石川県新生活運動協議会・石川県生活学校連絡会~~~より良い未来へ、暮らしを見直す~~~

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 石川県金沢市平和町1丁目3番1号 石川県平和町庁舎内
 電話・FAX 076-245-6581

暮らしの安心・安全を求めて~~~かほく市生活学校連絡会

2015-07-30 09:54:59 | 日記
平成27年7月29日(水) 参加者 25名

安心して暮らせるまちづくり~高齢化と食生活のため、見学研修にでかけた!

視察研修①
 小規模多機能ホーム「きんめい」、グループホームやはた


 社会福祉法人 共友会の岩尾副理事長より説明を受ける


  グループホームをはじめてつくった経緯
   平成元年頃より、精神科で痴呆患者(当時)の問題を聞くようになる
   そこで、家族に休んでもらうための「入院」を開始した
   患者と付き合うことでわかってきたこと→1人ひとり皆違う症状がでる
                      いままで生活してきた「こだわり」が表面化する
                      「こだわり」を保障すれば問題行動が緩和され、安心して暮らせるのでは!
   老人保健施設は大規模なたま、個人個人への対応に限界が
   グループホーム「いろり」のたちあげ(最初にたちあげた平成8年 大聖寺)
    「認知症は何もできなくなった人ではない」ことを実感し、できることもたくさんあることがわかる

   在宅介護を支えるため、小規模多機能ホームに挑戦する(平成26年オープン)
   
   Q小規模多機能ホームはよいことだが広がってこなかった理由は?
   A市の計画にのっとってできるもの。市町の考え方次第!だが、経営的には不安定(利用するかしないかが決まっていない

   Q「だめといわないこと」がモットーと書いてあったが
   A経験から、認知症の方の行動にはその方にとっての意味があることを知り
    こちらの都合で「だめ」と言わないようにしようと決めた!

   Qだれもが安心して暮らせる地域づくりには
   A介護スタッフだけでは限界がある。行政や地域の方と一緒に「運営推進会議」を2か月に1回もっている
    地域の人との交流をいかにして行っていけるのかを話し合う!
    取り組んでいる結果をデータ化し広めることができるようにしている(関係省との協力を得ながら)
    高齢者の独り暮らし、認知症の二人暮らし、医療を受けている高齢者が増え、在宅生活を支える必要がある
     
 
  グループホーム「やたの」は平成17年に開所。現在は介護度3~4の重度な方が多いのが現状


視察研修②
 石川県立大学 「食の安全における残留農薬」

  食品科学科学科長 食品分析学 教授 農学博士 小西康子氏より講義を受ける




  消費者のとって農薬のイメージは?
   調査では、平成18年当初より、不安を感じる人が減っている 63.4%(H18 82.8%)
   不安の原因は、事業やの法令遵守や衛生管理が不十分 31%
          安全性について科学的な根拠に疑問  23%

   
  農薬のリスク評価とは・・・・リスク分析(リスクアナリシス)日本では2001年9月BSE問題以降の考え方
   食品安全基本法(平成15年5月23日)ができ食品安全委員会が設立された
    食品安全委員会がリスク評価し、行政がリスク管理する。また消費者とのリスクコミュニケーションを図ること

    消費者の責務は、知識を得て声をあげること!
 
  リスク評価の進め方は
   
   最少無毒性量(NOAEL)を推定し、安全係数(SF)をかけ、ADI(1日摂取許容量)を決める!

