さんちゃんの映画日記 since2005

さんちゃんが見たという映画を斬りまくるブログ
<05年以前を復元!!14年以降旧作は各年に>

75 2007.12.30 アイ・アム・レジェンド (ワーナーマイカルシネマズ新潟 スクリーン2)

2008-01-01 17:40:25 | 映画日記2007
ウィル・スミス主演のSFスリラー。
映画館側や映画自身の告知によると、『地球上最後の男の孤独な闘いを描いた』とあるが、本当に地球最後の男なのかどうかはわからない。いや、話の展開からすると生き残ってるがある様だし、アメリカ以外は何も語られていないので、アメリカ大陸以外はきっと大丈夫だろう。

数年前に『28日後・・・』と言う映画があったが、同じような話だった。悪性のウィルスに犯された人間のような生物がウヨウヨ、まるでゾンビの大群が出てくるって感じで、個人的には楽しんできた。

まぁ、便利な話の展開だが、ウィルスに侵されたヤツラは光が苦手だと。それだけでかなり行動範囲が狭まっていて、まあ、当然のごとく夜行性だという前提にうごめいている。

極限で人間はどうするのかなぁ~とも考えていても、この映画に納得感はあまりないが、なぜか楽しく感じるのは、きっとゾンビと同じで数少ないルールの中で話が展開するからだろう。

ま、ウィル・スミスも楽しく演じてたんじゃないかな

さんちゃん評価:3点(見事な映画でもないし・・・・)

74 2007.11.23 四分間のピアニスト (109シネマズ川崎 シアター3)

2007-11-24 08:58:42 | 映画日記2007
「せめて4分は待って!」と言う、なんとも切ない結末のこの映画だ。

ジェニーはいくつかの障害事件で刑務所にいる身ではあるが、彼女の才能を開花させようとする老婆トラウデ、この二人の葛藤の中に成り立っている、それは壊れやすいような人間関係と裏づけされたピアニストとしての実力・・・。

このジェニー役のハンナー・ヘルツシュプルングだが、約1200人のオーディションの中から選ばれた本国ドイツでも無名な女優の一人であったが、この役を勝ち取ることでシンデレラのごとく銀幕に現れた。個人的にも見事な演技に感動した。

さすがにドイツ映画と言うだけあって、知ってる俳優は出てこない。が、そんな事は関係なく琴線に触れる感じがした。

ま、でも、音楽ファンからすれば、最後の演奏シーンは圧巻!
クラシックの垣根を取っ払った感覚をうまく伝えている。

さんちゃん評価:4点(静と動のコントラストが見事だ)

73 2007.11.13 バイオハザードⅢ (109シネマズ川崎 シアター1)

2007-11-13 23:16:30 | 映画日記2007
ミラ・ジョヴォヴィッチ主演、シリーズ三作目にして一応ファイナル。
基本的にはゾンビの登場するアクションホラー映画。

まさに、今回こそアクションホラーと言う感じで出来ていた。

ファイナルなので、今回のテーマはこのバイオハザードによるゾンビ達の収束にある。ただ、主人公のアリスには今回で収束させようと思っているわけではないので、結構自然にストーリーは進んでいく。が、まあ、いつも通り、場面場面は不自然なのかもしれない。ゾンビは人間だけではなかったり、突如動作が機敏なゾンビが登場したり、とうとうなんかムリクリにボスキャラが登場したり・・・。

でも、コレまでの2作に比べて、迫力満点で、音で画像で見ている人間を恐がらせている。全編、ノイズがかったサウンドになっているが、そのノイズの強弱で見ている人間を上手い具合に恐怖に陥れる。見事だ。(ノイズがうるさかったと映画館に文句を言ってる人が何人かいたけど、ありゃぁ演出やで。)

ラストは賛否両論あるかもしれないが、見た感じは上手く落としたなと言う感じで納得感も得られた。

まあ、なかなか語れない内容がてんこ盛りなんで、歯がゆいですが、やっぱり、この作品がDVD化されるときは前2作も同時に購入して(トリロジーセットがきっと出るな)、振り返って見直したいって思った。

