さんちゃんの映画日記 since2005

さんちゃんが見たという映画を斬りまくるブログ
<05年以前を復元!!14年以降旧作は各年に>

さんちゃん'ずラズベリー賞2004

2004-12-31 23:30:00 | さんちゃん'ずアワード
本来の「ラズベリー賞」は作品賞や主演男優賞、主演女優賞などがあるが、「さんちゃん’ずラズベリー賞」は,どうしてもさんちゃんが薦めるわけには行かない作品を何作か紹介しておきます。DVDでもみちゃダメよ!って感じで・・・(逆に、さんちゃんは、こう言う映画をよしとしないんだと言う見方も出来るか・・・)

「恋愛中毒」
韓流映画で、これがまた臭いストーリーで思いっきりダメダメだ。ドラマの域を脱してない。まあ、冬ソナがよければはまるんだろうけど、映画にあのレベルを期待してならない。こんな映画みるんなら、他に時間を使ったほうがいい。ダメだ、それ。

「誰も知らない」
面白いとか、どうかって話よりも、かなりうっとおしい。久々に映画を見てイヤな気分になった。「誰もしらなくないじゃん」って突っ込みたくもなる内容に、もうウンザリ。出てくる役者がかなり評価を受けたようだが、僕は自然体を移したカメラマンの勝利だと思う。巷の評価と全然違うが、この映画はボクには受け入れられない。

「ハウルの動く城」
かなりショックだ。「千と千尋の神隠し」で映画としてのコンセプトを完全に確立したと思っていたが、かなり薄っぺらな映画を見ることになった。かなり酷い。平面的な映画なんだよな。奥行きがないと言うか、場面場面に深い意味がないから、表層的な感覚しか残らない。やはり、ジブリもハズレを作るんだな。

こんな感じで、今年をしめくくりたいと思います。また来年も沢山語ります!!!

さんちゃん'ずアワード2004

2004-12-31 23:00:00 | さんちゃん'ずアワード
今年も例年同様、沢山の映画を見ました。(ちょっと少なめかなぁ?)そして、今年もまた例年通り一年間を振り返って「さんちゃん’ずアワード2004」を発表しようと思います。楽しい映画、笑える映画、そして感動する映画と今年も楽しい一年だったことを思い出して、さんちゃんなりのコメントを・・・
では、今年、発表される賞は昨年同様とし、コメディ賞、アクション賞、B級賞、邦画賞、作品賞、助演男優賞、助演女優賞、主演男優賞、主演女優賞、総合 です。後半には、それぞれのコメントを書きます。

コメディ賞  該当作品なし
アクション賞 「ドラムライン」
B級賞  「永遠の片想い」
邦画賞    「きょうのできごと a day in the planet」
作品賞    「シルミド」
監督賞    「ソフィア・コッポラ(ロスト・イン・トランスレーション)」
助演男優賞  「マイケル・ケイン&ロバート・デュアル(ウォルター少年と、夏の休日」
助演女優賞  「スカーレット・ヨハンソン(ロスト・イン・トランスレーション)」
主演男優賞  「大沢たかお(世界の中心で、愛をさけぶ 夏解)」
主演女優賞  「長澤まさみ(世界の中心で、愛をさけぶ)」 
総合     「世界の中心で、愛をさけぶ」

コメディ賞は考えに考えたが、今年はコメディらしいコメディと言うものを見ていないなと思った。さすがにラブコメではコメディ賞と言うレベルのモノではないと思った。で、該当作品ナシだ。

アクション賞だが、一般的に「アクション」と言うとドンパチするものと思いがちだが、今年は「ドラムライン」に栄冠を与えたい。ストーリーはなんてことはない青春モノと言う感じだが、やはりドラムを叩くシーンが圧巻だ。言葉も出ないほどのシーンの連続に目が離せない。ぜひとも一度はその映像をみてもらいたい。

B級映画についてだが今年はそんなに見てないと言う感覚が強いが、ここではわざわざ新潟でみたと言う「永遠の片想い」にしたい。今年はラブストーリーのあたり年だったような気がするが、韓国映画のこの作品は韓国映画の中においてかなり群を抜いてよく出来た作品だと思う。さすがにお金がかかっていないだけに、映像がかなり良くない。が、内容が余りあるほど良く出来ていたための受賞だ。

邦画賞はかなりあっさりこの作品をえらんだ。さすがに総合に選ばれる作品のレベルではないが、この「きょうのできごと a day in the planet」が、青春の日常を描いたフツーの感じがかなり心に響いていた。なんの内容もないような感じもするが、その奥に感じるものが沢山あった。

