さんちゃんの映画日記 since2005

さんちゃんが見たという映画を斬りまくるブログ
<05年以前を復元!!14年以降旧作は各年に>

番外 今度の日曜日に (2011.01.29 DVD)

2011-01-30 10:58:02 | 映画日記番外編
ユンナと市川染五郎が共演したハートウォーミングなドラマ。
しがない用務員と被写体を探していた映像関係を学んでいる女子大生の出会いを描いている。

しがない用務員は、ダメダメな用務員で用務員の他にピザ屋の配達員に新聞配達員と言う全てで3つの職を持っている。何をやるにも失敗ばかりのオヤジ。そんなダメダメだからこそ、借金までして一生懸命働いて借金に分かれた奥様・息子へ養育費とがんばっている。

そんなオヤジの心の拠りどころは「空き瓶」だった。空き瓶を見てはいろんなことを考える、そんな時が癒される時間だった。

そんな姿に興味をもった女子大生とのやりとりがとても心を揺さぶる。大きな事件が起こっても、それをどう処理するか、どう対応するか、様々な思いもストレートにぶつかってくるこのオヤジの姿がなんともいい感じだ。

市川染五郎のイメージとかけ離れているところが逆にいいのかもしれないし、フツーの女子大生を演じるユンナも役にはまっている。

こんな映画をたくさん見たいなぁ~と思える作品になっている。これはなかなかいいぞ。

さんちゃん評価:5点(ハートウォーミングってこういう映画だな、ウン)

番外 キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争 (2011.01.29 DVD)

2011-01-30 10:09:23 | 映画日記番外編
久々に製作された2010年のシリーズ2作目の作品。

前作は完全に犬vs猫と言う内容であったが、今回の作品は世界征服をしようとする極悪非道の猫・キティを"人間の為"に倒すために犬と猫がタッグを組み、戦うと言うもの。

前作に引き続き、面白楽しく展開する2時間に見てる側は大満足。
まぁ、やっぱりアフレコに違和感がないわけではないが、それはある程度心の準備があったためか、そんなに気にせず一気に2時間が過ぎていった。

この映画は語る言葉がなかなか見つからない。もう、見て笑ってもらうしかないなと思う。ぜひ、2時間、画面の隅々までみて楽しんでもらいたい。楽しい犬達、猫達がたくさん登場する。

って、ハトやネズミがキーになっているのもちょっと笑えるが・・・(って、バラしちゃいかんか・・・)

さんちゃん評価:4点(満足満足)

02 武士の家計簿 (2011.01.10 シネマサンシャイン沼津 シネマ7)

2011-01-11 22:45:29 | 映画日記2011
堺雅人主演の実在の会計処理の専門だった御算用者だった猪山直之の半生を描いた映画。

映画は、そろばんを巧みに扱う専門家を仕事の面、家庭での一面を描いた本当に正直に生きた男の話だったが、実は、その裏にその本人の生き様や気持ちの変動などをうまく描いた家族の愛情があふれた映画に思えた。

どのように育ったか?どうして御算用者になったのか?どう嫁を迎えたのか?子供が出来てからどう育てたのか?家族の危機をどう乗り越えたのか?そして・・・死んでいくときはどうだったのか・・・。人生のさまざまな一面をうまく描いていたように思う。

強いて言えば、駆け足で走ってしまった分、表現し切れていない部分もあるのも確かだが、かいつまんで美味しい部分は描いていたかな?と思う。

ただ、実在した人の話とはいえ、のこされた帳簿や家計簿から推測される生き様を描いているためにどこまでが本当のことなのかは不明である。
ま、それをわかっていて見る分には十分に楽しめる映画だと思った。
個人的には好きなタイプの映画だ。

じゃっかん、おとなし目の映画なので、好き嫌いは分かれるところだな。

さんちゃん評価:4点(堺雅人のキャラクターがいい感じにマッチしてるように思えた)

01 シュレック フォーエバー (2011.01.02 ワーナーマイカルシネマズ新潟)

2011-01-11 22:21:06 | 映画日記2011
ドリームワークスが笑いと涙を十分に提供してくれてきたモンスター映画の一応は最終章。と、言えども、こんなドル箱映画を簡単に辞められるのだろうか・・・?

今回は魔法使いが現れ、シュレックの存在そのものを消してしまおうとする、そしてその魔法はいつものとおりの方法と「契約切れ」となるのだが、そこまでどういう道のりで行くのかが映画の見所だが・・・。

まぁ、いつもどおりフルタイム見る側を楽しませてくれると言う部分は合格だが、結局、いろんな意味で涙を流せるという意味では少し汚いなぁ~と言う感覚が無いわけでもない。
そう、今回が最後なのかなって言う感覚が生まれてくる。終わってもらいたくないという感覚だけが残ってしまう・・・。仕方ないか・・・。

十分に「フォーエバー」的な作品は役割を果たしていると思う。あんな魔法使い映画を見るよりは何万倍もいい。ただ、終わって欲しくない。そんな感覚だけが残る。

DVDでまた見よう!

