15 Beatles - A Hard Day's Night (2014.09.13 Blu-ray)

「ビートルズがやって来る ヤァ！ヤァ！ヤァ！」が公開され５０年を超えた時間が流れて、画質が向上してBlu-rayでリリーされた。
思わず「すごい！」と言う言葉しか出なかった位、見事な映像だ。当時、フィルムで見た人もここまで綺麗な映像を目にすることはなかったのではないかと思うくらいだ。

映像が綺麗と言うことは、彼らが見る側の為にそこで躍動していると言う事を感じられる所につながっているようだ。監督の思惑なのかメンバー自身の輝き方なのか、良く分からないが、いい結果となって現れている。"Can't Buy Me Love"が突然かかり、テレビ局脇のグラウンドで駆けまわる姿を見ると自分もその場で駆けまわっている気分になってくる。

映像がスゴイと思えば、合わせてサウンドもハッと思わせる迫力ぶりで、目の前で彼らが見てる人の為に演奏しているような気分になって、ふと涙してしまうくらいだ。同時に４人のウチ、２人ももう亡くなってしまっていることが心に響いてさらに涙してしまう程だ。

４人の若者が集まって出来たBEATLESの凄さがこの映像には詰まっている事を再確認させてくれる作品となっている。旧版の映像はもう見れないな。それくらい衝撃的だ。

 

さんちゃん評価：５点（文句の付けようがない程の映像だ）

14 永遠の０ (2014.09.06 DVD)

岡田君主演の感動的ゼロ戦映画。
とは言え、期待が大きかった分、もっと涙したかったなと言う思いの残る作品。

自分の本当の祖父は今の祖父とは違う人で、その話を調べて行くと様々なエピソードが見えてくると言うもの。
幾つかの短編エピソードを重ねて行くと祖父本人の人を知ることになっていく。
最初の噂では良くない話しか聞こえてこなかったが、祖父の近い所にいた人からは、感動的なエピソードを知る事になっていく。

岡田君が若いころの本当の祖父を演じている。
彼の演技が絶品でこの映画の屋台骨を支えているのは事実で、感想をと聞かれると彼の事ばかりが思いつく程だ。

ただ、やはり、「涙」が足りない。エピソードを語る関係者が癖のある感じが一番涙を誘っていたが、本来ならエピソードが積み上がっていく祖父の姿がもっと涙を誘う仕掛けがあってっもよかったと思う。
「いかにも」と言う事にはなってしまうかもしれないが、それがもっとあってよかったな。

２時間半の長丁場だが、コンパクトにエピソードがまとめられているので、時間は感じられない。
とりあえず、見ておいて損はない一本だと思う。

さんちゃん評価：４.５点（あとは涙だなぁ～） 

 

13 アタック・オブ・ザ・キラー・トマト (2014.08.10 DVD)

1978年米国作品。タイトルの通りトマトが人を襲うと言う、フックの効かないコメディ映画。

 

まぁ、そもそも、「そんなことあるわけない」という面白さを描こうとしているんだろうとおもうのだが、ところどころちりばめられたギャグが三流芸人のオチの無い漫才のようで、ボケているのは分かるがオチが解らないと言う時間が大半を占める。
さすがに1978年の作品なので映像的なギミックもないし、表現しにくい場面は見る側の想像を掻き立てたいような音やボカシを使うがイマイチはまらない。なんか気持ちは分かるが伝わらないと言う状態。

まぁ、Ｃ級映画だと思いながら見ていると、クスクスと笑いが生まれてくる。

最初から、そういう意識が必要かもしれない。そう思えればなんともイイ映画で話題にも出来る。

さんちゃん評価：２点（Ｂ級、Ｃ級の満点は３点なので、そういう意味ではそこそこＯＫな映画） 

12 アナと雪の女王 (2014.0719 3D-Bluray)

2014年最大のヒットとなるであろうディズニーの作品

 

「愛が閉ざされた心を融かしていく・・・」と言うテーマは納得いくのだが、映画全体の話の持って行き方や、思わせ振りな展開などがどうも納得いかなかった。結局、最後の場面で「そう落とすか？」と言う感覚の中で映画が終わって行く。

いい感じのラブストーリーが展開していくと言う期待感はそのエンディングで全て打ち砕かれてしまう。期待した側からすればガッカリ感満載だ。

ディズニー映画のいい所はテーマ設定やネタ振りをしたら一気にその方向へ突き進んでくれる所だったのに、フックやギミックなんか必要ない。

それなら前回の「風立ちぬ」やディズニーの旧作「美女と野獣」をオススメする。

折角綺麗な画像と３Dで楽しめたのにガッカリだ。

エルザの"Let It Go"のシーンでクライマックスを迎えた感じだ。

 

さんちゃん評価：３点（画像と歌を楽しもう！）

11 風立ちぬ (2014.06.30 onDVD)

