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知っておきたいくすりの知識~かかりつけ薬剤師・薬局を選びましょう!

2021-03-26 10:38:55 | 日記
令和2年10月 厚生労働省 日本薬剤師会 発行
「知っておきたいくすりの知識」より

💊かかりつけ薬剤師・薬局を選びましょう!

 〇かかりつけ薬剤師・薬局の主なメリット
   ・同じような薬が重複していないか、飲み合わせの悪い薬が出されていないかをチェックします
   ・生活習慣を把握し、あなたに合った方法を提案することで、飲み忘れや飲み残しを防ぐことができます
   ・在宅での療養が必要になっても、薬の管理、説明を受けられます

 ポリフォーマシーとは
  単に薬の数が多いことではなく、それに関連した薬による有害事象が増えるなどの問題につながる状態のこと
  特に、高齢者では、生活習慣病などが重なり、
  治療薬や症状を緩和するための処方が増えてポリファーマシーの状態になりやすい傾向にあります。

  気になる点がありましたら、薬の服用などに関して自己判断せず、
  医療機関などで薬の処方を受ける際などに、必ず自らが服用している薬の情報を伝え
  医師や薬剤師などに相談するようにしましょう!


 〇処方箋は「かかりつけ薬剤師・薬局」にもっていきましょう!
   身近な薬局で信頼できる薬剤師・薬局を、
   あなたの「かかりつけ薬剤師・薬局」として選びましょう!

 健康サポート薬局をご存じですか?
  地域の皆様の健康の維持・増進を積極的に支援する薬局です。
  薬に関することに加えて、健康にかかわる様々な相談に乗ってもらえます。
  健康サポート薬局は、看板などで確認できるほか、インターネットで探すこともできます。
   (健康サポート薬局は、平成28年10月から始まったしくみです)
    詳しくは 「薬局機能情報提供制度」で検索

 薬局の認定制度が令和3年8月1日からスタートします!
  入退院時や在宅医療を含め、医療機関等と連携しながら対応する「地域連携薬局」と、
  がんなどの専門的な薬学的管理を医療機関と連携しながら対応する「専門医療機関連携薬局」といった
  薬局の認定制度

💊OTC医薬品を購入するときは、薬剤師や登録販売者に相談しましょう!
  
   不安なことや疑問がある場合には遠慮せずしっかり相談しましょう!
   OTC医薬品を使用して、体調が悪くなったり、標準的な期間使用しても効果が見られない場合には、
   速やかにかかりつけの医師や薬剤師に相談しましょう!

 ※登録販売者とは?
   都道府県が行う試験に合格した人です。一般用医薬品のうち、第2類、第3類医薬品を販売することができ、
   来店された方の相談に応じます。

💊副作用に注意しましょう!
  副作用とは、例えばアナフィラキシーや肝機能障害のような、薬の望ましくない作用です

  ※次のような方は、特に注意してください!
   ・アレルギーのある人
   ・過去にひどい副作用を経験したことがある人
   ・医師の治療を受けている人
   ・肝臓や腎臓など、薬の成分を代謝・排泄する臓器に疾患がある人
   ・ほかの薬も飲んでいる人
   ・妊婦の可能性がある女性、妊娠している女性、授乳中の女性
   ・高齢者


  高い所での作業や乗り物・機械類の運転操作をする人は、眠気などの副作用に注意が必要

  〇薬を使用して異常を感じたら、すぐに医師や薬剤師などの専門家に相談してください!
   自己判断で急に中止すると危険なケースがあります。
   相談するときは、「何という薬を、どのくらいの量・期間使用し、どのような症状が出たか」を説明できるように
   しておきましょう!

  ※PMDAのホームページで副作用を確認・報告
    PMDA(医薬品医療機器総合機構)のホームページでは、
    「患者向医薬品ガイド」で医薬品ごとに発生するおそれのある副作用を確認することができます。
    また、PMDAでは医薬品に関する電話相談のほか、
    患者さんからの副作用報告をホームページから受け付けています。

💊インターネットを利用した薬の購入には特に注意しましょう!

 ①一般用医薬品を購入するときの注意点
   インターネットで一般用医薬品を購入するときも、
   実際の店舗でで買うときと同様に、
   専門家がを使用する方に質問し、説明をしてから販売することになっています。


 ②海外サイトでの薬の購入は危険です
   海外サイトで購入(いわゆる個人輸入)する医薬品は、
   日本の法律に基づく品質・安全性・有効性の確認がなされておらず、
   期待される効果が得られなかったり、思わぬ副作用で健康被害を生じたり、偽造医薬品の場合もあります


  〇健康被害が生じた場合などに、公的な救済制度の対象にならない可能性があります
  〇薬を本来の用途以外で広告・販売していることもあります。
   副作用や健康被害に積ん上がる可能性があり、大変危険です!



  違法なサイトなどには要注意!
    インターネット上で医薬品の販売を行う届出の出ている店舗の一覧は、
    厚生労働省のホームページに掲載されいるので、
    購入衣装としている店舗が掲載されているか確認しましょう

  「あやしいヤクブツ連絡ネット」を確認!
    海外サイトでの医薬品の購入のリスクは
   「あやしいヤクブツ連絡ネット」などでお知らせしているので、よく確認しましょう。
    違法な販売サイトや違法な薬物などの販売を見かけたときは、
   「あやしいヤクブツ連絡ネット」または、都道府県の薬務主管課に連絡してください。


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冊子より注意してほしい所をかいつまんで紹介しました。

県大会後、メンバーの一人がかかりつけ薬剤師を選ぼうと
いつも言っている薬局の薬剤師の方に相談したそうです。
快くかかりつけ薬剤師になってくださり、
薬のことや健康のことについて相談しているそうです。
とても親切でありがたいと喜んでいました。

身近で感じのいい(個人差があるので自分の好みで)薬局や薬剤師の方に
「かかりつけ薬剤師になっていただけませんか」と声をかけてみましょう!

