さんちゃんの映画日記 since2005

さんちゃんが見たという映画を斬りまくるブログ
<05年以前を復元!!14年以降旧作は各年に>

40 天使と悪魔 (2009.05.23 福島フォーラム フォーラム1)

2009-05-24 16:24:46 | 映画日記2009
「ダ・ヴィンチ・コード」がいかんせん受け入れがたい作品だったので、この作品もあまり乗り気ではなかったが、とりあえず、見るだけ見ておこうと言う感覚で映画館に入場・・・。

結局、「ダ・ヴィンチ・コード」同様、どうしても展開のベースが自分の生活に根付いていないから、事前に何かしらのインプットをしておかないと厳しい。
キリスト教や教会やローマ教皇とか・・・それって何と言う状況では、この映画は理解できない。

とは言え、殺人犯がストーリーを作ってヒトを殺していくわけだが、そのストーリ
ーを作って殺していくって言う行動が全然わからない。つかまりたく無ければ筋書き無くヒトを殺せば良いのに・・・。それと探るほうも、ラングドン教授の仮説が全て当たってしまうと言うのも納得がいらない。最初はいろんな仮説も間違いがありつつ、探り続けることで、ひとつの方向性が導きだされるならまだしも・・・。

なんかちがうなぁ~と思ってみていた。そしたら、だんだん「ナショナル・トレジャー」に見えてきた。なんだ、こんな映画より「ナショナル・トレジャー」の方が思いっきり面白いじゃん。って言う感覚を持って出てきた。

そんなもんだな。

さんちゃん評価:2点(並まで到達してないと思う)

39 重力ピエロ (2009.05.23 福島フォーラム フォーラム6)

2009-05-24 16:12:19 | 映画日記2009
加瀬亮・岡田将生競演、ヒューマンサスペンス映画。

ここで多くを語るとネタバレになってしまうので、かなり断片的なコトしかいえないが、劇中ラストの方に泉水が言う

「俺は、春がやったコトは間違ってないと思う」

の一言に全て救われてるなぁ~と言う感じがして、そこからふつふつと自分の感情が盛り上がって来て、エンドロール中に涙が自然に流れてくるという、良く出来た作品だと思った。

やさしい母親の存在、明るい父親の存在、周りからの目、仲の良い兄弟の絆、そして、「最強の家族」・・・キーポイントがたくさんあるからこそ、最後の涙につながるんだろうな。

文句の無い一本だな。

さんちゃん評価:5点(兄弟の絆を感じてしまう)

38 消されたヘッドライン (2009.05.23 福島フォーラム フォーラム3)

2009-05-24 15:48:44 | 映画日記2009
ラッセル・クロウ、ベン・アフレック競演の事件を追う事件記者と事件の謎を解いて行くと言うサスペンス映画。

一人の女性の死がキッカケに様々な謎が少しづつ解かれて行く・・・。
「えっ、そうなの?」「ええっ、なんで?」「ウソっ!」
と言う言葉が口から出てきそうな内容に思わずびっくり。一時も目を離せない内容になっていた。

とは言え、「熱い男、ラッセル・クロウ」の熱い部分をうまく使ったなぁ~と言う感覚が強い。いつもならその熱さが邪魔になる感じがしてたが、この作品の新聞記者の役どころが熱い。その熱さがうまく重なり合ったと言う感じがある。製作側の勝利だな。

ま、かなり納得の出来る作品だったが、この作品だけじゃないが、最後の最後にちょっとこねくり回し過ぎの様な気がするが・・・

しかし・・・タイトル、どうにかならないかなぁ~。
オリジナルは「STATE OF PLAY」だが・・・。

さんちゃん評価:4点(ラッセル・クロウ、はまり役だな)

37 バンコック・デンジャラス(2009.05.10 福島フォーラム フォーラム4)

2009-05-11 07:03:09 | 映画日記2009
ニコラス・ケイジ主演の殺人スナイパーを描いた作品。
ニコラスはゴーストライダー以来、好んで見るようになった俳優だが、このハードボイルドな作品は彼の真骨頂と言えるものだと。
ただ、映画の中でロマンスな部分になると、どうも似合わない。そういうニコラスが嫌いだが、作品自体がうまくできているので納得しつつ見ていた。

ニコラスに殺人を依頼する人間がいるが、そいつも悪だが、殺されるほうもかなりの悪のようで、そこはなんか納得がいく。次第にニコラスが正義の味方的に見えてくるから不思議だ。となると、何をやってても許されるみたいな感覚になってくる。となると、最後の悪者はニコラスに依頼をする人間だけに見えてくる。そこは・・・なかなか見る側を納得させてくれるつくりになっている。

こんな映画、なかなか素敵に作られてるな(この映画に"素敵"という言葉は合わないが)と思った。映画を見終わって、妙に納得行くだけになかなか面白かったと感じられるいい作品なんだなと思う。

さんちゃん評価:4点(ニコラスの好きな面、嫌いな面、両方見れた)

36 余命1ヶ月の花嫁(2009.05.10 福島フォーラム フォーラム2)

2009-05-11 06:39:22 | 映画日記2009
榮倉奈々・瑛太の実話を元にしたラブストーリー
ガンで余命わずかになった女性が、彼氏と過ごした人生の生後を描いている。
花嫁になった姿を・・・

ただ、彼女が生きたことも、結婚式をしたことも、そして亡くなってしまったことも、全て事実のわりにこの映画を見ているとリアル感を感じることが出来ない。
うがった見方をすると、テレビ局が入り込んで仕込まれた結婚式だったりしないだろうかと・・・。あまりにテレビに露出しすぎた分、映画を見ると嘘っぽいと言うか作られた感を感じてしまう。

