さんちゃんの映画日記 since2005

さんちゃんが見たという映画を斬りまくるブログ
<05年以前を復元!!14年以降旧作は各年に>

39 2007.05.26 パイレーツ・オブ・カリビアン 3 (109シネマズ川崎-7)

2007-05-27 08:29:13 | 映画日記2007
傑作三部作の最終作?(のはず)
ジェリー・ブラッカイマーとジョニー・デップが組んだお馴染みディズニーランドから生まれた海賊映画。

前作のラストで巨大タコ・クラーケンに飲み込まれ、その命を落としてしまったジャック・スパロウがいかに帰還するかが、一番の期待感であり、その他に、復活するジャックの周りに何が起こるのか、タコ男デイビー・ジョーンズとの争いはどうなるのか、ウィルとエリザベスとの関係は・・・と、いろんな話題が気になる。が・・・さすがにこの作品では一気に明確になっていく。そういう意味では気分爽快で見ていられる。

当日、「もう一度観たくなる読本」と言うものが配られたが、この冊子の中にもイロイロと謎が書かれているが、一番の謎が「この作品で終わるわけではない?」ということだ。「3本で1つの大きな物語」になってるだけに過ぎないということだ。(まあ、それくらい読めるか・・・)

ま、ブラックパール号の行方だってどうなっているのかわからない・・・。

と、言う煮え切らない部分もありつつも、この作品は見る側をワクワクさせつつ進んでいく。そう、見る側には謎を解決しようと言う楽しみがあるからだ。

さて、登場人物の中で、今回特別に思える人が登場する。
ローリングストーンズのキースリチャーズ
その人だ。事前に登場する旨を耳にしていたが、僕自身の反応が失敗だった。
ある場面でとある役で登場し、とある事をするのだが、そのときは簡単に流してしまった。誰ということも分かったし、そんなことをするのも分かる・・・と簡単に流してしまったが、十分に笑えるシーンだった。エンドロールの"Keith Richards"の文字を見て思い出し笑いをしてしまった。(プログラムにも書かれてないなぁ~)

ま、全般、十分に楽しませてくれる。ハリウッドが今、死んでるタイミングにはかなり意味のあるエンターテイメントな作品が登場したことになる。こういった作品をバネにハリウッドの復権を期待したい。

ジャック・スパロウ、良かったぜ!!!

さんちゃん評価:4点(まあ期待通り、名作ではないが・・・)

番外 2007.05.26 解夏 (DVD)

2007-05-26 18:38:18 | 映画日記番外編
『解夏』と言う言葉は知らなかった。でも、話の中で解説されていたのは良かった。

役者への思い入れってのは、かなり大きいのかもしれない。
2004年2月21日、映画館で見ているが、そのときの評価は「2点」。
まあ、石田ゆり子への期待感が大きいようなコメントが書かれています。

「個人的に好きなタイプの石田ゆり子がかなりポイント低い。結局、石田ゆり子の演技が演技になってない。それがこの映画の全てを台無しにしてる。好きなのに、だからこそそれが残念。セリフなんか棒だし・・・。ショックだった。」

まあ、「眉山」なんかの映画も目にしたためともいえるが、「まだ石田ゆり子の方がいいじゃん」と言う感覚や、「演技が下手でも何か伝えるものがあるのかもしれない」と思うことも増えたんじゃないかな。

この3年で私も成長したか。

ま、でも、主演の大沢たかおはものすごくいいですな。蝕まれていく様子も良かったが、教室で教え子に別れを告げる場面、教え子から手紙が来て読んでもらう場面での反応・・・なんとも涙を誘う。こりゃ、評価高くしなきゃだな。

さんちゃん評価:4点(石田ゆり子の立場が・・・なかなか微妙でいい)

38 2007.05.19 パッチギLOVE&PEACE (川崎チネチッタ チネ7)

2007-05-20 08:31:13 | 映画日記2007
辛口監督井筒和幸のヒット映画の続編。
前回同様、日本人と在日朝鮮人との微妙な関係をベースにして、様々な愛の形を描いている。

しかしなぁ~、登場人物が多過ぎる。かと言って、キャストが多いとストーリーがブレるものだが、そこはシッカリとしている。主役のアンソン(井坂俊哉)と妹のキョンジャ(中村ゆり)が話のベースにいて、様々な人との関係が明確であるところにこの映画のベースがある。佐藤君(藤井隆)やチャンス(子役:今井悠貴)、野村健作(西島秀俊)・・・まあ、当然、在日朝鮮人の仲間達など、かなり上手く描いている。

そして、キョンジャが芸能人になり出演する映画の話が、自分達の父親が戦争にどういう立場で向き合っていたのか、また、恋人たちが、そんな男達をどう送り出して行ったのか、かなり日本人チックな部分を大きく否定している(現代の考えからすれば、愛する人を死んでゆくために送り出すということはないだろうが・・・)あたりが、井筒っぽい。

