さんちゃんの映画日記 since2005

さんちゃんが見たという映画を斬りまくるブログ
<05年以前を復元!!14年以降旧作は各年に>

67 火天の城 (ユナイテッドシネマズ゛新潟 スクリーン3)

2009-09-25 12:41:50 | 映画日記2009
織田信長が安土城を建立するために、宮大工岡部又右衛門と岡部一門を描いた秀作。

三年で焼失したと言う安土山に建てられた安土城。西田敏行が演じる又右衛門が五重七階の天守を三年で建てるというとてつもない話だが、あんなことやこんなこと、様々な出来事の末、ドラマチックに出来上がっていく。

#本当にそんなことがあったのか?って疑問に思う場面もあるが・・・

さて、この映画に何を見るかは人それぞれではあるが、さんちゃんは会社生活の縮図をこの映画に見た。当然、作業者含めてそれぞれがバラバラでは大きな城は短期間で作り上げることは出来なかったはずだ。その中で作業者が期待を持てる話をしてあげること、時には無理を承知で頭を下げに行くことなど、思い当たる部分が多かった。
この当時はひとつの失敗や疑念を抱くだけで命を落とすことではあったが、やはり「なぜ(WHY)」を常に語っている又右衛門の語りにキーポイントがあると見た。

パンフレットに印象的な写真が載っている。
西田敏行が拝んでいるようなしぐさの周りに作業者みんなが明るく集っている写真だ。まさに、又右衛門もそんな気持ちだったのかもしれないな。

まぁ、途中、無駄なカットも多々あったが、それはそれでよしにしよう。

さんちゃん評価:5点(歴史は嫌いだが、人間ってすごい)

66 ココ・アヴァン・シャネル (ワーナーマイカルシネマズ新潟 スクリーン3)

2009-09-25 12:20:10 | 映画日記2009
どうしても好きになれないオドレイ・トトゥ主演のファッション界では誰でも知っているシャネルの女帝ココの半生を描いた映画ではあるが、はたして、この映画を作った側と売り手側と見る側の思いが一致していないのではないかと感じた。

映画の予告編に登場する、ファッションショーで階段に座るココの姿が写しだされると、いかにココがシャネルブランドで売れて行ったのかを感じさせてくれるが、実際の映画は、ファッションに目覚めて売れっ子になるまでの話はおざなりだ。ここで、作り手と売り手の意識が全くあっていない。加えて、売り手の意識は見る側にも伝搬されるので、見る側もサクセスストーリーを期待するが期待はずれ。結局、この映画は、恋多きココの知られざる若かりし日々をフォーカスした映画でしかない。そのストーリーが楽しいのか楽しく無いのかという部分になるのではあるが、「ふぅ~ん」と言う感じで映画にする様な心締め付けたり、感動したり、同じ意識になれたりという部分は皆無。「なんだよ、結局男好きなのかよ?!」程度しか思えず、映画として成り立ってない。

無駄な時間を使ったかなという感覚が強かった。

加えて、オドレイの嫌味な存在感。さんちゃんには苦痛な2時間になったことは言うまでもない。みなさん、どう思ってみてたんだろうな。

さんちゃん評価:2点(まあ、音楽は悪くなかったな)

65 カムイ外伝 (ユナイテッドシネマズ新潟 スクリーン7)

2009-09-25 11:55:12 | 映画日記2009
松山ケンイチ主演の忍の掟の中で生きる若者を描いた映画。
まあ、多くの人は漫画やアニメで見ているので説明するまでもないと思うが、まあ、怪物的な忍は登場しないので、ある意味、いたって普通に見れる時代物というところが好感持てる。まあ、怪物的な忍は「どろろ」で十分だ。(って、「どろろ」の続編はどうなったんだろう・・・まだ、半分くらいしか進んでない・・・)