さんちゃん評価:5点(ま、毎回、やられまくりですわ・・・)

さんちゃん'ずラズベリー賞2010

2011-01-01 13:21:18 | さんちゃん'ずアワード
と、言うわけで、2010年を振り返ってさんちゃんが薦める訳に行かない作品を列挙していきましょう。が、そんなに「見なきゃよかった!」って言う映画があったかなぁ~と思っているが、ちょっと振り返ってみたい。さて、どんな作品が飛び出すか・・・


「オーシャンズ」
「ディープブルー」が存在している上に巨大な費用をかけて製作された映画だが、結局、見る側が満足できるような迫力もなければ、「ディープブルー」を超えていない。「ディープブルー」さえ見ておけば事足りるとなれば、存在価値もないと言うことだ。
見るのであれば、「ディープブルー」のスペシャルパッケージを見たほうがいい

「Dr.パルナザスの鏡」
ヒース・レジャーが死んでしまったので仕方ないのかも知れないが、あまりにも強引過ぎて主役の顔まで変わってしまっちゃ、何がなんだか分からないという映画も2時間かなりつらい。だったら前提を変えて短編集だと言っちゃった方が納得行ったと思うが・・・。

「NINE」
困った映画だった。映画監督が製作を失敗することを描いても何も楽しくない上にミュージカルにしていることに全く理解できず撃沈状態。何が面白いのか誰かがガイドしないと理解できない映画を、このブログを見ている人に薦められるわけがない。ま、今年一番のラズベリーだな。絶対に見ないことをお薦めする

「アリス・イン・ワンダーランド」
これも困った映画でしたな。そもそも「アリス・イン・ワンダーランド」の物語が身に染み付いた感覚で見ないと理解が出来ないし楽しくないのだろう。ただ、いろんな楽しそうな画面が登場することはきっと見る側の心を揺さぶろうと意図したことだろうが・・・まぁ、少なくとも映画好きには何も刺さらないだろうな・・・。

「シーサイド・モーテル」
ドタバタで、きっと面白いのかも知れないが、さんちゃんには何も刺さってこなかった。なんかコメントもないな。ただ単に2時間椅子に座っていただけとしか思えない映画だった。2時間、あまり意味のない時間だったな。無駄だとか言う土俵にさえ乗ってないような気がする


と、いうことで、参考まで。

あなたの思いも聞かせてください。

さんちゃん'ずアワード2010

2011-01-01 10:26:26 | さんちゃん'ずアワード
「まずは反省からだな」と思ってしまう一年だった。昨年のほぼ半分の41本。当然、「さんちゃん'ずアワード」も内容の薄いものになってしまうのも必至だ。こればかりは反省するしかない。ただ、数は少なくとも十分に楽しめた一年だったという感覚が残った。それはきっと納得のいく作品が多かったということなのかもしれない。さ、それでは2010年を振り返ってみよう!

コメディ賞  「該当なし」
アクション賞 「バイオハザードIV アフターライフ」
B級賞    「ノーウェア・ボーイ ひとりぼっちのあいつ」
邦画賞    「時をかける少女」
作品賞    「アンヴィル 夢を諦めない男たち」
監督賞    「ニール・ブロムカンブ(第九地区)」
助演男優賞  「マット・デイモン(インヴィクタス)」
助演女優賞  「桜庭みなみ(書道ガールズ!!私たちの甲子園)」
主演男優賞  「岡村隆史(てぃだかんかん)」
主演女優賞  「メリル・ストリープ/エイミー・アダムス(ジュリー&ジュリア)」
総合     「怪盗グルーの月泥棒」

アニメ映画が総合トップになることに違和感アリアリだが「モンスターズインク」以来、かなり刺さる映画だった。夢あり楽しさあり涙あり、そして笑い満載。どこをとっても文句は言えない。久しぶりに満足できるアニメ映画だった。特に、「ミニオン」のキャラには参りました。
さて、そのほかでコメントして起きたいのは「第九地区」だ。ロードショーな映画だったが、思いっきりB級映画に脱帽するくらい思いきり良く出来てる。作品的なよさもあるのだろうが、監督の力もあるかなと言うことで、監督賞にあてはめた。まあ、そんなに「いい映画だから」と薦められるわけではないが、なんかいい感じの映画だったことがその評価につながっている。確かに不思議な映画。
ま、しかし、ランク外の作品も含めて相変わらず「邦画」が楽しかったという感覚だ。どうにかハリウッド映画の復活を望みたいが、良いものと悪いものの差が大きいなと言うところかな。大体、ここで入ってくる映画でメジャーところは少ないし・・・。

あと、2010年は3D元年ということでそういう点で映画を楽しめるコトになるが、興味が無かった3D、これも「怪盗グルー」の存在で興味津々な要素になってしまった。そういう意味でも「怪盗グルー」を評価したい。