子ども安全メールfrom消費者庁 Vol.505(2020年5月28日)より
屋外・屋内にかかわらず、子どもの熱中症に注意しましょう!
消費者庁には、医療機関※から、子どもの熱中症に関する事故情報が寄せられています。
※消費者庁は国民生活センターと共同で、
平成22年12月から、医療機関(令和2年4月末日時点27機関が参画)から事故情報の提供を受けています。
医療機関ネットワーク事業
事例1
昼前から祖父の家の
サンルームで遊んでいた。昼過ぎから
腹痛、おう吐1回、発熱、頭痛、
体の痛みがあったため、救急外来を受診した(5歳)
事例2
友達の家に遊びに行き、
暑い室内でゲームをしていたところ、徐々に
頭痛、寒気を認めたため、
帰宅した。保護者が熱を測ったところ、38.2℃であった。
本人が
悪寒を訴えていたため、救急外来を受診した。(9歳)
子どもは体温調整機能が十分に発達していないため、
屋外・屋内にかかわらず熱中症を防止するため、以下のポイントに注意しましょう!
〇
子どもの様子を十分に観察しましょう。
顔が赤い、ひどく汗をかいているなど、子どもに異変がる場合には、涼しい環境で十分に休息させましょう。
〇
こまめに水分や塩分を補給し、特に遊びの最中には、
定期的な休憩を取らせましょう。
〇通気性の良い服を選ぶなど、
外出時の服装に注意し、
帽子も忘れずにかぶらせましょう。
〇日ごろから、
栄養バランスの良い食事や適度な運動を通して、
暑さに負けない体づくりをしましょう!
めまいや頭痛、吐き気など、熱中症が疑われる症状がある場合には、
まず、涼しい環境で十分に休息させ、
症状が改善しない場合には医療機関を受診しましょう。
消費者庁のチラシより
熱中症とは?
温度や湿度が高い中で、体内の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れ、
体温の調整機能が働かなくなり、体温上昇、めまい、体のだるさ、ひどいときにはけいれんや意識の異常など
様々な障害を起こす症状のことです。
家の中でじっとしていても室温や湿度が高いために、体から熱が逃げにくく熱中症になる場合がありますので、
注意が必要です。
熱中症の予防のポイント
〇
部屋の温度をこまめにチェック!
普段過ごす部屋には温度計をおくことをお奨めします
〇室温28℃を目安に、エアコンや扇風機を上手に使いましょう!
〇
のどが渇かなくてもこまめに水分補修!
〇外出の際は体をしめつけない
涼しい服装で、日よけ対策も!
〇無理をせず、
適度に休憩を!
〇日ごろから
栄養バランスの良い食事と体力づくりを!
熱中症により、毎年約4万人以上の方が救急搬送されています。
平成30年は約9万5千人の方が搬送され、平成20年の調査依頼過去最多を記録しました。
昨年は約7万1千人でした。
熱中症による緊急搬送者増加の要因として、気温や湿度の上昇が関係していることが分かっています。
特に、梅雨明け前後の暑さには、最も注意が必要です!
消防庁が作成した
全国版緊急受診アプリ「Q助」や「救急利用リーフレット」には
救急車を呼んで、一刻も早く病院へ行く必要のある状態や、症状についても紹介しています。
当てはまる場合は、急いで119番しましょう!
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今年は例年より暑い日が多くなるとのこと。
熱中症に注意が必要です!
今回は子どもの熱中症注意の紹介でしたが、
緊急搬送者の約5割は高齢者だそうです。
熱中症による緊急搬送者のうち、約4割は入院が必要とのこと。
また、約4割の人の事例が住宅(敷地内すべての場所を含む)で発生しています。
室内でも注意が必要ですね!
高齢者はのどの渇きや暑さを感じにくく、汗をかきにくくなっています。
体温を下げるための体の反応が弱くなっており、
自覚がないのに熱中症になる危険があるそうです。
のどが渇かなくても水分補給をし、汗をかく運動をして予防しましょう!
どちらにしても、日ごろから栄養バランスの良い食事をすることが大切ですね!
私たちの体は食べるもので出来ています。
バランスよく食べ、適度な運動し、睡眠(休息)をとる・・・基本なんですね![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/good.gif)
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