果たして、映画としてどうなんだろう? 見る側の問題もあるのかもしれないが、露出しすぎた部分が足を引っ張っているのは否めない事実だと。

そんな中、榮倉奈々の演技はなかなかのものだったと。瑛太はもともとの性格もあるんだろうが、ちょっと手ごたえのない感じがイマイチに見えた。期待が高かっただけにガッカリした映画だった。

さんちゃん評価:2点(本当の話なんだろうが・・・もっと映画としての脚色が必要だったんじゃないかなぁ~)

35 カフーを待ちわびて(2009.05.04 福島フォーラム フォーラム4)

2009-05-05 08:19:42 | 映画日記2009
玉山鉄二、マイコと言う組み合わせでの、第一回日本ラブストーリー大賞受賞作品を映画化した作品。大賞をとっただけに内容的にはなかなか"しっぽり"していい感じだった。

玉山鉄二もマイコも私にとってはあまり馴染みのない人だが、そこが逆に新鮮でよかったかもしれないな。

ロケも沖縄で行われているようで、かなりきれいな場面が多いし、なにはともあれ、沖縄の言葉がまるで英語を聞いているかのごとく波のように襲ってくる感じが面食らってしまったが、そのうち優しく聞こえてくるから不思議だ。

映画自身は意外な方向に進んでいくが、そこがなかなか涙もので・・・ちょっと最後は強引なような気がして終わるが、全体の中ではたいしたことがないのでまあ、許せるレベルか。

映画館で"しっぽり"もいいが、DVDでもう一回、家で"しっぽり"したいですね。

さんちゃん評価:4点(しっぽり・・・いいですなぁ~)

34 ドロップ(2009.05.04 福島フォーラム フォーラム2)

2009-05-05 07:57:50 | 映画日記2009
品川ヒロシ(品川庄司)原作・監督の学園不良コメディと言ったところか。
まあ、不良の考えること、おかしいのなんのって、もうちょっと考えたらわかるのに、そこまで深く考えてないから中途半端で面白い。またその辺りを成宮寛貴・水嶋ヒロがバカバカしい程にはまっていた。

まあ、不良がたくさん出てきて楽しいという見方もあるが、やっぱり気になるのは本仮屋ユイカと中越典子の存在だなぁ~と思う。
本仮屋は単に私が好きだというだけかもしれないけど、いろんな映画でなかなかいいポジションで演技をしているような気がする。そして、中越典子は、ポジション的には永作博美に近い感じがしてきた。ストロベリーショートケイクスではなかなかの体当たり的な演技をしていたが、この映画では良き姉役でかなりポイント高い演技を見せていたと思う。

単なるお笑いな映画だと思っていたけど、意外にいろんなところに見るべきものがあったように思う。さすがに品川が作っただけに、笑いもいろんな所にちりばめていたなぁ~。なかなか楽しめたぞ。

さんちゃん評価:3.5点(とは言え、並みの上くらいかなぁ~)

33 ディファイアンス(2009.05.01 福島フォーラム フォーラム4)

2009-05-02 14:40:07 | 映画日記2009
迫害されたユダヤ人が、いかにドイツ兵から逃げ切ったかの実話を描いた作品。
ユダヤ人グループのリーダーには「007」のダニエルクレイグ、弟役には「ニューヨークの恋人」なんかに出ていたリーヴ・シュレイバーが気持ちいいくらいにはまっていた。

人を殺すという事が当然のこの戦時中に、数人から始まった一団を、最後は1200人ほどにまで増やして戦時下を乗り越えたヒューマンな話。当然、様々な苦境を乗り越えないと彼らには自由の身が無かったのかも知れないというところをジックリと描いていたような気がする。

この映画は平和な世界をなる部分までは描いていないが、最後の戦闘シーンではこの兄弟の愛を感じることができる。とても胸詰まされるシーンがある。涙の戦闘シーンだ。

ふと思ったが、腐った「なんちゃらダウン」と言う戦争映画もあれば、この映画のような感動する戦争映画もあるんだなぁ~とそれだけでも感激だった。

さんちゃん評価:4点(戦争映画で満足はしないのだが、この映画はなかなかよかった)

32 新宿インシデント(2009.05.01 福島フォーラム フォーラム4)

2009-05-02 11:59:04 | 映画日記2009
ジャッキー・チェン主演、ふとしたキッカケでヤクザの頂点を脅かすポジションになってしまう、任侠映画。ジャッキーにしては珍しい悪役、それもカンフーは封印されていた。

前半の彼は思いっきりビビリな役どころだったが、仲間思いであることから、彼の正義感がさまざまな展開に・・・。そして、新宿では№1の中国人という市になっていくのだが、みんなをまとめようとするためトップに立ったのだが、次第に中国人の仲間心がばらばらになっていく・・・。

新宿という場所が舞台になっているので、日本人がたくさん登場してくる。その中でも、ヤクザの頭にのしあがる加藤雅也、なぜかジャッキーに助けられる刑事役の竹中直人、この二人の存在感が光っていた。

ジャッキーはアジア映画のレベルを上げるための映画としてこの映画を位置づけているようだが、無理にハリウッドのレベルにする必要はないはずだ。なぜなら、ハリウッド映画が世界一楽しい(面白い)わけではないからだ。ただ、ジャッキーの言うアジアレベルの底上げは期待したいところだ。

さんちゃん評価:4点(やっぱ、ジャッキーのカンフーが見たいなぁ~)