   基準値を超えた食品は回収され、流通・販売が禁止される!!
   たとえ、基準値を超えたもとが出たからといって、即害があるとは言えない
    難しい計算を披露し、その根拠を数値で説明される
   ポジティブリスト制(平成18年5月~)
    ①一律基準値・・・決まっていないものは0.001ppm
    ②対象外物質 65物質
    ③個別の残留基準の設置

   違反件数は、国産で0.01%、輸入も0.01%と変わらない

  ガスクロマトグラフィによる実験!
   使用が許可されている農薬を散布したきゅうりを
   翌日洗わずに検査し、3日間の変化を調べる・・・ADI以下の数値であることがわかった

  ルールを守ってつくっていると問題ない!
  信頼のおける業者より購入することが安心できのでは

  CG/MS装置を見学・・・数千万するそうだ!1回の検査には数万かかる



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小規模多機能ホームの重要性と良さが実感できた!
かほく市にもぜひ、このような施設があれば在宅にいても安心して暮らせることができると感じた!
ニーズがなければ施設はなりたたない。しっかり地域の方に知ってもらうこと!
地域支援事業の充実に向け声をあげていかなくてはと思った

人がする介護。技術や心が大切。対応していただいた岩尾さんたちの技術を多くの方に学んでほしいと思う
仲介していただいた施設長の「稲手信次さん」は、石川県生活学校大会で高齢社会を考える時の講師だった方だ!
とても人気がある講師だが、このような再開ができ嬉しく感じた!

小西先生の講義は大変わかりやすく、高価な機械まで見せていただき感激した!
国産が安全で、外国産は不安という誤解が少しは解けたのでは。

昼食は「ニ兎」(能美市)で、かえりにJA金沢市「ほがらか村 野田店」により買い物
加賀野菜ソフト(5種類の加賀野菜が入っている)抹茶ベースのくせのない味だった!

生活学校に入っているからこその視察研修だった!
よい学習の機会になった。今年度の市政座談会に提出する意見も固まったようだ!

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「くらしと税金」学習会~~~七尾生活学校

2015-07-27 14:29:33 | 日記
七尾生活学校の活動報告!!

7月7日(火)13:30~15:00 七尾市役所201会議室

翌日の北國新聞に記事掲される!


「くらしと税金~相続と相続税について~」
講師 石川県金融広報アドバイザ 税理士 野畠浩美氏


改正された相続税や贈与税についてや
また、来年1月から導入されるマイナンバー制度について学んだ


6月17日(水) 県政バスを利用し、石川県消費生活支援センター(しみ抜き実験をする)
         石川県立看護大学を研修見学
         39名参加

6月24日(水) 市内循環バス「まりん号」の調査
         実際に「まりん号」に乗車し、使い勝手について調べる

         改善点について洗い出し、七尾市企画財政課へ意見として提出する!!



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各市町にある市内循環バス・・・有効に利用されているのだろうか?

美川生活学校が数年前調査し、運行ルートなどの見直しについて
担当課と話し合い、見直しにいたったという経験を踏まえ
他の生活学校でも、見直し点検活動をしている

中能登生活学校や宇ノ気生活学校、そして今回は七尾生活学校
暮らしやすい地域づくりのために、市民の声をあげていくのも大切な活動!

声で変わる実感が得ることができれば、地域に関心を持つようになる
これは市町にとっても有意義なことではないだろうか!

より見やすく、使いやすくなるように願う!!

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スマホ普及に伴い、アダルトサイトや出会い系サイト、オンラインゲーム等に関する苦情相談の増加

2015-07-22 10:50:49 | 日記
「マイライフいしかわ 2015 夏号」が届きました!

石川県消費生活支援センター編集・発行のものです。

最新の情報を多くの方に届けるよう発行しています!!


アダルトサイトに関する相談が、2014年度にはついに過去最多の10万件を超えたそうです!!

手口で驚いたのは
 「業者の問い合わせ先に電話をしたら、支払うよう強く言われたので、焦って支払ってしまった」
 「請求画面が表示されると同時にスマホからシャッター音がして、写真を業者に送られたと錯覚されるケース」も


業者には決して連絡しない(個人情報を教えてしまい、業者から強く請求を受けることにつながる)
業者にはお金を支払わない(支払ってしまったお金を取り戻すことは困難です)

不安に思ったら、まず、最寄りの市町の消費生活相談窓口へ!!   消費者ホットライン  「188」へ!



