さんちゃんの映画日記 since2005

さんちゃんが見たという映画を斬りまくるブログ
<05年以前を復元!!14年以降旧作は各年に>

05 かけひきは、恋のはじまり (2009.01.29 福島フォーラム フォーラム6)

2009-01-31 17:35:40 | 映画日記2009
ジョージ・クルーニー、レニー・ゼルウィガーのラブコメらしい。しかし、話の内容はラブストーリーと言うよりも、アメリカンフットボウルをベースにした人間模様と言う感じが強い。まあ、当然、ラブストーリーもあるが・・・。

まだ、アメリカンフットボールがアメリカ国内でも定着していなかった頃の話、プレイヤーとしてはそろそろピークも越えた選手の若手相手での葛藤や美人新聞記者との恋や、なかなか見る側を楽しませる内容になっている。ちゃんとフックのきいたギャグも満載で十分に満足。まぁ、でも、ジョージとレニーのキャストがうまくはまっていた事がこの映画の勝因だろう。

ちょい古のアメリカを描いたところがとても心地もいい。こんな映画をもっと見たいなぁ~と思った。

さんちゃん評価:4点(満足満足)

04 252 -生存者あり- (2009.01.10 福島フォーラム フォーラム4)

2009-01-11 12:17:31 | 映画日記2009
伊藤英明主演、日本ではちょっと珍しい、パニックヒューマンドラマ。
まあ、「海猿」を見てる方にはそう違いもない映画になっているのかもしれないが、さんちゃんは「海猿」を見てないので、なんとも語れないところ。

内容は、異常気象による影響で東京に台風が直撃、東京湾からの津波で東京がパニックを起こすと言うもの。その中で旧新橋駅に逃げ込んで閉じ込められた男性3人、女性1人、子供1人のパニックを描いた映画。

しかし・・・序盤の東京でのパニックシーンがやっぱりなじめなかった。まあ、さんちゃん自身がパニック映画が好きじゃないから仕方ないのかもしれないが、あまりに「作り物」と分かりやすく、ガッカリ感充満だ。

しかしなぁ~、山田孝之は"ヤッパリ"アツかった。そこに居るだけでアツい。うっとおしい位に・・・。反面、キムはいつも通りいい感じで演じていた。ちょっとボケたオッサンという感じで、彼の存在はかなり見る側に安堵感を与えてくれる。

さて、作品全体の評価だが・・・やっぱり、なんか面白くない。ものたりない。ただ、きっとそうだろうと思って全く期待しないで見に行ったら、結構はまった。まあ、はまったからいい映画ではないと言う良い例だろうな。

やっぱ、どう言う意識で見るかによって評価は変わるんだろうな。

さんちゃん評価:2点(標準作まで届かないな。やっぱ、日本の作るパニック映画はNGだな)

03 デス・レース (2009.01.10 福島フォーラム フォーラム5)

2009-01-11 11:18:03 | 映画日記2009
さんちゃんにとっては、「コレ、誰?」って言う感覚が強いが・・・でも、内容には思いっきりはまってたね。

「トランスポータ」のジェイソン・ステイサム、相手役は映画デビュー作となり見かけがオリビア・ハッシーを彷彿とさせるナタリー・マルティネス、好敵手として「トランスフォーマー」にも出演していたタイリース・ギブソン、女所長は「ザ・コンテンダー」でアカデミー助演女優賞にノミネートされたジョアン・アレン、カーテクニックの重要な役目には「タロットカード殺人事件」にも出ていたイアン・マクシェーンというそこそこ見覚えのあるキャストでちょっとマイナーっぽい感じの映画を魅力ある映画としている。

内容は、近未来の監獄では、殺し合いのカーレースが開かれていた。最後の一人になるまでの殺し合いを5回連続優勝すると無罪放免で釈放されると言う。ただ、実態は5回目の優勝までに女所長の手によって始末されると言う・・・。
主人公が5回目のレースと言う舞台で色んな嫌がらせに絶えつつ、好敵手と・・・あとは、見て判断を。

内容もOK、迫力もOK、申し分ない映画だった。全国ロードショーされているが、若干単館系臭さもこの映画の魅力だ。

こんな映画をふと見れるというタイミングを大切にしようと思った。

さんちゃん評価:5点(結末はいえないが・・・満足満足)

02 トロピック・サンダー 史上最低の作品 (2009.01.10 福島フォーラム フォーラム1)

2009-01-11 10:57:17 | 映画日記2009
ベン・スティラー、ジャック・ブラック、ロバート・ダウニーJr.と言うコメディアン揃いの、期待通りのコメディ映画。しかし・・・。

