さんちゃんの映画日記 since2005

さんちゃんが見たという映画を斬りまくるブログ
<05年以前を復元!!14年以降旧作は各年に>

30 2006.10.21 地下鉄に乗って (TOHOシネマズ川崎 シアター6)

2006-10-22 09:53:34 | 映画日記2006
関心しましたねぇ~。
いい映画だとか悪い映画と言う前に、良く出来てる映画だ関心しました。
そして、エンディングが意外にも・・・そうなん?って思ってしまった。
まぁ、この段階で映画の勝ちだな。

映画は、地下鉄に乗るとタイムスリップを起こすというもの。そして、そのスリップ先は自分の父親の姿が見れる状況へと、自分に言い聞かせるように父親の本当の姿への接近がこの映画の琴線だ。当然のごとく、生まれてくる新たな生命に対して嬉しく思う気持ちをこの映画は伝えてくれる。それは主人公へのメッセージでもある。

ただ、様々な状況を把握した女性は、自分の存在さえも否定しなければならなくなり、事故(事件)を起こしてしまう・・・。それ以上はいえないが・・・なかなか良く出来ていると思った。

主演は堤真一。現在と過去とを行ったり来たり。この人は、昭和が似合うのか?この作品にはグッドマッチな男優だ。そして相手役の岡元綾もいけてる。しかし、ポイント的な立場の大沢たかおの変幻自在な存在が大きい。凄いとまで感じさせる。

さんちゃん評価:4点(時空を飛び越える場面がしつこい)

29 2006.10.14 いちばんきれいな水 (チネチッタ チネ9 )

2006-10-16 00:57:00 | 映画日記2006
まず、正直に感想を言うと、こう言う映画こそ見ておくべきだと思う。

監督は初めての監督だったらしいけど、そう言う荒さはあった。でも、重要なメッセージもちゃんと込められてて見る側も感じられたし、かなり検討してたと思うよ。

「ヒトが様々なテリトリーを持てるのは、子供の頃にいかに様々な経験をつんでるか。」

なんだと思う。あいちゃんはそんな意味も込めつつ、

「今年の夏は今年しかないんだよ!」

って重要なセリフを吐く。
せせこましい昨今、ヒトがマニュアル化して行くのは、子供が学ぶ姿勢よりも問題を解くテクニックを覚えてしまったから他ならない。だからこそ、登場する父親は母親に「もっと自由に生きていいんじゃないか?」と呟く。まさに、「自由を得ることで何かしらの可能性がうまれて来るのだ。」と言う父親の思いでもある。

あいちゃんはそれが伝えたかったようだ。

この『あいちゃん』は加藤ローサが演じているが、彼女の清楚な感じがまたなんとも、グッドマッチ。彼女の為の映画だと感じるくらいに仕上がっている。

しかしながら、彼女以外の女優陣もかなり美人揃い。そう言う意味で男性諸君にはかなかな目の保養になるかな。

ぜひとも見ておいて、自分の視野がどんな感じか見直してほしい。案外、世の中で知らないことって沢山あるんだなと、自問自答出来ると思うので、してみて下さい。そんなコトに役立つ映画だな。

さんちゃん評価:4.5点(意外にイロイロ考えさせられた)

28 2006.10.08 ストロベリーショートケイクス (109シネマズ川崎 スクリーン10 )

2006-10-08 21:05:48 | 映画日記2006
池脇千鶴主演の青春の日常を描いた映画。
とは言え、身近にデリヘル嬢なんかなかなかいない。
でも、きっと、こんな恋愛もあるし、あんな恋愛もあるし・・・と言う感覚になる。でも、主役の4人が何処でどうつながるかが良くわからない。

(殆どつながりがない・・・)