アクション最高、ゾンビ爆笑!
やっぱ笑ってしまいましたわ。

さんちゃん評価:4点(文句はないな。名作とはいえないが・・・)

72 2007.11.10 オリヲン座からの招待状 (109シネマズ川崎 シアター3)

2007-11-12 00:18:20 | 映画日記2007
宮沢りえ、加瀬亮の昭和を背負った映画館を舞台にした映画。

映画全盛時代に繁盛したオリヲン座が、テレビの普及などに伴い苦しい時代をむかえた。そんな時代を旦那をなくした未亡人の女性と映写技師の弟子となった男が、いかにオリヲン座を守っていくか、巷の心無い人々の中傷に耐え、小さな友達が出来、子供のための映画館を運営していくと言う、ニューシネマパラダイスチックな名画。

個人的には十分に刺さりました。シネコンが増えたこのご時世、その裏には閉館に追い込まれる映画館も多数存在してるんだなと感じざるをえない映画。ただ、だからと言って悲惨さを描いた映画ではなく、「やっぱり映画館は夢の様な世界なんだ」と言う思いがイッパイ詰まっている。映画への愛情でイッパイの映画だ。

映画好きならこそ、その裏側まで深読みでき、納得のいくものかなぁ~って感じた。

シネコンはビデオ屋さんの延長、映画館こそが映画を見る王道なんだと・・・

で、キャストはまずは「りえちゃん」。先日のインタビューでは気持ち悪いほど痩せたなぁ~と思ったが撮影時は若干肉付いていたけど、まあ、痩せた感じには変わりはなかったな。演技はしっかりしてた。後に一段と痩せたかなぁ~って感じ。
加瀬亮は、どうもハッキリとしない様な部分がなんともいい感じで。
だが、師匠を演じた宇崎竜童がまたなんとも・・・良かった!

こんな映画もいいなぁ~

さんちゃん評価:4点(映画館の今昔、考えさせられるなぁ~)


71 2007.11.07 クワイエットルームにようこそ (109シネマズ川崎 シアター3)

2007-11-07 22:18:33 | 映画日記2007
内田夕紀主演、精神科病棟を舞台にしたブラックコメディありの、シリアスムービー。脇を固めるのが、大竹しのぶ・蒼井優・りょう・ハリセンボンと言う顔ぶれに期待感が高まる。

本人の些細な気の迷いから多量のアルコールと睡眠薬の摂取から、自殺願望と捕らえられ精神科病棟に入ってしまう・・・。その精神科病棟での人間関係と、無事退院に向けての周りの人々との関係を面白可笑しく、またシリアスに描いている。
意外な展開な映画に、見る側がついていくことに大変な思いも多少あるが、斬新し初々しさがなんともいいエッセンスとなって効いている。

こと精神病、扱いが難しい部分もあるが、うまく捕らえて描いているように思えた。(中には「違う!」と思った人もいるかもしれない・・・)

全編的に、意外な展開だったこの映画をとても楽しんだような気がした。

しかし、内田夕紀ってカワイイなぁ~

さんちゃん評価:4点(読みと違って楽しかった)

70 2007.11.03 ALWAYS 続・三丁目の夕日 (109シネマズ川崎 シアター7)

2007-11-04 01:39:00 | 映画日記2007
みなさんご存知の映画の続編。舞台は前作から数ヶ月、あの二人の関係はどうなったのか?鈴木オートのハチャメチャぶりは今回どうなのか?淳之介はまた父親に持っていかれるのか???と、期待たっぷりで見に行った。

いきなりオープニングからすごい!ここでは言えない(パンフも「映画を観るまで、開けちゃダメだぞォォォ!!」と親父則文が言っている)が、ア然とする展開で始まる。

さて、本編。なんか「活動写真」という言葉が脳裏をよぎるほど、展開がクサイ。だが、この映画にはその昭和30年代の味が欲しいくらいにクサさがジャストフィットする。その部分は十分に合格だ。
しっかしまぁ、たくさん笑わせてくれた。出てくる出てくるキャラクターがオイシイ。何かしら笑いを投げてくれる。この部分も十分に合格。
そしてクライマックスはやはり涙だ。いつもの通りのネタ展開ではあるが、とあるタイミングでヒロミが現れる。その瞬間、涙がドドドォ~とダムが決壊したように溢れ出てくる。そういう意味では十二分に合格だ。

そんな感じで、文句のつけようがない楽しめる映画に出来上がってる。それも前作以上に暖かくそして深い。そんなこの映画を大絶賛したい。

さんちゃん評価:5点(どこを切っても合格点だな!)

