さんちゃんの映画日記 since2005

さんちゃんが見たという映画を斬りまくるブログ
<05年以前を復元!!14年以降旧作は各年に>

69 2007.10.30 ヘアスプレー (109シネマズ川崎 シアター2)

2007-10-31 01:05:34 | 映画日記2007
新人女優、ニッキー・ブロンスキー主演のダンスミュージカル映画。
60年代風のポップスソングをフューチャーしているが、みんなオリジナル。思いっきりおいしいかもしれない。

ただ、私自身がダンスに関してネガティブだ。どうしてもダンスが好きではないらしい。確かに、踊りを見るもするもどうも好きになれない。そういう人間からすると、映画前半はかなり厳しい。俺は何を見てるんだろうという感覚まで覚えてしまう。

が、しかし、この映画は単にうたって踊ると言う映画ではなきく、様々な差別を否定すると言うテーマも含んでいる。

主役と母親は、二人とも太っているが、そんなことよりもこれからは個性が評価される時代になるんだと言ったり、しいては黒人の受ける差別にまで否定的に運動に参加する女の子がいる。
思いっきり、そんな姿に泣いちゃった。涙があふれてきた・・・。

そんな場面から、上手く最後まで涙アリ、笑いアリで締めくくってくれた。
この映画の後半はなんとも納得の行く内容になっている。これぞ、映画の果たす力だなと思った。

後半だけなら何度見ても納得できそうだ。

さんちゃん評価:4点(前半がイマイチなので・・・)

番外 2007.10.28 恋のクリスマス大作戦 (DVD)

2007-10-28 21:58:38 | 映画日記番外編
04年、ベン・アフレック主演のハートウォーミングなクリスマス・ラブ・コメディ。

突然、一人でクリスマスを過ごす事になった彼は、必死に一緒に過ごす人を探すが断られ続けた。そこで、子供の頃に育った環境を懐かしむ旅に出ることにした。幼い頃に育った家で、変態扱いされるが、とあるキッカケからレンタルファミリーを申し出ると金に目が眩んだ一家はクリスマスだけ彼のファミリーになることにするが、そこから予期せぬ事態がイロイロと起こり始める。

まあ、次から次へといろんなことが起こるが、そんなに普通には起こらないだろうが、なかなか笑える。しかし、別れたはずの彼女が家族とやってくるだなんて、考えられない。ま、でも、また、そのクロスファイアな状態がなんとも笑える。レンタル家族の娘といい仲になりつつあるも、別れたはずの彼女・・・火花散る状況に笑いが止まらない。そして、また、いろんな事件が勃発して家族はバラバラになりかけるが、ベン・アフレックの人柄で最後はハッピーエンド。

ドタバタな全編でどうなるかと思ったが、いい感じで終わってくれる。これまでのラブコメとはちょっと違うので、斬新でいいかもしれない。結構短感じがするが十分に満足できる。こんなベン・アフレックもいいな。

さんちゃん評価:4点(ドップリ填まってしまった)

番外 2007.10.28 ブラック・レイン (DVD)

2007-10-28 21:31:36 | 映画日記番外編
89年、マイケル・ダグラス、アンディ・ガルシア、高倉健、松田優作のアクション・サスペンス映画。そして、松田優作にとっては命を削ってまで熱演をしたと言う作品。

「ニセ札戦争」と言われる日本のヤクザが偽札の版下を奪い合う抗争に巻き込まれる二人のアメリカ人刑事。若干、日本人の描く任侠の世界とは違い、やはり「マフィア」的な匂いがする。そこは、監督のリドリースコットが上手く描いている。

しかし、なんと言ってもこの映画の見所は松田優作の「十年に一度の悪役」と大絶賛された演技だろう。鬼気迫る殺人鬼、内田裕也を手下に若頭っぽい立場で組長クラスに立ち向かう姿は、この映画のクライマックスでもある。主演のマイケル・ダグラスの立場も危ういくらいに松田優作のキャラクターが息づいてる。

ラスト、マイケル・ダグラスと松田優作の格闘シーンがあるが、実は2つの結末があるそうだ。本編に収録されたパターンのほかに、松田優作を殺すバージョンがあるそうだ・・・(が、未公開)

