さんちゃんの映画日記 since2005

さんちゃんが見たという映画を斬りまくるブログ
<05年以前を復元!!14年以降旧作は各年に>

さんちゃん'ずラズベリー賞2002

2002-12-31 23:30:00 | さんちゃん'ずアワード
本来の「ラズベリー賞」は作品賞や主演男優賞、主演女優賞などがあるが、「さんちゃん’ずラズベリー賞」は,どうしてもさんちゃんが薦めるわけには行かない作品を何作か紹介しておきます。DVDでもみちゃダメよ!って感じで・・・(逆に、さんちゃんは、こう言う映画をよしとしないんだと言う見方も出来るか・・・)

「ブラック・ホーク・ダウン」
どう考えても、敗戦国の日本で上映するには、疑問を感じる。戦争が歴史の必然であっても現状の外交上、不必要なものであると言わざるを得ない現実で、目を覆うような内容に理解が出来ない。宗教対立や地域紛争など、僕らには理解できない上に、アメリカと言う国の利益を追求した軍事介入に対して肯定的にしか見えないようなこの映画に映画というメディアに寄る暴力を感じた。こんな映画こそ、日本で上映なんかいてはいけない映画だと思う。

「タイムマシン」
原作は名作だとされている。しかし、原作を読んでいないというところが弱いのか、映画を見た感想は、「こんなんに時間と金をかけて無駄だった」ということだ。映画前半は愛しの彼女の命を救うためにタイムマシンで時間移動して死んでしまう要因を取り除こうとするが、結局は彼女の運命としての「死」を取り除くことは出来ないことに気づく。と同時にとある弾みで長い年月を飛び越えてしまい、なぜかその世界は「猿の惑星」のような世界。そこで、パクリの世界にいかれても面白くもなんともない。こりゃ、見るに耐えないつまらなさだった。

「サイン」
わからない。何を表現したいのかわからない。何がいいたいのだろうか?ミステリーサークルも、円盤も、宇宙人も、全て関係ない。じゃ、何が関係しているのだろうか。全ての事象が怒るには、何かしらのサインがあるらしいということが言いたいらしい。最後に出てくるジャインアント馬場は、何の意味があるのかなぁ~と思って映画が終わっていく。ま、同じ良くわからない映画で「プロフェシー」があるが、あっちは、事は偶然にこんなことが起こりえるというのがなんとなくわかる作り方だった。それとは大きく違っていた。

こんな感じで、今年をしめくくりたいと思います。また来年も沢山語ります!!!

さんちゃん'ずアワード2002

2002-12-31 23:00:00 | さんちゃん'ずアワード
今年も沢山の映画を見ました。面白かったもの、面白くなかったもの、カッコ良かったもの、ダサダサだったもの、いろいろあった。そんな中でさんちゃんの選ぶ「さんちゃん’ずアワード2002」を発表しようと思います。
今年、発表される賞は昨年同様、コメディ賞、アクション賞、B級賞、邦画賞、作品賞、助演男優賞、助演女優賞、主演男優賞、主演女優賞、総合 などにしました。

コメディ賞  「少林サッカー」
アクション賞 「火山高」
B級賞  「ジェウォーダンの獣」
邦画賞    「ギブリーズepisode2」
作品賞    「アイ・アム・サム」
監督賞    「サム・ライミ(スパイダーマン)」
助演男優賞  「ウィリアム・デフォー(スパイダーマン)」
助演女優賞  「キム・ジヨン(ソウル)」
主演男優賞  「ショーン・ペン(アイ・アム・サム)」
主演女優賞  「ジェニファー・ロペス(エンジェル・アイズ)」 
総合     「マルホランド・ドライブ」

アクション賞は「少林サッカー」か?とも思ったが、年末土壇場ですごいワイヤーアクションの映画を見ることが出来たので急遽差し替えた。邦画はほとんど見てないので苦しかったが、その楽しい内容から掲記の作品が受賞。ことしは「スパイダーマン」と言う作品が際立っていたような気がする。サム・ライミの力だろう。あとは、ショーンペン主演の「アイ・アム・サム」だろう。文句無い名作に出来上がっている。しかし、「マルホランド・ドライブ」の謎めいた内容と1度見るだけでは解らない内容が、再度見るように訴えかける。映画館で2回、ビデオで数回、それだけ見せてくれた映画はここ数年ない。そんな映画が今年のさんちゃんのナンバー1だった!
ただ、賞に並んだ映画だけが、今年の映画を語ってるわけではなく、他にも優秀な映画は沢山あったと思う。

「スパイキッズ2」   1作目よりもストレートでかつパワフルだったな。
「フロム・ヘル」    ジョニーデップの名演が光ってた。
「陽だまりのグランド」 スラムの少年たちの夢とサミーソーサの笑顔が涙を誘った。
「モンスターズインク」 千と千尋の神隠しに充分対抗できるディズニー/ピクサーの名作。

という感じだった。やはり、数多く見ることによって、何かを得ることも出来たような気がするが、逆に失策も多かったような気がする・・・

59 2002.12.21 火山高 (チネチッタ)

2002-12-21 00:00:00 | 映画日記2002
韓国の誇るワイヤーアクションの極値。加えて気持ちいいほどのコメディ。

出てくるキャラクターがそれぞれ生きてるように感じられるのもこの映画のいいところかも知れない。年末最後に気持ちのいい映画に出会った感じだ。

が、バックのヘヴィメタルがうるさい。音楽はもうちょっと考えてくれって言いたい。

さんちゃん評価:4点(うるさいけど楽しい。)

58 2002.12.14 ギャング・オブ・ニューヨーク(チネチッタ)

2002-12-14 00:00:00 | 映画日記2002
裏の世界の歴史絵巻。デカプリオ主演の超大作。

さすがに、ハリーポッター何かに比べると見応えが違う。全編充実した内容になっている。が、ストーリーに問題がある。前半はオヤジの敵の懐に飛び込むが、突如命を狙ったりと3時間も使ってる割には展開が急だ。そしてラストはなぜか軍隊までが絡んできてどうでも良い展開だ。ネタフリが充分な割には後半の展開とラストがお粗末だ。

とは言っても映画としては3時間楽しめる。

さんちゃん評価:3点(まあ、並ですね。金はかけた割には本が甘い!)

57 2002.12.07 K-19 (チネチッタ)

2002-12-07 00:00:00 | 映画日記2002
なかなかの映画だった。1961年のロシアで起こったK-19「ウィドーメイカー」の実話を元に映画化した潜水艦パニック映画。

前半はハリソンフォードがカッコいい。しかし、中盤からリーアムニーソンの名演が光る、そんな映画だ。潜水艦の内部なので、全編圧迫感を感じる。そんな中での人間模様がうまく描かれている。艦長に反発する乗組員もいずれ艦長の思いに気づく。

そして、28年経った1989年に集った男たちの思いが描かれている・・・なんとも感動する一場面だ。

さんちゃん評価:4点(やっぱ、ロシアでの話なのに全編英語はないべ。)
(参考)井筒監督評価:4.5点