薬は症状を治療するためのもので、
健康を手にいれるためには、食事や運動、生活習慣などを改善していかなければいけません。
薬との食べ合わせや、薬と健康食品との関係など
一緒に飲むことを避けたいものもあります。

自分勝手に判断するのではなく、かかりつけの医師や薬剤師・薬局をもち相談しましょう!
「健康法を探すより、日々に張り合いや目標を見つけましょう。」と、
 故日野原重明先生もおっしゃっています。

日々の張り合いや目標を持ち、
健康寿命を延ばすために、
いや生き生きと暮らすために、
食事・運動・睡眠をコツコツと地道に継続して改善していこうではありませんか👍

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知っておきたいくすりの知識~薬は正しく使いましょう!

2021-03-26 10:02:40 | 日記
令和2年10月 厚生労働省 日本薬剤師会発行
「知っておきたいくすりの知識」冊子より

💊薬の種類
  大きくわけて2種類
  ①医療用医薬品  医療機関で医師・歯科医師がその人の病気、症状、体質、年齢などを
           考えて処方する薬
           薬局で処方箋により受け取ることができる。あなただけの薬です。
           症状が似ているからといって、絶対に他の人にあげないでください。

  ②OTC医薬品   薬剤師などによる情報提供をふまえて、症状に合わせて薬局などで購入できる市販の薬
    1)要指導医薬品 医療用医薬品からOTC医薬品に変更となってから比較的短いものや、劇薬が該当
             使用する際は特に注意が必要。薬剤師の説明を受けなければ購入できない
    2)一般用医薬品 リスクに応じて第1類~第3類に分類。
             購入するときや、薬に関して相談するときには薬剤師や登録販売者が対応します

💊薬の正しい使い方
①薬の説明書をよく読みましょう 
  必ずよく読んでから使用する習慣を身につけましょう。説明書は保存しましょう。
②薬を飲むタイミングを守りましょう
  食前 胃の中に食べ物が入っていないとき(食事の1時間~30分前)
  食後 胃の中に食べ物が入っているとき(食事の後30分以内)
  食間 食事と食事の間(食事の2時間後が目安)※食事中の飲むことではありません
  就寝前 就寝する30分くらい前
  頓服 発作時や症状がひどいとき

③薬を飲む量や時間を守りましょう 
  自分で判断せず医師・薬剤師などの専門家に相談しましょう

④薬の飲み合わせに気をつけましょう
  食品やサプリメントの中にも、薬との飲み合わせが悪いものがあります。
  必ず医師や薬剤師などの専門家に、今使っている薬やサプリメントなどを伝えましょう!

  一緒に飲むことを避けたほうがよい組み合わせ
    ・ワルファリン(血を固まりにくくする薬)と納豆、クロレラ食品
    ・眠気防止薬とコーヒー、エナジードリンクなどのカフェインを含む飲料
    ・カルシウム拮抗薬(高血圧の薬)とグレープフルーツジュースなど

⑤薬を正しく保管するための3つのポイント
  1.湿気、日光、高温を避けて保管
       有効期限が過ぎた古いOTC医薬品は未開封でも捨てましょう!
       医療用医薬品で飲み残しがある場合は、薬局に相談しましょう
       食品、農薬、殺虫剤などと一緒に保管しない
  2.子どもの手の届かないところに保管
  3.誤飲してしまったときの対応
       子どもが薬を誤飲した場合には、「子どもの状態」「薬の名称」「飲んだ量」を確認したうえで、
       すぐに専門の相談機関に連絡し、必要に応じて医療機関を受診してください
     「子ども医療電話相談」(休日・夜間)  連絡先 ♯8000(お住いの都道府県の相談窓口に自動転送されます)

⑥お薬手帳を活用しましょう
  「お薬手帳」は、医療機関や薬局を利用する際には必ず持っていき、医師や薬剤師などに提示しましょう
  スマートフォンなどで利用できる電子版お薬手帳もあるので、使いやすいものを選んで活用しましょう!

⑦薬を飲み忘れたときは
  飲み忘れに気がついたら、すぐに飲むようにしましょう。
  ただし、次の飲む時間が近づいている場合は、その分は飲まずにその次からいつものように飲みましょう。
  
  ◎2回分をまとめて飲んではいけません!
  ◎薬を受け取るときに、飲み忘れたときの対応方法を、専門家に聞いておきましょう!



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第46回石川県生活学校大会では、「健康寿命を延ばす~薬と健康食品を考える」をテーマに
県民意識調査結果を踏まえ講演を聞き話し合いました。

健康食品を聞かれなければ医師に伝えていない方が多く、
健康被害防止のためにも、医師や薬剤師に伝えることが大切と啓発していくことが必要と感じました。

講師の方からのいただいた冊子をもとに、
薬について知っていただきたいことを紹介しました。

「クスリはリスク」があるものだとのこと。
自分勝手に判断せず、医師や薬剤師に相談しましょう!

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