伝説の戦闘の最前線を再現する為の映画を撮影すると言う映画であり、もっとドキュメンタリ-チックな戦争映画を撮る為にジャングルへ・・・しかし、そこは本物の戦闘地。弾も出ないライフルをもって乗り込んだというのに、映画セットの爆弾等でなんとなく優勢な立場が続いてしまうと言う映画。

しかし、爆破による怪我のシーンや本当の地雷でやられた映画監督の生首とは、なんかシャレなんだろうけど、エグい。見てる方が引いてしまうほど、気分が悪くなる。まあ、最高のブラックジョークなんだろうけど、さんちゃんにはキツかった。

後半はなんかなんとなく流れていって、大笑いするわけでもなく、なんとなく流れた映画だった。つまらない訳でもないのだが・・・。

ま、ちょっと見なきゃ良かったかなと思う作品だったかな?

さんちゃん評価:1点(エグさが抜けたら・・・もっとイマイチか?)

01 ワールド・オブ・ライズ (2009.01.02 Tジョイ新潟 シアター8)

2009-01-04 07:37:37 | 映画日記2009
2009年の第一弾は、現代のテロリストの裏側を描いた作品でデカプリオとラッセルクロウ共演のシリアスなアクション映画になった。あながち嘘を描いているわけでもないので、かなり緊迫感がある作品だ。ただ、作品全体を見渡すと波があって、見入る場面と眠くなる場面の繰り返しでちょっと厳しい。どうでもいい内容ではないのだが、いかんせんだらだら続くシーンがつらい。謎めいた場面であればまだしも、単に説明するだけのような場面は短めに作って欲しい。

主演のデカプリオだが、「ブラッド・ダイアモンド」での好演もあり、その姿が今回の作品に生きた形となりこの作品の屋台骨を担っている。それに比べ、ラッセル・クロウがあまり動きがなくてつまらない。やつの出てくる画面が眠気を誘っていたのかもしれない。ちょっと彼である意味さえも感じないので困ったものだ。

でも、なんか新年に見る作品ではないような気がすると言うのが正直なところだな。ちょっとガッカリ。

さんちゃん評価:3点(まあ、良くもなく悪くもなく)


さんちゃん'ずラズベリー賞2008

2009-01-01 16:14:18 | さんちゃん'ずアワード
本来の「ラズベリー賞」は作品賞や主演男優賞、主演女優賞などがあるが、「さんちゃん’ずラズベリー賞」は,どうしてもさんちゃんが(点が高くとも)薦めるわけには行かない作品を何作か紹介しておきます。DVDでもみちゃダメよ!って感じで・・・(逆に、さんちゃんは、こう言う映画をよしとしないんだと言う見方も出来るか・・・)

「ライラの冒険~黄金の羅針盤~」
そもそもニコールキッドマンが好きじゃないって事なんだろうが、見かけの通り悪女がなんともはまり過ぎで気分が悪い。なんかその世界が取って付けっぽい感じがする上に何だかうすっぺらい。とても気に入らない。せっかくのファンタジーが台無し。

「ランボー最後の戦場」
作品を見ると分かるが、新作を作る意味が全然分からない。その上、「最後」と名付けられたが、来日の際にスタローン本人から次回作を語られたそうな。そんな情けない作品は見る価値なし

「インディージョーンズ/クリスタルスカルの王国」
いつも通りのインディージョーンズではあるが、オチがまずい。
考古学アクションというかなり面白いジャンルを描いているのに突如SF映画になってしまう。この展開さえなければ良かったのだが、ジョーンズ先生にSFは合わない。ガッカリだ。

「崖の上のポニョ」
ジブリに否定的ではないが、どうも気に入らない。この作品、話の展開や画面の展開からすると、子供は楽しめるが大人には物足りないものになっている。ストーリーがおかしい、というか、ちゃんと出来上がったストーリーになっていると思えない。これを見て何を感じて何を受け取るのか・・・かなり厳しい内容になっている。子供が楽しければ良いとの発言が聞こえてきていたが、完全なる失敗作の言い訳にしか聞こえない。他のジブリ作品をお奨めする。

「カンフーパンダ」
ポニョよりも楽しかったとコメントされていたが、それはちゃんとしたストーリーがあるからだろう。しかし、パンダがカンフーという、そこからしてNG。何が楽しいんだろう。意外性?まあ、そうかもそれないが、だからといって1800円を払って見る映画だとは到底思えない。

「赤い糸」
携帯小説だと聞いて、これまで通り病気による別れとか、そういった類のものかと思ったが予想を反していた。が、二人が運命的に切り離されてしまうと言うあgたりの「運命」がかなり謎。分かれなければならない理由なのか?それと、それを当然のごとく言い出す母親の親友が理解できない。後半30分、訳の分からん論議が展開される。かなりキッツイ。

