独立行政法人国民生活センター発行 国民生活2021.2
相談情報ピックアップ 第19回より
次々とメッセージが届いてやめられない
占いサイトのトラブルに注意!
相談事例
スマートフォンで「無料鑑定」の広告を見て占いサイトに登録すると、
鑑定士からメッセージが届き、私を守ってくれる「健康の徳」「人間関係の徳」「金運の徳」を
授けてもらうことになった。
しかし、無料鑑定期間内に「金運の徳」を授かることができず、その後、毎日のようにコンビニで
プリペイド型電子マネーのギフトカードを買い、メッセージを送るためのポイントを購入した。
支払いが難しくなり、鑑定をやめようとすると、「今やめるとやり取りがすべて無駄になる」と引き止められた。
また、鑑定士は病気で余命わずかとのことで、その師匠なども登場し、複数の鑑定士とやり取りした。
4か月で300万円を支払い。「だまされているのではないか」と家族に言われて目が覚めた。
返金してほしい。 (50歳代 女性)
問題点とアドバイス
消費者が占いサイトに登録したところ、
占い師や鑑定士を名乗るものから、自分だけに向けられた言葉と思わせるメッセージが届き、
興味を持ってやり取りを開始しています。
さらに、占い鑑定の結果が出る前に無料期間が過ぎると、その後メッセージを送信するために
有料のポイントが必要になります。
数字や記号、特定の言葉等を延々と送信させたり、
途中でやめたいと思っても言葉巧みに引き止められて支払い金額が高額になるケースがみられます。
①無料の占いだからといって個人情報を入力しないようにしましょう
インターネットやSNSの広告で「無料登録」「無料鑑定」などとうたう占いサイトでは、
登録後に有料のポイントが必要なやり取りへ誘導される場合があります。
また、メールアドレスを登録すると、別の占いサイトからもたくさんのメールが届くことがあります。
氏名や生年月日、メールアドレス等の個人情報は気軽に入力しないようにしましょう。
②占い師や鑑定士を名乗るものからメッセージが届いても安易に返信しないようにしましょう
占い師や鑑定士を名乗るものから「あなたは金運を持っている」など自分だ毛に向けられた言葉と
思わせるメッセージが届くことがありますが、
実際には同様のメッセージが多数の消費者に届いています。
やり取りを通じて有料のポイントを消費させる手口のため、金運や恋愛運等について
よい言葉が書かれていても、安易に返信しないようにしましょう。
③占い師や鑑定士の言葉をうのみにしてやり取りを継続しないようにしましょう
やり取りをやめたいと申し出ると「最後まで受けないと不幸になる」「今やめるのはもったいない」など
不安をあおる言葉などで引き止められることがあります。
相手の言葉をうのみにせず、きっぱりやめましょう!
またやり取りの内容は、トラブルになった場合に返金を求めるための証拠となるため、
スクリーンショット等をして保存しておきましょう。
*******************************************
12月24日にブログにも掲載した内容ですが、
さらに詳しいアドバイスがありましたので、再度紹介します。
心配や不安なことがあると誰かに相談したくなります。
占いをみるときは、そんな心が少し弱っているときかもしれません。
自分だけのために送られてくる言葉(実は誰にでもあてはまる言葉)に
心揺さぶられ、信じてしまうことがあるかもしれません。
このような心を巧に利用した占いサイトがあるんですね!
ここでも、最初は「無料」で誘導し、
次に相談者が欲しい言葉でその気にさせ、
金銭を要求し続け、やめようと思ってもなかなかやめられない状況にする手口。
どこでやめることができるでしょうか?
「無料だからといって個人情報を入力しない」で踏みとどまれればと思います。
たとえ誕生日や性別までは入れたとしても、
名前やメールアドレスを要求されるようならやめたほうがいいですね。
次のチャンスは、お金が必要だといわれたら(有料のポイント)やめましょう!