石川県でも26年度苦情相談の約6割がスマホに関するものでした。
 アダルトサイトのワンクリック請求に関する相談が増えています

架空請求も前年度にくらべ1.6倍も増加
 パソコンに見知らぬ調査業者から「有料コンテンツ提供サービス会社会の通告を無視した。連絡がない場合は法的措置をとる」
 家族あてに「未払い金があり、放置すると簡易裁判所に訴状が提出される」などという郵便が届く

インターネット通信サービスに関する苦情相談の増加
 「工事費無料」「月々の料金が安くなる」などの電話がかかってくる
 
  書面等により十分な説明を受け、よく理解したうえで本当に必要かどうか慎重に考えて!!
  ※電気通信の契約は、特定商取引法のクーリング・オフは適用されません!ので、不要な場合は「きっぱり断る」


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スマホやインターネットの普及で便利になりました
知らぬ間にクリックしていたなんてこともあるでしょう!
困ったときは一人で悩まずにまず相談!!

思い込みや勝手な解釈は相手の思うつぼ!!

最近家のパソコンに、「ウィルスを除去しないと危ない。無料ですのでこちらからインストールを!」といったものがでる
調べてみると外国からの悪質な広告らしい
無視をしているが、セキュリティ対策をとってはいるが、広告そのものはウィルスではないので引っかからないそうだ

ついつい、面倒だから無料ならやってもらおうかな・・・って思ってしまう!
これが危ない!!

どこにでも「騙される」理由は存在する
自分は大丈夫では済まない時代なのだ!!

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平成27年度 地区別研究集会(加賀)~~~平成27年7月16日(木)13:30~15:30

2015-07-21 14:04:03 | 日記
野々市市文化会館フォルテ 小ホール  参加者 81名 (加賀地区担当校 野々市生活学校)

課題「環境保全」 テーマ「誰もができ効果ある地球温団化防止活動」

ねらい
  昨年度金沢地区別研究集会で、地球温暖化防止には、抑制効果が大きいところから見直し実践する
 ことが大切だと学びました。
  石川県生活学校連絡会では、暮らしを見直すきっかけとして「省エネ・節電アクションプラン」に取り組み、
 メンバー以外の方にも広めてきました。
  本研究集会では、昨年度に引き続き、誰もが実行でき効果がある地球温暖化防止活動を学び、より多くの人に
 広めていけるよう協議します。


開会あいさつ 石川県生活学校連絡会 会長 本恵



来賓あいさつ 野々市市長 粟  貴 章氏
       石川県新生活運動協議会 常任理事 新村健了氏

粟市長からは
生活の知恵を伝えていく役割をはたしている生活学校に対して
地域の教育力を高めるためにも
地道な取り組みこそが、今後も大事な取り組みであると誇りに感じて継続してもらいたいと言葉をかけていただいた



報告説明   石川県の取り組み「省エネ・節電アクションプラン2015について」
       石川県環境部温暖化・里山対策室 専門員 田形春美氏

エコチケットの制度を導入してkら、家庭版ISOに取り組む家庭が増え
昨年度 24072世帯に達した。県の計画を1年前倒しで達成できた!

一般家庭に比べて、4.2%(平成26年度)の節電効果が高いという結果が出ている
さらに、多くの家庭で取り組んでいただくため
今年度は、地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金を活用し、プレミアムクーポンを配布することにした(1000円分)

いしかわクールシェアやエコライフ応援サイトをオープンしたこと。いしかわ環境フェアの開催など報告された




講演     「じぶん発 なかまと共に 地域を変える手立て」
      講師 環境カウンセラー
         金沢エコライフくらぶ  代表 青海万里子氏

生活学校運動の強みと弱みをに触れ、今後の活動に向けた具体的な提案があった。
広めるためには、各世代のニーズを研修し、それにあった誘い方や活動の提案を行うこと
他団体と連携しやっていくこと
情報発信がまだまだ足りないので、マスコミ等を活用していくこと
テーマをもって数年やってみる(実験)。成功結果がでれば、それをもとに地域に広げる「しくみ」を作る
地域の中でゆるくつながりながら助け合える関係づくりを目指す!
緩和策(防止策)と対応策の両方を進めていく!・・・防災+減災