まぁ、松山ケンイチがカッコいい。彼が好きであれば2時間全て彼を堪能できるので楽しめるだろう。嫌いだったら厳しいが、嫌いな人が見ることはないか・・・。

一方、伊藤英明がいただけない。これは個人的な感覚でしかないが、どうも、彼の演技は中途半端に作られたものと言う感覚が強い。ここで彼も忍を演じているが、松ケンと比較すれば、全然足元にも及ばないという感じがする。彼の存在だけが、この映画の中で中途半端だ。まあ、演じる役どころが明確にいえないが中途半端だからかもしれない。

映画全般とすれば、確かに楽しめる。が、何かが足りない。それは、役者でもストーリーでも場面でもない。どうせ金をかけるならちょっとしたギミック(仕掛け)がないからだろう。ストーリーを盛り上げるためのギミックはこの手の映画には必要だろう。

さんちゃん評価:3点(だから?という感覚)

番外 少年メリケンサック (2009.09.20 DVD)

2009-09-21 10:13:10 | 映画日記番外編
ネットで発掘したパンクバンド、実はその映像は若かりし頃の映像で実はヨレヨレのオヤジパンクバンドだった。いかに、彼らを成功させるのか投げ捨てるのか、若手スタッフの葛藤と涙を笑いに描いた、さんちゃんにとってはどうーでもいいような映画。しかし・・・笑える。

宮崎あおいがプロダクションへの契約社員として日々若手のバンドを発掘する役どころで、まあ、そんなに簡単に発掘が出来ず、2年目に発見されたバンドが「少年メリケンサック」と言うパンクバンド。彼女の明るい部分がうまく使われた感じの内容で、うまくはまっている。

で、年老いたバンドのベーシストが佐藤浩市と言う何ともミスマッチなキャストが逆に笑いを誘っている。佐藤浩市が髪の毛立ててパンクなベースを弾いてるってどう考えてもおかしい。そこに、この映画の面白さがあるのかもしれない。

ま、笑えるけど、映画としてどうなの?って感じ。DMCとカップリングでミュージックおバカムービーとして評価するのもいいかもしれないな。
笑いたい人にはどうぞ。

さんちゃん評価:3.5点(笑いがいい感じで、並の上ってところかな)

番外 言えない秘密 (2009.09.12 TV⇒DVD)

2009-09-13 22:52:39 | 映画日記番外編
昨年、11月に映画館で見た映画で、配給もとのAVEXではこの作品のDVD化は無いとのことで、この夏にWOWOWで字幕スーパー版で放送されたモノを入手。
輸入盤でDVDは入手していたが、台湾盤で日本の字幕はついていない。
待望のモノを入手したと言う感じで早速鑑賞。

とは言え、内容が変わる分けもないのだが、結末を知っているが故にいろんな見方が出来るわけで、各場面のセリフや表情の意味が「そっかぁ~、そういうことかぁ~」と思えるのはかなり面白い。良く出来てる深い映画だなぁ~と、数を見る度に思うようだ。

いやぁ~、去年No.1を付けた責任もあるが、それには十分答えてくれる作品だと言う認識を確認できた。

ジェイ・チョウもいいが、やっぱりこの映画はグイルン・メイだなぁ~。魅力的な彼女にやられてしまう。楽しい場面での表情と悲しい場面での表情がなんともいえない。そして・・・再会する場面での彼女の表情がまた謎めいていい感じだった。

さぁ、去年から今年にかけて、事ある事に言ってきた作品なだけに今後もどう語れるかに期待したいと思う。

まあ、いろんな人に見てもらいたい作品には違いない・・・でも、DVD化されてないもんなぁ~。

さんちゃん評価:5点(何度見てもいい!!!)

64 ウルヴァリン:X-MEN ZERO (2009.09.12 福島フォーラム フォーラム1)

2009-09-13 22:13:23 | 映画日記2009
X-MENのあのローガンがいかにローガンになったかを描く、どこかで聞いたことあるような映画展開。ただ、自分自身がX-MENが好きだから思いっきり楽しめたのかもしれない。

そもそもミュータントであることを子供のころに気づき、また、ふとしたことに実父を殺してしまい、逃げる身になるが、大人になりいつしか軍隊で実兄ビクターとともに活躍するようになるが、上官を殺してしまい、兄弟ともに死刑となるが・・・。