2013年夏公開の宮崎駿の最終作と言われる映画だが、まぁ、以前もそんな話があったのでどうなるか分からない。

宮崎映画にしては珍しく実話をモチーフにしたヒューマンな作品である。まぁ、ヒューマンな部分はいつも通りなのかもしれないが、いつもは非現実的な舞台がメインストリームになっているが、この作品はそうではない。が、「夢」を並行的に描いているところはなんとも宮崎映画らしいかなと思えた。

子供の頃、紙飛行機を作って飛ばしていた事を振り返った。それは、空への憧れなのか、飛ぶ事への憧れなのか、それとも飛行機と言うマシンへの憧れなのか・・・。さんちゃんはどちらかと言えば、主役の二郎と同じ「飛行機」への憧れか技術や物を作る事への憧れなんだと、共通点を見出してみる事が出来た。

とは言え、菜緒子のように突然出会い恋に落ちる・・・と言うのはなかなかないし、あまりに偶然の再会の違和感も覚えるが、まぁ、ドラマや映画の世界じゃ仕方ないかと。その後は、恋を取るのか仕事を取るのか葛藤がありつつ、予測通りの結末へ向かっているがゆっくりと感動し涙が流せるそんな作りになっている。

 

まぁ、映画館で見る様な映画ではないが、DVDでしっぽりとみて涙を流すもいいかもしれない。

 

さんちゃん評価：４点（菜緒子の動きに感涙し、夢の世界での菜緒子の最後の一言に再度涙・・・）

10 酔拳２ (2014.06.15 onTV)

1994年作のジャッキーチェンらしいカンフーアクション映画。

 

イギリスが領事館から中国の国宝を国外へ密輸しようとする事実を知ったが、父親から酒の勢いで暴走してしまう酔拳を禁止されていたフェイフォン（ジャッキー）がいかにしてして阻止するかと言うストーリー。

やっぱカンフーアクションではジャッキーが生き生きするんだなという確認のとれる作品になっている。

とはいえ、コメディとシリアスを同居させることがウマイなぁ～と感心してしまう。さすがジャッキー、見てる側を楽しませる事にはたけてるな。

最後、テレビなんで、ちょっとプツンと切れた感じだったのが残念。

 

さんちゃん評価：４点（ジャッキーの映画はいいなと再確認させてくれる）

 

09 新ポリスストーリー (2014.06.03 onTV)

1993年日本公開で日本タイトルに「ポリスストーリー」とついているがシリーズの作品ではない。

 

1990年に香港で実際に起きた資産家誘拐事件を映画化した作品で、従来のジャッキーの映画とは違ってシリアスな作品になっている。

結構序盤に誰が犯人かが分かり、それをどう解いていくかというコロンボ的な作品で、当然、カンフーで戦うシーンも盛り込まれていて、ジャッキーらしさを堪能出来ないわけではない。こういう要素が、「香港国際警察/NEW POLICE STORY」につながっているような気がするので、そういう見方をするとかなり楽しめる。

ジャッキーの違った一面が見れるという意味では外せない作品だな。

 

さんちゃん評価：４点（こんなシリアスなジャッキーもいいもんです）

08 ポリスストーリー３ (2014.06.03 onTV)

1989年公開作品

 

マンネリ解消なのか、今度はジャッキーがマフィアに潜入調査をするという話しだが、途中、ポリスストーリーがランボー化してしまい、かなり作品に迷いがある事が露呈してしまう。が、どうにかポリスストーリーに戻って見る側も安心する。

そんな中、今度はメイが足を引っ張り危機の局面に追い込まれてしまう・・・なんてのはポリスストーリーならでわの展開に思わず笑いがでてしまうほど楽しくなってくる。

今後の作品になにかしらの期待がもてるそんな作品になっている。まぁ、ランボー化はいただけないが・・・。

 

さんちゃん評価：４点（ジャッキーの映画は楽しいと思わせるいい作品に仕上がってる）

07 ポリスストーリー２/九龍の眼 (2014.06.03 onTV)

ジャッキーの大きなシリーズものとなった作品の1988年公開の２作目。

相変わらずのお笑いアリのドタバタアクション映画。恋人のメイとの行方も気になりつつ進んでいく２時間が目が離せない。

ただ、今作ならではギミックが感じられず前作を踏襲した感じのまま流れて行くのはちょっと残念。次の展開は・・・なんとなく予想がつくような感じでは、見てる側にはドキドキもハラハラも感じられないかもしれない。

まぁ、シリーズものの弱みだが、それがシリーズを盛り上げる様な水戸黄門効果なのかもしれない。ジャッキー好きには欠かせない１作になってると言えよう。

 

さんちゃん評価：３点（良くもなく悪くもなく）

06 ４２ ～世界を変えた男～ (2014.06.02 onDVD)

2013年日本公開映画。

近代メジャーリーグ初の黒人プレイヤー「ジャッキー・ロビンソン」を描いた作品。ジャッキー・ロビンソンをしらなくともメジャーリーグですべての選手が「42」の背番号を付けた事で思いだす人もいると思うが、黒人で有るが故の嫌がらせにも屈せずに実力を見せる事でその存在を認めさせた努力の選手。映画を見ると分かるが彼の精神力も凄いが、オーナーや監督の理解があってこそのものであり、その１９４０～５０年頃の人種差別の残るアメリカで周りの重圧に負けずにやってきた彼らに脱帽だ。