とは言え、アクション・サスペンスといわれつつも、この作品の中には男と男の友情も描かれたいる。それが、高倉健とアンディ・ガルシア、マイケル・ダグラスと言う三人の関係だ。その関係にラストシーンではグッとくる演出がされている。そういう目で見るのもなかなかいい感じだ。

そして、この映画は、永遠に語り継がれていくだろう。ストーリー的に名作ではないが、演じた俳優の凄さとして、松田優作の遺作として、永遠に語り継がれていく。

さんちゃん評価:4.5点(やはり、松田優作の凄さだな。)

68 2007.10.23 ファンタスティック4 銀河の危機 (109シネマズ川崎 シアター8)

2007-10-24 06:21:58 | 映画日記2007
アメコミ映画の2作目。4人のキャラクターが今回も笑わせてくれる。

今回の作品は4人のほかに「シルバーサーファー」なるキャラクターが登場する。
コイツが今回の作品の中で大きな存在となるのだが、「敵」を前提に見に行ったら実は単なる「敵」ではなかった。(コミックで「シルバーサーファー」が登場するのは1966年だそうだ。ビックリ!)

「シルバーサーファー」はギャラクタスと呼ばれる未知の存在からの使者であった。ギャラクタスは惑星の持つパワーを吸い上げながらその勢力を増すと言う星雲のような存在で、次の標的は「シルバーサーファー」の調査から地球となった。
この局面に4人はどう対処するのかがこの映画の見所・・・のはずだが。

ハッキリ言って楽しい映画だと思う。アメコミの楽しさがフィルムの中に12分に詰まっていると思う。今後もシリーズ化してもっともっと楽しい映画を見せてもらいたい。

で、この映画のラスト、エンドロールが始まった直後、アイツが登場するがアイツは死んでないと言うコトなのか?それと、海の藻屑となるアイツは実は死んでないんじゃないかな?この2つの謎が今後の作品に生かされてくれるといいな。1966年の原作に登場する「シルバーサーファー」は何度となく登場するそうな。

次回作にも期待!

さんちゃん評価:4点(ちょっと甘いかもしれないけど、楽しかったから)

番外 2007.10.08 バブルへGo!!~タイムマシンはドラム式 (DVD)

2007-10-08 16:28:53 | 映画日記番外編
パクリかよ。

広末涼子・阿部寛のタイムトラベルコメディ・・・、ってほぼ「バック・トゥ・ザ・フューチャー」だな。

まあ、テンポがいいので飽きることはないが、さすがに金を取るほどの映画のレベルに達してない。その上、オリジナリティも希薄であれば、何を見ればいいんだろうか・・・。
まあ、バブルははじける寸前の1990年の日本を見るのは面白いかもしれないが、結構ウソが多い。さすがに1万円札を掲げてタクシーを止めるバカはあの当時にもいなかったぞ。

ま、今回はDVDで見たからいいけど、1800円払ってパクリを見るんじゃ全然目も当てられないな。もっと、オリジナリティをだせよ。

さんちゃん評価:1点(ま、テンポの良さは認めよう)

67 2007.10.07 幸せのレシピ (チネチッタ チネ2)

2007-10-08 13:19:15 | 映画日記2007
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ主演のラブストーリー

敏腕シェフのケイトは、仕事を完璧にこなす性格から、様々な場面で衝突しがちで時にはお客と諍いを起こす。オーナーはカウンセリングを受けるよう命ずる。そんな中で姉の交通事故死で姪ゾーイと一緒に暮らすことになり、オーナーから長期の休暇をうながされる。そんな中、レストランにはニックは新たなシェフとして雇い入れる。

という展開でラブストーリーが始まる。設定としてはいかにもという感じだが、そこはキャストそれぞれの力量が高いのか、見る側を惹きつける力がある。

キャサリンはご存知であるが、ゾーイ役のアビゲイル・ブレスリンは「リトル・ミス・サンシャイン」、ニック役のアーロン・エッカートは「ペイチェック」などに出演している。

全体としてほのぼの感が強いが、ちゃんとストーリーも組み立てられててメリハリが利いている。見る側も入っていきやすいつくりになっている。
際立ってマズイ部分も見当たらないので、すんなりそして、最後には「よかった」って思える。