相談するときは、証拠となるやり取りを残しておくことが重要です。
「無料登録」「無料鑑定」には何かあります。
その理由について良く考えて行動したいものです👍
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相談情報ピックアップ 第19回より
次々とメッセージが届いてやめられない
占いサイトのトラブルに注意!
相談事例
スマートフォンで「無料鑑定」の広告を見て占いサイトに登録すると、
鑑定士からメッセージが届き、私を守ってくれる「健康の徳」「人間関係の徳」「金運の徳」を
授けてもらうことになった。
しかし、無料鑑定期間内に「金運の徳」を授かることができず、その後、毎日のようにコンビニで
プリペイド型電子マネーのギフトカードを買い、メッセージを送るためのポイントを購入した。
支払いが難しくなり、鑑定をやめようとすると、「今やめるとやり取りがすべて無駄になる」と引き止められた。
また、鑑定士は病気で余命わずかとのことで、その師匠なども登場し、複数の鑑定士とやり取りした。
4か月で300万円を支払い。「だまされているのではないか」と家族に言われて目が覚めた。
返金してほしい。 (50歳代 女性)
問題点とアドバイス
消費者が占いサイトに登録したところ、
占い師や鑑定士を名乗るものから、自分だけに向けられた言葉と思わせるメッセージが届き、
興味を持ってやり取りを開始しています。
さらに、占い鑑定の結果が出る前に無料期間が過ぎると、その後メッセージを送信するために
有料のポイントが必要になります。
数字や記号、特定の言葉等を延々と送信させたり、
途中でやめたいと思っても言葉巧みに引き止められて支払い金額が高額になるケースがみられます。
①無料の占いだからといって個人情報を入力しないようにしましょう
インターネットやSNSの広告で「無料登録」「無料鑑定」などとうたう占いサイトでは、
登録後に有料のポイントが必要なやり取りへ誘導される場合があります。
また、メールアドレスを登録すると、別の占いサイトからもたくさんのメールが届くことがあります。
氏名や生年月日、メールアドレス等の個人情報は気軽に入力しないようにしましょう。
②占い師や鑑定士を名乗るものからメッセージが届いても安易に返信しないようにしましょう
占い師や鑑定士を名乗るものから「あなたは金運を持っている」など自分だ毛に向けられた言葉と
思わせるメッセージが届くことがありますが、
実際には同様のメッセージが多数の消費者に届いています。
やり取りを通じて有料のポイントを消費させる手口のため、金運や恋愛運等について
よい言葉が書かれていても、安易に返信しないようにしましょう。
③占い師や鑑定士の言葉をうのみにしてやり取りを継続しないようにしましょう
やり取りをやめたいと申し出ると「最後まで受けないと不幸になる」「今やめるのはもったいない」など
不安をあおる言葉などで引き止められることがあります。
相手の言葉をうのみにせず、きっぱりやめましょう!
またやり取りの内容は、トラブルになった場合に返金を求めるための証拠となるため、
スクリーンショット等をして保存しておきましょう。
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12月24日にブログにも掲載した内容ですが、
さらに詳しいアドバイスがありましたので、再度紹介します。
心配や不安なことがあると誰かに相談したくなります。
占いをみるときは、そんな心が少し弱っているときかもしれません。
自分だけのために送られてくる言葉(実は誰にでもあてはまる言葉)に
心揺さぶられ、信じてしまうことがあるかもしれません。
このような心を巧に利用した占いサイトがあるんですね!
ここでも、最初は「無料」で誘導し、
次に相談者が欲しい言葉でその気にさせ、
金銭を要求し続け、やめようと思ってもなかなかやめられない状況にする手口。
どこでやめることができるでしょうか?
「無料だからといって個人情報を入力しない」で踏みとどまれればと思います。
たとえ誕生日や性別までは入れたとしても、
名前やメールアドレスを要求されるようならやめたほうがいいですね。
次のチャンスは、お金が必要だといわれたら(有料のポイント)やめましょう!
相談するときは、証拠となるやり取りを残しておくことが重要です。
「無料登録」「無料鑑定」には何かあります。
その理由について良く考えて行動したいものです👍
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