41 2004.10.23 シークレット・ウィンドウ （チネチッタ チネ11）

結局は妄想癖のある男が自分自身を追い込んでいくというストーリーではあるが、どこかで、「それしか答えがない！」と思い、エンディング以前に謎が解けてしまうと言う、考えてる割には情けない反応にしかなれない映画だ。

半年ぶり（レジェンドオブメキシコ以来）のジョニーデップが彼らしい演技で十二分に堪能できるようになっている。そこに関しては文句ない。まあ、Ｊデップが演じているから、この映画も成り立つのかもしれないな。

１時間３６分の映画はあまりに短すぎる。もっと描きたいこいともあるんじゃないか？って思うくらいだ。ま、でも、この不可解な映画、様々な思いを頭の中でまわし続けて見ると、マジ楽しい。Ｊデップの演技とともに楽しむといい。

さんちゃん評価：４点（いくらか物足りないが、やっぱＪデップ、いいぞ！）

40 2004.10.10 SURVIVE STYLE 5+ （TOHOシネマズ川崎 1）

映画じゃないが、かなりアーティスティックな感じがする映画だ。

浅野忠信は役者じゃないな。エンターティナーだな。そういう意味で、浅野忠信の考えるエッセンスがところ狭しとちりばめられているような気がする。

ただ、面白いがクドイ。同じ場面の繰り返しで面白さをかもし出していることもわかるが、かなりクドく感じられる。

最終的にはかなりイイ哲学的な話で結んでいるところがかなり好感もてる。そして、出てくるキャラクターがかなりイイ味だしている。クドささえなければかなりイイ線行ってる映画なんだがな・・・。ちょっと残念。

さんちゃん評価：３点（面白さは十分なだが、かなりクドい。）

39 2004.10.10 ツイステッド （チネチッタ チネ６）

火曜サスペンスレベルの映画だな。

前半はミステリアスな部分を助長してるため、見てる側をひきつけるような内容にはなっている。でも、因果関係を持っているような場面は結局、何も関係ないと言うのがこの手の映画の定説ではあるが、この映画も絵に描いたように意味もない場面が連続する。見てる人間を疑わせるためだ。

後半３０分。話が急展開した後にまた急展開。でも、結局は動機が不明で、明確でない。そんな理由で人殺しまでするだろうか・・・。状況的にかなり強引に犯人を仕立て上げて映画を作ったと言う感覚は否めない。

ま、時間つぶし的な映画にしか思えない。

さんちゃん評価：２点（ちょっと甘いかもしれない・・・）

38 2004.10.02 モンスター （チネチッタ チネ11）

名画の部類に入るんだと思った。

彼女は娼婦であり、とある場面で発作的に殺人を犯すが、その後は次々と殺人を犯し続けて逮捕後１２年間服役し２００２年に死刑になった女性の話である。

まあ、内容通り、かなり重い。しかし、ドップリ２時間映画に浸っていられるという感覚があるので、映画ファンからすれば至極の幸せの時が過ごせる。ま、当然、２時間見たあとはかなりの疲労感があるが、それだけ見ごたえもあると言うことだ。

こういう映画は１年に１本は見ておきたい映画だな。

さんちゃん評価：４.５点（文句無いが、疲れる・・・）