69 2007.10.30 ヘアスプレー (109シネマズ川崎 シアター2)

2007-10-31 01:05:34 | 映画日記2007
新人女優、ニッキー・ブロンスキー主演のダンスミュージカル映画。
60年代風のポップスソングをフューチャーしているが、みんなオリジナル。思いっきりおいしいかもしれない。

ただ、私自身がダンスに関してネガティブだ。どうしてもダンスが好きではないらしい。確かに、踊りを見るもするもどうも好きになれない。そういう人間からすると、映画前半はかなり厳しい。俺は何を見てるんだろうという感覚まで覚えてしまう。

が、しかし、この映画は単にうたって踊ると言う映画ではなきく、様々な差別を否定すると言うテーマも含んでいる。

主役と母親は、二人とも太っているが、そんなことよりもこれからは個性が評価される時代になるんだと言ったり、しいては黒人の受ける差別にまで否定的に運動に参加する女の子がいる。
思いっきり、そんな姿に泣いちゃった。涙があふれてきた・・・。

そんな場面から、上手く最後まで涙アリ、笑いアリで締めくくってくれた。
この映画の後半はなんとも納得の行く内容になっている。これぞ、映画の果たす力だなと思った。

後半だけなら何度見ても納得できそうだ。

さんちゃん評価:4点(前半がイマイチなので・・・)

68 2007.10.23 ファンタスティック4 銀河の危機 (109シネマズ川崎 シアター8)

2007-10-24 06:21:58 | 映画日記2007
アメコミ映画の2作目。4人のキャラクターが今回も笑わせてくれる。

今回の作品は4人のほかに「シルバーサーファー」なるキャラクターが登場する。
コイツが今回の作品の中で大きな存在となるのだが、「敵」を前提に見に行ったら実は単なる「敵」ではなかった。(コミックで「シルバーサーファー」が登場するのは1966年だそうだ。ビックリ!)

「シルバーサーファー」はギャラクタスと呼ばれる未知の存在からの使者であった。ギャラクタスは惑星の持つパワーを吸い上げながらその勢力を増すと言う星雲のような存在で、次の標的は「シルバーサーファー」の調査から地球となった。
この局面に4人はどう対処するのかがこの映画の見所・・・のはずだが。

ハッキリ言って楽しい映画だと思う。アメコミの楽しさがフィルムの中に12分に詰まっていると思う。今後もシリーズ化してもっともっと楽しい映画を見せてもらいたい。

で、この映画のラスト、エンドロールが始まった直後、アイツが登場するがアイツは死んでないと言うコトなのか?それと、海の藻屑となるアイツは実は死んでないんじゃないかな?この2つの謎が今後の作品に生かされてくれるといいな。1966年の原作に登場する「シルバーサーファー」は何度となく登場するそうな。

次回作にも期待!

さんちゃん評価:4点(ちょっと甘いかもしれないけど、楽しかったから)

67 2007.10.07 幸せのレシピ (チネチッタ チネ2)

2007-10-08 13:19:15 | 映画日記2007
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ主演のラブストーリー

敏腕シェフのケイトは、仕事を完璧にこなす性格から、様々な場面で衝突しがちで時にはお客と諍いを起こす。オーナーはカウンセリングを受けるよう命ずる。そんな中で姉の交通事故死で姪ゾーイと一緒に暮らすことになり、オーナーから長期の休暇をうながされる。そんな中、レストランにはニックは新たなシェフとして雇い入れる。

という展開でラブストーリーが始まる。設定としてはいかにもという感じだが、そこはキャストそれぞれの力量が高いのか、見る側を惹きつける力がある。

キャサリンはご存知であるが、ゾーイ役のアビゲイル・ブレスリンは「リトル・ミス・サンシャイン」、ニック役のアーロン・エッカートは「ペイチェック」などに出演している。