何気に近寄って来た白人がジャッキーに「俺は応援しているから、精一杯頑張って欲しい」と一言告げて行く隣人がなんとも感動的だった。

 

さんちゃん評価：５点（今のメジャーリーグを理解するためにも見ておきたい一本だ。感動した。）

05 天使にラブソングを (2014.06.02 onTV)

1993年日本公開作品。確か、映画館で見たと思いこのブログを見返したが発見できないなと思ったら、もう公開されて２０年もたってこのブログが無いころの作品なんだなと・・・。

ウーピーゴールドバーグ主演の殺人事件を見てしまった事で修道院にかくまってもらう事になり、その中でスタートした聖歌隊の指導から、ヒューマンな一面をみせながらのコメディ映画。

ライブハウスで歌うシンガーが修道院に入ってしまうギャップに面白さを感じつつ、ギャップがありながらも出会う人々との溝を埋めて行く様子、そして歌を歌うことでヒロインになって行く姿がなんともいい感じ。２時間十分にいい気持ちになって楽しめる映画だ。

 

さんちゃん評価：５点（気持ち良くなれる映画だ。）

04 拳精 (2014.05.31 onTV)

1978年作、少林寺での「七殺拳」の極意書の盗難と精霊による「五獣拳」伝授の対決によるカンフーアクション映画。

ジャッキーのらしい、カンフー満載の少林寺系の映画。現代劇よりも修行の身という設定、そして場面によってはクスクス笑える内容もジャッキーの魅力と言えるだろう。

やはり見所は、少林寺の山を出る試験と最後の「七殺拳」vs「五獣拳」のシーンだろう。さすがに撮影や特撮に古さを感じるが、ジャッキーのカンフーはそのキレと迫力に、今でも通用する映画の一場面を作っていると言えよう。

一連のヒット作の出る前夜と言う感じで見ると、その後の活躍を感じないわけがない。お勧めの１作だな。

さんちゃん評価：５点（まずは見ておくべき作品だな）

03 スパルタンX (2014.05.31 onTV)

ジャッキーチェン、ユンピョウ、サモハンキンポーの三台巨頭競演の、謎の集団に誘拐された美人女性を助けだそうとするコメディ調のカンフーアクション映画

カンフーを見るには最後の３０分がなんとも言えない感じがするが、問題はそのストーリー展開にある。最初の１時間は意味も解らずいろんな人が登場してはドタバタが始まる。何を目的に戦っているかが解らないので見ている側の気持ちが入って行かない。色んな疑問を抱きながらも誰も解いてくれない苛立ちばかりが募っていく。そして１時間が経過したあたりから徐々に謎が解けていく。コメディなカンフーアクションにミステリアスなノリはいらないんだがなぁ～・。

ま、個人的には好きになれない展開だな。

 

さんちゃん評価：３点（良くもあり悪くもありで、こんなもん）

02 ビーチ・シャーク (2014.04.04 onDVD)

Ｂ級バンザイ！

もう抱腹絶倒、こんな映画があっていいのか！と思わせる、登場するサメが海ではなく、砂の中を泳いでいると設定がムチャクチャな映画。映画冒頭からなんの説明もなく、砂浜でオートバイを乗る青年が襲われると言う・・・。なんともこう無理１００％で１時間半押しまくっていく。

まぁ、何か見せどころがあるわけでもない正にＢ級映画だが、その素直な「Ｂ級です」的な作りに脱帽だ。

こういう映画って、いいなぁ～。是非皆さんもこういう映画を見て笑ってください！

 

さんちゃん評価：３点（Ｂ級では満点だな＞３点）

 

01 神様のカルテ (2014.03.15 onTV)

まぁ、期待もなく、なんとなく見てしまった。それが失敗だったかも。

 

桜井君と宮崎あおいが出ると言う事くらいしか知らなかったが、医療現場が題材となっているのはタイトルからなんとなく推測はしていたが、結局「だから何？」で終わってしまったような気がする。

桜井君扮する先生の毎日の苦悩と、現場と家庭のギャップとかまぁ、イロイロと描きたいんだろうと思ったが、イロイロと言いたいがためにこの映画の本筋はどこにあるのかが全く分からなくなるし、次第に、色んな事が「なんで？」と思えてしまう・・・。と思ったら、やっぱり原作を読まないと分からないと言う内容があるらしい。

と言う事でノレないままに２時間が経過してしまう。唯一なごんだのは、久々に池脇千鶴の姿を見たこと位。彼女はシッカリ役者やってるなぁ～と言う感じでこの映画にかかわっていることだけが評価出来た。

ま、あまりオススメできないなと思った。

 

さんちゃん評価：★（う～ん・・・困った）

 

※今年から過去作品も通常にエントリします。