さんちゃんの映画日記 since2005

さんちゃんが見たという映画を斬りまくるブログ
<05年以前を復元!!14年以降旧作は各年に>

さんちゃん'ずラズベリー賞2005

2005-12-31 10:57:43 | さんちゃん'ずアワード
本来の「ラズベリー賞」は作品賞や主演男優賞、主演女優賞などがあるが、「さんちゃん’ずラズベリー賞」は,どうしてもさんちゃんが薦めるわけには行かない作品を何作か紹介しておきます。DVDでもみちゃダメよ!って感じで・・・(逆に、さんちゃんは、こう言う映画をよしとしないんだと言う見方も出来るか・・・)

「エリザベス・タウン」
オーランドブルームがかなりいい感じで演じているが、作品が何を言いたいのか、そんな場面いらないだろと思うくらいに情けない作品になっている。素人でも、この映画の展開をこうしたら絶対に面白くなると仮説が立てられるくらい、どうしようもない状態が延々と続く。CMで流れてた場面は、最後の数分をようやくしてて、そこまで到達しないと感動も感激もしない。そこまでがかなり辛い。あと、某MJもなんか嫌味臭く感じる。ほめる部分が何も無い作品か・・・

「宇宙戦争」
宇宙人が攻めてくるなんてところはかなり面白い。しかし、この映画は最後の10分のオチが理解できないし情けない。なぜ宇宙人が攻めてきたかの理由が原作と違うのに、オチが原作と一緒じゃ、矛盾が生じるに決まっている。最後の10分の始まるまえで見ることを辞めましょう。

「カンフー・ハッスル」
この映画は面白いのか?基本的には「少林サッカー」レベルで作っているようだが、何が面白いのか全然理解できなかった。内容も全然わからないために、見る価値も見出せない。まあ、なんと言ってもそんな映画を2005年の最初に見たことがサイテーだった。こればっかりは取り戻せない汚点だな。

こんな感じで、今年をしめくくりたいと思います。また来年も沢山語ります!!!

さんちゃん'ずアワード2005

2005-12-31 08:13:31 | さんちゃん'ずアワード
今年も例年同様、沢山の映画を見ることができました。ました。そして、今年もまた例年通り一年間を振り返って「さんちゃん’ずアワード2005」を発表しようと思います。楽しい映画、笑える映画、そして感動する映画と今年も楽しい一年だったことを思い出して、さんちゃんなりのコメントを・・・
では、今年、発表される賞は昨年同様とします。
コメディ賞、アクション賞、B級賞、邦画賞、作品賞、助演男優賞、助演女優賞、主演男優賞、主演女優賞、総合

です。後半には、それぞれのコメントを書きます。

コメディ賞  「チキン・リトル」
アクション賞 「ブラザース・グリム」
B級賞  「コーラス」
邦画賞    「蝉しぐれ」
作品賞    「パッチギ」
監督賞    「井筒和幸」
助演男優賞  「オダギリ・ジョー(パッチギ 他)」
助演女優賞  「レニー・ゼルヴィガー(シンデレラマン)」
主演男優賞  「ジェイミー・フォックス(レイ)」
主演女優賞  「ソン・イェジン(私の頭の中の消しゴム」 
総合     「私の頭の中の消しゴム」

コメディ賞を考えたら、今年は笑い疲れた映画がなかったような気がした。後に述べるが、最初に見たコメディが「カンフー・ハッスル」だった事が今年の汚点だったような気がする。が、年末にきて、笑えるキャラクタが登場して笑わせてくれた。ま、ちょっとサービスっぽい受賞だ。

アクション賞だが、久々に「シンドバット」系の映画を見たような気がしたので、この「ブラザーズ・グリム」に与えたい。賛否両論はあるが、結構ドンパチ楽しめるって言う感覚が強い。

B級映画については、今年も何本かの単館系の映画も見ることが出来た。そんな中でフツーのオジサンの様な教師がバラバラのクラスを「合唱」と言う技でまとめてしまう、感動の映画をあげたいと思う。お気楽に見に行ったが、しっかり最後には涙を流していた。

邦画賞だが、今年は困った。ここ近年、日本の映画はかなり充実している。もともと邦画には興味もなにも無かった私だが、今の邦画界は否定は出来ないレベルに来たと思う。そこで、純和風な映画をここでは選んだ。特に、木村由乃と市川染五郎の悲愛に関して涙流せるところはいかにもの時代劇に負けた。

作品賞であるが、さすがに前項に書いたとおり邦画を見逃すわけには行かなくなってきた。そして、今年一番納得できた作品が「パッチギ」だ。この映画を見て熱くそして明るくいきたい。そして、監督賞には、「パッチギ」の製作にあたった井筒師匠に軍配をあげたい。

助演男優賞は、今年は文句ないだろう。「メゾン・ド・ヒミコ」では準主演ではあったが、「パッチギ」「SHINOBI」「スクラップ・ヘブン」と彼にとってはかなり濃い一年になったんじゃないかと思う。