具体的な活動を紹介していただき、今後の活動に大いに参考になった


質疑応答

講評     石川県新生活運動協議会 常任理事 新村健了氏

省エネ・節電アクションプランの効果や県庁職員のマイカー自粛デーの削減効果の例をあげ、
1人ひとりができることから始めていくことが大切で、そのために行っている生活学校の活動が大事な活動であると自覚し
地域のもどって伝え、生活をよりよくするようすすめていってほしい!!



閉会あいさつ 野々市生活学校 代表 虎井紀美子

より多くの人に広めていくことが大切。楽しさも味わいながら満足感がもてる活動を続けていきたいと締めくくった!



大会時には、消費者トラブル防止のための情報提示をしています
食品ロス削減全国運動も展開中です!!




受賞したベスト消費者サポーター章と地域環境保全功労者表彰を展示!
野々市生活学校のみなさんが、飲み物と飴を用意してくださいました



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粟市長さんは最後まで同席された!あいさつといい、関心をよせていただいた姿勢といい
他の地区からきたメンバーさんにも高評価でした!!
野々市生活学校のみなさんの日頃の活動の成果ですね
会場にお茶や飴を用意していただいたり、朝から会場づくりお疲れ様でした!
たくさんの方が台風が迫る中参加し、熱心に学ぶ態度に
生活学校メンバーの意欲を感じました!!

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平成26年度「食料・農業・農村白書」「森林・林業白書」「水産白書」に関する説明会

2015-07-17 13:37:00 | 日記
平成27年7月15日(水) 13:00~16:30 石川県文教会館 401・402会議室

北陸農政局より呼びかけがあり北陸ブロック説明会にでかけました。石川県生活学校連絡会から3名参加しました。

挨拶 北陸農政局 局次長 長田 朋二  毎年5月末に公表があり、関心と理解が深まるよう説明会を開催している



○「食料・農業・農村白書」の説明及び質疑等
  農林水産省 大臣官房政策課情報分析室 課長補佐 滝沢 将史


  農村における人口は減少しているが、田園回帰の動きもある
  食料自給率の目標を45%に変更したことや、飼料自給率の目標を40%としたこと
  食料自給力指標をつくったこと
  

○森林・林業白書」の説明及び質疑等
  林野庁 林政部企画課 係長 森 美映子

 
  映画「WOOD JOB]効果で「森の仕事」が注目された
  「山の日」8月11日に決まったこと
  第1章は特集章で、第2章からは実務に役立つような資料になっている
  林業従事者数は近年下げ止まりの兆しで、高齢化率21%で高いものの、若年者率(35歳未満)も18%まで上昇


○「水産白書」の説明及び質疑等
  水産庁 漁政部企画課 課長補佐 武田 行生


 漁業資源の持続的な利用にむけ、現状と変化が書かれている
 漁業資源は変化してきて、すべてが悪いわけではない
 藻場や干潟の面積が減少し魚種に大きな影響を与えている
 漁業以外に人間の活動による影響も大きい(廃棄プラスチックや油・化学物質による汚染など)
 海洋の酸性化が進行している!


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あいかわらず長い説明だった
白書に係った人が直接話をしてくれるので興味深いものの
長い白書の中から要点をまとめるのも一苦労している感じだ
聞いているほうも忍耐がいる

ただ、水産や林業に若い人が従事してきたという嬉しいニュースも聞けたこともあり救われた

地球温暖化は海洋にも影響を与えていることや
廃棄プラスチックの被害を聞くと
温暖化防止活動を進めていかないといけないと改めて思う!!

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