いつもの暴力シーンも前作からすれば少ない(テーマが愛だから)が、十分に期待に応えている。そこまでやるかぁ~って思っちゃうくらいだ。

ま、総論として今回も上手く井筒節が炸裂していて、久々に映画を見てスッキリした気持ちになった。ちゃんと生きていかなきゃな、と思わせる井筒監督の次回作にも期待したくなった。

さんちゃん評価:4.5点(あと、涙が足りないかな)


37 2007.05.12 眉山 (川崎チネチッタ チネ11)

2007-05-13 03:43:40 | 映画日記2007
病気の母と娘との関係を描いた秀作・・・ではあるが、ミスキャストだという感覚が強い。

松嶋奈々子って女優か?彼女でなければ・・・。

松嶋の特性だろうが、冷たく熱く感じる。が、それが致命傷で母親との距離感を感じてしまう。こんな親子関係はないだろ?と思ってしまう。なので、きっと感動して涙を流すであろう場面で何も感じない。

いい作品なのにもったいない。
母親役の宮本信子は完璧なだけに残念だ。
出来れば石田ゆり子あたりでキャスティングしてもらいたかった。

失敗かぁー。

さんちゃん評価:2点(松嶋が全てを壊してるように思える・・・)

36 2007.05.12 初雪の恋~ヴァージンスノー (109シネマズ川崎スクリーン4)

2007-05-13 03:28:24 | 映画日記2007
『ホテルビーナス』にも出演してたイ・ジュンギと宮崎あおいが共演する感動ラブストーリー。

たまたま出合った二人が恋に落ち、国境を越えた恋を成就できるかと言うストーリー。韓国語と絵、日本語と陶芸、それぞれがお互いの言葉とコラボレーションを期待しつつ、盛り上がっていく。が、しかし、そんなに平坦な道のりばかりでなく、とある問題ですれ違いを起こしてしまう・・・。さて、どうなるか・・・。

と言う感じだが、今回は病気系ではないが、涙流せる作品になっている。
なかなか胸キュンな内容に満足感な私。見てよかったなぁ~と思わせてくれた。

まぁ、宮崎あおいが思いっきりカワイイ。ファンじゃなくともドキューンって感じだ。「ただ、君を愛してる」の彼女もカワイイが今回のあおいもかわいい。彼女のかわいさが、より内容を助長してるかもな。

さんちゃん評価:4点(やるせなさで胸がキュンと・・・)

35 2007.05.04 東京タワー (ユナイテッドシネマズ新潟 スクリーン4)

2007-05-05 12:03:35 | 映画日記2007
リリーフランキー原作の感動ドラマ。
オダギリジョーと樹木希林が親子を演じて、色んな場面で涙を流させてくれる。

しかし、樹木希林の若い頃を内田也哉子が演じているってのがなかなかのアイディア。内田也哉子と子役との親子関係など十分役割は果たしていた。

とは言え、やはりオダギリージョーが良い演技をしている。この映画の重要なポイントだといえよう。オカンとの関係、オトンとの関係、彼女(松たか子)との関係、後輩との関係など、重要な人間関係の中心にいるのがこのオダギリジョー。周りとの関係が重要な映画のポイントでもある。

話は、オカンがガンになって死んでいくといういたって抑揚もなさそうな話ではあるが、その中でのお互いの気持ちの変化や東京に住む息子がオカンを呼んだり・・・様々な動きがより一層、人間関係を深く見せている。

2時間半くらいありそうだが、結構あっという間という感じだ。
えいがとして心地良いかもしれない。

さんちゃん評価:4点(やっぱオダギリジョーがいいなぁ~)

34 2007.05.02 スパイダーマン3 (Tジョイ新潟万代スクリーン7)

2007-05-05 00:32:27 | 映画日記2007
シリーズ三作目、親友が自分の父親の敵を討つであろう期待の作品だ。
でも、実際は、敵討ちのほかにいつものラブストーリー、自分自身の変貌による葛藤、サンドマンの大暴れ、同僚カメラマンと黒いスパイダーマン…などなど。盛り沢山過ぎるくらいに色んな話が登場する。

ただ、MJとのラブストーリーはこのシリーズの定番なので、いつも通りハラハラさせてくれるラブストーリーが楽しませてくれる。(劇中、「そんなに怒らない方がいいんじゃない?」って思わせるシーンもあるんだけど…)

今回、敵となって戦う相手が三人。何れもが勘違いやら思い込みの応酬。かなり情けない。が、ただ、スパイダーマンを黒くしてしまう物体だが、結局解らず終いで中途半端なんだよなぁ~。(誰か責任とってくれー)

ま、でも、ストーリーを気にしなければ、見る側を楽しませると言う部分はかなりクリアしている。さすが巨匠サムライミだし、さすがスパイダーマンだな。

さんちゃん評価:3点(まあ、並だな。楽しいのは事実だけど・・・)