以上かな。
まあ、点数的に1点をつけた作品もあるが、腹立たしい思いはしなかったような気がする。が、ここに掲載された作品は腹立たしいものばかり。ま、好きな。人もいるでしょうが、さんちゃんにとっては何の魅力も感じない作品だったと言うことで。

さんちゃん`ずアワード2008

2009-01-01 16:12:10 | さんちゃん'ずアワード
2008年は昨年と逆で、前半はあまり見に行くことが出来ず、後半に入り、生活も安定したこともあり、かなりのペースで見ることが出来た。特に、映画が1000円で見れている以上に3本見ると招待券をもらえることもあり、ハイペースに見ることができました。そんな中で今年もまた例年通り一年間を振り返って「さんちゃん’ずアワード2008」を発表しようと思います。楽しい映画、笑える映画、そして感動する映画と今年も楽しい一年だったことを思い出して、さんちゃんなりのコメントを・・・
では、今年、発表される賞は昨年同様とします。
コメディ賞、アクション賞、B級賞、邦画賞、作品賞、助演男優賞、助演女優賞、主演男優賞、主演女優賞、総合です。後半には、それぞれのコメントを書きます。

コメディ賞   「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」
アクション賞 「僕の彼女はサイボーグ」
B級賞     「春色のスープ」
邦画賞    「20世紀少年」
作品賞    「西の魔女が死んだ」
監督賞    「ジェイ・チョウ(言えない秘密)」
助演男優賞  「小学生の面々(20世紀少年)」
助演女優賞  「北川景子(ハンサム☆スーツ)」
主演男優賞  「ウォーリー(ウォーリー)」
主演女優賞  「小池栄子(接吻)」 
総合     「言えない秘密」

正直なところ、邦画の圧倒的勝利といった一年だったように思えます。
ここ数年、やっぱり洋画の復権までは道のりが長いように思えますね。邦画が頑張ってるからだろうが、洋画の頑張りが見えてないなぁ~と思ってしまう。
さて、各賞のコメントだが、最初は「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」であるが、コメディを意識しなくとも彼らがやっていること自体がコメディであり、佐々木蔵之助の存在が一段とコメディ色を濃くした感じがなんともこの映画の魅力になっていた。そんなところが今回の評価につながっている。「春色のスープ」は福島でロケされた生涯学習フェスティバル記念事業というテーマで作られている割に、よく出来た作品になっている。心地よい作品になっていた。B級というのは言い過ぎかもしれないが、さすがにロードショー系の作品ではない。ここで困ったのが、今年良かった邦画が多すぎる。オ過ぎるから何をどう評価したらいいのか・・・と、思いつつ、他の賞と見合わせて評価をした。そこで「20世紀少年」だが、色モノと思いきや、映画の楽しさをうまく内包した美味しい作品になったと思う。見る側をちゃんとワクワクさせてくれるというか。「西の魔女が死んだ」は「20世紀少年」が動であれば、静に位置する映画だと思う。西の魔女が奏でる世界観がこの映画を支配していたが、最後に目にする西の魔女のメッセージに目頭が熱くなった。飛んで助演男優だがなんとも「20世紀少年」の少年期が印象的でもあり、今後のこの作品のポイントをおさえているという意味も含めて、彼ら(女の子もいるが・・・)の存在感が重要だということで、評価しました。「北川景子」は今年一番キュンときた存在だった。綾瀬はるかのサイボーグも良かったのだが、北川の爽やかな笑顔が良くて、塚地がうらやましかった。今年は「これだ!」といわせる洋画がなかった象徴的な感じでウォーリーを評価したい。セリフはほとんど無いが感情がよく伝わってきていた。そういう意味でよくやったという感じだ。「小池栄子」は普段の姿とまったく違っていてよかった。

さて、今年最高の映画だと思った作品が台湾映画の「言えない秘密」だ。
音楽科専攻の男性は古いピアノが置かれた部屋で美女と出会う。何度か会ううちに恋に落ちてしまうが、彼女には秘密があった・・・という内容が、綺麗に描かれている。それも、こういった映画は安物っぽく描かれてガッカリするが、この映画は最後の最後まで緊迫感があって綺麗に描かれている。きっと監督のジェイ・チョウの力のお陰だと思う。他の賞も与えたいとは思ったが、今年はどの作品も良さを持っているために、以上のようになった。

と、いうことで、ハリウッドにもっともっと頑張ってもらいたいと再確認した一年だった。今年もたくさん見ることにしよう!!!