さんちゃんの映画日記 since2005

さんちゃんが見たという映画を斬りまくるブログ
<05年以前を復元!!14年以降旧作は各年に>

40 2006.11.25 エンロン (チネチッタ チネ5)

2006-11-27 00:56:55 | 映画日記2006
元々エネルギー業を展開していたが、そのエネルギーの卸売りや電子商取引、ブロードバンド業などに手を攻めながら、一部の幹部によって粉飾・不正経理・不正取引などを行うスキャンダルにフォーカスを当てたドキュメンタリー映画。ニュース番組の総集編を見ているような映画だ。

まさに酷い。自分の会社の上司がこんな連中だったら・・・ゾッとするよ。
悪い連中の行いや考えを見て聞いているだけで、気分が悪くなってきていた。
その上、実はブッシュ(含むパパブッシュ)が関与しているんではないか?そのためにカリフォルニア州知事がシュワちゃんになった(した?)とか・・・。
2000年8月に90ドルだった株が、翌年暮には40セントだったと・・・。
悪い連中は、自分達へ退職金を払い辞めていったと・・・。一般従業員は受け取る退職金が無かったと・・・。電力需要を上げるために、わざとカリフォルニアへの電力供給を下げたり・・・。自分たちが儲かることなら何でもするのか?って言う感じだった。

こんな話、本当なのか?って疑問を抱くが、使われたフィルムは実際に全米で放送された素材に、その当時の幹部や社員のインタビューのみ・・・。

腹立たしいほど、この映画にのめりこんいたかな。

久しぶりにドキュメンタリーってのも面白かったな。

さんちゃん評価:4点(本気になれた)

39 2006.11.25 プラダを着た悪魔 (チネチッタ チネ11)

2006-11-27 00:42:27 | 映画日記2006
アン・ハサウェイとメリル・ストリープ共演のヒューマンなオフィスコメディな作品。他の共演人もかなりいい感じに絡んでいる。違和感もない。

実は、正直なところ、この作品を見て「ハリウッドはどうにかなるかもしれない!」って思ってしまった。まあ、ハリウッド的には些細な映画かもしれない。しかし、こんな映画が増えることで、ダメダメになってしまったハリウッドの下支えはできるんじゃないかと思う。

ファッションとも縁のない女性がファッション雑誌の編集部に入社し、いろんな人に出会い、認められ、徐々に人間として成長し変わっていくが、そんな中で大切なことは何かを考えさせるストーリーになっている。見てる側にも心にいろんなものが突きささる。
ラスト、この主人公はある道を選択するが、その姿を演じているアンがなんとも魅力的だ。自分の道を見つけた主人公の自信に満ち溢れた顔、くわえて、周りがフォローしていく環境など・・・なかなか涙をさそう。

このヒューマンな映画をこれからのハリウッドの強みにして欲しいな。そう言う意味で、いろんな人に見てもらいたい。

でも、男と女と考え方が違うかも知れないけど、僕は主人公の選択は選ばないな。

さんちゃん評価:4点

38 2006.11.23 ハチミツとクローバー (目黒シネマ)

2006-11-25 17:32:49 | 映画日記2006
嵐の桜井主演の青春ラブストーリー、人気のコミックの映画化らしい。
正直なところ、期待以上の映画だったと思った。原作も知らないので、あまる穿った味方から入ったわけでないので、冷静にみていた。

桜井の演技は満足だった。なかなかいいぞって感じ。現代の青春映画にはなかなかマッチしたキャラクターだな。

蒼井優がかなり不思議ちゃんって感じで「フラガール」の彼女とはまた違っていい感じだ。いい俳優だな。

そして、恋も交錯していくが、

竹本「僕、はぐちゃんのこと、大好きだよ」
はぐ「ありがと」

なんでもないこの会話が、凄い重い感じで自分の胸もすっきりしたような気がした。

まあ、なかなかいいです。ぜひ見てください。

さんちゃん評価:4点(桜井&蒼井のコンビがいいね。周りの俳優陣も・・・)

37 2006.11.23 笑う大天使(ミカエル) (目黒シネマ)

2006-11-24 01:45:07 | 映画日記2006
上野樹里主演の学園コメディ。何故か途中で『チャーリーズエンジェル』チックになる訳判らない映画。完全にマンガの世界。ってもともとマンガか。でも、設定がお嬢様学校なんで可愛い女の子が沢山登場するので、そんな所が見所かなぁと。

で、映画にはダミアンなるCGの犬が登場。コイツが思いっきり笑わしてくれる。キャラクターの勝利のだな。それを笑うだけでもいいかも知れないな。

まぁ、映画としてはイマイチ。

さんちゃん評価:2点(笑えるが、キビシー!)

