さんちゃんの映画日記 since2005

さんちゃんが見たという映画を斬りまくるブログ
<05年以前を復元!!14年以降旧作は各年に>

74 パイレーツロック (2009.11.14 TOHOシネマズみゆき座)

2009-11-15 17:04:50 | 映画日記2009
1960年代、イギリスのラジオ局はBBCのみで、そのBBCでもポップスは1日に45分しか流せなかった・・・。となれば、自然発生的に海賊的なラジオ局が領海外の船の上で放送すると言う局が出てくるのも自然な話で、当時はそんなラジオ局がかなりの人気を博していたと言う・・・そんな背景がこの映画の舞台になっている。

DJたちが暮らす船の上でのSEX & Rock'n'Roll、そして前編に流れるPops & Rock'n'Roll。こんな話が本当にあった世界なんだなぁ~と思うと、やっぱRock'n'Roll Lifeがカッコイイものと言うイメージで描いていることが、好感もって見ることができる。

まぁ、でも、やっぱり全般に流れる約50ものヒット曲がオールディーズファンからすれば涙モノであり、2時間超の映画があっと言う間に終わってしまったと言う感覚になった。もっと見たいし、もっと聞きたかった。

映画は単に船の上の話だけではなく、取締りを強化しようとする政府との対立軸も描かれていて面白かった。そして、最後は船であるが故の事件が起こり・・・とは言え結局は、

「Rock Will Never Die」

と言ったところだろうか。
久々にバカ笑いして、涙を流して・・・大満足な映画だった。

さんちゃん評価:5点(音楽好きには大満足)

73 僕らのワンダフルダイズ (2009.11.07 福島フォーラム フォーラム2)

2009-11-08 10:42:10 | 映画日記2009
53歳・サラリーマン、余命半年-、彼が気づいた本当に大切なもの。

見終わって感じる、このキャッチコピーの暖かさ。
見る前は単に病気モノの映画にしか思えなかったけど、内容が「オヤジバンド」を描いていることがなんとも共感できた。

自分が「胆のうがん」であると言う病院でのドクターの会議中の会話を漏れ聞いてしまい、脱力感の中で退院し昔バンドで輝いていたことを思い出し、昔の仲間を集めて復活し「全国ナイスミドル音楽祭」に出ようと言う感動ヒューマンストーリー。

ま、あまりネタをバラすわけに行かないが、昔の友情と現実の難しさをうまく対比した内容になっている。

まあ、でも、結局は「死」に直面した事をテーマに描いているので涙涙涙というシーンが結構ある。持つべきものは友達か。

「音楽は形のないものだが、いつまでも心にのこるもの」

と言う感覚がなんとも共感できる。

私自身が音楽もやっているかあだろうか、かなりのぶぶんで共感できるものがあった。音楽って本当に大切なものなんじゃないかなぁ~と考えてしまった。

竹中直人がオヤジを演じているために、多少のコメディ感が強くなっているが、それがシリアスな部分とのギャップがあっていいんだろう。そして、奥田民生の作った曲がまたなんともいい感じだ。

なかなかいい映画だったぞ。

さんちゃん評価:5点(思いっきり満足したぞ)

72 グッド・バッド・ウィアード (2009.11.07 福島フォーラム フォーラム3)

2009-11-08 07:24:14 | 映画日記2009
韓流3人が奇妙な絡み合いを起こす、韓国発の珍しいウェスタン映画。

イ・ビョンホン、チョン・ウソン、ソン・ガンホという奇妙なバランスを保った絶妙なキャストで挑んだ作品になっている。
が、意図的だとは思うが、イ・ビョンホンがかなり病的な殺人鬼になっていたのが個人的にはあまり納得していない。で、そういう意味では、チョン・ウソンとソン・ガンホの組み合わせが何ともいい感じに思えた・・・が、それはきっと、この映画の落とし穴なんだと、映画後半に気づかせてくれる。そうなのか・・・!!

しかし、良いか悪いか、韓流映画としてのウェスタンってどうなのかなぁ~と言う気持ちで見始めたが、子供の頃から感じているドンパチなウェスタンムービーになっていて、とても気持ちよく見れたのhは嬉しかった。途中、チョン・ウソンのトリッキーな技が登場するのも好感持てる。

娯楽映画としては楽しめていい映画だなと思った。
公式ウェブでエンディングの+αが公開されているが、それもまた十分楽しめる(ロールの後につけたらよかったんじゃないかなぁ~)ので、ぜひ、映画を楽しんだ後に、見てもらいたい。ちょっとクスクス笑える内容になってるよ。

さんちゃん評価:4点(チョン・ウソンってカッコいいな。)

番外 つみきのいえ (2009.11.01 DVD)

2009-11-08 07:05:11 | 映画日記番外編
米アカデミー賞短編アニメーション賞を受賞した日本のアニメーション映画。

海面が上昇して水没しつつある家に暮らしている老人。海面が上昇するたびに上へ家を建て増ししながら穏やかに暮らしていた。ある日、彼はお気に入りのパイプを海中へ落としてしまい、パイプを拾うために彼はダイビングスーツを着込んで海の中へと潜っていくが、彼はかつて共に暮らしていた家族との思い出を回想していく。

「生きる」こととその厚み、人間として様々な年輪を積み上げていることの重要性など、大きなメッセージを伝える映画だ。まぁ、もの静かな映画ではあるが、もの静かに表現しているからこそ、重要に暖かく心にしみてくる。

24分の尺は物足りなさを感じてしまうが24分の中で伝えることをキッチリ伝えているなぁ~と言う感じがした。

こんな素敵な映画に出会うこともなかなか少ないかも知れない。

さんちゃん評価:4点(尺の問題で物足りなさを感じるのかな?)