助演女優賞はイマイチで、思いつきはレニー。さすがに、主役を食うレベルなので、彼女で仕方ないかなって・・・。

主演男優賞は、これは文句ない。レイチャールズを思いっきり演じていた彼にあげたい。さすがだ、思いっきりレイになりきっていた。

そして、主演女優・総合には、『私の頭の中の消しゴム』関連にあげたい。ソン・イェジンは、以前「ラブストーリー」や「永遠の片思い」などに出演している実力派女優であり、そのルックスも清楚でカワイイ。かなりのブームも作った感があり、ヨン様と競演した映画よりも話題になっている事が嬉しい。文句はない受賞だ。

で、ここで、入賞は果たさなかったが、優秀な映画と言う意味では以下の作品をあげておきたい。


「ハリーポッター」作を追うごとに面白さが増しているように感じる
「メゾン・ド・ヒミコ」同性愛時代の幕開けにふさわしい映画
「ALWAYS 三丁目の夕日」文句無い映画だが、受賞とまで・・・他の映画に勝ってない

という感じだった。結局は、いい映画はかなり多いが、賞をあげるとなると、ちょっと悩んでしまう。そして、今年は泣いた。かなり泣いた。それだけ感動作が多かったのだろう。なかなかいい傾向(心に残るという意味)だと感じた。

50 2005.12.30 スクラップ・ヘブン (新潟市民映画館シネ・ウインド)

2005-12-30 22:51:05 | 映画日記2005
加瀬亮×オダギリジョー×栗山千明と言う異色トリオ。
「想像力のない世の中へのメッセージ」というのだろうか。男二人は復讐屋として普段の姿を偽って行動を共にする。そして、女はなぜか爆弾を作っている。
その三人の繋がりが明確ではないが、そのあぶなっかしさが、三人の危なさを助長しているようで面白い。不満を持つ若者の象徴が、男二人なのかもしれない。そして、人生への絶望感は女の姿で描いている。その描き方がなんとも言えずいい。
年末に「映画」と呼べるいい感じの作品に出会えたような気がする。ちょっと重いが手ごたえのある作品だぞ。

さんちゃん評価:4点(ジョーはどうなったかと言うと・・・)

49 2005.12.23 チキン・リトル (チネチッタ チネ11)

2005-12-24 09:23:51 | 映画日記2005
ニューヒーロー?の小さなニワトリ(ヒヨコではないな)の物語。まあ、話は狼少年と言ったところか。しかし、映画の隅々までにお笑いのオンパレード。かなり考えてギャグを織り込んでいるようだ。そう、画面の隅々まで。ただ、日本人にはわからないようなギャグが多いような気がする。アメリカ人ならでわの、ローカルなギャグ(有名なテレビ番組のパクリとか、独特の言い回しとか・・・)が盛り込まれているような気がする。まあ、そうは言っても、日本人でも十分に楽しめる内容にはなっている。

さんちゃん評価:3点(まあ、面白いけど・・・)

48 2005.12.10 ザスーラ (チネチッタ チネ2)

2005-12-11 02:52:07 | 映画日記2005
娯楽大作の真髄を着いた作品。地下室で見つけた「ザスーラ」なるゲームは現実をゲームの中に入れてしまうスペースアドベンチャーゲーム。スリルとサスペンスに笑いのエッセンスを足し込んだ映画だ。登場する兄弟がなかなかおいしいトコロをついている。そして、登場するキャラクターがまたなんとも面白い。ロボットにエイリアン、そして凍りついた姉貴、救出された宇宙飛行士。この映画に無くてはならない愛すべきキャラクター。何処をとってもいい感じ。ぜひ、この冬は、こんな映画で楽しんでもらいたいな。

さんちゃん評価:4点(満足満足、笑った笑った)

47 2005.12.10 アメノナカノ青空 (渋谷シネクイント)

2005-12-10 14:41:37 | 映画日記2005
悲劇の恋愛ものの韓流映画であるが、第三者が覗いているような、なんかのめり込めない感じがぬぐえない。この映画はきっと、悲劇の中で生きてるヒロインが一時でも幸せに生きた重要さを表現しているような気がするが、いかんせん、ヒロインが悲劇の中で生きてる気がしない。奇形の手を持って生まれたが、かわいい上に性格がいいときたら、シカトする同級生の方が不幸な感じがする。そして、彼女の病気がなんなのかわからず、一気に発作的にエンディングを迎える。確かにラブストーリーと言う観点で見ると、かなりいい感じがする。だからこそ、もっと悲劇として見せて欲しい。どう見るかという問題はおいておくとして、十分に楽しめる映画であるのことは否定できない。涙は・・・とりあえず・・・と言う程度かな。

さんちゃん評価:3点(とりあえずはよかった・・)