36 2006.11.18 父親たちの星条旗 (チネチッタ チネ5)

2006-11-20 13:04:23 | 映画日記2006
戦争映画と言うよりはヒューマンドラマと言った方がいいだろう。
硫黄島にアメリカ軍が掲げた国旗。その国旗を掲げた若者が、その後、英雄扱いされ、そのプレッシャーの中で3人が葛藤を繰り広げる。
まぁ、ベースがベースなんで戦闘シーンが多い。目もそむけたなるシーンもある。そして、味方の戦闘機の発砲でやられてしまうシーンなど、戦争の不条理さなども描かれている。6人の若者が立てた国旗。生き残ったのは3人。その状況の違いも残った3人の心に響く。
なかなか日本人の感覚では、違うなぁ~と思う部分もあるが、仲間への思いや、そんな状況も知るよしもない周りの人間、命の大切さ、世の中の人の思い・感じ方・・・いろんな想いが映画にこめられている。イーストウッドはいい監督になったな。

見る価値はあるが、もう一作を見ないと完結とは言いたくないな。

さんちゃん評価:4点(この1作でちゃんと完結してます。)

35 2006.11.18 7月24日通りのクリスマス (チネチッタ チネ10)

2006-11-20 12:27:58 | 映画日記2006
ダメダメ女を描いたラブコメディ。
でもなぁ~、そもそも中谷美紀がダメダメになったって、全然ダメダメになってない。いや、逆に、どんどん綺麗になっていく設定だろうが、映画前半の中谷美紀の方が素朴でキュートに感じる。で、それにも増して上野樹里もダメダメな設定だが、全然ダメダメに思えない。この映画の根幹から無茶がある。
そんな中でマイペースな大沢たかお。そんな対比が面白いかも。

ま、映画自身も言い訳してたが、「たまにはお茶漬けも欲しいのよ」って感じで。

さんちゃん評価:3点(気楽に笑ってくださいませ)

34 2006.11.11 サッド・ムービー (チネチッタ チネ4)

2006-11-18 17:07:30 | 映画日記2006
確かに泣ける。そんな映画が好きな人には十分に応えている。
ただ、4つのエピソードの関係は希薄だし、4つ別の涙が望めるわけではないので、最初の別れで大泣きすると他のエピソードにはあまり泣けない。
もっと泣かせるテクニックとして、徐々に悲痛になっていけばいいのだが、そうなってない。残念。

出演している連中は、まあ、さすがサイダス。さんちゃんの好みに十二分に応えている。

まあ、特別見た方がいいとは言わないが、見ても損はしないな。うん、充分楽しめる映画だ。

さんちゃん評価:3点(戦略ミスだな)

33 2006.11.04 ただ、君を愛してる

2006-11-05 04:30:09 | 映画日記2006
どこにでもある、恋愛ストーリーを玉木宏を宮崎あおいが演じている。宮崎あおいの魅力が満載だ。宮崎あおいファンにはたまらないだろう。

この映画の最大魅力は『写真』だ。前半は撮るシーンが多いが、映画後半、それもオチの部分に効果的に『写真』を使っている。もともと、彼女はカメラも扱えない女の子だったが、彼に近づくため、彼と一緒になるためにカメラを扱えるようになっていく。で、思い出が欲しかったのか、彼とのキスシーンが・・・

「生涯ただ一度のキス、ただ一度の恋」

その意味を映画館で確かめて欲しい。そして、しーちゃんの、

「私、私に生まれてきて良かった。他の誰でもない、私に生まれてきて良かった。」

と言うしーちゃんに触れてもらいたいな。
大人になった彼女のセルフポートレイトが、何も語らないことで、いろんな気持ちが沸いてくるかな。

この映画もオススメ!!!

さんちゃん評価:5点(泣きたい人は是非!)

32 2006.11.04 トンマッコルへようこそ (チネチッタ チネ2)

2006-11-05 04:12:48 | 映画日記2006
よくありそうな、戦争中に敵味方が入り乱れて、一時の幸福感を味わうと言ういかにもの映画である。
しかし最初は、なかなか近寄れないくて一触即発ムードで、とある出来事から距離感も無くなり、幸せな時が流れていく・・・

しっかし、かなり笑いが多いのよね。それもかなり面白い。いいところ付いた笑いが、なおのこと、幸せな日々が意味あるものに思える。
しかし、ちょっとバラすと『スウィングガールズ』をパクってる。
が、面白さから差し引いても、全然あまりのあるくらいだ。

映画後半、南北連合軍となった彼らは、連合国軍と最後の闘いに行く・・・。もう涙が止まらない。行き過ぎ感もあるが、かなりいい場面である。そして・・・その先は皆さんの目で確認して欲しい。

絶対に見て損はしない。テレビでおすぎが「いい」って言ってる割りには、良く出来た作品だな。

さんちゃん評価:5点(悲しい場面では泣こう!)

31 2006.11.03 ゆれる (109シネマズ川崎シアター2)

2006-11-05 03:31:34 | 映画日記2006
オダギリジョー、香川照之が兄弟となってとある事件(事故)にさいなまれてしまい、微妙な裁判等で人間模様が垣間見れるドラマとなってる。

自分自身も男兄弟の次男坊なので、この映画のオダギリジョーの立場が若干わかったりもする。兄貴の「お前は自由でいいなぁ~」と言う台詞、自由か自由でないかなんか比較なんか出来ない上に、不自由だと思っている人生は、自分が選択したんじゃないかと、次男坊は思ったりする。

とある事件・・・もしもその場に自分が居たとしたら・・・、兄が嫌いになったら・・・いろんな場面を自分に当てはめてみると、ひょっとしたら、オダギリジョーと同じ事をしてたかもしれない・・・。それが次男坊の悲しいさだめなんだろうか・・・。

ま、男兄弟である人には、かなり共感持てる映画になっているような気がする。
逆に、女の子(姉妹の方の方がいいかな?)からみた感想を聞いてみたいな。

さんちゃん評価:4点(共感できるなぁ~)