デリヘル嬢、フリーター、OL、イラストレーターの全く違った4人の行き方を対比するとまた面白い世界も見えてくる。そこも見所である。

とは言え、やっぱり池脇千鶴だ。ここでも何処にでもいるような可愛い女の子だし、胸キュンなシーンが沢山ある。特に、観覧車の前でたこやきを頬張る彼女と「恋でもしたいっすねぇ」と言う一場面。千鶴ファンにはたまらないシーンだと思うし、随所に嬉しいシーンのオンパレードだ。千鶴ファンには見逃せないな。

作品としては、映画を見たなぁ~と思えるし、ジックリ見れる映画だ。映画を楽しむには充分にいけてる。

さんちゃん評価:4点(やっぱ、池脇千鶴だなぁ~)

27 2006.10.07 ワールド・トレード・センター (チネチッタ チネ8)

2006-10-08 11:33:31 | 映画日記2006
ニコラス・ケイジはキライだ。でも、この作品での導入部のニコラスはカッコいいかも知れない。

さて、内容は、9.11のあの出来事で崩壊したワールドトレーディングセンターから救出された二人の警察官の証言から作られたドキュドラマ。
さすがに瓦礫の中のシーンが多いので暗い場面が多い。なので、ニコラスが埋まってしまうが、ニコラスである必要はなかったような気もする。

感情は、常に「怒り」だ。本来なら感動やら感激といいたいところだろうが、なぜこんなことになってしまうんだろう?と言う観点からしても、怒りが止まらない。怒りの涙がでてしまう。

ま、唯一、彼らは生還したが、命を落としてしまった人も含め、勇敢にも現地で戦った人が沢山いたんだと言うことを気づかせてくれる。それだけでもこの映画の価値があるだろう。オリバーストーンの力を感じる。

しかし、今年のハリウッドの名作が「ユナイテッド93」と「ワールドトレードセンター」だとすると、ハリウッドも何かしら考えないといけないな。

映画は、見る価値充分だ。おすすめ!

さんちゃん評価:4点(見る価値アリ!)

26 2006.09.20 フラガール (チネチッタ チネ5)

2006-10-01 16:33:03 | 映画日記2006
常磐ハワイアンセンター設立当時の実話を元にした感動秘話。
まあ、そもそも、昭和40年ころにダンサーと言われる人はどれくらいいて、一般の人が目にする機会なんかあったのかなぁ~と。そういう意味では、こんな話があったんだと言うのは興味深いテーマである。

東京からSKD出身のダンサーを招聘するが、当然、都会から来た女性を地元の人間が受け入れるワケもなく、対立する。そんな部分を松雪泰子がうまく演じている。
そして、この映画でもっとも重要なのが、ダンサー達だ。リーダーとなる蒼井優はその役割を十二分に果たしていた。最初はダメダメだが、最期には先生の踊りを彷彿とさせるレベルまでになった。そして、南海キャンディーズのしずちゃん。彼女の頑張りもこの映画を盛り上げてる。

実話だからグッとくるのだろうか?確かにそうかもしれない。そういったものこそ映画の原点だったりするのかなぁ~。この映画、そういった部分に応えてる。映画としての存在感、もう、久しぶりに納得したかな。オススメ映画である。

さんちゃん評価:4.5点(もっと思いっきり泣きたいな。)

25 2006.09.30 涙そうそう (チネチッタ チネ8)

2006-10-01 13:52:32 | 映画日記2006
「泣いても、泣いても - 溢れ出す、君への想い。」

そのキャッチコピーは・・・ある意味正しいが、期待に添えるものではないと思う。と言うのも、話の時間軸が異常に早くて、なんとなくついて行ってるからだろう。それぞれのタイミングでの話は納得がいくが、全体を通すと、イマイチ物足りない。納得度合いが低いんだろうな。

とは言え、長沢まさみ・妻夫木聡、この二人のやり取りがこの映画の重要なポイントになっているが、そんな部分は期待通りの展開になっていて嬉しい。ある程度の涙は溢れてくる。

全体評価としては難しいが、涙流したい方はOKだと思う。

さんちゃん評価:4点(平均点は超えているが・・・もの足りなさが残る)