全体としてほのぼの感が強いが、ちゃんとストーリーも組み立てられててメリハリが利いている。見る側も入っていきやすいつくりになっている。
際立ってマズイ部分も見当たらないので、すんなりそして、最後には「よかった」って思える。

さんちゃん評価:4点(気持ちのいいラブストーリーだな)

66 2007.10.06 長州ファイブ (目黒シネマ)

2007-10-07 01:35:58 | 映画日記2007
幕末の若者がロンドン留学すると言う実話を元にした映画。

井上肇、遠藤謹助、山尾庸三、井上勝、伊藤博文と言う長州藩の若手5人衆が国策に逆らい藩の計らいでロンドンへと留学する。が、藩の反乱や病気などで、3人が日本に戻り、2人が5年の留学期間を全うして日本に帰国し、鉄道の観点、船舶の観点で活躍していくと言うもの。で、文字通り伊藤博文は初代内閣総理大臣となるわけだが、その幕末の世の中をどう変えるかを背負った若者をうまく描いている。

正直、はまった。歴史は好きではないが、こんな感じにドラマチックに描かれると見る側はどんどんはまっていく。

劇中、

「技術者こそ、真の改革者だ」

といわれたシーンはグッと来た。技術を選択した自分自身に投げかけてくれた名言のように聞こえた。

ラストは、それぞれの進路を紹介して終わったが、それぞれの思いが上手く開花したと言う感じでそのときの開国した日本の事情をうまく表現していた。

見ておきたい一作だな。

さんちゃん評価:5点(場面場面のフェードアウトは気になるが・・・合格!)

65 2007.10.06 プルコギ (目黒シネマ)

2007-10-07 01:19:51 | 映画日記2007
焼肉バトルムービ。
松田龍平主演のコメディタッチの作品。

生き別れた韓国の幼い兄弟が、年月を経て焼肉を題材とした日本のテレビ番組でバトルを繰り広げると言う、なんとも感動のしようもない映画だ。
どう考えても、韓国の幼い兄弟がその後に日本にやってきてペラペラの日本語が喋れる位に生活しているとは思えない。ムチャクチャだ。でも、そんなことどうでもいいと思うくらい、楽しく進んでいく。

何がともあれ、キャストが面白い。松田龍平にARATAと言うコンビ。加えて田口トモロヲのなんともいえないキャラが笑いを導いている。
が、この作品の山田優が思いっきりかわいい。ちょうど人気が出てきてブレイクする寸前ではないかな?今の毒つく感じも弱くて心地いい。
そしてガッカリだったのは前田愛だ。バカバカなアイドル役で・・・まあ、仕方ないけど、彼女らしい姿は見ることができない。
とは言え、田村高廣の遺作になってしまった・・・。残念である。ご冥福をお祈りしたい(合掌)

まあ、映画として「?」かもしれないが、見ていて楽しいのでいいのかなと思った。「UDON」を見るくらいなら絶対コッチの方がいいな。

さんちゃん評価:3点(山田優がカワイイー。思いっきりカワイイー)


64 2007.10.03 めがね (キネカ大森 スクリーン2)

2007-10-05 00:19:47 | 映画日記2007
まず、初めて行った映画館。つぶれそうな西友のレストランフロアの一角にあった。邦画を基本としたロードショー館だが、なんとなく名画座くさい。3回見に行くと4回目はダタだ。ビックリ。でも、シートは結構新しかったな。

さて、こんな映画館で見た映画だが、その昔、日本旅行が「赤い風船」で企画した「人生の夏休み」と言うものがあったが、まさにその世界だと思った。
日々の生活から離れた、自然の中で自然を感じつつ自分の人生を振り返り、未来を見つめると言う旅らしい・・・。まさにこの映画の世界だ。

そして、この映画には「黄昏」がある。
その「黄昏」がなんともいえず、気持ちがいい。
人は「黄昏」るときには何をするのかを問いかけてる。自分なら何をするかなぁ~と、その選択が出来るような柔軟な頭を持っているか?精神の健康を問いただしているような気がする。

小林聡美ともたいまさこというゴールデンコンビに光石研や加瀬亮、市川実日子というなんとも怪しい人々の競演により、この映画の癒しが成り立ってるような気がする。

しかしなぁ~、「めがね」と言うタイトルはどうなの???