特殊部隊の隊員となるが、そこからビクターとは違った道を歩むことになる。が、そこからビクターは徐々に殺人鬼化していく。そんな姿を見たローガンは・・・。

という展開で、最後はどうなるのか?ということで・・・。

やっぱりヒュージャックマンが思いっきりカッコいいということと、ベクター役のリーブシュレイバーがなかなかのはまり役だ。

まぁ、X-MENを見たことのない人でも楽しめるので、映画として合格だろう。
でも、X-MENを見てきた人には思いっきり楽しめるはず。

さんちゃん評価:4点(さすがマーベルって感じ)

63 いけちゃんとぼく (2009.09.05 福島フォーラム フォーラム3)

2009-09-05 23:47:03 | 映画日記2009
意味もわからない、「ぼく」にしかみえない「いけちゃん」と過ごす、毎日を描くドラマ。実はいけちゃんとは・・・それを知ってしまうと、エンディングにもうひとつ描いて欲しかったな。「ぼく」と「いけちゃん」の出会いシーン。それで終わりにして欲しかった。

しかし・・・何の説明もなく最初から登場する「いけちゃん」、かなりイタイ。そういう意味で、イントロダクションは何か欲しかったな。で、最初が最初なんで段々うっとおしくなってくる。早く、意味を伝えてくれよ。お前は誰なんだよ!って感じ。

まあ、後半でその謎は解けるが、そこまでがやっぱりつらい。

個人的にはわざわざ時間使ってまで見る映画じゃないなって言う感じだな。

さんちゃん評価:2点(かったるい)

62 クヌート (2009.09.05 福島フォーラム フォーラム6)

2009-09-05 23:03:22 | 映画日記2009
ベルリンの動物園で母親から見捨てられたホッキョクグマの赤ちゃんを育てていくドキュメンタリー映画。いわば、テレビ番組で以前あった「野生の王国」と言ったところだ。
この映画が良く出来ているのは、クヌートの成長だけでなく、北極圏で暮らす母親と3匹で自然に立ち向かうホッキョクグマの家族とロシア・ベラルーシの母親を失った二匹のヒグマの子供。そのそれぞれとの対比を描きながら、自然の厳しさを伝えるという、色々と考えさせられる作品になっている。

当然、動物園で育てられると、自然の厳しさを知ることなく生きていけるが、普通に親から教わる生活で必要な術を、親の居ない状況で覚えていけるものなのか、同じホッキョクグマの居るエリアでほかの熊と暮らしていけるのか・・・そこがテーマになる。

そんな現実を目の当たりにすると、自然というのは良く出来ているんだな。長年の地球上の摂理なんだなと言う思いにかられていく。

たまにはこんなドキュメンタリーもいいもんだ。

クヌートの育ての親、トーマス・デルフライン(享年44歳)のご冥福をお祈りします。

さんちゃん評価:4点(じっくり堪能できます)

61 アンティーク -西洋骨董洋菓子店- (2009.09.05 福島フォーラム フォーラム6)

2009-09-05 22:14:58 | 映画日記2009
一見すると青春ドラマ的なんだが、後半はスリリングなサスペンス。
そもそも、日本で書かれた漫画のようで、日本ではドラマ化までされている。

昨年11月、前もって知識を入れずに見た「言えない秘密」のような感覚で、見てきた。あの時と全然違ったのは、人の数だった。今日は、結構お客さんが多くてビックリした。(ドラマ化されてたから?有名なキャスト目当て?どっちかなぁ~?)

場面設定が、ケーキ屋でケーキの話やらゲイの話やらで、複雑ではあるがそんなに入り組んでいないから見易さはある。楽しい反面、ハラハラする場面など、映画として思いっきり楽しめる。キャストもルックスと役どころがうまくマッチしているところも好感もてる。良く出来た1作品だと思えた。
ただ、欲を言えば、ゲイな場面はそんなに出して欲しくはなかったな。ま、仕方ないところかもしれんが・・・。

ぜひとも見て損はない映画だと思う。

さんちゃん評価:4.5点(ベッドシーン・・・あれ、いらないだろ?)