さて、非常に迷いがあったのが作品賞だ。この「シルミド」は実話を元に描いた映画で、壮絶な男たちの戦いを目の当たりに出来る。戦争映画ではなく、国家に裏切られた男たちの生き様を堪能できる。これ以上の作品賞はないだろうな。感動した。

監督賞のソフィア・コッポラ、助演女優賞のスカーレット・ヨハンセンは「ロスト・イン・トランスレーション」からだ。ビル・マーレーが主演のこの映画だが、ビルのインパクトに周りが振り回されるのではないかと言う心配をよそに、監督もスカーレットもその役割を十二分に果たしていると言う感覚がある。そういった意味では、彼女らは評価に値すると思った。ビルに負けてないぞ。

助演男優は今回はペアで出ているオヤジ二人マイケル・ケイン&ロバート・デュアルだ。「ウォルター少年と、夏の休日」と言う作品のほのぼのとした安心感、そしてやさしくなれる気持ちは、この二人の存在があればこそだ。心から付き合える人は永遠なものだと感じさせてくれたこの二人は、この映画になくてはならない二人だ。とてもよかった。

そして、主演・総合と、『セカチュー』ブームに乗せられた感がある結果にはなってしまったが、「世界の中心で、愛をさけぶ」は予告編の段階から涙を誘うというものだった。この映画に関しては多くはかたらないですが、一般的に長澤まさみは助演と言うことになっているが、どう考えても主演にしか思えない。そこで、ここでは主演女優賞として認知したい。ま、この『セカチュー』は邦画の嫌いな私でも問題なく受け入れられる以上に、ここまで見た映画の中でも、かなり上位にしめる作品になったと思う。文句ナシだ。

で、ここで、入賞は果たさなかったが、優秀な映画と言う意味では以下の作品をあげておきたい。

「ロード・オブ・ザ・リング」完結編でやはりいい感じだ。終わって残念。
「アップタウン・ガールズ」 ま、完全に個人的な好みだな。
「深呼吸の必要」      きび狩隊の様子の描き方がよかった。
「シュレック2」 まあ、文句なしのアニメだな。

という感じだった。が、今年は面白い映画とつまらない映画の格差が大きかったように感じる。ま、こんな年もあるさってことで、その格差を感じて批評するのも面白いかもしれないな。

50 2004.12.25 マイ・ボディガード (チネチッタ チネ5)

2004-12-25 00:00:00 | 映画日記2004
デンゼル・ワシントンのかっこよさが十二分に伝わってくる映画になっている。ダコタ・ファニングが期待ほど登場してこないことが残念。もっと登場して欲しかったな。映画は、ボディガードのデンゼルが誘拐されたダコタを奪還するまでの映画だが、まあ、そこまでするかぁって感じがする。あまり「ウリ」がないような感じがする映画ではあるが、2時間充実はしている。見てよかったという感覚はないが、楽しんで見ることは出来た。好みの問題だな。

さんちゃん評価:3.5点(まあまあって感じか・・・)


49 2004.12.18 ターミナル (チネチッタ チネ12)

2004-12-18 00:00:00 | 映画日記2004
この映画に言いたい事は沢山あるが、それ以上に「思いっきり楽しい!合格!!!」ってそんな感じだ。キャサリンゼタジョーンズがかなりいい感じで登場している。しかし、ストーリー上はなんだか尻切れトンボ状態になっていってしまう。もったいない。憶測ではあるが、この映画はもともとラブストーリーだったものを、あとからオチを書き換えたって感じがする。とは言っても、トムハンクス流のお笑い満載で、かなりいけてる。で、人情アリで、かなり見ごたえあっていい感じだ。高い評価をあげたいな。

さんちゃん評価:4点(見た感じかなり満足したな。)


48 2004.12.11 僕の彼女を紹介します (チネチッタ チネ9)

2004-12-11 00:00:00 | 映画日記2004
テレビCMで、「涙が10回もでました!」とか「後半1時間、ずぅ~っと涙流していました」とか言ってますが、その人たちは全て誇大広告で訴えられるべきだ。涙なんか一滴も流れない。どこで涙流せるんだろうか・・・。まあ、大好きな彼氏が死んでしまうという悲しい映画ではあるが、「なんだ、こんな感じに死んじゃうんか」ってしか思えない。問題なのは、まあ、ラブコメディっぽくも描きたいつもりなんだろうが、彼氏が死んだ後もギャグお折込過ぎだな。そのせいか、話の内容・展開に一貫性がない。もっと練らないとダメだ。あと、監督の特徴なのか、回し撮りを多用しているが、かなり気持ち悪い。かなりの致命傷になっている。これが、今年最後をしめる恋愛映画ってコピーにあったが、かなりガッカリだ。金かえせ。

さんちゃん評価:1点(キャストはサイコーにいいね。それだけ。)