さんちゃん評価:4点(人生って素敵なものなんだな。ちゃんと振返らないとね!)

63 2007.09.29 クローズド・ノート (TOHOシネマズ川崎 シアター7)

2007-09-30 14:10:40 | 映画日記2007
竹内結子・沢尻エリカ・伊勢谷友介による行定映画・・・と、言われると期待ばかり大きくなる。しかし、しかし・・・しかし、物足りない。思いっきり物足りない。

引越しした香恵(沢尻)の部屋に、以前住んでいた伊吹(竹内)が残していた彼女の日記がおいてあった。その日記を香恵が読んでいくと、そこには伊吹が思っていた男性のことが書かれてあった。それと同じくして、香恵の前に怪しげな男・石飛(伊勢谷)が現れる。香恵は伊吹の日記を読みつつ石飛への思いにはまっていく。そして実は・・・。

話としては合格点なのだが、実際の映画としては、物足りない。予想される筋書き通りにしか発展しないからなんだろうな。テレビドラマのレベルを脱していない。映画としての魅力がまったく無い。そして、涙させようとしている様だが、心に響いてこない。まったく響かないので涙もでない。

一方で、この映画の沢尻エリカはカワイイ。そして、永作はいつものとおりでいい感じだ。が、それ以上に中村嘉津雄が思いっきり光ってた。

さんちゃん評価:2点(思いっきり物足りない)

62 2007.09.23 ミス・ポター (チネチッタ チネ9)

2007-09-24 08:03:16 | 映画日記2007
レニー・ゼルウィガーによる「ピーターラビット」誕生に秘められた感動の物語。

イギリスの社交界、そして、イギリスと言う国での女性の立場などを微妙に描きつつ、女性の社会地位を否定する部分と絵本作家として売れて行くと言う狭間を上手く描いた秀作。

まず、目に入ってくる英国の湖水地方の美しさである。ビアトリクスは子供の頃から、こんなに美しい風景を見て、絵を描いていたことが、「ピーターラビット」誕生に関与しているのは言うまでもない。こんな美しい世界で生きていけるなら、心豊かな人間に生きていけるんだろうなと思える。

一方で、英国の社交界と言う世間体を意識した窮屈な世界に納得できないビアトリクスの葛藤する思いを、夢をかなえてくれるノーマンとの出会いによって打ち消され、彼女の作品の中で生き生きした動物達を描く姿に表れていたようだ。

特別なギミックのある映画ではないが、社会に生きる女性の心の揺らぎや、階級や立場による恋愛の考え方、その中での生き様をうまく優しく描いた作品だ。最近、こんなに優しくゆったりと見れた映画はなかったような気がする。抑揚が少ないために物足りなさも感じるが、映画としては秀作だと思った。

さんちゃん評価:4点(レニーの優しさが感じられる秀作)

61 2007.09.17 包帯クラブ (109シネマズ川崎 シアター8)

2007-09-18 07:31:12 | 映画日記2007
心の傷に包帯を巻いてくれるという「包帯クラブ」
石原さとみ・柳楽優弥主演の青春ムービー。

あまり期待感は無かったが、進むにしたがってかなりのめり込んだなと言う感じだった。徐々に、映画の言ってること、彼らが言ってることに「そうだよな」って言う思いになれた。

「心の傷に包帯を巻きます」

どおってことないセリフだが、なんとも優しい言葉に思えた。
そして、映画後半に石原さとみが、

「包帯一本で世の中変えられたらめっけもんやん」

と、柳楽がはいたセリフをリピートする。その一言に共感。
とは言え、映画は「自分の力でどうにかしなきゃならない事もある。」と語っている。そんな共感出来る内容に感激。

久々に、沢山の人に見て貰いたいな。と思う作品に出会えたような気がした。

さんちゃん評価:4点(気持ちのいい一本だったな)