さんちゃん評価:4点(気持ちのいいラブストーリーだな)

66 2007.10.06 長州ファイブ (目黒シネマ)

2007-10-07 01:35:58 | 映画日記2007
幕末の若者がロンドン留学すると言う実話を元にした映画。

井上肇、遠藤謹助、山尾庸三、井上勝、伊藤博文と言う長州藩の若手5人衆が国策に逆らい藩の計らいでロンドンへと留学する。が、藩の反乱や病気などで、3人が日本に戻り、2人が5年の留学期間を全うして日本に帰国し、鉄道の観点、船舶の観点で活躍していくと言うもの。で、文字通り伊藤博文は初代内閣総理大臣となるわけだが、その幕末の世の中をどう変えるかを背負った若者をうまく描いている。

正直、はまった。歴史は好きではないが、こんな感じにドラマチックに描かれると見る側はどんどんはまっていく。

劇中、

「技術者こそ、真の改革者だ」

といわれたシーンはグッと来た。技術を選択した自分自身に投げかけてくれた名言のように聞こえた。

ラストは、それぞれの進路を紹介して終わったが、それぞれの思いが上手く開花したと言う感じでそのときの開国した日本の事情をうまく表現していた。

見ておきたい一作だな。

さんちゃん評価:5点(場面場面のフェードアウトは気になるが・・・合格!)

65 2007.10.06 プルコギ (目黒シネマ)

2007-10-07 01:19:51 | 映画日記2007
焼肉バトルムービ。
松田龍平主演のコメディタッチの作品。

生き別れた韓国の幼い兄弟が、年月を経て焼肉を題材とした日本のテレビ番組でバトルを繰り広げると言う、なんとも感動のしようもない映画だ。
どう考えても、韓国の幼い兄弟がその後に日本にやってきてペラペラの日本語が喋れる位に生活しているとは思えない。ムチャクチャだ。でも、そんなことどうでもいいと思うくらい、楽しく進んでいく。

何がともあれ、キャストが面白い。松田龍平にARATAと言うコンビ。加えて田口トモロヲのなんともいえないキャラが笑いを導いている。
が、この作品の山田優が思いっきりかわいい。ちょうど人気が出てきてブレイクする寸前ではないかな?今の毒つく感じも弱くて心地いい。
そしてガッカリだったのは前田愛だ。バカバカなアイドル役で・・・まあ、仕方ないけど、彼女らしい姿は見ることができない。
とは言え、田村高廣の遺作になってしまった・・・。残念である。ご冥福をお祈りしたい(合掌)

まあ、映画として「?」かもしれないが、見ていて楽しいのでいいのかなと思った。「UDON」を見るくらいなら絶対コッチの方がいいな。

さんちゃん評価:3点(山田優がカワイイー。思いっきりカワイイー)


64 2007.10.03 めがね (キネカ大森 スクリーン2)

2007-10-05 00:19:47 | 映画日記2007
まず、初めて行った映画館。つぶれそうな西友のレストランフロアの一角にあった。邦画を基本としたロードショー館だが、なんとなく名画座くさい。3回見に行くと4回目はダタだ。ビックリ。でも、シートは結構新しかったな。

さて、こんな映画館で見た映画だが、その昔、日本旅行が「赤い風船」で企画した「人生の夏休み」と言うものがあったが、まさにその世界だと思った。
日々の生活から離れた、自然の中で自然を感じつつ自分の人生を振り返り、未来を見つめると言う旅らしい・・・。まさにこの映画の世界だ。

そして、この映画には「黄昏」がある。
その「黄昏」がなんともいえず、気持ちがいい。
人は「黄昏」るときには何をするのかを問いかけてる。自分なら何をするかなぁ~と、その選択が出来るような柔軟な頭を持っているか?精神の健康を問いただしているような気がする。

小林聡美ともたいまさこというゴールデンコンビに光石研や加瀬亮、市川実日子というなんとも怪しい人々の競演により、この映画の癒しが成り立ってるような気がする。

しかしなぁ~、「めがね」と言うタイトルはどうなの???

さんちゃん評価:4点(人生って素敵なものなんだな。ちゃんと振返らないとね!)