さんちゃんの映画日記 since2005

さんちゃんが見たという映画を斬りまくるブログ
<05年以前を復元!!14年以降旧作は各年に>

59 接吻 (2008.12.30 新潟シネウインド)

2008-12-31 14:18:50 | 映画日記2008
小池栄子主演、豊川悦司と仲村トオルとの不思議な関係を描くラブストーリー。

一見、奇妙な性格の女性が殺人鬼である男をテレビの中で見かけることでこのラブストーリーが始まる。彼には私が必要であり、私には彼が必要であると悟ってしまった女性が、弁護士を通じて徐々に近寄っていき、獄中結婚し、そして壁越しではない面会した場面で何が起こったのか・・・

かなり重い感じの映画ではあるが、映画だから許されるそんな感じがプンプンと漂ってくるくらい、ドップリと映画にはまった。小池栄子の演技がいいのか、映画と言う枠組みを超えて、その場で自分も立ち会ってるかのごとく、場を共有できる映画だ。

ただ、問題なのは見るタイミングだとか、予備知識の量がある程度必要かもしれないことだ。自分は予備知識はほぼ無い状態だったので、映画の重さが一気にのしかかってきた(それも、ある意味、快感だったけど)。まあ、映画好きが見る映画には違いないな。

さんちゃん評価:4点(名作ではないが、見ておきたい作品)

58 地球が静止する日 (2008.12.29 Tジョイ新潟 シアター1)

2008-12-30 11:42:07 | 映画日記2008
キアヌ・リーブス主演、ちょっと不思議なSF映画。
期待せず、ちょっと斜に構えた感覚で見た。
結果的にそれが良かったような気がする。

発想が「地球と言う惑星を救う」と言う発想であり、人類を救うわけではなく、人類から地球を取り戻す的な発想である。一方で、人類は地球を救う為に自身の意識を変えることが出来るかを問い詰められる。

今、自分自身の周りで起こっている事をこの映画に投影してみると、この映画のヒロインと同じ悩みを抱えている事に気づいた。そういう感覚がこの映画への興味を沸き立たされてくれる。十分にメッセージは届いた。

人は追い詰められないと変わることが出来ないが、変わる事の出来る生き物なんだと。

でも、追い詰められなくても変わって欲しいのだが・・・仕方ないか・・・。

さんちゃん評価:3.5点(しっくり来たが、物足りなさも、ツッコミ所も満載)

57 K-20/怪人二十面相・伝 (2008.12.20 福島フォーラム フォーラム3)

2008-12-21 23:07:34 | 映画日記2008
日本で有名なキャラクターである怪人二十面相を描いた戦後直後の日本を舞台にしたアクション+ちょっとしたコメディというなんとも気持ちのいい作品。

文句なしに楽しめる。
一応、謎解きっぽくもできていて、ハラハラする場面もちょっとは感じられる。

「怪人二十面相ってこんなに楽しかったっけ?」

と言う感じまで味あわせてくれる様に出来ているが、やはり見ものは金城武と仲村トオルのそれぞれのシーンだろうな。この二人の関係も映画の中でかなり微妙なポジションにあるのだが、やはり、二人が絡むアクションシーンが一番楽しいかもしれない。

ま、理屈抜きで映画を楽しむための映画だと思うな。上出来上出来。

さんちゃん評価:4点(とにかく、楽しい。目を離せないな)

56 赤い糸 (2008.12.20 福島フォーラム フォーラム6)

2008-12-20 22:30:29 | 映画日記2008
南沢奈央・溝端淳平共演のピュアラブストーリー。
南沢奈央がカワイイので、彼女を見に行く目的なら十分に応えてくれている。

ただ・・・映画としては、かなり腹立たしい。結局は中途半端なラストシーンが全てを台無しにして腹立たしい気分にさせてくれます。また、渡辺典子が扮する母親が訳の分からん論議をかまして二人が引き裂かれるって言う部分も全然納得がいきません。何言ってるんだ、コイツ!って感じ。それが最後の最後になって・・・それも思いっきり納得行かない。

ネタバレだが、彼の最後のセリフも・・・意味がわかりません。

「いかなる別れがあろうと、出会うことには全て意味がある」

それは別れの言葉?中途半端じゃない?私には全然別れの言葉には思えなかった。
加えて言うと、エンドロール後の文字も、この別れらしい言葉との整合性がとれないので、今回のエンディングの意味は何なの?という感覚だった。。

こういう映画は基本的に好きなのに、なんだコレ?って言う感覚で映画館をでました。どうしても、オススメ出来ません。

さんちゃん評価:1点(南沢奈央の可愛さダケに1点)

55 ウォーリー (2008.12.09 福島フォーラム フォーラム6)

2008-12-10 12:39:44 | 映画日記2008
愛らしいロボットの登場する一見SFコメディだが、発するメッセージは近未来への警告。

文化や技術の発展は目まぐるしく変化を遂げているが、その中でも愛する気持ちは不変的なんだと訴えている。

と、同時に便利な世の中は人間を堕落させてしまうと言っている。コロニーで生活する人間は移動にも専用シートに座ったままだし、歩けず立てず、シートから落ちると転げ落ちるだけになっていた。

メタボリックな現代風刺になっています。

でも、涙も流せるが、笑いがなかなかだった。

だって親友がゴキブリだもんな。

さんちゃん評価:4点(いい線。ただ、メッセージがもっと強烈な物がいいと)