かるし、なぜそうなっていくのかも良く描かれている。一方でパートナーがどう気づくか、そしてどのような対応をしていくのか、周りの反応はどうなのかとなかなか面白い。

色んな角度から自分と対比させてみることが出来るのがこの映画を楽しむことのできる佳作だ。感慨深いないようだ。

さんちゃん評価:4.5点(考えさせられるイイ映画だ。)